連想ゲーム
<人 数> 何人でも。
<隊 形> テーブルを4人くらいで囲んで、そのメンバーを1チームとして行う(個人戦でもかまわない)。
<準備物>
ペンと紙
ホワイトボード
<内 容>
設定した課題(例:海、名古屋など)から連想する「こと・もの」をたくさん答える。
<進め方>
- まず、ホワイトボードに例として「ひまわり(季節や地域に合わせてもらえばいい)」をあげ、この言葉から連想する「こと・もの」をみなさんに聞く。
- 「黄色」「太陽」「ゴッホ」などいくつか答えてもらう。そのときにこれは答えと違うということ。例えば、「ひまわり」から「夕焼け」(みなさんの意見を聞きながら判断していって欲しい。)はちょっと違いますよねー。ひまわりといえば昼間の太陽のほうが似合いますよねーみたいなことを言っておく。
- では、みなさんただいまから本番に入りたいと思います。1問目の課題は「海」です(もし、波の音のCDとかをかけることができるとイメージしやすくなるかもしれません)と伝える。
- 「たくさん連想する言葉をあげてください。あげていただいた数だけそのまま得点になります」と伝える。
- なかなかイメージしにくい場合は、「色や生物などなんでもいいですよ」というような言葉がけを行う。
- ほぼ出揃ったら答えを聞いてみたいと思いますと伝える。チーム毎にまず1つずつあげてもらう。時間があれば全部聞いてもいいが、なければ2まわりくらいしたら、「これは言っておきたい」というのはありますか?というような質問をする。
- そして1問目の答えの数をかぞえてもらう。
- 続いて2問目。課題は「名古屋」です。ただし今回はちょっと得点に差をつけます。他のチームがあげないことを連想した答えは「3点」としますと伝える。
- それでは、たくさん「名古屋」から連想してください。
- 出揃ったら1問目と同様に聞く。ただし、出した答えを他のチームが連想しているかを聞きながら行う(ホワイトボードに、○○、1点 □□、3点 というように書いていくとわかりやすい)。
- そして合計点を聞き、最多得点のチームが優勝である。
<ポイント>
- 生活に密着した課題を設定することで、イメージしやすくする。
- イメージしやすくするために、CDなどがあれば「波の音」「鳥のさえずり」などをかける
- 喉のところまで言葉が出てきているが、言葉にならないことが多いので、少し時間をかけておこなうといいだろう。
- 支援者は利用者さんの連想した言葉に、「どのような理由から連想したのか」「なにか思い出とかありますか」といったことを聞いくと展開が広がっていいだろう。
- 特に連想するのはそれぞれのご利用者さんからの経験に基づいている。それが今後の生活史レクにつながっていく。そこを支援者はひろって欲しい(例:「山」という課題だと、みなさんそれぞれに昔に行ったことのある山をあげられるので、その旅行にはどんな思い出があるのか・・・みたいなことです)。
<別の展開>
- 課題から連想することは同じだが、円形で座る(マイクみたいなものを用意する)。
- 制限時間(制限時間は曲をかけたり演奏したりして、その曲の流れている間とする)をもうけ、順番にマイクをまわしながら1人1つずつ言っていく。
- 曲が終わったときにマイクを持っていた人が、負けになるといった展開にする。
- 罰ゲームをするなら、なにか歌を歌ってもらうとか、周りの方もフォローできるようなことにする。