2002年1月から3月まで。
キャスト
怪人:高井 治 クリスティーヌ:村田 恵理子 ラウル:柳瀬 大輔
カルロッタ:河合 和代 メグ・ジリー:相川 忍 マダム・ジリー:秋山 知子
ムッシュ・アンドレ:林 和男 ムッシュ・フィルマン:青木 朗
ムッシュ・レイエ:立岡 晃 ムッシュ・ルフェーブル:変わったのよ、誰だったかしら
ピアンジ:半場 俊一郎 ブケー:浦田 敬二
風邪が耳にきてしまい、(中耳炎寸前?)左耳が聞こえない。
今週は異動前の引継で職場を休めない上に残業で医者に行けない。
来週月曜日残業がないことを祈ろう。
コンディション最悪で観に行ったせいだと思うが、舞台より観客席の方が気になった一日。
なんか、右隣の人が熱心なリピーターっぽいのだな。いつかの時にも見た顔だ。
まず、曲が終わったところで熱心に拍手するのは普通として、何に驚いたかというと。
私もC席で観るときはオペラグラスを持っていくのだが、それは役者の表情を見る為なので、大抵主役クラスに集中する。
だが、彼女はグラスでどうやらアンサンブルをチェックしているようなのですな。
アンサンブルは場面によっていろんな役をこなす。が、
オペラ座の怪人はキャスト表にのるアンサンブルの役者さんの名前の位置によって何を演るかわかるようにはなっていないらしい。
劇中劇の伯爵役とかMasquaradeのパピヨンさんとかあしゅら男爵(男女半身になってる衣装の人がいるのです)とか。
私も知りたいんだけど、人の顔の見分けがつかないので諦めてるんですが、その人は違うんだな。
んー、次回見かけたら聞いてみようかしら。
ルフェーブルは深見さんのより冷たいような。レイエとのやりとりも完全に見下してる感じだし。
怪人さん、演技にメリハリをつけるべく努力しておられます。
鏡のシーンで力みすぎて、こぶしが回っちゃったのは失笑ものでしたが、その他は・・・聞かせどころは怒鳴らなくていいと思います。くすんくすん。
一幕最後は伸ばしてくれるようになりましたが、なんであんなに良い声なのに伸ばすところで自信なげによれるのよー。
そしてクリスティーヌ・・・ちょっとお顔の丸さが気になりました・・・なんで?この間見たときは痩せたと思ったのに、反動が来たのかな?
お声の調子もちと悪め。来週はいいといいなー。
しまった、3年前に行った山下達郎のコンサートのお連れは妹さんじゃなかったわ。
その前の小田和正でご一緒したんだった。
おじさまごめん。
人事異動でやっと動かしてもらえた。
今の係は一生いられるのなら良いところだが、仕事を覚えるためにはそうも言っていられない。
まあ、私にとってはめでたいことかな。一つの係で一度に3人変わるのはどうかと思うけど。
後の人が大変だ・・・ふふふ・・・まさかあの人が来るとは・・・
うちの職場は百鬼夜行で一部に有名だけどね。ネット上を賑わすようなデムパさんをリアルで見られる、あちこちで。
かくいう私もその態度の大きさで「一番えらいひと」などと呼ばれてしまっていたが。
念願の「名実ともにぺーぺー」の身分をゲット、がんばろー!
・・・この引継でクソ忙しいときに風邪ひいちゃったけど・・・
キャスト
15日と同じ。
今のところ、京都公演は一年間のロングランになりそうなのだが、その4分の1の期間が過ぎようとしている。
早い。一週間に一度だけの観劇なんてまだまだ。金に余裕ができるかもしれない今年の後半はどうなるかしら。
村田さんが復調。よかった。
高井さんが歌い方を変えてきた。低いところはドスを利かせまくって時折シャウトを入れ、一番高いキーはいつもよりちょっと下げて張り上げる。
まだちょっと板に付いてない。カリスマには今少し。
ところで、怪人さんは舞台に出ている時間が短い。と思う。
鏡のシーンからThe Phantom of the OperaとThe
Music of the Night、宙づり天使像、二幕に入ってMasquaradeの最後、墓場のシーン、The
Point of No Returnから最後まで。
これだけしか出ない、しかも歌詞で心情説明しているところが日本の訳詞では意訳になってて、ニュアンスが抜けていることが多い。
芝居の見せ所なんだけどなあ。うーん、愚痴っちゃうわ。
前にどこかでクリスティーヌのおとっつぁんのお墓に書いてある生没年がおかしい、という話を見たような気がするので、今回じっくり見てみたら、「1841〜1870」に見えた。帰ってから、パンフレットの写真で確認する。合ってる。
なるほど、おかしいかもしれない。
四季のパンフレットには最初のシーンが1905年と書いてある。ロンドンオリジナルキャストのCDについてる台本には1911年でラウル70歳とはっきり書いてあるが、それは置いといて。
お父さんは29歳で死んでる。
1905年。ラウルは足腰立たないぐらい歳をくってる。ロンドン版と設定が変わっているとしても、60歳以下ってことはないだろうと思ったが。
おとっつあんが死んでから最初のシーンまで35年。亡くなったときラウルは25歳とすると、お父さんとそんなに変わらない歳になってしまう。
最初のシーンでラウルは50歳なのか?そうすると、彼が15歳の時にクリスティーヌのお父さんが死んでることになって、14歳で海に飛び込んでスカーフを取りに行ったときは父は28歳、まだ生きてることになる。
クリスティーヌはそのとき何歳だ?
18の時の子供として10歳・・・10歳の子供の顔を6年以上覚えてるか?。
当時のフランスの風俗はよく知らないけど、ひょっとして16の時の子供だったりして。12歳。なんとか。
でも、実は日本語詞では14歳だったのはラウルなのかクリスティーヌなのか、そのときおとっつぁんが生きてたのか今ひとつわからないんだよな。
調べてみよう。
キャスト
怪人:高井 治 クリスティーヌ:村田 恵理子 ラウル:柳瀬 大輔
カルロッタ:河合 和代 メグ・ジリー:相川 忍 マダム・ジリー:秋山 知子
ムッシュ・アンドレ:林 和男 ムッシュ・フィルマン:青木 朗
ムッシュ・レイエ:立岡 晃 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場 俊一郎 ブケー:浦田 敬二
フィルマンが青木さんに。佐川さんはちょっと気がよさそうな演技だったが、彼はクールな感じで、経営はするけど音楽なんかほんっとうにどうでもいいっぷり全開。
なので、コミカルな面は押さえられていたかな。台詞部分がすごくゆっくりだった。変わって日がないからかしら。
村田さん、まだ苦しそうだ。この間よりはましだけど。休ませてあげて欲しいなあ。
なんか痩せたような気がするぞ。
せっかくクリスティーヌの歌を無理のない声で歌えるって人を無理なスケジュールで潰さないでね。
まあ、喉の管理もプロの義務だけどさ。
本日の高井さんはThe Music of the Nightにマイクがあまり入らず、地の声を楽しむことができた。
進歩はあるから、演技もがんばれ。
しかし、一幕最後の「これほどの辱めを許しはしないぞ」のとこで短く切るのはどうかと思うのよ。
「ゆるしーはーしなーいーぞーっと」(「と」は幻聴)て言ってるように聞こえるのよね。
山口さんみたいに「行けー!」の台詞まで引っ張れとは言わないので、ある程度延ばしてほしいな。
初めて山下達郎のコンサートに行ったのは3年前だが、帰り道には目がハート形になっていた。
いい男に見えるよな。竹内まりや見る目あるよねー。ドーナツソングかっちょええ!
とか言いながら帰った。以来私にしては珍しく、ライブがあったら必ず行くアーティストに。
でも、ツアーしてくれるのが3年ぶりなのよね。今回も連れは我が妹さん。
フェスティバルホールについたら、いるわいるわダフ屋さんの群れ。
その横には当日券待ちか?人の列。
前より数段多いような気がするが、チケットが無茶苦茶取りにくかったのだろうか。
とりあえずパンフレットを買うためにグッズ売り場へ。
2200円という値段にめげそうになりながらも購入。でも、中を見てみると納得できる濃さ。とりみきのマンガ最高。
コンサートの内容については、あまりくどくど言えない。
音楽マニアではないし、どんなに好きな曲でも曲名を覚えられないような奴なので。
最初の4曲ぐらい声が出てなかったけどそれ以降は持ち直したし、ちょっと高音が苦しそうだったけど、歌というのはそれだけじゃないと実感できる。
彼は職人である。職人気取りではない。惚れ惚れ。
アンコールを入れずに3時間に迫ろうかという長丁場も前と同じ。休憩なしよ。
今回も帰り道、達郎ラブラブ状態になった。現金を持っていたら、今回出たリマスターアナログ盤7枚組を買ってしまうところだったわ。
買ったら買ったで本望かもしれないが、レコードプレイヤーも買わなきゃいけなくなるし、アナログ対応のオーディオシステムに考え直さなきゃいけなくなるし、スピーカーのいいのも欲しくなるし・・・いかん!引き返せない道へ行ってしまう。
The MARCH never finished. きゃー。
舞台がはねた後に、妹がカラオケに付き合えと言ってきたので、その前に晩ご飯を食べようと思った。
時間がなく、ご飯ものが食べたい。
迷わず吉野屋である。
店に入って、並とけんちん汁を頼む。
ところで、世間ではどうも「つゆだく」が主流らしい。
それにしても私の後から入ってくる人、全員つゆだくである。
へー流行ってるって本当なんだ、と思っていたら、私のどんぶりが運ばれてきた。
箸を入れる。げ。底につゆが溜まってる。
これ、つゆだくじゃねえのか?
普通でこれか?つゆだくってひょっとしてひたひたなのか?違うと思うぞ。
俺はつゆだくなんて食いたくねえんだ。
汁のかかったところで肉とタマネギ食った後、底3分の1の白い米でけんちん汁を楽しみたいんだよ!
誰に断ってこんなしゃぶしゃぶな牛丼作ってやがる!親父!作り直せ!
・・・と心の中で叫びながら鬱々と食す。
その間に入ってくる客、持ち帰る奴もつゆだくだ。
客がほとんどつゆだくを頼むのはいい。
が、こら店員。スタンダードは守らんかい!
つゆがかかった飯にけんちん汁なんて辛うて食えへんわ!
キャスト
怪人:高井治 クリスティーヌ:村田恵理子 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:河合和代 メグ・ジリー:相川忍 マダム・ジリー:秋山知子
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:立岡晃 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:浦田敬二
京都公演延長決定〜!来年の1月5日まで〜!
どんどん、ぱふぱふー!ああ、うれしー!(半泣き)
愛を試されているわ!資金がー!お金がぁぁー!
・・・貯まらん。
がんばって稼げってか。
後は今年も私に異動するなってことね?
本日はクリスティーヌ役村田さんが結構ギリギリな声だ。無理すると後が大変だけど、この公演は彼女がメインと決まってるのかな。
五東さんは村田さんが休む時期だけ出て来るアンダースタディみたいな。
2回ほど声がひっくり返ったけど、それでも歌い方を変えて持ちこたえるのはすごいなあ。
声を出すところをお腹から胸の方に上げたような感じで乗りきる。
え?女には評価が甘い?
だって、割と立ち居振る舞いが綺麗なんだもの。えらそうに言わせてもらえば、演技の方も歌手な感じじゃなくて、役者してますよ。
男に点数が辛いのはまあ、私、女性ですから。好みがうるさいってことで。
怪人役の高井さん、とりあえず声で演技をしようと必死です。京都公演が終わるまでに全身での演技になっていくでしょうか?
オーバーアクションは嫌ですけど、突っ立って台詞だけっていうのも困ったものですから。んで、声だけ抑揚があるのね。
The Music of the Nightは努力が見え隠れするんだけど、その後の仮面を剥がれたところなんかは見てるとつらい。
ラストシーンの三重唱では怪人が何を考えているのかわかるような演技をするのに、なんでかなあ。
またしてもマイク音量が上がりました。
一幕、ラウルうるさい。一人で音量突出。バフバフ息の音出るし。
2階席一番後ろでアドリブまで聞こえるよ。
怪人もエコー効きすぎてます。
ハッタリは必要ですが、小細工しすぎはいけません。
キャスト
怪人:高井治 クリスティーヌ:五東由衣 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:種子島美樹 メグ・ジリー:誰だったかな マダム・ジリー:横山幸江(?)
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:立岡晃 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎
どさくさでキャスト表なくしちゃったわ。でもたぶん合ってると思う。
うーん、五東さんは立ち姿がちょっと猫背なんですね。声楽関係者は最初そうなるんだと聞きますが、どうしてなんでしょう?
村田さんより小さいのかな。ひょっとしたら同じサイズの白のローブを着ているのかしら、なんか裾を持てあましている感じです。
歌声がかわいくなってきました。別にかわいい方に合わせなくてもいいのにな。
人それぞれで、いろいろな解釈を見せてほしいのに〜。
レイエに立岡さん。
嘉納さんのレイエが芸術家っぽくてお高い感じなら、こちらは頑固職人風。
下町の親父ね。カルロッタの台詞
「新しい支配人のおっしゃることですから。どうでしょう、ムッシュー・レイエ」に
「我がプリマドンナのご希望とあらば」って強調して嫌そうに返事するのが、かわいい。
キャスト
怪人:高井治 クリスティーヌ:村田恵理子 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:河合和代 メグ・ジリー:相川忍 マダム・ジリー:横山幸江
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:嘉納兼徳 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:須郷裕介
高井さんが戻ってきたわ!やっぱり良い声だ〜
声の調子で演技をするように努力されてますね。うん、歌ってるだけではなくなったかな。
相変わらずパントマイムはお寒いですけど。
感想を書く前に父が交通事故で入院してしまい、その後始末で走り回っている間に細かいところを忘れてしまいました。
あーあ。
全身打撲だけですんで良かったけどね。
私が免許取ったときに買っていただいた、ホンダのJADEさんがお亡くなりになってしまわれました。
街乗りに最適のスクエア4サイクル250ccでした。金属的な排気音も好きでしたよ。
一緒に峠なども行ってみましたね。危険な運転は嫌いなので、攻めたりはしなかったけど。
うそです。ちょっといちびってみたことありました。
父の代わりに壊れてくれて、ありがとう。安らかにお眠りください。
キャスト
怪人:村 俊英 クリスティーヌ:村田恵理子 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:河合和代 メグ・ジリー:相川忍 マダム・ジリー:横山幸江
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:嘉納兼徳 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:須郷裕介
相川さん、CATS行ったり戻ってきたり大変だな。
さて、芝居のテンポをゆっくり取るようになった。
レイエとルフェーブルのやりとりとか、イル・ムートでフィルマンが「何も起こりそうにないな」と言ってみたり。
笑わせるところはしっかりしてほしいが、やりすぎないように祈ろう。
音響と大道具はやっぱり気に入らない。きっかけをはずすし、バタバタと足音がするし。60点。
村田さん、私は帰ってきてくれて嬉しいです、あなたの声が好きなので。所作も割と綺麗だし。後は怪人との掛け合いの問題で。
市民演劇をしている人から「今回は怪人の表現が悪い」という話が出ていると聞いた。
ああ!ここ何年か常に思っていることをストレートに言われたわ!
最近、四季の怪人は歌が上手い人を起用しているのはいいのだが、私は演技に納得がいかない。
美しい声で歌うけれども、怪人がどんな人かってのが伝わってこないのですな。
見終わった後に「怪人格好良かったね」なんて言ってるのを聞くと、
「お嬢さん!違うのよ、怪人はキチガ○でね、変態でね、歳は50過ぎててね、いわゆる老いらくの恋ってやつでね、若い女の子にイチコロにされた哀れな男なのよ!世間的には水道管の後ろにいれば潰されずに済んだのに、わざわざ出てきたゴキブリのような立場なの!」
と実は言いたい。(ちょっと言い過ぎかしら、いやそうでもない)
それが私の思い込み。怪人像だから。
いろんな解釈があるから、あくまでスマートで仮面を取られたときとヒロインが他人とベタベタしたときだけガンガン怒る。という怪人もありかもしれないが、そんなの私の好きな怪人じゃないやい!
声が良い、という面を全面に押し出していくなら、その声で私たちの感情まで引き回すほどの求心力がほしい。
でも、好みじゃないのがわかっていても通ってしまうんですなー。
感動させてくれる瞬間を求めて。
キャスト
グリザベラ:範 衛華 オールドデュトロノミー:小林克人 ジェリーロラム=グリドルボーン:井上ちえ
バストファジョーンズ/アスパラガス=グロールタイガー:キム スンラ ジェニエニドッツ:藤田晶子
マンカストラップ:福井晶一 ランペルティーザ:相川忍 ラムタムタガー:荒川務
ディミータ:春原一恵 ミストフェリーズ:坂本登喜彦 ボンバルリーナ:上村朋子
マンゴジェリー:趙 宇 シラバブ:中村友里子 スキンブルシャンクス:飯野おさみ
タントミール:久安正子 コリコパット:徐 元博 ジェミマ:鴨志田亜紀 ランパスキャット:辻 仁
ヴィクトリア:大月悠 カーバケッティ:三宅克典 カッサンドラ:富田浩路 ギルバート:萩原隆匡
マキャビティ:赤瀬賢二 タンブルブルータス:井水 類
ラスベガスに行く予定で取った休暇だったが、テロと戦争でやめたので「CATS」を見に行った。
大阪公演はまだ見てなかったしね。
ビジネスパーク内にあるMBS劇場はライオンキングの時に一度行っただけだったが、今回入ってみると小さいような気がする。こんなに狭かったかしら。
それとも、CATSだから狭くしたのかな?前のMBS劇場が大きすぎたのかしら。2000席あったしな。
いつも通り壁一面に裏町のゴミ捨て場なデコレーションがある。回転席はなく舞台だけが回るようだ。
キャッツは前の前の場所、福岡公演からリニューアルされていると聞いているので、どこが変わったかも楽しみ。
まず、目につくのは舞台がけっこう傾斜している。踊るのが結構怖そうだ。またレッグウォーマーをはいている猫が多い。
床を滑ることが多いので、その対策かもしれないが、身体のラインが隠されているようでもったいないな。
以前は日本ではいなかったシャム猫風の、衣装に毛がない猫がいる。
シラバブは白ベースに黄色のラインで収まったようだ。ラムタムタガーが海外と同じ、黒ベースにヒョウ柄模様、茶色の毛皮になっている。
純然たる白猫はヴィクトリアだけになった。
新しい振り付けを加藤敬二氏がしたらしいが、わかるわかる。
彼のは腕の細かい動きが多くて体重移動も頻繁なので、見てて少しせわしない。
全員が加藤さんと同じ感覚を持っていれば綺麗なんだけどねえ。
東京で「コンタクト」の稽古が始まってるのも影響しているかな。あれはダンスしかないミュージカルなので、それに取られて大阪組の質はちょっと落ちてるかもしれないなあ。
全体の印象はだから、ちょっとバラバラとしている。オールドデュトロノミーとグリザベラの歌が好みじゃなかったのも痛い。
デュトロノミーは声が不安定だったし、グリザベラはちょっとあっさりしすぎかな。もうちょっと感情込めて歌ってほしいな。込めすぎるとド演歌だけど。
あと、ミストフェリーズがかわいくないのー!不気味系ダンス。足でも痛めてるんじゃないかなと思うほど、ねばる。
マジックのネタはちょっと変わって、お見事だったんだけどな。
久しぶりに井上さん(前にクリスティーヌ役をやってた人)の美しい声が聞けたし、姐さんコンビ(ディミータとボンバルリーナだと思うが)のマキャビティの歌が色っぽくて良かったし、マンカスの兄ぃも格好良かったので、よしとするかな。
ところで、キャッツの観客はやっぱりリピーターが多いのか、すれてる人がいる。
アンコールを何回かやるとラムタムタガーがちょっとパフォーマンスしてくれるのだが、それを見届けてから拍手をやめる、という・・・
何が出てくるか知り尽くしとるな。あんまり人のこと言えないけどさ。
あ、そうそう、今回休憩時間にデュトロノミーのサインがありました。久しぶりに見た、珍しい。
恋というものをしたことはないが、なにかが好きでしょうがなくて狂騒状態になったことは2回ほどある。
一度目がセーラームーン。二度目がミュージカル。
ああ、自分で書いてなんか情けなくなってきた・・・
続けます。
詳しいきっかけは例によって忘れてる。
最初、妹にテレビで「こんなんやってるで」とかいって見せられたときは、こんなお手軽でよりどりみどりな設定で、しかも主人公は究極バカみたいだし、見る価値なし。と思っていたのに、亜美。名前がいいねえ。とか、長髪美少女。んー、いいねえ。とか言ってる間に設定の裏読みをするようになって、妹の知人(女性)がセーラームーンの同人誌(健全)を作っていて、その売り子の手伝いに行ったら、好みの本を見つけて転んでしまった様な気がする。
正直、好きになるものがこれでなければもっと良かったかもしれないが、あのとき一つも好きなものができていなければ、今もっと悲惨な生活を送っていたことは間違いない。
大学時代、人生最悪の精神状態にあったときに現実との接点になっていた。
これの為に金を稼ぐ。学習意欲はなくなっていたが、勤労意欲がわいてきた。
それまでは惰性で生きていたのだ、と思わせられるような強烈な覚醒感と、これのためなら自分は何でもできる、という万能感。
視界は光に溢れ、世界はこんなにも美しい。
まさか陳腐な比喩表現だと思っていたことが実際に感じられるものだったとは、と色々な本にも書いてあるのだが、それでも言わせてくださいってなものだ。
この感情を人に対して持つのが恋だというのなら、それは確かに生きる理由になるだろうし、突然失おうものならその瞬間の自分の存在意義を失ったのだと言っていいだろう。
これを初めて感じたのが・・・いいんだよ、もう!なんでも!(我ながら少しばかり恥ずかしい)
・・・それも収まった頃、次がやってくる。
というわけで、世間的に「友達がこれにハマってる」と言える分だけまだマシだ、と友人に言われた趣味。
ミュージカル観劇は最初に「CRAZY FOR YOU」だったと思われる。
NHKでオーディションの様子と稽古風景を「劇団四季の世界」という特集にしていて。
ガーシュウィンの音楽の楽しいミュージカルで、気に入って劇団四季の会員になって、しばらくして送られてきたのが「オペラ座の怪人」大阪公演の案内だった。
あらゆる意味での奇形、異形でしかもフォーマルを好む男。19世紀。ゴシック。ヒロインもなにかを思い込んでて、バランスの取れた人ではない。
この劇は私の好みのツボを針で刺し抜いた。
脳内物質が溢れるように出るときがある、ということを知った。
私はこの状態を体験してから自己暗示のコツを掴んだような気がしている。
しかし、やっぱり好きになるということについては暗示をかけにくい。
嫌いになる方は簡単なのに。
この通りもののような感覚はどこから出てくるものなのか?
それが知りたくて考えてみるのだが、考えすぎて、いま好きなものをこの感覚で好きでいられなくなるのが惜しい。
こんな他愛ないことで悩むとは可愛らしいことねと自分の中で呆れる声があるが、何も感じられないよりはいいよと諭す声もする。
愛を失うのが怖いの。
うはあ。なんか真正面から言っちゃうと、イイ感じね♪(阿呆)
恋愛と一緒にするな、と言われることはありますが。
そんなに変わらんと思うんだけど、どうかな。やっぱり違うもんかな。(このオタクめ!←自分で言っておこう)
サラ・ブライトマンがアルバムプロモーションのために来日していたそうだ。
彼女は初演のクリスティーヌである。
数年前に大阪でコンサートを見た。感動したことについての物覚えは悪い方なのだが、そのとき感じたことは鮮明に覚えている。
何故、この人が舞台に上がっているときにThe
PHANTOM of the OPERAを観られなかったのだろう。
そのとき、私は中学生だろうがなんだろうが。どうして。なんで観られないんだろう?
時制も無茶苦茶、過去の自分と状況を罵りまくった。
なにかにのめりこんだことがある人なら、理解してもらえるだろうか。
埒もないとはわかっているが、私は彼女のクリスティーヌが観られなかったことを一生後悔し続ける。
彼女の歌声はあのころの私にとって正に彼岸のものだった。
比類なく美しいが、どこか虚ろ。この世に生きる熱が感じられないという点においても。
役のイメージと重ねすぎていたのかもしれないけど、これはしょうがないやね。
演技はどうだったのかわかんないし。
実は最近の歌はあまり聴いていない。
しょうがないんだけど、太っちゃってるし。
DVDでは小林幸子もまっつあおのステージ衣装で出てきてたしなー。こわいわー。
ああ、いやいや。それは声に関係ないんだけどね。
ライブで聴く機会があれば絶対に行く気だが、来てくれるだろうか。
キャスト
怪人:村 俊英 クリスティーヌ:五東由衣 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:種子島美樹 メグ・ジリー:望月由弥 マダム・ジリー:横山幸江
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:嘉納兼徳 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:須郷裕介
アンサンブルの変更 平野万里→秋山知子(お針子とイルムートの伯爵夫人の友人役)
C席真ん中。
実際のところ、怪人は少し頭のおかしなストーカーで、れっきとした犯罪者である。
つきまとわれる側にしたら、怪しげな催眠術をかけられて地下に連れて行かれるわ、自分や周りの人間に何をされるかわからないわ、たまったものではない。クリスティーヌがラウルを選ぶのは当たり前だし、こんなつきまとわれ方も昨今はよくあることになってしまった。(現実の方が結果がひどかったりするし)
それでも、このミュージカルがただのストーカーと頭と尻の軽い小娘と苦労知らずな坊やの三角関係の話だとは思いたくない。
「I am the mask you wear」「It's me they
hear」
劇中、クリスティーヌと怪人の関係はこの一言で表されているところから始まる。
彼女は怪人のことを父親が遣わせてくれた「音楽の天使」だと思っていた。
自分だけに聞こえる声、自在に部屋中を駆け回り、また自分の頭の中に戻ってくる声。
絶対的に従属し、音楽的に一体となることではるかな高みまで自分を引き上げてくれる存在。
無邪気に彼女はその姿に期待する。
一方、怪人はラウルが現れたことで彼女と直接接触せざるを得なくなった。
割と最初から、彼は後のない状態だ。と私は思っている。
怪人の心の動きを表現できるか否か?
ただ綺麗に歌うだけでは無理だ。
怪人役の村さんについて、私は彼の歌が怪人をやるのに十分なことを知っているが、なぜか観るたびに歌いこなせてないような印象を受ける。
今日も声が伸びるところとそうでないところの落差が耳についた。ロングラン中によくなっていくことを願う。
感情表現は高井さんよりわかりやすくやってくれるのだが。
そういえば、高井さんは高い音が少し苦手そう。山口(祐一郎)さんなんかはのびのびと出してた。今考えたらすごかったんだな、あれ。
クリスティーヌ役五東さんは歌声がN○Kの歌のお姉さんみたい。日本人で初めて聴くアダルティな声。台詞で高めのかわいい声を出すので、ちょっとギャップに苦しむ。
が、それを乗り越えれば、よく響く歌声でよし。まだ演技までは手が回ってなかったかな。
大道具と音響の人も変わったか?柳瀬さんの調子が悪かったようでマイクがかなり入ってたけど、入りすぎ。
七重唱や人が絡むところでの音量調節もぎこちない。音楽のきっかけもずれている。
場面転換のときに大きな音がしていた。前は二列目でも聞こえなかったぞ。
役者が変わって、動きに慣れていないだけなのかしら?
キャスト
24日と一緒。
一階8列目左ブロック右から6番目くらい
席がいいというのは、やはり違うものだなあ。
まず、音。上の方には低音が届きにくいらしい。声の厚みが違うように聞こえる。
そして、移入度。観ているときにいらないことを考えなくていい。
プロセニアムアーチは見上げてなんぼのものだし、シャンデリアも。
あーあ。6月以降のチケットもいくつかS席で取らなきゃいけないなあ。当日券も買ってしまうかもしれないな。
収支が破綻しないようにブレーキを利かせないと。
この回は怪人が一幕から感情を感じさせる歌い方をした。
The Phantom of the Operaが寒くない。その後マスクを取られたときも前みたいに機械的じゃない。
相変わらず狂気は感じられないけれど。
クリスティーヌも声が伸びていて、安定感抜群。
カルロッタは絶好調で高慢でかわいいプリマドンナを好演。
支配人たちも七重唱で存在感があったし、動きもどんどんコミカルでよくなってきた。
ちょっとラウルの声がこもり気味だったことをのぞけば、大変良い舞台だった。
気になる点は一つ、マイクの音量が上がってきたような気がすること。
一緒に観た友人も一幕では気になっていたようだ。
せっかく音響の良さを売りにした劇場なのだから、できるだけマイクの存在を感じさせない方向で処理してほしい。
音響爆裂だけはやめてね。お願いだから。
キャスト
怪人:高井治 クリスティーヌ:村井恵理子 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:河合和代 メグ・ジリー:望月由弥 マダム・ジリー:西島美子
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:嘉納兼徳 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:須郷裕介
C席真ん中。
クリスティーヌ、ブラボー。(本式だとブラヴァねー)
演技に力入ってきました。この演目、ヒロインが頭悪く見えると興ざめだし。
あっちふらふらこっちふらふら、じゃなくて、父親(天使)への依存と自立、尊敬と嫌悪、憎しみと哀れみの間で翻弄されるところを見せて欲しいのです。
怪人さんは相変わらず、1幕は寒く、2幕でじわじわと良くなる演技。
途中まですごくイヤなのに、終わると悪くもなかったなーと思ってしまったりして。不思議な感触だ。
ただでさえ怪人さんは出番が少ないのだから、1幕も納得させてくれると嬉しいのだが。
観ていくうちに変わるものと思いたい。
メグ・ジリーはまた新しい人に。ちょっと高い音が苦しそう。がんばれ。
仕事中に体が震えてきた。人がしゃべってる内容について、聞こえるのに把握できなくなった。
こりゃやばいかもと思ったら、やっぱり家に帰ってご飯を食べてる最中に理由もなく泣けてきた。
情緒不安定が山に入ったようだ。
今回はこんな状態になる理由が今ひとつはっきりしていなくて、とりあえずはストレスかなと思うので、大きいお風呂に入ってみることにした。
正月の宣伝で、入場料2500円くらいのところを期間限定で1000円だということだったので、通天閣の近くにあるスパワールドへ。
ちょっとお初天神あたりで飲んでから、11時30分に入場。今月は男性がアジア風呂。女性はヨーロッパ風呂。
平日なので、人は少なめ。
ヨーロッパはローマとかドイツとかスペインとかをテーマにした風呂で、まあスーパー銭湯みたい。
北欧のサウナが良い感じなのだが、私は貧血持ちなのでやめておいた。
スペインの風呂はパティオをイメージして、露天風呂風に外気が入っている。
ぷかぷかと湯船につかって上を見上げても空は見えないのだが、それでもなにかが身体から抜けていくような開放感がある。
きてよかったなー。はぁ〜極楽極楽。
さて、次はマッサージだ。お金がもったいないなんて言わずに、今日はやっていただくわよ。
なに?全身のはスウィーディッシュ・リラクゼーション?
おお。金髪ねぃちゃんがポスターに。
嘘八百と知りつつ、髪の毛一筋の期待を胸に予約に走る。
「・・・さま、どうぞ〜」私の番だ。担当の人が迎えに来ている。
はあっ!やはり、モンゴロイドのおばちゃん!当たり前だな!当然だ!
オイルマッサージだから、パンツいっちょになってくれ。といわれる言葉もちょっとたどたどしい。
しかし、彼女の技術は私と相性が良かった。この力強さは若い人にはなかなか出せないだろう。
あちこち押されるたびに、のえー。めー。などと、心の中で訳の分からないうめき声を上げる私。
40分間の至福。時間よ、止まれ。
ううう。ロングにしたらよかった。(結局ケチってノーマルコースだった)
その後はレストルームで朝まで寝たが、毛布も貸してくれるし、なかなか良いところだった。
なにやらアジア風呂の方が周りの評判がよいので、2月になったらもう一度行ってみる予定だ。
指名料600円出して、またあのおばちゃんにマッサージ頼もうかしら?
キャスト
怪人:高井治 クリスティーヌ:村井恵理子 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:河合和代 メグ・ジリー:相川忍 マダム・ジリー:西島美子
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:嘉納兼徳 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:須郷裕介
C席(2階席後ろから2番目ど真ん中)十分表情が見える近さ。傾斜が急で、前の人がじゃまにならないのも嬉しい。
ちょっと声の調子が悪いのか、2階席だからなのか、声の通りが悪い感じ。
怪人のこの演技で声の良さに曇りがあると、ちょっと観ていて辛い。
クリスティーヌもちょっとソロで歌うとき、語尾のあたりが不安定になっている
他の人たちは動きが良くなってきた。
メグ・ジリーが新しい人に変わっているが、同じ声に聞こえるなあ。そっくりさん大賞じゃないんだから、もうちょっと自分の声を出してくれてもいいのに。
ミュージカルのネタばれですので、これから観る予定のある方はご注意を〜
キャスト
怪人:高井治 クリスティーヌ:村井恵理子 ラウル:柳瀬大輔
カルロッタ:河合和代 メグ・ジリー:秋本みな子 マダム・ジリー:西島美子
ムッシュ・アンドレ:林和男 ムッシュ・フィルマン:佐川守正
ムッシュ・レイエ:嘉納兼徳 ムッシュ・ルフェーブル:深見 正博
ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:須郷裕介
オペラ座の怪人京都公演、私の初日。
期待と不安を抱え、2日前からひいている風邪をねじ伏せて京都劇場に向かう。
JR京都駅に隣接する劇場は10億円を掛けて改装したという話だが・・・考えても仕方がない。行けばわかるのだ。今日。
嵯峨野線のホームから中央改札口を通り、右へ進むと京都劇場へ続く通路が見える。
赤い絨毯を思わせるシートを張った、廊下の向こうの階段を上ると、そこが劇場入り口だった。
・・・チープ。
いやいや、そんな豪華なエントランスにしたって中がダメなら最低なんだし、改装代を全てホールに使ったのならそれはいいことだ。うむ。
隣が手塚治虫のミュージアムでブラックジャックのお人形があって、そちらへふらふら寄っていきそうになったが、時間がないので次の機会にする。
さあ、チケットを渡して劇場に入ろう。
エスカレーターを2つ昇ってロビーに出た。
狭い。でも、コインの戻るロッカーがあって、買い物帰りでも大丈夫。かもしれない。
いつもはせいぜいビール止まりの売店ではシャンパンとか売ってる。略してモ○シャンの一番安いやつ。(フランソワーズではありません)
お正月限定だろうか。横目で見ながら、お手洗いに行き、コンタクトレンズを入れて席に向かう。
本日の席は前から2列目の左端から3番目。あまり良い席とは言えないが、役者さんの細かい動きが見られるだろう。
舞台の間口は狭めに思えるが、天井の高さはまずまず。アーチはまだ布に包まれているが、シャンデリアはまともな位置にあるし、ぶちぶち書いてきたことは杞憂で終わってくれるのか?
競売人の小槌が打たれる。OVERTUREとともにシャンデリアが、幕が上がっていく。
リピーターはほぼ例外なくこのシーンを観る度に感動しているんじゃないだろうか。
おお、天使像がちゃんと真ん中にある。
これよ、これ!このえっちくさい天使像がないとファントムじゃない。よっしゃ、第一関門突破。
さて、今回のキャストは主役以外はおなじみのメンバーで、特に目新しい動きがないだろうと思っていたら、ほんとに最低限の演技しかしない印象。
初日から間が空いていないので、段取りどおりやるのが精一杯なのか。
それとも、贅肉を落として初心からやろうというのか?
私が思い込みすぎて観ているのか。確かに「次は何が起こるのだろう?」という楽しみはもうない。
そういう意味で、まだこの舞台を見たことがない人が心底うらやましい。
ともあれ、アンドレとカルロッタの絡みも、フィルマンの音楽などどうでもいいっぷりもあっさり。ピアンジもすんなり象に乗って、あっさり。
笑いをとるところはしっかりとって欲しいんだけれども、公演が進むにつれて変わっていくのだろうか。
クリスティーヌ役の村田さん、私はこの人の舞台を東京で一度観ているはずなのだが、印象がない。
なぜか、とつらつら考えてみるに、そういえば東京ではすごい歌詞変更があって、全てがそれの前に吹っ飛んでしまったのだった。
イヤなことを思い出したので、一生懸命そのことから意識をはがす。
声。かわいい。日本のクリスティーヌはだいたいこのタイプの声を出す。17歳の夢見がちな娘だとこういうイメージになるかな。
海外では台詞のところが結構どすい声の人もいます。17歳に対するイメージの違いかしら。
歌は安定していて、Think of meも危なげなく、Phantom
of the Operaの最後の発声もテープじゃなくて自分の声。
ただ・・・ちょっと角度によってかなりおばさんに見え・・・ごほごほ。いや、ちょっと席が近すぎ・・・げふげふ。
所作は少女な感じが出ていてよし。ちょっとふっくら目だというのを聞いていたのだが、気になるほどではない。
ラウル役柳瀬さんは、なよっとしたところが抜けたような気がする。石丸氏を思い出させる演技。
自信にあふれたお坊ちゃんぶりが板に付いた感じ。いいぞ。好み好み。やっぱりラウルは怖いもの知らずの王子様でいてくれ。
舞台後の楽屋に押し入って、二人しかいないのに扉を閉め、談笑した後、コートを取りに行くから待っておいで、とか言っちゃって。
見せつけられて、さてお初の怪人役高井さんのご登場。
第一声、「Brava」が響いたとたんにうっとり。
・・・素晴らしい声・・・極楽だわ、これは。
京都劇場は確かに音響がよい。2列目ではマイクの存在を感じずにいられる。また、海外の劇場は一階席でないと音響が悪い。
そんなこんなを差し引いても、今までで一番良い声しているんじゃないだろうか。
が、しかし。
なぜか「魔力を持つ」声には聞こえない。
エキセントリックさのかけらもない、まっとうな男の声。
そのうち、とてつもなく空虚に聞こえてくる。
何もかもを諦めた人のようで、とても歌姫を隠れ家にさらうような情熱があるように思えない。
連れてくることに成功した喜びもない。自分賛歌もない。
茫漠としたMusic of the night。
これほど良い声でこれほど寒い思いを味わわせてもらえるとは、大変な衝撃だった。
この人は怪人を表現する気はなく、ただ歌っているだけではないのか、とも思ったが、もしかしたら底のない絶望を表してみたいのかもしれない。
これも、観ていくうちにわかるだろうか。
仮面を剥がれたときも怒りがあまり感じられない。静かな声で、ただ淡々とすませる。
この湖に行くシーンのトラベレーターは大抵上下に動くだけに見えたが、今回は派手に前後にも動いた。
キャンドルは舞台の後ろ半分に固まっていて、燭台は横から。
地下へ連れて行くときの切り穴はない。
スモークは遠慮会釈なく出てくる。一列目の人が窒息するんじゃないかと思うほど。
オペラ座の支配人室でのPrima donnaはカルロッタの調子が少し良くないのか、声が前にでていなかった様だ。その代わりラウルの調子が良くて、そちらを中心に聞いてしまった。
七重唱の面白さはそれぞれの声が立っていなければ出ないので、音響の人にもうちょっとがんばって欲しいところだ。
でも、カルロッタは下手に入れるとハウリング起こしそうだし、難しいかな?
イル・ムートもあっさり。伯爵のバスで笑いをとって欲しいなあ。カルロッタがマエストロに催促するのもなし。オケボックスがないから?
All I ask of youは二人とも素晴らしい歌声で、口を開けて聴いていた。
この歌はあまり好きではなくて、いつもは中弛みソングの汚名を着せているが、役者の調子がいいと、こんなに違うのねーと再認識。
気がつくと、なんと天使像が降りている。おお。関西初じゃないか?位置が悪くて怪人は見えないが、彼はその後のシャンデリア落下までやはりあっさり。
第二幕、シャンデリア落下から半年たった新年の仮面舞踏会から再び支配人室。
クリスティーヌはもはや怪人が音楽の天使などではなく、一人の男であり、人殺しであることを知っているが、まだ彼に囚われている。
催眠か、依存か、哀れみか、魔力を持つとさえ思える声の魅力か?
今も自分の頭に響く彼の声。
次に捕まったらあの地下に連れて行かれて、二度とは戻れない。
死体と一緒に生活したいと思う人間がいるわけはない。
彼は音楽の天使であると同時にその容姿、殺人技術でもって死の天使でもある。
などということを反芻しながら観る。
Wishing You Were Somehow Here Againで過去との決別を歌うクリスティーヌがその後の怪人の誘いにまた催眠状態になる様は、何時も人の望みの儚さを見るような気がして切なくなる。
本当に願うとはどういうことなのか。また、人間は欠片も望んでいないことはできないものらしい。
この場面、大抵の人にとっての行動を決定する意志とは、常に僅差のシーソーゲームの結果であることを象徴しているように思えるのだ。
ともあれ、Wishing You Were Somehow Here Againの最後のところはやはりワンフレーズをカットしていて歌い上げない。
最後は音程が上がる方が「さあ、前向きに生きるぞ」という意志が感じられていいのだが。
Masqueradeもアンドレが出てきた時点で薄く照明がついて、コスチュームがはっきり見えてしまう。NYではここで笑いを取るんだけどね。
しーかーしー・・・あの墓場のシーンでの宣戦布告はもうちょっと火薬を多くするとか・・・音も入れるとかしてくれないかしら・・・
「宣戦布告だ!」シュポン!
・・・シュポンてなんや、シュポンて。毎回思うけど、しょぼー。消防法の規制があるってもなあ。
The point of no returnに入って、おや、と思う。
怪人の歌声がしっくりとくる。余裕がありそうな歌詞の中にちょっと追いつめられた感じが出て、よろしい。
クリスティーヌは劇中劇で色っぽいおねえさんを演じているが、顔を相手役の右側に寄せたときにそれがピアンジではなく、怪人だということに気づく。
怯え、諦め、正面から相対するまで。私はここの村田さんの演技が好きだ。
再び湖へのシーン、怪人の歌はいいが、やっぱり身振りは一切しない。最後の台詞もなにか投げやりで一幕に戻ってしまったかのようだ。
地下に連れてきてからは、悲しみを無理矢理抑えているような感じがよい。
やはり狂気は全然ない。そうせざるを得なかった苦悩は見え隠れするが、私の好みとしては怪人さんは分裂症気味でないとイヤだなあ。
「オペラ座の怪人には同情すべきなのだ」というプロローグと、自分のことを三人称で話したりすることもある原作のエリックが好きな身としては。
でも、しみじみとさせてくれる演技ではある。
最後のオルゴールに歌いかけるシーンはじわっときた。
さて、今回一番の不安だったラストのクリスティーヌの歌詞。(私の不安っぷりはこちらをどうぞ)
やりました!「女の心」が「私の心」に戻ってました!
よっしゃー!通い決定ー!これでチケットを売っぱらわなくて済むぞ。
アンケートですごい評判悪かったんだろうな、あの歌詞。
あの歌詞がいいという人、お目に掛かったことないもんなー。
演歌じゃないんだから、ねえ。
総合評価。
及第点。まる。A利先生、いいとこあるじゃん。(現金)
明けまして。
めでたい人もそうでない人もこんにちは。今年もよろしくお願いします。
年末年始は例によって、テレビを見て過ごしました。
この時期はNHKのBSが面白いです。外国アーティストのライブ7連発とか。
民放で必ず見てしまうのは、箱根駅伝。
一つのたすきをつなぐことに全てを賭ける。シンプルでよろしいなあ、と思っていたりして。学生なのでアクシデントが多いのも、見てる分にはいいのかな。
そういえば、運営スタッフは背中に「襷」と一字が入ったジャケットを着ているのですが、妹に
「この字はなんて読むと思う?」と聞かれて
「ふんどし。・・・て言うとかなあかんやろ、ここは。」と答えたら、
「やっぱりなあ。うちの家族はみんなそう言うなあ」と返されて、
「みんな。なんだかな家族ねー」と感じるお正月。
地味な始まり方をした本年、(年末カウントダウンはいつもの飲み屋で激辛年越しそばを食べて次の日のトイレが辛かったりしましたが)理由があります。
そう、ここにもくどいまでに書いている理由が。