はじめての海外旅行[後編]


次の日、二人はそれぞれ出かけて行きました。

何処に行こうか決めてない私は地図と一緒に、まだホテルに。

まずは歩いて行ける南大門市場へ出かけることにしました。

市場でぶらぶらしていると、急にお店の中に連れ込まれました。

ちょっとビックリ。

そのお店は革製品のお店でした。

革ジャンにちょっと欲しいなと思っていた私は、
(買う気はぜんぜんなかったのですが)

まんまと相手の作戦にのってしまい、交渉をはじめてしまいました。

「いくらなら欲しいの」(店)

「3万円」(私)

「これなら3万円でいいよ」(店)

その革ジャンはいかにも、安いという感じで気に入らなかった。

気に入ったのがあったので

「あれは?」(私)

「これは、??革でいいやつだから8万円だよ」(店)

「8万円は高すぎるから要らない」(私)

「じゃーいくらなら買う」(店)

「3万円」(私)

店員さんが電卓を持ち出して交渉してきました。

交渉をしているうちに、なぜかだんだん買う気になってくるので不思議です。

「7万」(店)「3万1千」(私)・・・・・

と交渉しているうちに3万8千円で決着しました。

これが私の海外で初の交渉で

海外で初の”おみやげ”となりました。

買った後はなんで買っちゃったのかな?と思いましたが。

この革ジャンは今でも着ているので、良かったのかな。

もう元は十分に取ったものね。

交渉後、店のお兄ちゃんに

「値切るのうまいね、韓国初めてじゃないでしょう」

と誉められました?。

買い物したのは良いんだけど、邪魔で革ジャンを置きに、

またホテルに戻ることになってしまった。

買い物する時って、あんまり考えないんですよね。

だから部屋狭くなるんですよね。

その後は、街を見たり、ソウルタワーにいったり、

地下鉄に乗って、なんとか公園にいったり、ロッテワールドを見たり

ソウル市内を勢力的にお散歩しました。

あんまり日本と変わらないなという印象でした。

でも違うのは、地下鉄の中がキムチくさいことくらいでしょか。

韓国人は毎日絶対キムチを食べているのだと思いました。

そりゃそうさ、あんなにおいしいのなら毎日食べるさ。

というわけであっという間の海外旅行が終わりました。

しかしながら、この旅行で海外旅行にはまったわけじゃないのです。

帰国後も、また海外に行きたいなどとはゼンゼン思わなかったし。

でも、それまで海外旅行なんて考えたことがなかった私に

パスポートを取らせ、海外旅行を身近に感じさせた韓国旅行の功績は大きいのかな。

そのうち海外旅行にはまったキッカケを教えてあげます。


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