Brian May への道

その2

 木工工程開始

一番悩んだネック作り

 ネックに関しては、一番悩んだ。練習で作ったキットでは、ネックは半完成品として、木工部は完成していた。当初から、ネックは自作は無理と判断していた。半完成品をネットショップで購入し、改造で済まそうと考えていた。しかし、真面目にレスペのディテールを調べてるうちに、既製品で売られているネックに、24フレットのショートスケールで、ネックのヘッドが改造できそうな商品は無し。どうしよう、「まあ、初めての自作だから無理するのはやめよう」と思ったが、失敗覚悟で「とことんやったる!」また、得意の精神論だけで突っ走る、悪い思考回路にスイッチが入ってしまったのだ。

 某ギターパーツ専門ネットショップより、手に入れたネック用マホガニー材が届いた。アクリルで作ったテンプレートを、マホガニーの上において油性マジックで、鋸でカットするラインをひいた。
こんな適当なやり方で良いのだろうか?マジックのラインは2ミリ近くある。両サイド足すと4ミリの幅、カットすると確実に誤差が出る。誤差を見越して本当は、線を引かなきゃならないのか?いろいろ考えたが、とりあえず大きめにカットすれば、後で削りゃ修正が効くから、「まあ、いいか」で、そのまま突っ走る。(結局、完成したネックは、よーく見ると左右対称となっていなかった。)
マジックペンでラインをひいたマホガニー材とアクリルのボディーテンプレートを並べ記念撮影。またまた、更に完成のイメージが増してきた。
                                               2006.01.08


 難儀だぜ!指板作り

 ネックの線ひきに続き、今度はネック用指板の製作に取り掛かる。本当に自分でギターの指板が出来るのだろうか?正直、全てはじめての事だが、特にこの指板だけは自作は絶対無理だと思った。でも、やっちゃった。理由は、はじめから出来ないと考えて作業をする事は、俺にとって「逃げ」でしかない。「出来る」と言う考え方から、悩み考え問題を解決して行く。徹底的にネットで、ギターの指板について調べた。調べるほどに、悩みは解消!現実味が増し遂に実行に至った。24フレット(ゼロフレット付き)ショートスケールを理解。指板作りを開始した。
本物のレスペ指板は、オーク材らしい。しかしながら、予算を考え低価格のローズウッド材を採用、ネットショップで入手した。作業は、難航する。まずは板を5ミリ程度までに薄く削る、かつ表面にアールをつけるのだ。半日ががりで完成。つづいてエンピツでカットラインをひき鋸でカットして今日の工程は終了。                        2006.01.14

 失敗!指板第一号

 今日は、昨日切り出した指板にポジションマークを入れる。通販で買った直径5ミリのポジションマークを指板に穴を彫り埋め込む。専用の穴あけ工具が無いだけに作業は難航。溝の深さが均一でなければならないのだが、ドリルで指板を貫通してしまった所が数箇所。また、ポジションの位置も均等で無い所に穴を開けてしまった。とりあえずミスを補修し完成した。素人が初めて作った割には、良く出来たと思う。
が、しかし・・・完成品を何度も眺めてるうちに気が付いた。
ナット位置の幅が、41ミリしかない。適当に線引いてカットしたのがまずかった。完成時で41ミリならともかく、ネックに接着する前でこれじゃ完成時には、38ミリ位になっちゃう。(本物のレスペは46ミリもある。)失敗!やり直しすることに決めた。(涙)

                                                              
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