断熱材と赤外線反射シートの違い

宇宙の不思議・・・AIRIN SP−PLは宇宙服の技術から派生した断熱方法

どうして宇宙服はごわごわして動きにくくできているのでしょう。宇宙服がごわごわしたしているのは、生地が14枚も重なっているからです。それぞれの生地には、地球とはちがう宇宙の環境から宇宙飛行士の体を守る役割りがあります。

実は、ここに赤外線反射構造が使われています宇宙服の内部に熱が伝わらない・人間の
体温が外部に奪われない。この条件をクリアできる構造が赤外線反射構造なのです。

宇宙服の中身が、断熱材だったら・・熱の抵抗体でしかない断熱材では、外部の
数百℃が内部に伝わり、また、体温で暖まった内部の温度も外部に逃げてしまいます。
真空状態では光の当たっている面の温度は、非常に高く、光が当たっていない側は非常に冷たい。
なぜ光が当たると熱く、当たらないとこんなに冷たいのでしょうか。
空気のつぶは太陽の光で温められると、そのとなりの空気のつぶに熱を伝える性質があります。地球上には空気のつぶがたくさんあるので、光が当たっていなくても熱が伝わります。だから、おなかの温度と背中の温度はほとんど変わらないのです。
ところが、宇宙は空気のつぶがないのでとなりへ熱を伝える事ができません。だから太陽の光が当たると高温に、当たらないと熱が伝わらないので低温になるのです。この温度差を宇宙服で守らなければなりません。
14枚のうち、数枚の銀色の生地は、このはげしい温度差から体を守るのです。

                           

AIRIN断熱構造

 これらの熱の基本的な動きを考え、できたのが「AIRIN断熱構造」なのです。
 断熱材では抑えきれない熱の動きを反射してしまう。この原理により、
 夏場の冷房負荷、冬場の暖房負荷を下げて今より省エネルギーにする事ができるのです。

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