◆◆第44話◆◆

 

 本日のキーワード。いや、テーマかな。「誰が殺したクックロビン」じゃなくて、もとい。「誰が殺した風谷伸幸」
 それは、私。と、みんなで言ってるような・・・。
 謎の青年VSぎるす。ってところから始まりました。圧倒的に青年が強いのかと思ったんですが、そんなわけでもなくて、なんだか苦しんでいます。やはり、この苦しみようが今までこの手に出なかった理由ということでしょうか。あぎとの力を奪うというか、吸収することは、それなりの苦痛が伴うという。
 で、苦しんでいる隙に、木野が「逃げろ」と叫んで、涼は木野をピックアップして二人でバイクで逃げ去りました。なんだか不思議なツーショットでした。で、逃げた先にしっかり真島君がいてくれて嬉しかったです。わーい、真島君だーい、とテレビに向かって身を乗り出したとたんに、出番はあっという間に終わっちゃいましたけど。顔もほとんど映ってなかったし。残念。でも、まだ出てくれただけでも嬉しいかも。
 そして、木野があぎとの力を奪われたと聴くなり、速攻で津上に知らせておかないと、と出ていく涼。いいなぁ、なんだかんだ言っても、愛があって。
 さて、美杉家の真魚と津上。津上が最後に姉に会った日に、倒れてた男性を目撃していて、それが真魚の父親だったということが解る。そして、新聞記事から、真魚パパが、姉の通っていた大学の人間だったことも判明。津上は、姉との待ち合わせ場所のすぐ近くで倒れてた男性を見て、姉のことが心配になり捜しに走ってしまったってことらしい。けど、もし虫の息でも、喋ったのを聴いたんだったら、取り敢えず医者よんでから、姉を捜しにいっても良かったんじゃないのか? というのが、かなり疑問。携帯持ってなかったとしても、その当時ならいたるところに公衆電話くらいあっただろうし。一応、当初第四号がなんて台詞もあったから、みかくにんがまた出たのか? という心配と焦りでまともな判断能力が働かなかったとでも考えるしかないのかしら。それとも、ものすっごいシスコンってことか。
 私が真魚の立場であの話を聞いたら、かなり腹立たしいと思う。どうして、救急車よぶくらいのことをしてからその場を離れなかったのかって。でも、真魚は偉いです。「翔一君のせいじゃないし」とか言ってます。
 そして、二人は警視庁の北條を訪ねることに。そこで、旧風谷邸から見つかったビデオをサイコメトリーすると、雪菜があぎとに変身するところが真魚には見えるんでした。なんか、女性があぎとの姿に変わるのって、見ていて異様でした。とくに変身を恐れていて、恐がっているような仕草なんかをしてたせいなのかも知れないんですけど。おかまのあぎとみたいだった。って、言ったらおかまさんに失礼かな?
 全然本編とは関係ないんですけど、北條が真魚の能力を指して、透視と言ったのには、ちょっと引っ掛かりを感じました。あれって、透視じゃないでしょう。透視というのは、壁の向こうに何があるか見えるとか、箱の中身が見えるとか、そういう能力を言うんじゃないかと思うんですよ。真魚のは物体の残留思念からそれに触れたものや、近くにあったものの映像を読む力だから、サイコメトリーじゃないかと。子供にもなじみやすい言葉で、ということかも知れないんですけどね。それか、そんなことにこだわるオタクは私くらいなのか?
 謎の青年のことを知らせに来た涼は、北條に会いにいった津上と行き違いになっちゃってます。そしてまた、青年に狙われてしまう。
 津上は、姉があぎとに変身したことを聴いて、沢木のところに走る。沢木は、雪菜が人を殺すはずがないと、全面否定。そのうえ、自分が風谷教授を殺したとまで言い出しました。キレた津上があなたにそんな能力はない。証拠を見せてください。と言っても、絶句しちゃいましたが。
 津上に取り残された北條と、真魚。北條は、真魚に対し、やはりあぎとは必ずしも人間にとって味方とは言えないとかなんとか言ってました。真魚のサイコメトリーをかなり信用しているみたいですが、それにしても、彼女が見た映像だけでそこまで断定しちゃうのは、論理が飛躍し過ぎな感じがします。毎度、思い込みで行動するのが、彼のパターンなわけですけど。
 そして、津上はやはり真魚パパを殺したのは、姉なのだと断定。美杉家に帰り、やはりこの家にはいられないと、美杉に訴えてます。
 けど、教授ったら「彼女と一緒に暮らすのか?」なんて、とても笑えない冗談をかましてくれてます。それは、禁句なんじゃないのか? というか、美杉さん、あの女が死んだこと知らないんでしたっけ?
 で、そういうことではなく、姉が真魚パパを殺したかも知れないから、真魚と一緒には暮らせないのだと説明する津上。「真魚ちゃんのお父さんのことは知ってますよね?」というきりだしかたは、ちょっとびっくり。だって、義兄さんの話じゃん。教授が知らないはずないってば。
 津上の話を聴いた教授は、「義兄さんを死なせたのは私だ」なんて言いだす。おいおい。そりゃあ、古畑の犯人役なら欲しいって役者さんは山ほどいるでしょうけど、何故ここにきて、みんなして、犯人になりたがる?
 でも、美杉の「死なせた」というのは「殺した」というのとは、微妙にニュアンスが違うんですよね。殺したわけじゃないけど、義兄の言うことに取り合わなかったせいで、死なせることになった、といったところでしょうか。あの、らびっとという喫茶店で一緒だったのは、予想通り美杉教授だったわけですね。義弟なら警察が事情聴取しなかったはずはないのに、ずっと隠していたとしたら、確かに何か疚しいことでもあるのかな、というようには思いますが、美杉が重ねて何か言おうとしているところで、あんのうん出現を察知した津上は、部屋を飛び出してしまいました。
 それともこれって、アレ。あんのうんを察知したというよりも、涼のピンチを察知したのかしら? 姉の犯罪なのか、何かまだ隠された真相があるのか、という重大な話をしているときでも、最優先は涼だったりする? なんて、思ってしまうのは、りかさんの小説のおかげかも知れません。へへ。
 今日はこうして書いてみると、涼側の時間の流れがちょっと不思議です。津上と行き違って、それからずっと青年につけまわされて、戦って逃げてってなことをやってたんでしょうか。
 謎の青年のあんのうんの出し方は、なんだかウィンダムみたいでしたね。ウィンダム。知らないかなぁ。Tヨタの車の名前じゃないっすよー。
 なんてことはさておき。涼君ピンチ。で、とうとうあぎとの力をとられちゃったみたいです。あぎとの力っていうか、ぎるすの力か。
 そして、津上もまた炎に包まれて苦しんでるところで、以下次週!


 

◆◆第45話◆◆

 真魚を守るために頑張ってきたのに、予告ではなんだか辛いことになっているようすの津上。うわー、可哀想すぎる。そして、退院したらしい氷川。予告では解りませんでしたが、目が見えなくなっちゃうのか? なんか、最終回間際にまた美味しい展開が待ってる予感・・・なんて、不謹慎?

 

第43話第45話


 今回のあぶり出しは・・・今週のチェックポイント。(ただし、三咲主観で、賛同者はかなり少ないかも・・・)

「俺を信じろ」と迫ったホンモノ津上。いやぁ、津上×津上的にかなり美味しい展開でしたね。また、あの隠し部屋を更新したくなりました♪