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あまり他力本願なことばかりしているのも悪いかな、とちょっと反省しまして。なんだかもう、まるで笑点のような様相を呈してきておりますが、実際、笑っていただければ嬉しいので、いいかと思ってます。 はい、そんなわけで今回はアリス語火村語の三段活用。同じ意味の質問をされても、訊いた相手が違えば、当然答えも変わってくるというもので。質問のほうまで変換活用するとややこしくなるので、まぁ、そういう訊き方はアリスも火村もしないかな、というものもそんなような意味の質問だったと寛大に判断してお読みくださいませ。質問は太字で、( )内が質問者となっております。 「金の斧と銀の斧、どっちがあなたのですか?」 (あまり親しくない仕事関係者)&(初対面の警察関係者) 「はぁ。どっちも私のとちゃいますけど」 「それが凶器だったわけでしょう。どっちも私のじゃありませんよ」 (ファンの女性)&(英都大学の学生) 「あれ、読んでくれたんですね。どうも、ありがとう」 「普通の斧。先生は、おくゆかしい性格だからな」 (火村&アリス) 「両方俺のや」 「『俺を試すな!』って、言って欲しいのか?」 「実はわたし(俺)未来人なんです」 (金井八重子)《って、誰? というかたは、きんぽうげの「White Breath」「4/2発行の新刊」をお読みいただければと思いますが、とりあえず説明しますと、つまりは御手洗&石岡と火村&アリスが同一世界に存在しているパロディ小説のシリーズに登場するオリキャラです。毎度手前味噌ですみません》 「そらもう、未来人どころか宇宙人やろうが、地底人やろうが、驚きませんよ」 「なら、早く未来に帰ったらどうだ?」 (初対面の同業者:アリスなら推理作家。火村なら探偵じゃなくて学者) 「そらまた、奇抜な設定ですね。こんどは、SF小説も手がけられるんですか?」 「残念ながら、うちの大学には病院は併設されてませんから、よそを当たってください」 (火村&アリス) 「また、なんかよからぬことを企んどるんやろ? ベッドでそんなこと言い出して、変なことすんなや」 「そりゃあ、そうだろうよ。古代人や、そこまでいかなくても江戸時代あたりの人から見れば、立派におまえも俺も未来人だな」 「ちゃうって、西暦3000年から来たんや!」 「あと、千年もキリスト誕生が歴の基準になってるって、どうして手放しで信じられるかな。おめでたいな」 「今まで2000年も西暦がまかりとおってきたんやぞ。これからだって、きっとそうやって思っても、別におめでたいってことないやろ」 「語るに落ちたなアリス。本当に3000年から来たんだったら『きっとそうやって』じゃなくて『実際にそうなってる』って言い切れるはずじゃねぇか」 実は、あとふたつほど質問を用意していたのですが、書いてみたら長くなってしまったので、それはまた次回まわしにしたいと思います。 (2000.2.19) |
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第7回へのご意見は、また後日UPしますので、掲示板のほうへどしどしお寄せくださいませ。 |
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案外早く更新出来るじゃん。と、自分に感心しつつ前回の続き。また海月さんからいただいたお題でいかさせていただきます。 その5 「一晩くらい語り明かせばええんちゃう? ミステリの話とか、トリックの話とか、好きな探偵の話とか」(アリスはそこまでオタクじゃない? いいの。そのほうが可愛くて好きだから) その6 「どれも選ばねぇよ。けど、ゴキブリや蚊なんて選ぶ気がなくても普通に夏になったらいるんじゃんぇのか?」(そうか。そうして考えてみると、みっつとも夏の風物詩? なんか違うか) 「そら、もちろん幽霊やろ。ネタになってラッキーやないか」 その7 「俺に苦手なもんなんかないぜ」(この際、熱いお茶とか、アリスの涙とか言わないでね。いや、アリスの涙は好んで見たがる可能性もあり?) 「夏は暑いのが苦手やって思うし、冬になると寒いのが苦手な気がするわ」(というのが小市民的感覚だと思うんですが、どうでしょう? アリスだったらも少し面白い回答をくれるような気もするんですが、所詮関西人ではない私には、あんまり面白い答えが思い浮かばないのでした) なんか、今回いまいち面白くない気がするので、おまけ。 「人間は哺乳類だから恒温動物と言って、外界の温度差に関わらずほぼ一定の体温を保つことが出来るんだ。だけど、それも限度問題だからね。極端に高温でも低音でも、体調を損なうものだよ。つまりどちらが苦手かというのは、どちらがより常温との温度差があるか、それによるね」 さて、これが面白いかどうかはさておき、誰の台詞でしょうね。一応、私はキャラを想定して書いてますが。誰だか、想像してみてください。(って、解りやすいかな? それとも思い込み激し過ぎ?) (2000.1.30) |
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第6回についてのご意見は、別頁にUPしました。こちらへどうぞ |
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このコーナーもかなりマンネリ化してきましたので、今回は少々、趣向を変えてお送りいたします。 今までは、同じ台詞をそれぞれ火村とアリスに喋らせてみるとどうなるか、ということをやってきましたが、今回は、同じ言葉に対して、二人はどんな風に答えるのか、というのでやってみたいと思います。今回の、質問提供は海月さん(いつもありがとう )です。 その1 「俺が生まれるまえにとっくに沈んでる船だろう? いつどうやって見ろってんだよ。それに、そんなもん見て面白かったり泣けたりするわけないだろうが」(ボケすぎっすか?) 「テレビでやったら見ます。もうすぐやないかな」(ファンが相手だと普通の敬語になっちゃうんですけどー) その2 「そらやっぱ、あれやろ。ハンバーガー三個食べられたら、飛行機のチケットがタダになるんやろう」 「バカ。乗ってから食べたって、もう払った後じゃねぇかよ。そうじゃなくて、松坂投手の自慢話のひとつを採用しただけだろ。なにせ、CM出演に何社も揃っての争奪戦だったって話だぜ。長く契約してもらうための、ご機嫌取りってやつだ」 「なるほど、でもですね。甲子園出場経験や150km以上の剛速球とハンバーガー三つが同レベルの自慢話というのはいかがなものかと・・・」 「せやから、三個食べたらタダやって。料金は到着ゲートで返してもらえばええやん。俺、こんどANA乗るときは、飯ぬいていかんとな」 「バカ。もしもそんな企画なんだったら、そのハンバーガーひとつがこーんなにでっかいに決まってるぜ」 と、火村は両手で直径30cmくらいの大きさの輪を作って見せる。 「それもそうやな。なら、胃腸薬も持ってくわ」 「好きにしろ」 (ははは。誰も漫才しろって言ってないって? すみません。つい) 「質問をするときには、問題点を明らかにすること。君の今の質問は、なにが駄目かと訊いているのかが解らない。50文字以内で明瞭に説明しなさい。句読点も含む」(と、言って相手がひるんだすきに逃げる。それじゃ、変な人ですか? でも変な人なんだもん。しょうがないよね) 「だめ。君は火村やないから」(いきなり直球勝負。ごめん。アリスって適当にごまかしたりは出来なそうだから、相手を限定してもらわないと、こんなんしか思いつきません) その4 「別に」 「禿げたくらいやったらかつらもあるし、帽子かぶっとけば風邪引く心配もないやろうけど、太り過ぎは身体に悪いんちゃうかな。見てくれの心配は、今からしてもしゃあないですわ。キリないでしょう、皺増えるとか肉がたるむとか」 そして、いただいたお題はまだあと三つほどあるのですが、一度に書いてしまうのは勿体無いので、残りは第6回まわし。なんだか、まるで笑点の様相を呈してきておりますな。なので、彼らに対する質問は常時受付中。また、今回のお題についても、皆様のご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。掲示板にも書いてますが、私、タイタニック見てないんですよ。天邪鬼なので、あんまり人気の出た映画とかベストセラーとかはパスしたくなってしまうんですね。しかも、目があんまりよくないんで、洋画を映画館で見ると字幕を追ってるうちに痛くなっちゃう。だから、映画館行くのは無料券もらったときくらいです。1年に1度、行くかどうかってところ。そんなわけで、作者が疎いのでこんな返答しか出来ず残念かも。見たかたなら、また別の答えが書けるのではないかと思います。ANAのハンバーガー計画は、二人の答えとは全然違います。念のため。
(2000.1.23) |
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ちょっと長いけど、別頁に飛ぶのもめんどいかと思って載せてしまします。以下、出題者海月さんからの書き込みでございます。
「ちなみにタイタニック沈没した日は火村先生の誕生日と同じなんですよ。ふふ」 |
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大変お待たせいたしました。水芭愁さまからお題をいただきましたので、ようやく第4回を更新出来ます。え? 別に待ってない? それは、失礼いたしました。でも、多分、おひとかたかおふたかたくらいはお待ちだったはずなので、そのかたを中心に話を進めさせていただきます。(強引です) 『今度しっかり買って読みなさいね。本はたくさん出てるからね。文庫本だけなんてケチな根性おこさないで、ハードカバーのも読んでよね。ピコピコゲームなんかやってるよりも、ずーっと有意義な時間を過ごせることは間違いないんだからね!!』 未読のかたもいらっしゃるでしょうけれど、三咲の『MAD SUMMER』から探し出してくださいました。しかしこれ、どんなシチュエーションで語られた台詞だったのか、忘れました。きっぱり。相変わらず無責任です^^;。それでも、とりあえず火村からトライしてみます。 「今度買って読んでみろ。本はやまほど出てるからな。文庫本だけなんてケチくさいことしねぇで、ハードカバーまできっちり読むんだぞ。テレビゲームなんかやるよりゃ多少マシな時間の使い方が出来るはずだぜ」(確かこれ、アリスの本のことを言ってるんだったと思うので、つい〈多少マシ〉なんて謙遜はいっちゃいました。てへ) さて、問題のアリス語だと。 「こんど買うたってくれ。本は売るほど出してるから。文庫本だけやなく、ハードカバーのほうも頼むわ。ゲームにはまるのもええけど、読書は心の栄養やからな」 おまけの志度語。 「今度ちゃんと買って読んでみてくれ。本はたくさん出てるぜ。文庫本だけなんてケチケチすんなよ。ハードカバーも面白いからな。ゲームやってるひまがあんなら、ちっとは知的財産増やしてみろや」(志度さんひいきしまくり。いや、まんま火村の台詞と言っても通るかもな、と思わないでもないんですが。私の思い込みとしては、設定上志度さんのが若いものですから、それなりにノリが軽めかな、と。そして、彼はかなり皮肉屋の詩人さん。そうすると、こんなもんかな、と考えました) いちおうこれ、関西弁講座ではなくアリス語と火村語の講座なので、キャラクターを意識してみると、お題とはかなりかけはなれた台詞になってしまうのでした。けど、キャラは関係なく関西弁変換した場合のご意見も、今後の参考にお聞きしたいと思っております。江神語や学生アリス語も同様です。お好きなキャラクターがいらっしゃいましたら、ほかにも森下語とか赤星語とかに変換くださったら、楽しいのではないかと思います。みなさま、好きなキャラクターでチャレンジして掲示板にどしどし(?)書き込みくださいませ。 (1999.12.23) |
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別頁に送るほどでもなかったので、ここに書いてしまう水芭愁さんの普通の男性版大阪弁です。「今度しっかりこうて読んどけや。本はたくさん出とるからな。文庫本だけやなんてケチな根性おこさんと、ハードカバーの方も読むんやで。ゲームなんかやっとるよりも、ずっと有意義な時間を過ごせること間違いなんやからな!!」ご意見ありがとうございました”^_^” |
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おかげさまをもちまして、第3回をむかえることが出来ます。掲示板でご意見をくださいました皆様、ありがとうございます。今回もよろしくお願いします。 というわけで、今回のお題は海月さんからいただきました。(とはいえ、もともとは三咲の新刊『ポップコーンをほおばって』からの抜粋です。この本に関しては表紙絵付きで内容紹介をUPしましたので、インフォメの頁をご覧くださると嬉しいです) 「けど、そんなことまでしなくても、ただ匿名で昭島を警察に突き出すのじゃ駄目かな? このコピーの束と一緒に告発文でもつけて交番に拾得物として届ける、とかさ」 いつものごとく、多少キャラの性格も考慮のうえ、火村の台詞で書くとすると、こんな感じ。 「だが、そんなことまでしなくたって、ただ匿名で昭島を警察に突き出すだけで充分なんじゃねぇのか? このコピーの束と一緒に告発文でもつけて交番に持ってくって手もあるぜ」(だってさ、火村が誰かに『〜じゃだめ?』なんて訊くことがあるとはあんまり想像つかないんだもん。だいたいもとの台詞、設定は19歳、東京在住。こいつと同じじゃ、いくらガキっぽいところが好きだって言ってもあんまりだよねぇ) さて、問題のアリス語だと。 「せやけど、そこまでせえへんでも、ただ匿名で昭島を警察に突き出すだけやったらあかんのか? このコピーの束と一緒に告発文でもつけて交番に届けたってええんやし」 ああ、これを書いててつくづく思ったことをひとつ。いや、アリス語とも火村語とも無関係なんだけども、最後の「拾得物として」という台詞はよけいだったね。なんか、言い方がくどいや。まいったな。今ごろ気がついてもなおせやしない。再販する可能性もないし、思わぬ(そして、いらん)副産物だわ。 というわけで、駄目もダメもだめも、入らなかった。私の書くアリスの台詞に多大な影響を与えているのは、うちの会社で大阪支店から異動になった先輩(上司というか)社員の喋りです。彼は電話で大阪支店の人と話すときには、はっきり関西弁になりますが、私たちと会話するときには、かなりソフトな関西弁になります。それを耳をダンボにして聞いてる私は、大阪支店の誰かと話してるときの喋りが、アリスが火村や朝井さんと話してるときの喋りで、私たちのと喋りが、警察関係者やあまり親しくない相手との会話と一緒だ、と勝手に思い込んでいるのです。 (1999.11.28) |
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第3回についてのご意見はたくさんいただきましたので、別頁を設けさせていただきました。こちらをご覧くださいませ。 |
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なんの反応もなければ、密かになかったことにしようかと思っていたこの講座ですが、水芭愁さまとposiさんに書き込みいただいたので、第2回目がUP出来ます。運が良ければ、まえより少しだけ見やすくなっているはず、です。 さて、今回のお題。 「そんなんあるわけないじゃん。ただ、恵は緑色の香水を握りしめて死んだってゆーからさ。どうせ、それで来たんでしょ? 死んでからまでメイワクなんだよね。散々わがまま放題でさ、好き勝手やっててさ。なーんも出来ないくせしていっちょ前に姉貴ぶって『会社のことは全部私に任せておけばいいから緑は好きな道に進みなさい』な〜んちゃってくれたくせいにさ」(はい。どこから持ってきたかは敢えて書きませんが、以前からの読者さまなら見覚えのある台詞・・・・・・って、つまりはまたこれも自作からの抜粋) で、これを火村の台詞にするには内容に無理があるのは承知で、まぁ、とにかく口調だけ火村だとってことで以下。 「そんなのあるわけねぇだろ。ただ、恵は火村色の香水を握りしめて死んだって話だからな。それで来たんだろう? 死んでも迷惑だぜ。やたらとわがまま放題で、好き勝手やっといて。なにも出来ないくせいに姉貴ぶって『同上』なんて言ってくれたくせにな」 これがアリスになると、また苦労百倍なのだが、トライしてみる。 「そんなんあるわけないやん。ただ、恵はアリス色の香水握りしめて死んだって聞いたんや。それで、来たんやろ? 死んでもなお迷惑な話やわ。ぎょうさんわがまま言いよって、好き勝手しまくりやってん。なんも出来へんくせにえらい姉貴ぶって『同上』なんて言ってな」 火村色やアリス色ってどんなの? なんて、聞かないように。ただ、もとの台詞が緑色だったのは、この喋ってる本人が緑というキャラだったせいなので、そのまんま変換してみただけ。そしたら、妙におかしいような気がしたので、敢えてこのまま書いてみました。 講座からは逸脱するが、火村色、アリス色ってのは、いったいどんな色だろうね。火村については、白いジャケットのイメージは強烈なんだが、それでも白にはクリーンで清浄なイメージがあって、どうもキャラクターのイメージとはそぐわない感じなんだよね。アリスはほわわんとしたパステルカラーかなぁ。ってのは、原作より同人誌のイメージに毒されてるせいかしら? 台詞の変換についても、色の話も、どっちもなにかご意見があったら、是非掲示板に書いていってくださいませ。次回第3回をUPするときに、下のように追記させていただきますので、よろしくです。 (1999.11.21) |
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せっかくの掲示板への書き込みが消えてしまってどうなることかと思いましたが、も一度わがまま言って書いてもらえたので、ここに載せられます。以下は、YASUKOからご教授いただいたアリス語です。普通ヴァージョンはなんか可愛い。ガラ悪いヴァージョンは、話してるのが大変親しい火村とかで、そのうえ怒っているならこんな感じかも。と、思いました。 普通の大阪弁 ヤッコありがとう(^.^)。これからも、よろしくね!
追加でむうさんから、京女ヴァージョンをいただきましたので、UPします。 京都弁・女性バージョンその1(一般的) 「そんなこと、あるわけあらへん。ただな、恵は緑色の香水を握りしめて死なはったって聞いたさかい。どうせ、それで来はったんやろ?ほんまに死なはってからも、迷惑な話しやわ。ものすごうわがままやったし、好き放題したはったしな。なんもできひんのに、偉そうに『』とか、言うたはったんえ」」
女性バージョン2(想像上の祇園言葉。またはテレビの京言葉とも言う) 「そんなこと、あるわけあらしまへん。そやかて、恵はんは香水をギュッと握って亡くならはったて、聞きましたえ。お宅もそれで、おいでやしたんでっしゃろ? ほんまに、亡くならはってからも、迷惑なお人どすわ。ものすごうわがままどしたし、好き放題したはりましたしなぁ。なんもできはらへんのに、ひとり前の顔しはって、『』て、言うたはったんどすえ。」 |
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何故アリス語が難しくて、火村語はやさしいのか? 答えは簡単。三咲は川崎生まれのあちこち育ち。でも、一年間の北海道生活を除けばほぼ関東圏で、なかなかおしとやかな(!)環境で育ったために、火村の口調というのは大変馴染み深いものなのである。だから、パロディ小説を書いていても、火村の台詞というのはその内容で悩むことはあっても、言葉遣いでは迷わない。自分が中学時代男の子たちにまぎれて使っていた喋り口調ほぼそのままでOKなのである。 ところが、アリスとなるとそうはいかない。いくら関西に友人が多くいても、やはり関西弁というのは難しいのである。 そんなわけで、うえのようなタイトルをつけることにした。 ここでは、毎回同じ台詞を二人がそれぞれの言葉で喋るとどうなるか、というのをシミュレートしていきたい。 さて、第1回目のお題 「あら、早かったのね。丁度良かったわ。美味しい紅茶をいただいたのよ。**も、一緒に飲もう。ケーキもあるわよ。食べるでしょう?」(大変手前味噌で恐縮だが、自作最新刊より抜粋) これを火村が言うとこうなる。 「よう、早いじゃねぇか。丁度いいや。うまい紅茶をもらったんだ。アリスも飲めよ。ケーキもあるぜ。食うよな?」 で、アリスだとおそらくこんな感じ。 「おう、早いな。丁度ええわ。めっちゃ美味しい紅茶もらっててん。火村も一緒に飲も。ケーキもあるし。食べるやろ?」 と、これだけの短い台詞だって、火村は簡単。アリスのほうは何箇所も迷ってしまうのである。たとえば「もらっててん」なのか「もらっとったんや」か。「もろたんや」もありか? なんてね。それから「食べる」でいいのか、はやり「食う」になるのか? などなど。悩みだしたらキリがないのである。そんなわけなので、完全正答をご存知のかたは、掲示板に書き込みしてくださると嬉しいです。あとで、この頁に追加させていただきます。 それから、二人に言わせたい台詞もついでに募集しちゃおう。 第2回があるかどうかは、みなさんしだい。という連載とは名ばかりの思いつき企画なのでした。 (1999.11.13) |
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アリスの台詞について。 「もらったんや」が大阪弁のイメージではないか、とのご意見をいただきました。<水芭愁さまより 「おう、早いなぁ。ちょうどええわ。めっちゃ美味しい紅茶もろてん。火村も一緒にのも。ケーキもあるで。食べるやんなぁ?」 というのはposi弁で、posiさんの希望だそうです。 しゅうさま、posiさん、ありがとー。また、よろしくお願いです。 |
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