◆◆第43話◆◆

 

 記憶を取り戻した津上。というか、沢木。ああ、ややこしいんで、取り敢えず津上で統一しますね。で、ホンモノの津上のほうは、沢木で統一ということで。
 えるろーどに立ち向かっていったわけですが、何より彼を奮起させたのは、g3xがボコられたせいだったように見受けられました。g3xがっていうか、氷川がね。愛があるよねぇ、愛がv
 当の氷川については、OPで定位置に名前がなく、よーく見てみると「氷川誠の声 かなめじゅん」とか、書いてあるんですよね。もう、最初から声だけの出演決定で、彼のファンの方にはお気の毒の回になりました。って、かなり他人事のようなこと書いてますけど、こんなギリギリになって出てこないっていうのは、私だって残念に思ってます。反動でアンナモノを書いてしまうくらい。(あ、こっちのが先にUPしそうなんで、意味が解らなかったら、流してください)
 さて、氷川は警察官なんだし、あれってどう考えても労災。じゃなくて、刑事が怪我したときって、警察病院じゃないのかしら? などと疑問に思いつつ。彼は何故だか木野の紹介した病院に搬送されたもようです。で、そこに駆けつけた小沢さん・・・と、尾室。津上と涼に病院の廊下で出会い、津上は小沢さんに涼を紹介する。「タダモノじゃないっていうか」そりゃあ、ぎるすだし。ただもんじゃないです。津上は相変わらずの態度でしたが、紹介された涼の態度は、とてもフレンドリーとは言い難く。人間に対向できる相手じゃないから関わらないほうがいいとか言う。でも、小沢さんもまたそんな涼の口調をそっくり真似して、最後に勝つのはただの人間だと強気な発言。こんな場面で、初対面の奴相手に、一歩も引かない男前っぷりが、やっぱり素敵。氷川が、ボロボロになった後で、あんまりその言葉には説得力も信憑性もないわけなんだけど、それでも負けないところが、恰好いいです。
 津上は木野に、あかつき号で、自分が海に落ちてからどうしたのかということを聴く。あかつき号で何があったのか、ということを聴きたいがために、すっかりストーカーまがいな行動に出ていた涼が聞き逃すはずもない話題だった。で、涼も一緒に話してるわけですね。あんなに隠そうとしてたわりには、木野はあっさりと、その後の経緯を語った。とは言っても、津上が覚えていること以外には、あんまり多くのことを知ってるわけでもなかったようです。というのはまぁ、先週の回想シーンが何故か津上が落ちた後まで続いてたんで、視聴者はもう知ってることだったんですが。ああ、そう考えると妙でしたね。あれって、津上の記憶を見せてたわけじゃなかったってことになるわけだし。
 語るだけ語って、バイクで走り去る木野。残った涼と津上。涼が、父親について、あかつき号以来人が変わってしまって、結局はあの事件の重圧に負けて死んだことを語る場面なんかは、いい眺めのツーショットでした。これからどうするのかと聴かれても、津上はいたってお気楽なようすで、海に落ちて二週間も海のなかだったことになるから、あぎとになってなかったら死んでた。良かった、あぎとになって。なんて言ってました。涼は苦笑しつつも、津上のポジティブな考え方に、すくわれてますよね。
 津上は、美杉家で記憶が戻ったことをみんなに告げる。本当の名前は沢木哲也だと言ってるんだけど、誰一人として、哲也と呼ぶ気はないらしい。頑ななまでに、というよりは何も考えないみたいにナチュラルに「翔一君」と呼び続ける人たち。さすが、彼の家族だけはある。そして、記憶が戻ったからには出て行かないと、なんて珍しくシリアスモードな津上に対し、家族同然に思っているんだから、と止める教授。そこまではいいけど、太一ってば、翔一がいなくなったら誰が家事をやるのかって・・・まるっきり家政婦扱い。それでも、嬉しそうな津上は、あっという間にシリアスモード終了。美杉家に留まることにしたらしい。記憶があってもなくても、キャラにあんまり落差がない人だったってことらしい。というのはまぁ、あのあかつき号回想シーンでも解るところなんですが。それにしては、以前一度少しの間だけ記憶を取り戻したときの、あの黒津上は、ちょっとヤバイめな印象だった気がします。アレって、なんだったんでしょうね。
 河野さんの愛妻弁当。ああ、また弁当だ。なんてことはさておき、北條は風谷を殺したのがあぎとだと言い切ってました。何を根拠にそう言ったかは不明ですが、かなり自信ありげでした。北條が自信ありげなのは、毎度のことですけどね。
 で、あぎとって津上のこと? と思わせるようなタイミングで、食器を洗ってる津上の場面。真魚は、そんな津上に父親と自分の映っている写真を見せて、知らないかと問う。
 でも、もし過去に殺人なんてしてたとしたら、全部記憶が戻った時点で、思い出さないはずはないでしょう。あんな、能天気な態度のままで、帰ってすぐに心配してたのも、自分の記憶が戻ったという報告よりも夕食の支度だったわけですから、まさか津上が犯人ってことはないと思うんですけど。
 という判断が真魚についたかどうかは解りませんが、写真を見た津上は複雑な表情のまま何も(取り敢えず今週は)語りませんでした。
 一方、謎の青年は、とうとう病室から脱出。堂々と廊下を歩いていて、医師に呼び止められても、微笑みひとつで見逃してもらってます。あの医師はもしかして、あの美貌にやられたわけ? じゃないっすよね。失礼しました。多分、彼の持つなんらかの能力のひとつで、黙らせたということなんでしょう。
 で、青年の向かった先は、沢木の家。どうやら、あんのうんたちは全部彼の使徒で、でも使徒に任せておけないほど、あぎとの力が強くなったので、自分が回収してまわるのだという宣言をしているらしいです。
 これがまた、妙な話だと思うんですけどね。そんな簡単に回収出来るくらいなら、あぎと化する可能性のある人間を殺すんじゃなくて、あぎとの力を片端から回収してまわっときゃ良かったでしょう。そしたら、彼の愛するあぎとの力を持たない人間を殺す必要もなかったわけだし。
 で、どうやら青年の最初のターゲットは木野。彼から、例の白い少年が出てきて、青年の身体に吸い込まれ、変身がとけちゃいました。もう、木野は変身出来ないってことでしょうか。木野あぎと、今日で見納めかな。まぁ、そんなにすごい残念ってわけでもないですが、ちょっとあっけなかったですね。そして、あぎとの力回収後の青年はなんだか苦しんでるようすだったんで、まぁ、今までやらないでいたのは、回収するのが彼の身体にも何らかの負担をかけることになるから、というのが理由なのかも知れません。
 そして、木野を助けにかけつけたのか、その場にやってきた涼に、青年が向き合う。以前助けたことがあったとか語りつつ、涼の力も回収するつもりでいるようです。涼としては、津上みたいに変身出来ることを歓迎はしていなかったわけで、ここで木野が生きてることを確認してるんだし「とっとと持ってけよ」ってな気持ちになってもよさそうな気がしたんですが、変身して対向しようとしてました。木野は、戦ってはならない、とか言ってましたが、涼にそれを聞く気はないみたいです。さて、涼まで変身能力を奪われるのか? 津上は、風谷殺害事件とどう関わってるのか? と、??ばっかなところで、以下次週!

 

◆◆第44話◆◆

 もしかして、風谷を殺したの、沢木だったの? 予告の言葉ってそういう意味? どうやら、雪菜の能力について、調べてたのは沢木と真魚パパだったような感じなんですけど。それから、ビデオテープの「こっちへきて」ってのは、どう考えても雪菜だと思うんですが・・・。沢木の出番が、結構ありそうなのは、なんだか嬉しいです。ね、都知事v

 

第42話第44話


 今回のあぶり出しは・・・本編とあんまり関係ないですが、本日の私の心からの叫びです。

いやーん、真島君はどうなったの? まさか、まさかもう、出ないなんてことないよね? ね? 真島君、かむばーっく!!!