ロープワーク
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消防団員たるものロープワークは必須の知識。また、アウトドア、登山、釣り等、いろいろなシーンでロープワークは利用されています。

以前、漁業関係の博物館へ行ったところ、多種多様の結び方が紹介されていました。さすがに漁師さんは、「結び」はプロだなあと実感した次第です。また、登山では「結び」は命に関わるので、大変重要です。消防団員はそれほど「結び」に直面することはありませんが、それだけにいざという時、スムースに結べない可能性が高いと思われます。その場に応じた結びができるようにときどき練習しておくことが肝要かと思います。
ここでは、主たる結び方をいくつか紹介します。

結びの考え方結びに関する基本です。ここからお読み下さい。

コブ(結び目)をストッパーにするタイプ
「止め結び」 ほかの結び方の補強としてよく用いられます。
「8の字結び」 止め結びよりも、大きなコブを作れ、ほどきやすい。
ロープとロープを結束させるタイプ
「本結び」 かた結びともいいます。私は、かた結びで覚えていました。
「つぎ結び」 太さの違うロープを結ぶときなどはこの結びを使うことになります。(団員必携では二重つぎ結びを「二重つなぎ」と表記しています。)
柱や木などにロープを結束させるタイプ
「巻き結び」 消防団員必修の結びです。「もやい結び」と共に操法にも使われていますね。
「ひと結び」と
「ふた結び」
ひと結びは、半(はん)むすびと聞いたこともあります。
ひと結びは、「もやい結び+ひと結び」など、結びの強化によく使われます。
「ひばり結び」と
「プルージック」
ループ状(輪)のロープで使うことが多い。
プルージックはひばりの応用。
ループ(輪)を作って利用するタイプ
「もやい結び」 消防団員必修の結びです。
「二重8の字結び」 信頼性はもやい以上。登山でも利用されます。
「よろい結び」 ロープ中間に輪を作れます。ややテンションに弱い。
「バタフライノット」 ロープ中間に輪を作れます。テンションに強い。(団員必携では「蝶結び」と表記)
テンション(張り)をかけるタイプ
「自在結び」 今は専用止め具があるが、昔はこれでテントを張ったそうです。
「トラッカーズヒッチ」 トラックの荷を縛るときによく利用される結びです。

なお、私の持っている本に、「使えるロープワーク」(「大泉書店」発行、「太田潤」著、950円)があり、ページ作成の際、参考文献にさせていただきました。求めやすい値段に見易い内容です。他にも役に立ついろいろな結び方がいろいろ載っていますので、興味のある方はお勧めします。


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