エジプト徒然草
 
其の28


1998.08.25(火)
先週のNHK


 先週録画したNHKのETV特集のビデオをやっと日曜に見ることができました。

 淡々とした語りの中、次々、スカラベだの、壷だの、おもしろみのある遺物が見つかっていきましたが・・・きっと、あの発見と発見の間は、長い間(ま)があるのだろーなぁと思いながら見ておりました。

 この遺跡が誰によって建てられたか、どんな意味を持つものなのか?

 その謎を解くヒントは、膨大な作業量に対して、本当にささやかに思えました。しかも、いろいろな人物名が出てきてしまうというのも大変そうでしたね。でも、このダハシュールの発掘の結果、アマルナ時代や、ツタンカーメンの時代の出来事がもっと分かったら嬉しいです。一番興味を持っている時代なので。(ただのエジプト・みーはーらしさが醸し出された意見^^;)

 しかし、ああいう映像を見ていると不思議な程、心が揺さ振られます。喉が乾いて水が欲しい様に、あの景色の中に入りたくて仕方が無い・・・
 「アイワ!!」とか「ヤッラッ!!」とか、妙に”R”に巻き舌の入るエジプト英語とかミナレットから落ちてくる祈りへの呼びかけとか、ドカドカと独得のリズムでうち慣らされる太鼓の音とか、そんなものが恋しいです。

 ちょっと感傷的な気分。

INDEX
BACK GO

HOME 『Chaos Panic』のホームページ   『エジプトのこと』のホームページ

Mail このページについての、ご意見、ご感想は下記まで

(mizuchi@roy.hi-ho.ne.jp)