以前にご紹介した色収差補正法は、RGBチャンネルのサイズを変更する方法であったため、補正部分がぼやける場合があった。 今回、このぼやけを回避するため、マスクによる補正法を考えてみた。 右の画像の黄色枠部分を等倍拡大したのが、下に示した作例の色収差サンプル画像である。 なお、画像データーは S7000(富士製デジカメ)で作成され、画像サイズは 2848×2136 ピクセルである。
Step 1
1 背景コピーをオーバーレイモードにする。 2 「不透明度」にて補正量を調整する。
一言RAW データーなどの RGB 合成前なら倍率色収差の補正は容易だが、一度合成されてしまうと、輝度成分の処理が絡み難しくなる。今回の方法は輝度成分に影響を与えないよう考慮したものだが、大量の補正を加えるとシャープネスを失う場合がある。そのような場合は、補正したチャンネルのみ極少量のシャープを施すと良い結果が得られる。