好奇心いっぱい!


鎌倉
'01.3.31(土)

アントンは、日本の本を持ってきていて、仏像に興味があると言う。是非見てみたいと。
そこで、家族で電車に乗り、鎌倉へ。この日も天気が悪く、異常気象。
もう4月になるというのに、雪!真冬の仕度はして行かなかったので、大変だった。

メインの鎌倉の大仏を見て、中に入って、仏像のキーホルダーを買った。
長谷観音がみたいというアントンの希望で、バスで移動。

長女(4歳)と私は先に駅に向かい小休止して温かいものをとる。
その後、合流して駅ビルでラーメンを食べた。

次男が食事中に、ググッと変な音をたてて、アントンが吹き出し、みんなで爆笑。
アントンのこんな底抜けの笑顔は初めて見た。

ヒッポパーティ
01.4.1.(日)

博物館に行きたいという希望で、千葉県立中央博物館へ。
ここでも写真をたくさん撮っていた。アントンの将来の夢は医者になる事。
数学や理科が大好きだそう。

午後から、マンションのコミュニティを借りて、ヒッポのメンバーとお別れ会。
みんなで食べ物を持ち寄り、楽しいひと時。
メンバーそれぞれが思い思いの国の言葉で自己紹介。
やはり、ロシア語が多かったかな?

アントンは、"カズオ"という名前にやけに反応して、顔を真っ赤にして笑った。
爆笑ではなく、はにかみながら申し訳なさそうに。
どういう意味なのか聞いても教えてくれないので、もしやいやらしい事?と勘ぐる。

ボーリング 夕方から、行かれる人だけでボーリングへ。
アントンは、たぶん初めてと思われる。

あまりにもガーター続きだったので、ガーターをなしにできる子供仕様にしてもらう。
途中から急にガードが立ち、ガーターになりそうなボールが跳ね返って戻ってきたので、
不思議そうな、変な顔をしていた。
プライドが傷ついてしまったかな?


夜も遅くなり、明日は帰国なので早く寝かせようと思ったが、
アントンが何やら辞書を引いてメモをしているなぁと思ったら、ロシアの事を教えたいという。
全部英語。日本の中学生と比べるとアントンの英語の完成度はすごい!

それでも、むずかしい単語もあったのだろう、辞書で調べてまで伝えようとしてくれた。
我が家にあった世界地図を出して、ロシアの領土が昔はこのくらいだったという壮大な話から、
自分の家族の話。
お母さんは看護婦をしていて、年に数ヶ月単位で留守にするそう。
TVの『大地の子』で見た、僻地医療隊のようなものなのかも?
そして、帰ってくると、とても高額な給料をもらってくるそう。

ロシアの平均はだいたいこれくらい。でもお母さんはこれくらい。
確かにアントンの家はお金持ちのようだ。お母さんの留守の間は、お父さんとふたりっきり。
お兄さんは既に独立していて、たまにしか帰って来ない。

お父さんの作る料理はとてもマズいのだけど、せっかく作ってくれているからガマンしているという。
そういえば、うちにいる間も、いろいろな料理に必ずトライして、全部おいしいと言ってくれたっけ。

ついでに、昼に謎だった、"カズオ"の意味をたずねた。
またまた、笑い出して、辞書を引いて指差してくれたのが、<雄ヤギ>!
な〜んだ、とちょっと拍子抜け。
そんな事であんなに笑いをこらえていたのね。

箸がころげても可笑しい年頃かしら。ロシアだと、フォークかな?でも、フォークは転げないね。

もっと、時間がある時に、アントンとみんなでこんなに話したかったな。
なんだか、時間を巻き戻したい気分。