
其の19
1998.05.23(土)
香水瓶
| 部屋の整理をしていたら、以前、エジプトを旅した際に買った香水瓶が出てきました。
お土産用に余計に買ったものの残りです。非常に薄い硝子製で、よく壊れないでいたものです。
ふわふわしているのでは無いかと思うほど軽くて薄く、繊細な作りの瓶。しかし、小さいけれど
細工は綺麗。蓋がスポイトの様な形をしているので、これで香水を使う分だけ取るのでしょう。
この香水瓶とは別に実際の香水が入っている、実用的な形の瓶が二つ。片方は女性向けの香水、『ロータス』、
もうひとつは男性向けの香水『ツタンカーメン』。蓋を開けなくても、瓶に鼻を寄せると、懐かしい
エジプトの香りがします。『ロータス』の方がよりエキゾチックでエジプトの香りに思えるのは、
女性が本来身に纏う香りだからでしょうか?アルコールの入っていない、まさに香水なのですが、
優しい香りです。他に、『ネフェル・ティ・ティ』、『ハトシェプスト』といった古代エジプトの有名な
女性の名のついた香水を、香水屋の少年は出してくれました、どんな香りだったか…? 有名なデル・エル・バハリのハトシェプスト女王の神殿のプント交易の壁画の、プントから運び込まれた 貴重な品々の中でも特に重要なものとして、乳香、ミルラ(没薬)、香木、香料、香草が見られ、 古代エジプトでは香りへの関心が古くから高かったと言われています。 また、花の香りでは、手元の香水の名でもあるロータス(蓮)の花の甘い香りがこのまれ、宴会の席でロータスの香りをかぐ人々の姿が壁画等にあらわされたものが多くみられるということです。 |
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