加藤家の子育て10箇条(1999年初春版)
- 「教育」とは、子供の可能性を阻害しないことである。
- 子供を、親や社会が望む「鋳型」にはめ込むことではない。
- 育児とは、親が育て方を学ぶ場であり、親が成長するチャンスでもある。
- 親は誰でも初めは「子育て初心者」である。従って、「子は我が師」という謙虚な気持ちが必要。
- 4歳児も、一個の人格として認め、大人扱いする。
- そもそも一個の人格を他人が思い通りにできるはずがない。即ち、親の思い通りにはならないという前提に立ってつきあわなければならない。
- 思い通りにならないからといって、怒ってはいけない。いらいらしてはいけない。
- 自主性を育てよう。自己責任原則を貫こう。
- 選択肢を提示し、自分で決めさせよう。自分で決めたことには、責任を負わせよう。
- 感情的に怒らない。教育的に「叱る」。
- 「○○しなさいよー」「××をやりなさいよー」の「よー」は余分。
- 「誉める」が7(割)で、「叱る」が3(割)。
- それ以上「叱る」割合が増えると、「叱る」効果が、薄くなるばかりか、害になる。効果的に「叱る」ために、日頃から「誉める」ところ探しの努力が必要となる。
- 「虻蜂取らず」にならないように
- しつけの優先順位をつける。重点課題を集中的にしつける為、枝葉は時には見過ごす事も必要。同時に努力できる約束事は、多くて3つまで。少なければ少ない方がよい。
- 郷にいれば郷に従え
- 公共の場へ出たとき、よその家に遊びに行った時などは、先方のローカルルールが優先される。これは、「人に迷惑をかけない」にも通じる考え方である。
- 過ぎたるは及ばざるがごとし
- 介入する(ヒントを出す、注意をする等)タイミングが分からない時は、手を出さずほっておく方がよい。「自主性を育てる」「自己責任原則を徹底する」という方向に合わせて。
- 遊び方に口出しをしてはならない。「正しい遊び方」などない。
- 遊んで良い場所、遊んでよい時間、禁止事項を理解させた上で、遊び方は本人に任せる。遊び方に口出しをする事は、本人の創造性の発育を阻害することになる。
1999年1月3日起草 1月16日更新
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