劇団110SHOW番外公演
「ランナーズ・ハイ −・・・ッテイウカ デキチャッタ」
今回は劇団110SHOW、初の、アトリエ公演です。
アトリエ?と言うことは稽古場で展開するのが本筋か?な?とお考えの向きもあるとは存じますが、金沢市民芸術村ドラマ工房っていうところは本来ならば「稽古場」なんですね。
そこを2週間お借りして照明や音響も含めてオモチャしてみたいって思ったんですね。
いつもは最大限、お客様のためにがんばっている劇団110SHOWですが、たまには自分たちのために芝居を打ったっていいじゃないのかなっということなんです。
お客様は、木戸銭1000円をお支払いいただければいつもとは違う「レアな・・・」と申し上げれば聞こえはいいが、一歩間違えれば「つたない」「未完成な」となってしまう。
もちろん最初っからおもしろくないことをやるつもりは毛頭ありません。
劇団110SHOW目一杯行きます。
ただ、剛速球一本槍ではなく、剛速球を投げるつもりで「蚊の止まるようなスローボール」を投げ込んでみたいのです。
新しい面白味を皆様と一緒に開発したいのです。
また今回は託児所は有りませんが、こんな機会でもないとなかなかできないこともいくつも試しています。
まず、1週間のロングラン。
普段仕事を持ちながらの公演活動はなかなか公演回数を稼げず、お客様の前で演じる事による役者の成長というものが期待できません。
そこで今回は21日から23日の平日公演では初のレイトショーとしてpm8:00〜お芝居を始めます。
これで、劇団員も仕事を定時に終えてくれば充分皆様のお越しに間に合うという寸法。
「それじゃ終わりの時間が・・・」と心配な方のために、1時間くらいで終わるショートなストーリーでお迎えいたします。
これならば、とりあえずのぞいてみても苦にはならないだろうということです。
ゆっくりとご飯を食べてからご覧になり、終わってから「れんが亭」で一杯やるもよし、さっさと帰るもよし。
お芝居をやっている連中を肴にその夜を、できるだけ長く、皆様なりに楽しんでいただければ、それは私どもにとっても幸せです。
それはまさに幸せです。わざわざ足を運んで芝居を観ていただけて、勉強させていただけて・・・ま、当然、こういった密やかな幸せは密やかに楽しみたい。ということで、今回はダイレクトメールだけでお客様に情報を流布しようと考えました。プレイガイドでの前売券や当日券は発行する予定は今のところありません。そんな110SHOWの新しいものに挑戦する気概と若い息吹を感じていただければ幸いです。
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高田伸一 |