突然死につながる12の危険なサイン

以前とは違う次のような兆候が一つでもあれば、病気の危険なシグナルと考えた
方がよいそうです。該当する人は、できるだけ早く、病院等で検査を受けてください。


朝、起きるのが辛くなった
生活が変わってもいないのに、以前に比べて朝起きるのが極端に辛くなり、しかも
慢性的に続くような時は要注意。血管の状態が悪く、血液の流れがスムーズでなく
なると、細胞に疲労物質が滞り、身体が疲れやすくなる。
夜、眠れなくなった
寝床について2時間たっても眠れないのは、ストレスが限界を超えている証拠。
素人考えで睡眠薬を常用するのは、心身に悪いばかりか、隠れている疾患を見逃す
ことになるので避けるべき。
どこでも寝られるようになった
仕事と無関係な時間に眠ることは、健康のためにも悪いことではない。しかし、会議
中やビジネスの打ち合わせの場などで寝てしまうのは、疲労が心身の危険ラインを
超えている状態であり、要注意だ。
食欲がなくなった
精力的に活動し、よく食べていた人が、急に食欲をなくしたような時は、かなり危険
域にあると言える。消化器系の疲労があるか病気があると食欲が落ちる。精神的な
強いストレスがあるときも食欲が落ちる。
酒が美味しくなくなった
酒を以前ほど美味しく飲めない、あるいは酔いが早くなった時は、肝臓によほど疲れ
がたまっているか、何らかの疾患のサインだ。精神的ストレスが強い場合にも、酒は
まずくなる。
記憶力が極端に落ちた
有名な人の名前が出てこなくなったり、昨日会ったばかりの取引先の担当者の名前
が思い出せないようなら、脳の動脈硬化が進んでいて、栄養や酸素などがスムーズに
運ばれなくなったことが原因として考えられる。
他人の噂話(悪口)が気になる
家族や知人などが自分の悪い話をしている気がするのは、疲労が溜まっている証だ。
症状が進むと、怒りっぽくなったり、情緒不安定になったりする。家族は、言動が
おかしいと思ったら、とにかく病院へ連れて行くべきだ。
強い肩こり、頭痛、めまいが起こる
ひどい肩こり・頭痛・めまいがある、あるいは軽くても長く続く時は、脳血管の疾患
の前触れと言える。特に高血圧気味の人にこのような症状が出たときは、非常に
危ない。無理をせず安静にして、病院で検査を受けるべきだ。
息が切れる、胸痛がある
動脈硬化の進行を自覚できるのは、心臓では息切れや胸の痛みだ。これらは心筋梗塞
の前兆である。心臓に酸素と栄養を運ぶ動脈が狭くなっているため、心臓がスムーズ
に働くことができず、支障が出てきた結果の症状だ。
10 原因が不明のまま体重が減る
生活を変えていないのに5kg以上も体重が減るのは、重病の虞がある。甲状腺異常、
糖尿病、そして癌も考えられる。理由のない体重減少は、異常でしかない。
11 原因不明の出血があった
吐血、血痰、血尿、鼻出血、性器出血、下血、皮下出血など、原因不明の出血は
すべてが最も危険な疾患のサインだ。生理不順のある更年期女性は、診断を受けるの
が遅くならないよう特に注意が必要。
12 性欲が落ちた
男女を問わず、性欲はあって当然だ。五十代でも、一ヵ月も発散しないで平気なよう
では健康とは言えない。極端に心身が疲労しているか、どこかに重大な疾患が隠れて
いる可能性がある。

上記の内容は、次の書籍の第3章の一部からの抜粋です。
自覚症状が出る前にガンの芽をつんでしまう本』(松木隆央著/青春出版社)


[ 健康の回復・増進に役立つ本 ]