北海道旅行からのおみやげは何を買いますか？　新千歳空港のおみやげ街で何を買うのか迷った経験はないですか？　北海道をよく知っている方ほど悩むのではないでしょうか。私なら乳製品（アイスクリームやチーズケーキ）をお薦めします。日持ちはしませんし、多くの人に配るのには適しませんが、北海道の特産物と言えるでしょう。　それはさておき、手頃な値段で気軽に食べられる名物は"ラーメン"ですね。特に、寒い日のラーメンは心身とも暖まります。一般的には札幌ラーメンは"みそ"味と言われいます。ラーメンについて書かれた本や店のお薦めもそうです。しかし、"みそ"味は"しお"や"しょう油"と比べると味をごまかしやすく、多少素材が悪くてもそれを隠します。ですから、気に入った店があったら"しお"や"しょう油"も試してみてください。（しおラーメンは特に難しいです）　ちなみに、旭川ラーメンは"しょう油"、函館ラーメンは"しお"と言われていますが、何ででしょうか？

　私は関西の某メーカに勤めていますが、１９９４年秋に会社命令で、１ヵ月半高松に滞在しておりました。そこでは、毎日、赤帽の軽自動車に便乗してお客さんの家を訪問していました。ですから、昼は外食。最初のうちは、赤帽さんも気を使ってくれてファミレスに行っていました。　ある日、琴平のお客さんを訪問した帰り、「灸まんうどん」に立ち寄りました。そこのテレビが"昼のプレゼント（ＮＨＫ）"を流していて、番組は「満濃トライアングル（当時はまだ命名されていない）のうどん屋」を中継していました。なにもない、田舎のある交差点にうどん屋が３軒あり、どれもむちゃくちゃうまくて混んでいるという内容でした。うまいと言われるとすぐ行ってみたくなる私は、赤帽さんに場所を聞いて、次の日行ってみることにしました。　最初は「長田」に行ったと思います。いや〜びっくり！"釜上げうどん"がこんなにうまいとは。目からうろこ、いや、棚からぼた餅、花よりうどん？でした。それから、昼はうどんになりました。　しかし、まだ"恐さぬ"の存在は知らなかった（情報誌連載は'８９年開始、"恐さぬ１巻"は'９３年発売）　

　長期出張から帰ってからも"さぬきうどん"はうまいの認識はずっと続いていましたが、うどんを食べるために香川へ行くことはありませんでした。しかし、日頃食べているうどんは「なんか違うよなぁ」と感じていましたし、インスタントのうどんは全く食べなくなりました。　１９９６年に、滋賀から大阪に転勤し、そこで同期のＳＫ顧問（香川県丸亀市出身）と同じ課になりました。彼女にVOW（宝島社）を貸したお返しに"笑いの文化人講座"を借りました。そのうち、"笑いの文化人講座"を発行している会社が"さぬきうどん"の本を出しているという話になり、"恐さぬ"の存在を知りました。（→参考文献をみてね）　当時は１，２巻が発売されていたので、本を借りて一気に読みあさりました。田O団長（現社長）の軽妙な？文章と私の過去の"さぬきうどん"の記憶とがみごとにマッチして"さぬきうどんが喰いたい"欲求がどんどん増殖してゆきました。

　そして、１９９６年１０月吉日（←日を選ぶなよ）、"恐さぬ"２冊と地図を持って、さぬきうどんツアーを一人寂しく始めました。　久しぶりに走る讃岐の道と"恐さぬ"の地図に迷いながら、初回に訪れたうどん屋は５軒ほど。どれも私を満足させてくれるものでした（正確な記録がないので、どの店がどのような評価だったの覚えていません←いいかげん）　そうして、このときから半年に１回以上は"さぬきうどん"のために香川県へ行く習慣となりました。

　とうとう、最初の目標である１００軒食べ歩きを達成しました（１００軒行くと、麺通団に入る資格の一つが得られる？）
　いままだ、がむしゃらに軒数だけを増やすことに情熱を燃やしてきましたが、２０００年からはスタイルを変えて、うどん屋巡りをしてみたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく（２００？年８月下旬執筆？予定）

・恐るべきさぬきうどん（第１巻）　麺通団編集　ホットカプセル　平成５年４月１０日発行
・恐るべきさぬきうどん　第２巻　麺通団編集　ホットカプセル　平成６年３月１０日発行
・恐るべきさぬきうどん　第３巻　麺通団編集　ホットカプセル　平成８年９月１日発行
・恐るべきさぬきうどん　第４巻　麺通団編集　ホットカプセル　平成１１年７月１６日発行
・うまひゃひゃさぬきうどん　さとなお著　コスモの本　1998年10月28日発行
・さぬきうどん全店制覇攻略本　田尾和俊監修　ホットカプセル　平成１０年１０月１日発行