初の渡米にビビリまくる「お宅な俺」

 2003年7月31日

ガキの頃から一度はアメリカに行って見たいと思っていた。
その夢がやっと実現した。毎月の休日が2〜3日しか無い俺がなんと5日も有給休暇をとってしまったのだ。
しかし、誰も俺には文句は言えない、それだけ普段、真面目に働いているのだ。
さて、アメリカのどこに行く?どうせ行くならサーフィン大会の観戦だろ?

という訳で、アメリカ本土最大規模のサーフィン大会『US Open』に行く事に決めたのだ。
さて、会場の『ハンティントンビーチ』ってどこだ?
カリフォルニアのオレンジカウンティーらしい・・・
旅行会社のパンフレットを調べるとロスアンジェルスのツアーはあるもののハンティントンビーチなんてのは1つも無い・・・
仕方が無いから個人旅行で計画するか・・・

宿泊したアナハイムプラザ
しかし、いきなり初の本土で英語なんか殆んど出来ない俺がまともに行ってかえって来れるか?
悩みに悩み〜(たいした悩みじゃないな)
これに決めた

HISの航空券とホテルがパックになった「アナハイム滞在プラン」
アナハイムなら地図で見た限りハンティントンまで20k位だ。
これなら充分、日帰りで行けると確信!
7月31日〜8月2日までのプランを計画したのでした。
夏休み期間中って事でえらく金額が高かった。
後で分かった事だがハンティントンにはヒルトンホテルのハンティントンビーチってのがあった。
しかし、俺にはヒルトンってガラじゃねー。モーテルみたいなアナハイムプラザで充分だった。
いなかっぺ大将の俺にはヒルトンが似合う筈が無いのだ。
航空会社は『シンガポールエアライン』初の使用だった。
シンガポールっちゅーと俺は軍歌『戦友の遺骨を抱いて』をイメージしてしまい
飛行機に乗るまでずっと頭の中に『シーンガポールの朝の街〜♪』と、この唄のフレーズが頭の中を流れていた。
無事、ロス(LAX)に到着するも入国審査に2時間もかかり、時差ぼけ&疲労でぐったり
空港より旅行会社の送迎でホテルに5:00PMにやっと到着
初日はハンティントン行きは中止!
しかし、近くのエジソンインターナショナルフィールド松井(ヤンキース)が来ていると情報をキャッチ
さっそく、目的を変更しエンジェルスの本拠地エジソンインターナショナルフィールドへ向う事にした。

得意の市バスに乗って球場へ

エジソンインターナショナルフィールド

しかし・・・チケット売り場に行くも『CLOSE』の文字、いやな予感
別の売り場に行くもCLOSE、どうやらSOLD OUTのようだ
しかし、何人かの客は窓口でなんやら交渉してる、どうやら指定席のキャンセルがでたら売ってくれと交渉してるようだ。
俺にゃこんな事交渉できる英語力なんかない、諦めて帰る事にした。
帰り際に怪しげな黒人やメキシカンが『NEED TICKET』なんてカードもって話し掛けてくる。
ダフ屋だ、アメリカにもダフ屋はいるのでした。
誘惑に負けそうになったダフ屋からチケットは買うことはなかった。(単にビビって買えなかっただけだ。)
宿に帰り、泣く泣くTVでアナハイムエンジェルスニューヨークヤンキースの試合を見る事になった。
やっぱり俺は何事も計画性がなく行き当たりばったりの性格で困ったものだ・・・
翌日、人気の無いトロントブルージェーズ戦を見に再度足を運び私のメジャーリーグ観戦のはかなったのでした。

夢にまで見たHuntington Beach Peir

 2003年8月1日 その1


夢にまで見た『ハンティントン ピア』
夢にまでとは大袈裟かもしれないが、サーフィンやる奴にゃパイプラインとハンティントンは絶対行って見たい所なはずだ。
映画や、ビデオで登場するハンティントンのピアは俺にとってはカリフォルニアの象徴なのだ!ニューヨークの自由の女神みたいなもんだ。
これを見て初めてカリフォルニアに来た事を実感すると自分で勝手に思い込んでいた。
さて、2日目朝、5時に起床、どうやってハンティントンまで行こう?
レンタカー借りて行くのが一番簡単だが、初のカリフォルニアでいきなりレンタカーはビビる・・・
しかも、日本で予約してないので現地での手配、英語出来ないから今回はパス、 また得意の臆病風に吹かれ安易な方法を選択してしまった。
一番、簡単なバス&タクシー作戦を使ってしまった。
行きはタクシーを使用、時間にして約45分(渋滞時間を避けて)
金額チップを含み55ドルを観光タクシーに支払った。
タクシー代は高かったが見知らぬ土地じゃ仕方ないな・・・

観光タクシーにのり約40分、Beach Blvdから『Pacific Coast Hwy』に出ると西海岸の海が見えてきた
おお!海岸沿い前方左にピアが見えてきた。何度も見た波崎阿字ヶ浦のピアじゃない本物のピアだ!感動
初めてハワイに行った時ハレイワに向う途中見たパイナップル畑から見たノースショアの風景を見た時と同じ感動だ!
ハンティントンビーチの入り口の階段を下り早速会場へと直行、8時ちょっと前に到着、時間が早すぎたようだ。
ハンティントンピア左には多数のサーファーがサーフィンしていた。
私は本部塔の選手入退場のゲート前に場所を陣取った。
しばらくすると場内のアナウンスが流れた。どうやらウーメンズのヒートが開始されるらしい。
サーフィン中のサーファーが徐々に上がり始めた。



大会本部塔前に陣取った


会場のDJを勤めた○×氏(名前は?)


US OPEN 大会の開始

 2003年8月1日 その2

US OpenASP公認のWQS大会でWCT(トップ プロ44名のワールドツアー)サーキットではない。
WCTの予選リーグみたいなツアーなのだ。しかしながらUS Openは伝統のある大会だ。
世界のトップサーファーがエントリーしている。世界チャンピオンのAndy Irons、ケリースレーターと
人気を二分するRob Machado、オールドファンが涙モノ Tom Curren らがエントリーしている。
もちろん、日本からもメンズ、ウーメンズのトッププロもエントリーしている。
しかしながら、8月1日には日本のメンズは全て敗退!しかし女子の谷口絵里名、斎藤ユリの2名が勝ち残っていた。

R48 Heat2を1位通過した谷口選手


斎藤選手はR48 Heat5敗退・・・

ラウンドが進むにつれ、お!見たことある有名サーファーが登場しだした。
だいぶ前、丸井プロの部原大会で見た事のある『ポーリン・メンッアー』が登場して来た。
たしか、ポーリンメンッアー丸井プロで優勝した年WCT世界チャンピオンにも輝いてたはず?
上の写真のDJのオジさんが『93ワールドチャンピ〜ヨ−ン』とアナウンスしていた。
もう、10年も前だったのか?
大会はWQSって事もあり日本じゃ無名の選手も大勢いる。どこの国の選手だろ?ウエット無しで競技しているゾ! 水温は低いはずだが・・・たぶん地元のサーファーだろう。ギャラリーとしちゃ嬉しい。 ムフフ・・・


93WCT世界チャンピオンのポーリン

ウエット無しで競技する女子選手

11時頃から待望のメンズのヒートが始まった。
いきなり、ロブマチャドコーリーロペスが同じヒートで戦った。
WCTじゃ見れないロブマチャドをWQSで見れるのがこのUS Openの良いところだ
そして、『トム・ カレン』も続いて登場となった。


人気者『ロブ・マチャド

オールドファンが涙もの『トム・カレン

お目当てのサーファーが登場し終わるとギャラリーは帰り始めた。
私もその1人だ、帰りの準備をしなければ・・・
会場に来た時使った観光タクシーの兄さんが帰りも呼んでくれと言ってたが呼ばなかった。
50ドルも払えん!』また俺はハワイで鍛えた市バス利用法でOCTAバスにてBeachiBlvdからKatella Av
乗り継ぎ 1j25セントで宿に帰ったのでした。

Next