★コスモル理念★
私ども劇団「コスモル」の掲げる目的は【舞台】の繁栄です。
日本国内では「舞台」に触れる人口は少なく、
TV・映画・音楽・海外などに比べると<舞台演劇>は大変軽視され、遅れを取っているのが現状です。
しかし、私ども「コスモル」は【舞台】こそが
現代社会に生きる人達の抱える <孤独> という心の病を癒す特効薬であると確信します。
なぜなら【舞台】には生身の人間同士の繋がりと臨場感が不可欠であるから。
そこは、日常から至極遠き、ある種独特な時空です。
【舞台】には、現代の便利生活で眠らされる、五感(視、聴、嗅、味、触)を呼び覚まし、
起きろと語りかける強きコミュニケーション力が存在します!
(メディアとの違いは、役者と観客が同じ匂いを嗅ぎ、同じ空気を味わい、
触れる事さえ可能な程の近い距離感!これは舞台最大の醍醐味です。)
【舞台】は、総合芸術です。そして、それは人間の心と感性から産まれた人類の宝なのです。
ひいては【人間】さえも、総合芸術なのです。
人の為に、人が深く繋がる為に、
【舞台】は人から産まれた最高のコミュニケーション方法なのですから!
この【舞台】という文化に触れることの無い多くの人々へ、
「人」が作り出した感受性を呼び覚ます、総合芸術である【舞台】を広く伝えていきたい。
それが私ども劇団「コスモル」の喜びであり、理念であります。

★COSMOL≒BRAINは、WHO?★
石橋 和加子 (ケン※ショクヨー)
日本演出者協会会員。玉川大学文学部芸術学科美術専攻油絵科卒。
カネボウメイクアップインスティテュートプロ科卒。
2000年の「 コスモル 」旗揚げより、
年に2回下北をホームとして精力的に活動。
歌・ダンスはもちろん、コメディーからシリアスも盛り込まれた
華やかで大胆なステージングは、エンターテイメント性が高く
芸術性に溢れる。3歳の子供からお年寄りまで
舞台芝居を知らないお客様にも楽しめると評価は絶大である。
2004年作品<ASS>にて、東京都歴史文化財団より助成。
日本演出家協会主催「若手演出家コンクール2005」にて、優秀賞受賞。

★芝居界巨匠の推薦文★
私が初めてコスモルの舞台を観たのは、
日本演出者協会が主催する『若手演出家コンクール』に応募したビデオに於いてでした。
最初に強く魅了された点は、
時代の流行という手垢にまみれずに独自の演劇を生み出そうとしている、ということでした。
なりふり構わずに、しかも観客との交流の中で、
現代が抱えている問題を直球で提出したい、という魂をその後の舞台からも鮮烈に感じています。
現代の日本の舞台には、台詞や心理が中心の室内劇や、
既成の技を組み合わせた時代劇が多いのですが、
コスモルは独自の伸びやかな舞台表現を毎回探っていると思います。
その特質の第1は、声を含めた肉体の表現へのユニークな拘りだと言えそうです。
時に強く、時に秘めやかに展開される身振りから生み出される詩情に満ちた舞台は、
現代劇の中で非常に貴重な存在です。
日本演出者協会理事長  和田善夫


コスモルさんの芝居は「時代」や「世間」に一切媚びない孤高の存在だ。
どのジャンルの芝居にもあてはまらず、「パンク」という言葉が似合う。
このパワフルでエネルギッシュな劇団を、女性が中心になって運営しているのも新しい。
彼女達の「魂の叫び」は、観客の魂をも揺さぶり混乱させていく。
一見、無秩序とも思える彼女達の表現だが、実は緻密な演出力に裏打ちされたものであり、
激戦で知られる「若手演出家コンクール」で優秀賞を受賞しているのも当然の結果なのであろう。
この新しい風である「コスモル」という集団が、今後どのようなスタイルを築いていくのか、
私は見つめ続けていきたい。
絶対王様 作・演出・主宰  笹木彰人