気になる蕎麦屋


私には気になっていた蕎麦屋があるです。

何度もその蕎麦屋の前は通っていたのです。

入ってみたいのですけど、なんか入りにくい雰囲気が。

決して悪い雰囲気で入りにくいわけじゃないのです。

雰囲気が良すぎて、貧乏人には入りにくいオーラが。

中は見えないのです。

中が見えないだけに、なおさら入りにくい。

しかし先日、とうとう中に入る機会が。

1度は通り過ぎたのですけど、引き返して入ってみることに。

どうして、その日入ってみようと思ったのかはわかりませんが。

入った感じは外から見た感じと、同じようになかなか良い雰囲気。

蕎麦屋というよりは、小奇麗な小料理屋といった感じ。

もちろんカウンターなんてありませんが。

先客は一組、お酒を飲んでいました。

蕎麦屋でお酒なんていうと、オヤジがお酒を飲んでいるのを想像してしまいますが。

中年のカップル、お酒とつまみで一杯と言った感じ。

そこだけを見ると蕎麦屋じゃない感じ。

私の蕎麦屋の固定観念が・・・。

メニューを見て、またもビックリ。

いつもの”ざるそば””きつねうどん”なんて文字はないのです。

”たぬきそば”を食べようと入ったのに。

メニューには、よくわからない言葉が並んでいます。

横に説明書きがあるので、なんとなくはわかるのですけど。

そんな私が注文したものは唯一、何がでてくるか分かったもの。

”せいろ”

またビックリするのが”せいろ”が一番安くって1000円。

”せいろ”は予想の通り、普通のもりそばでした。

お味の方はというと、麺にこだわりが感じられ美味しかったですよ。

いままで生きてきて1000円の”もりそば”なんて初めて食べました。

というか1000円の”もりそば”があるなんて思わなかった。


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