リリースした魚のその後
最近、Hさんからこれらの疑問についてのメール情報をいただきました。 Hさんはクロダイ釣りを楽しむだけでなく、自宅で釣った黒鯛を飼育されています。そのため魚を極力傷つけないように気を付け、スカリも改造して使っておられます。さらにお仕事は調理師とのことでお店の水槽でも黒鯛をはじめ色々な魚を飼われており、数多くの魚を捌いておられます。 このように魚について精通されているHさんが実際に観察した情報は説得力がありますのでここで紹介させて頂きます。Hさん、ありがとうございます。 |
1.飲み込んだ針
私は5cmくらいから30cmくらいのチンチン、カイズを自宅で飼育しています。釣ってきたチンチン、カイズの中には針を飲み込んだものもいましたが、ほぼ100%自力でおしりから出します。それも針先の方から器用に出します。
ほぼ100%と書いたのは飲まれた針を無理に外そうとして、傷つけてしまった物は死んでしまいます。口の奥に針が見えていても無理に外すより、すぐにハリスを切ってあげた方が魚へのダメージは小さいと思われます。 |
2.タグ |
3.粘膜の傷 |
*魚の生命力の強さと意外な弱さがHさんの情報によって明確に判りました。人が考えるダメージと実際に魚が受けるダメージにはギャップがあるようです。これらの点をよく考えてリリースしたいものです。タグ&リリースは純粋な学問としては必要なのでしょうが、普通の釣り人がいい加減な気持ちでやるのはやめた方が良いと思います。 |