◆◆第21話◆◆

 

 本日のキーワードは・・・えーと、ワードとはちょっと違うけど《笑》というのでどうでしょう?
 戦闘後のあぎと。ちょっと弱っていた模様ですが、それにしてもガードレールに巻かれてる人間は放置して帰っていったようです。助けようとしたりすると逆に捕獲されかねないと知ってたんでしょうか?
 真魚がアパートを訪ねた理由が謎。だって、津上があの反応で走ってったときには、どっかで戦ってるって知ってる唯一の人間が真魚なわけで、留守に決まってるのにどうしてだろう? しかも、いくら暮明であっても、津上を探して部屋に入ってきたのに、涼の気配に気がつかないというのは、どうかと思う。いくらなんでも、見えるよねぇ。それとも、涼には変身以外にも、自分の気配を消す超能力でも?
 そうして、あぎとに放置され巻かれたままの北條に血相変えて駆け寄り、名前を連呼する氷川。毎回あんなにもいたぶられ、いじめられているというのに、どこまでも健気な奴である。
 あかつき号チームの男に、捕獲メンバー殺しを責められ、仇打ちだと答えて哄笑する亜紀。気持ち悪い。そんな私怨に能力を使うなと言われて、電気コード攻撃。こいつの特殊能力って、きちがいに刃物だな。
 G3チーム。北條がたいした怪我でもなく、現場復帰すると聞いて、非常に残念そうな小沢さん。可愛い氷川君を北條の護衛に駆り出されるのも不満らしい。
 甲斐甲斐しく涼の額にあてたタオルを交換したりして、何故だか嬉しそうな津上。なんで、嬉しいの?
 で、再び訪ねてきた真魚を追い返し、部屋に戻ると涼が起きてて、振り返ったとたんにびっくりする津上。あの、びっくり加減がなんだか可愛らしくて《笑》
 テーブルいっぱいのパン。いくら手作りって言っても、若い男性二人分とは言っても、それは多過ぎじゃないかしら? 全部食べたら、おなか壊すって。と、余計な心配をしつつも、二人で美味しそうに食べている場面を期待したのに、なかった。残念。
 涼の話を最初は冗談だと笑い飛ばそうとするが、真面目な顔で見返され、しゅんとする津上。ああ、なんて表情なのかしら。
 北條と氷川は、現場に戻る。北條はあのガードレールで自分を攻撃したのが亜紀だと決め付けている。確かに亜紀はその場にいて、不気味な笑顔で見ていたりしたわけだが、超能力って、どれくらいの距離から使用可能かとか、詳細は不明のはず。あの場にいたから、犯人と決め付けるのはどうなんでしょう? もちろん、この話は、彼女が犯人ということになっているわけですが、北條にその確証を提示することは難しいと思われる。ねぇ、君はあらゆる偏見を排除するんじゃなかったっけ? もしも亜紀を逮捕することが出来たとしても、殺人罪や殺人未遂罪の立証は、かなり難しいんじゃないでしょうか?
 そうして、特殊能力とやらについての意見交換。「北條さんはどう思いますか?」「氷川さんは、どうです?」というのが、なんか「ねぇ、君はどう思うの?」「それより、あなたがどう思うかを教えてよ」という恋人同士の恥ずかしい会話のようだった。
 なんてことよりも。「人間は善なるものだと信じています。意外ですか? 理由は簡単ですよ。この私が善い人間だからです」もうこれは、《笑》なんてもんじゃなくて《大爆笑》あまりの面白さに、その場で倒れ臥しました。「なるほど、あなたが善人なら、この世に悪人などいないというわけね」と、小沢さんならすかさず言ってあげるところだったのに、氷川ったら、戸惑ったような表情をみせただけ。かまわず微笑んで、またしても氷川の肩を叩く北條。
 あまりの熱い(!)会話の流れに圧倒され、亜紀は攻撃を仕掛けるのが遅れたのか?
 津上がふられたらしいと解った真魚は、非常に嬉しそう。そりゃあ、とられた玩具を取り返すことが出来そうだと解れば、嬉しいのは当然でしょう。亜紀には最初から不信感ばかり抱いていたわけだし、帰ってきてくれれば、家事一切の心配はまたなくなるんだし、万々歳!
 ところでまた、なにかに反応して走っていくと、亜紀に行き会う。そうしたら、なにかのことはころっと忘れて、亜紀の無事を喜ぶ津上。それでいいのか?
 しかし、亜紀は嘘をついていたことを白状して、そのうえ「記憶を取り戻したら地獄をみることになる」とか言っている。これって、あぎとはなんかとんでもない存在だということを匂わしているのか? 少しでも嘘ついたことが悪かったと思うなら、そんな半端な思わせぶりを言わないで、ちゃんと解るように説明しろよ!
 でも、優しい津上はしっかり涼のことを思い出して、彼との約束も嘘かと訊く。けど、涼の名前は忘れたらしく、芦田だの木原だの・・・そしてまた、何故だか似ても似つかない金剛寺とまで呟く《笑》
 亜紀を伴ってアパートに戻ると階段のところで涼と会う。顔を見るなり逃げ出す亜紀。それを追う涼は津上を突き飛ばして走る。「なんか、ひどくない?」と、前髪かぶさった状況で呟く津上。可哀想だけど、可愛いv可愛くて《笑》笑ってる場合じゃなくても、つい顔がほころぶって感じの《笑》だけど。
 車に乗ってる氷川と北條。運転席の北條に氷川が「北條さん、さっきの話ですけど」と話しかけたところで車がウィリーする。いや、ウィリーは前輪があがることだから、これは逆ウィリー? なんでも言いが、二人きりで車に乗ってるのになんで、わざわざ北條さん、と呼びかけるんでしょう? とかいう疑問はくぅがのときにもあったんですけどね。なんども、呼ばなくても解るだろうって場面でお互いの名前を呼ぶ。もしかして、それで子供に名前を覚えてもらおうってことでしょうか? いくらなんでも、氷川と北條の名前くらい毎週見ている小さいお友達にも覚えてもらえてるんじゃないかと思うんですが・・・どうでしょう?
 そして、もうひとつ。ホントはこっちのが問題。さて、氷川はこのあと何を言おうとしていたんでしょう?
1、遅ればせながら気がついて、さっき小沢さんならすかさず言ったと思われるあれみたいに「北條さんが善人という基準では、悪人はいないってわけですね」と言おうとした。
2、「北條さんは善い人間だそうですが、僕には今ひとつその実感が湧きません。どんな風に善い人間なのか、是非態度で示してください。まずは手始めに僕に●●させてくれるとか・・・」
 どっちがいいですか? どっちも嫌か《笑》
 涼の「俺とおまえは何度でも会わなきゃいけないんだ」の根拠はどこに?
 自分のことは自分で守れるようになったから、もう津上の力はいらないと言ったわりに、案外簡単に首をへし折られて昇天する亜紀《笑》・・・あ、今度こそ笑っていい場面じゃないんでしょうか? でもこれはほら、つい笑ってしまうのって堪えるの難しいじゃないですか。
 しかし、首を押さえられたら使えなくなる弱点のあるサイキックだったんでしょうか? そんな簡単な弱点があったなら、とても自分ひとりでも守るのなんか無理だったのに。
 倒れている亜紀を見つけて、あぎとの姿のまま助け起こそうとしていた。でも、津上の声で亜紀を呼ぶ。なんか、すごい違和感。正体知られてるからかも知れないし、まだ別口に襲われる可能性でも考えてたかも知れないけど、なんか変。
 で、人間に戻った涼がその場面を目撃して、あぎとが殺したと思い込む。どう見ても、殺した場面には見えないのだが、これが恋は盲目というやつなのか? 相手がアレじゃあ、説得力なさすぎ。
 先の変身はなんか長かったのに、今度はあっという間にぎるすに変身してあぎとに襲いかかる。あれ、そうするとこの一瞬のせいで、津上はぎるすの正体を見なかったの? やはり、気配を消す超能力か?
 そうしてぎるすの踵落としが炸裂する寸前で、以下次号!
 

 

◆◆第22話◆◆

 小沢さんの生ビールがすごく美味しそう。それと、焼肉。いいなぁ、小沢さんと津上で焼肉。早く見たい。
 まさか、氷川的大どんでん返しって、「北條が実は善い人間(でも自称)だと解ってしまったこと」なんかじゃないでしょうね。さて、そうするとその辺りが明らかになるのは来週くらいでしょうか? 新しいG3くらいで、どんでん返しというイメージでもないんですけど・・・。

 

 

第20話第22話


 本日のあぶりだしは、お休みです。いやぁ、長々と長々と(いつも長いけど)感想を書いたので、これ以上語りたいことはありません。さすがに、こっそり呟きたいことって毎週あるわけじゃないですね。