JIVE デビュー20周年 記念ライブ
2004.11.16 Tue. スイートベイジル(STB139)
あのゴスペラーズの育ての親とも言われるJIVE(ジャイヴ)がデビュー20周年を迎え、
4年ぶりにスイートベイジル139に戻って来ます。デビュー以来、あらゆるミュージックシーンで活躍してきた
彼等ならではのコーラスワークはもちろん、今回のステージにはブラスセクションを迎え、
ファンキー且つムーディーな、JIVE流エンターテイメントをお届けします。
また、メンバーである鮎川麻弥もソロデビュー20周年を迎え、 彼女のコーナーも企画中。
内容の濃いステージになる事請け合いです。
(STB139のポスターより)
1984年デビュー以降メンバー各々、TV(笑っていいとも! 等)、CM(サントリー、TOYOTA、花王 等)、
スタジオミュージシャン、ツアーミュージシャン(吉田拓郎、中島みゆき、谷村新司 等)でも活躍中の
スーパーコーラス・グループ 『JIVE』がデビュー20周年記念ライブを行う。
(ライブのチラシより)
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この記念すべきイベントにはどうしても行きたかった。
でもなかなか予定が決められなくて、ぎりぎりになって予約を取った。
ライブ数日前にはチケットsold out。危ないところだった。
売り切れてうれしい反面、見たくても見られない人がいるのはやはり残念で、
心して見ようと思った。
当日張り切って出かけたのは良かったのだけど、
なんと道路事情により開演から1時間遅れで入場というハプニング。
にもかかわらず、
このライブはJIVEの歴史をたどり今を知るという、心に残るすばらしいイベントとなった。
♪
2階の中央付近に通される。ちょうど麻弥ちゃんのソロコーナーだったようで、
ヒット曲を歌っていた(実はその曲よく知らないのです…すみません)。
とにかく舞台になんとか集中すべく無理やり気持ちを落ち着かせる。が実際はバタついて
あんまり聞けていなかったかも。。
ようやく聞く体制になった頃、
舞台では、麻弥ちゃんは20年間を振り返り、その時々の心の変化を言葉で伝えていた。
ずっと歌い続けているといろいろあるもんなんだね。うん、わかるわかる。
そんな話のあと歌った『ここから』。
麻弥ちゃんのとっても優しい歌声と心のこもった言葉が、まっすぐにこちらに届く。
先のお話ともリンクして押し寄せる、なんともいえない「歌が持つちから」。
聞いていて自然と涙が溢れてきた。
歌が終わってもしばらくじ〜んとしてた。麻弥ちゃんの話がこちらに響いちゃって。
ちょうど休憩だし、さっき話していたCD、記念にしよう。
すぐさま売り場へ直行し、黄色いジャケットを手にするのだった。
♪
休憩ののちは、一転してJIVEのなつかしコーナー。
活発にライブ活動をやってた頃のレパートリーがメドレーで演奏される。
メンバーは宮下さん、前田さん、内海さんの3人がメインで、少し控えめにサポートのコーラス松田さん。
当時のハーモニーはもちろんのこと、振り付け・ダンスまでもが再現!されて貴重すぎる。
松田さんも3人の斜め後ろからではあるけれど、同じ振り付けをやってくれてたのがすごくよかった^^。
曲はJIVEにとってもそうだろうけど、我々ファンにとってもすごく思い入れのあるものばかり。
こちらも思わず 前のめり から スタンディング に代わってのりのりよん。完全に自分も参加してたもんね。
『シノーラ』のかっこいいコーラスは今流行りのボーカルグループでもきっと真似できないだろうな。
『破れたフォトグラフ』は実はライブでもあまり聴けなかったデビュー曲だったりする。
そういう自分も今回初めて生で見て、う?振り付けこんなんだったの〜?ってちょっと笑った。
『Last Night』は毎度のように聞いていた名曲で、ついつい当時の4人を思い出す。
『Foggy Rain』っちゃーすごいよ、意外に涼しげなリーダーの声が聞ける名バラード。
『MY GIRL,MY GIRL』は、少し毛色が変わってきたJIVEを印象付けていた一曲。
これまた振り付けが少々派手で、そんな時代を懐かしむ。次々かぶさるコーラスもそのままで、
今聞いても斬新だと思う。
『Heartbeats』からは麻弥ちゃんもレコーディングで参加していたのね。
麻弥ちゃんを迎え入れて、現メンバー完成(^^)。
♪
昔話を始めるメンバー。デビュー間もなくやったレギュラーTV番組「ザッツ・ミュージック」の話。
一週間に十何曲も新曲を覚えたという苦労話なんかも聞けた。
司会をされていたジュディ・オングさんからは業界のしきたりなどありとあらゆることを教わったとか。
ここで、客席に来られているというジュディさんを舞台に招き、しばし話に花が咲く。
年齢を感じさせない美しさで、立ち居振る舞いにもおしゃべりにも品がありますわね。
その当時ジュディさんに新アルバムを聞いてもらった時の話もあった。
「これは売れないわよ〜」なんて言い放っておられたとかで、
そんなこと覚えてないジュディさんも「なんて失礼なこと言ってたのかしら(笑)」と話は尽きない。
せっかくなので一緒に歌おうということになり、『You've got a friend』を。
リードボーカルを持ち回りにし、コーラスもなかなか凝っていてぬかりない。さっすが!
♪
そろそろ現在のJIVEの姿が登場する。
ホームページ
などでファンからのリクエストももらいとても人気が高かったという『残された I LOVE YOU』、
やっぱりJIVEは一味違うと思わせてくれる『夜空ノムコウ』、2曲をアカペラで。
そして少し楽器が入って(多分ギターだけ)、麻弥ちゃんの歌声が冴え渡る『LOVIN' YOU』。
4人のハーモニーは何ものにも替え難いのだ。
おなじみ『LOVE』は、今回はベースギターと4人の声だけで5音に。弾けたボーカルハーモニー、
これがきっと完全「生」なんだよ。作り事は一切しないJIVEにあらためて感激。
『Get away』『宇宙のファンタジー』あたりはリーダーの趣味なのだろうか。
と言うリーダー大活躍。普段はベース声なのに、最高音のファルセットを客席も心配になるほどの
声で歌い上げる。これには拍手喝采送らんでどうする?ってくらいみなの声援がすごい。
いや〜盛り上がるねぇ^^。
さ、ここで気持ちを落ち着けて。。。リーダーは気持ちの切り替え大変だったでしょうけど、
完璧な『A Nightingale sang in Berkeley square』。
4人のアカペラがこんなところに来るなんて
面白いと思っていたら、ラストに『Precious Love』。
ここでこれが来ちゃうのか〜。JIVEにも特別な思い入れがきっとあるのね。
この曲は自分にとっても大切な曲。見事に一致してますよ!!
内海さんの透き通る声に前田さんの飾らない歌詞、そしてJIVEにしてはシンプルなコーラス。
ちょっと、泣かせるじゃないですか。実は初めて生で聞くの。JIVEのみなさんありがとう!
♪
もう終了?ここまで客席を魅了したんじゃ、アンコールに応えてくれない訳はないでしょ。
ということで、再び元気なJIVE登場。
『You're mama don't dance』のアカペラでまたまた盛り上がる。
そしてバンドさんと共にヒップホップな『りんご追分』。
途中 ♪That's the way〜のフレーズも取り入れて派手〜にハモりあげる。
名残惜しいけれどもうおしまい。最後のメンバー紹介で、
コーラスの松田さんネタ仕込んで来てた^^。サラリーマンなスーツだと思っていたのに、
上着を取って後ろ向いたら おしりが赤いよ!笑わせ過ぎですよ〜
(あまりに不意打ちでおかしくて、半分記憶喪失になってしまったため はっきり説明できませぬ。
ごめんなさいm(_)m)。
なんとなんと、ここ何年かの唯一のレギュラー番組(ですか?)「ココリコミラクルタイプ」
でも松田さん一緒にハモってるそう。今度TV見たら探さなきゃ。
♪
時計を見たら22時半ごろ。見られなかった1時間は残念だけど、十分堪能した気がしていた。
もう帰らなくちゃいけないからサイン会には参加できないけれど、悔いはなかった。
朝からいろいろあって大変だったものの、JIVEに会って、笑ったし、すごい感激もしたし、涙も出たし、
なんだか溜まっていたものもすっきり洗い流せたような気がして、心がすごく軽かった。
1階に降りた所でジュディさんとすれ違う。そばで見るともっと美しい!
ジュディさんは周りのお客さんみんなに「お疲れさまでした〜」と声をかけつつ立ち去って行った。
なんて素敵な方なんだろう。
彼女以外にも、何人か芸能人の方を見かけた。みなさん思い思いにJIVEを楽しまれたことでしょう。
冒頭でも書いたように、「JIVEの歴史をたどり今を知る。」この短い時間の間に
濃厚だった20年がめくるめく展開され、あっという間に今にたどり着いていた。
きっとこれから先もまだまだ長いよね。JIVEのみなさん、そして周りの関係者のみなさん、
身体に気をつけて!いい音楽作っていって下さい。
2005.3 , jiutan
(演奏曲Thanks JIVEのホームページさん。)
♪ 出演 ♪
JIVE :
宮下文一・前田克美・内海秀和・鮎川麻弥(すべてボーカル)
Support Musicians :
小島久政(Gtr)、伊藤史朗(Dr)、瀬戸田芳治(key)、岡尚史(Bass)、松田レレ(cho)
Horn Section :
西村浩二(Tp)、奥村晶(Tp)、清岡太郎(Tb)、竹野昌邦(Sax)
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