トップページ
薬莱神社のご案内
写真で見る社頭の様子
神事と生活
病難退散祈祷
アクセス
リンク
サイトマップ

 神社では年間数多くのお祭りが行われております。

 大勢の方々が集まられ、御輿や山車、山鉾などが練り歩くお祭り、神社社殿の中で行われる厳粛な祭典などがあります。
その他に人生儀礼に関するもの、例えば神前結婚式・安産祈願・初宮詣・七五三・厄払い等々、建築儀礼に関するものとして解体清祓・地鎮祭・新宅清祓・神棚奉斎・開店清祓などがあります。
これらの「お祭り」の多くは一定の式次第に則り執り進められるものが殆どですが、初めて参列された方々には神主さんが何かやっている位にしか思われないのではないでしょうか。

 そこで昔から伝わる神社祭典の基本的な式次第をご説明させていただきます。

 祭典や祈願が始まる前または神社にお参りするときに、身を清める為に行います。
 詳しい作法につきましてはこちらをご参照下さい。
修祓
〜しゅばつ〜
 実際にご祈祷が始まりますと一番最初に行われる行事です。
 手水で身を清めましたが、お祓いの神様の力によりさらに心身を清めることが目的です。 「どうぞ一切の罪けがれをお祓い下さい」という意味の祝詞(のりと)を申し上げた後に、大麻(おおぬさ)という木の棒或いは榊の木に紙もしくは麻紐がたくさんついたもので皆さんをお祓いします。
 この時に参列されている皆さんも心から「どうぞ清めて下さい」と念じて頭を下げてください。 神様の力と皆さんの一生懸命な気持ちが一つになってはじめて清められると私は思います。
斎主一拝
〜さいしゅいっぱい〜
※神社社殿で行われる祭典でのみ行われます。地鎮祭など神社外で行われる祭典では殆どありません。
 祭典開始にあたり御神前に御挨拶をする行事。
 我々の社会生活においてもいろいろな家を訪問した際に、はじめに礼をして挨拶するのと同じであります。
 参列されます方も神主さんが深く礼を一度しますので御一緒に深く礼をして下さい。
献饌
〜けんせん〜
 「饌」という字は飲食物を供える、或いはお供え物という意味で、神様にお供え物をするという行事です。
神様にお供えする食べ物を「神饌(しんせん)物」と呼びます。
神饌は日常我々が戴く「米・お酒・魚・海産物・野菜・果物・塩・水」等が代表的な物として挙げられ、通常ご家庭の神棚には「米・酒・塩・水」をお供え致します。
 私たちの社会生活においてもお客さんがいらっしゃいますと様々な御馳走を出しておもてなしするのと全く同じ考えであります。このことから考えても神社の祭典は日本人の社会生活と密接に結びついているのです。
 さて、献饌の行事は神主さんがたくさんいる神社では一つ一つ「三方(さんぼう)」と呼ばれる台に載せお供え致しますが、神主さんが一人から二人しかいない場合は祭典が始まる前に予めお供えしているか、お供えしている御神酒(おみき)の蓋をとるなどの作法で対応します。
祝詞奏上
〜のりとそうじょう〜
 元来「のりと」は神様が我々に言い聞かせる言葉であります。
現在の神社においては神様に感謝、祈願などを言葉にして申し上げる行事です。
皆さんも神社にお参りした時など聞かれたこともあるかもしれません。
 古来より日本では人間が話す言葉には「言霊」(ことだま)と呼ばれる不思議な力が宿り、心を込めて申し上げると不思議な力により神様に願いが届くと考えられております。基本的に祝詞は、皆さんも古典の授業などで聞いたことがあります「延喜式」の巻八に収められている「延喜式祝詞」を手本とし、祭典内容や祈願内容により神主さんが創作します。そのため現在なじみが少ない「大和ことば」を用いていますので、参列された方は意味不明に感じると思いますが、心を静かに耳を澄ませば何を神様に申し上げているか段々わかってくると思います。
 尚、祝詞奏上の間、参列者は頭を下げて一緒にお祈りするのが作法であります。
※一般社会でも言葉一つで他の人々を幸せな気持ちにしたり悲しい気持ちにさせたりします。そのような力も言霊の一つです。言葉を大切にそして正しく使うよう気をつけましょう。
玉串奉奠
〜たまぐしほうてん〜
 玉串とは榊の小枝(地域により木の種類は変わる場合があります)に紙垂(しで)と呼ばれる紙を折ったものや麻紐をつけたもので、神様に人の気持ちを取り次ぐ一つです。
この玉串を神前にお供えし拝礼することで願いが通じるとされています。
 言葉は悪いですが神様への「お手紙」のようなものです。また、玉串の「たま」は人間の魂に通じるとも言われ、自分の魂を神様に捧げお願いするとも考えられています。
 詳しい作法につきましてはこちらをご参照下さい。
撤饌
〜てっせん〜
 参列者が玉串を奉りて拝礼が終わると神様にお供えした神饌をお下げする行事です。 撤饌の行事は神主さんがたくさんいる神社では一つ一つお下げ致しますが、神主さんが少人数の場合は、お供えしている御神酒の蓋を閉めるなどの作法で対応します。
斎主一拝
〜さいしゅいっぱい〜
※神社社殿で行われる祭典でのみ行われます。地鎮祭など神社外で行われる祭典では殆どありません。
 祭典終了にあたり御神前に御挨拶をする行事。
 参列されます方も神主さんが深く礼を一度しますので御一緒に深く礼をして下さい。
尚会
〜なおらい〜
 祭典が終わると神前からお下げした神饌や御神酒を参加者が飲食し神様のお力を頂く行事です。ただ、一般的には御神酒をいただくことで直会に代えています。

以上、大まかな流れと簡単な説明ですが、あくまで一般的なものであり祭典の種類、祈願内容により違いが出てきます。

今度神社にお参りした時には気をつけてみてはいかがでしょうか。


▲PAGE TOP


|トップページ薬莱神社のご案内神事と生活病難退散祈祷
アクセスリンクサイトマップ
All rights reserved. Copyright (C)1999-YAKURAI SHRINE