| + Play Review 2003 + |
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奴婢訓
欲望という名の電車
the sanctuary of ANGELS
タライの中の水
Blood Brothers
Peacemaker
西へゆく女
犬神
阿修羅城の瞳
スペース☆ファイト
弟よ
阿国
ハムレット
いつか水無月の雫の底で
白鳥の湖
ドント・トラスト・オーバー30
青ひげ公の城
奇跡の人
slapsticks
シェルブールの雨傘
![]() | 奴婢訓 | '03.12.27 | 万有引力 | 新国立劇場 中劇場 |
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| 今年最後にとてもレベルの高い芝居を見ることができて満足とはいわずともとにかく納得。 役者さんは鍛え上げられた身体を惜しげも無く晒してものすごい集中力と吸引力で観客を自分の方へと引き寄せていく。 通路もガンガン走る。「笑ってんじゃねぇぞ!」と指差しで怒られる(笑)。友達は食べかけのリンゴを貰ったらしい。貰ってもどうしろと、ねぇ(笑)。 ヘンな機械や巨大な黄金のスニーカーや、奇異極まりないアイテムも沢山出てくる。飽きない展開のはずなのだが、最近の食べ過ぎのせいかいかんせん眠い。最初怖かったはずの完全暗転がすっかり居心地の良い空間になってしまって、眠りに落ちそうになること数回。思うに、この話しはもっと狭い劇場でやっていたものなのではないだろうか。大音響の後で生声でやるには、客席が広すぎる気がして。 でも、座席がものすごくセンターでよかったので、全体が見られた。 舞台奥からゆら〜りと寄ってこられるあのカンジを受けとれるのは、あのヘンの席辺りならではの醍醐味だったと思う。 SMシーンはいいんだけど、その関連性・必要性のなさが(セリフが聞き取りづらいために)なんかなー<、なあ?というものになっていた。 とりあえず帰り道、新宿までテコテコ歩きながら、「身体をもう一度作り直そう」と気合入れなおしました。うん。 | ||||
![]() | 欲望という名の電車 | '03.11.13/11 | 篠井英介、古田新太ほか | 青山円形劇場 |
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| 仕事のため若干遅刻。一番後ろの列だったので、椅子の背もたれを倒して座席をまたいで座る。青山円形って画期的!(笑) さて。いろんなキャストで何度も上演されている「欲望〜」だけど、私は初見。 最初にこの、決してスタンダードっぽくはない「欲望〜」を見てしまってよかったのだろうか(笑)。篠井さんのブランチはなんつーかよろめき系で女には出せない女のか弱さが見られたように思う。古田さんのスタンリーは乱暴さ・傍若無人さは感じられたものの、色気という点では「?」だった。(私は痩せていた頃の古田さんを映像でしかしらない…) スタジオライフの山アさんが出ていて驚いた。 普通に面白かったけど、感動とか印象とか言われるとあんまり残っていない…かも。 | ||||
![]() | the sanctuary of ANGELS | '03.11.7 | 劇団はなまる大作戦 | 神楽坂die pratze |
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| 知り合いの劇団なのでチケットを取り置いてもらって観劇。 神楽坂ディプラは初めて行ったんだけど、噂に聞く柱を見て「あぁ、確かにジャマだ」と思う。 6月も観に行ったのだが、今回もテーマが重い。ただでさえグロッキー寸前の金曜の神経にチクチクと来る。男性が書いたんだろうな、と思わせる独特の女性観にもズキズキとこめかみが痛む。 重いテーマをアクションやダンス、笑い(?)で払拭しようとしているのだろうが、いろいろやりすぎて中途半端感が否めない。とりあえず主演(子供役)二人の好演が光ったように見えました。 | ||||
![]() | タライの中の水 | '03.11.1 | 劇団東京あたふた | 千本桜劇場 |
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| 前回の公演の印象と事前に見ていたチラシの印象でもっと不条理的な内容を想像していたんだけど、意外や意外、かなり親切な内容でした。どうしても前回しか比較対象がなくてこのような語りになってしまうのですが、スピード感命に思えた前回公演とは対照的に緩急のつけかたが見事な作品だったと思う。疲れていたので正直緩のときは空調と眠気と戦いましたが…。 | ||||
![]() | Blood Brothers | '03.10.06/11 | 坂本昌行、赤坂晃ほか | 青山劇場 |
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| 二度観ましたが、一幕目は楽しませて貰いました。 でも、観客として笑ったというよりはファンとして笑っていたのでそれはどうかと判断に困るところ。(まあ、観に来てるのがほとんどファンだからいいんだろうな) 上の二人ではなく実は主役は島田歌穂さんだったので看板に偽りありと思いました(笑)。 この話に青山劇場は広くて立派すぎて、なんだか居心地が悪かったです。 翻訳劇にありがちだけど、直訳すぎて日本の風土習慣宗教観に合わないセリフに違和感アリアリ。やっぱり商業演劇だと簡単には書き換えたり演出を大幅に変更したりとか出来ないものなのだろうか。女性の衣装のセンスにも首をかしげてしまったり。 なんだか全体的に窮屈な印象&腹の底から湧きあがるモニョモニョ感のの拭い切れない作品でした。 これ以上は控えときます。 | ||||
| Peacemaker | '03.10.05 | はなちゃんMODE | アール・コリン | |
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![]() | 久々のコリンにまずはどっぷり懐かしい気分に浸る。 知り合いの芝居だったのだが、とにかく若い!みんな可愛い!なんだかものすごく新鮮な気分で観てしまいました。年とったな私も…。 全体のテンポがよくなったらまだ3倍は面白くなったと思うなあ。照明の思い切りの良さにかなり助けられていた感が否めません。音楽は世界にマッチしていたけど、使い方がもう一声?銃声が出たり出なかったりはわざとなのでしょうか?(経験から言うと、音響のトチリの可能性もあるのでは…と(笑)) 面白くもないところでゲハゲハ笑う最前列の人がどうにも(ジャマで)困った。 広くない劇場なんだから、静かに見せてよ。 とにかく若人たちの今後に期待、なのです。次も行くよーん。 | |||
| 西へゆく女 | '03.9.17 | オリガト・プラスティコ | 本多劇場 | |
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![]() | どうしても仕事で間に合わず、途中入場。ごめんなさい!! 途中からだけど、意外とすんなりと世界に溶け込めた。つまり、あんまり異世界ではなかったというわけだ。登場人物それぞれはかなりユニークなんだけど、全体が集まると意外と普通。そんなカンジ。 宝生舞ちゃんはもとから多少喋りが不思議っぽいのはわかるんだけど、もうちょっとあざといまでの不思議ちゃんっぽさが欲しかった。「ショムニ」とあまり変わらなかったよ。 岩松脚本としては以前の「隠れる女」よりはわかりやすかった。(私には) 「円」版も見たかったけど、お金がないのでパス。恐らく大方の予想通りに、ハルは絶対岸田さんイメージだと私も思う。 | |||
| 犬神 | '03.8.23 | 演劇実験室◎万有引力 | 天王洲アイル・アートスフィア | |
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![]() | カタルシス。この一言に尽きる。 ゆったりと舞うように登場する語り部役の対の娘(…というには微妙なお年頃に見えたが)。狂ったように踊る犬神。眼を動かしても何も見えない真の闇。そこから不意に鳴り響く大音響。一斉にこちらを見つめる「眼」。視線恐怖症の人にはたまらんだろうなアレは。 ストーリーとかはさておいて、あの場には、「これがやりたくて演っている」人たちと「これが観たくて来ている」人たちの目には見えない対決の図式があるように思われた。呑まれたら観客の負け。失敗したりボロを出したら劇団の負け(笑)。 でもって、図らずもその対決の橋渡しをさせられた(笑)。根本さんにいきなり指差されて小心者の私の心臓は縮み上がりました。村田さんにサイコロを渡されて「ファンです(はぁと)」とアピールする間もなくステージへサイコロを投げた私。マギー司郎のようなトリックとはいえ、あのシチュエーションで予言マジックをやられると少々びびってみたり。 私は「あれが観たい」のでたぶんまた行くのでしょう。で、舞台と対決をしてくるのだ。 | |||
| 阿修羅城の瞳 | '03.8.9 | 劇団☆新感線 | 新橋演舞場 | |
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![]() | 去年の「アテルイ」で3階席がいかに見えないものであったか語った気がするが、1階もそれは同じだった(^^;。なんであんなにフラットなのよー。前の人でかいのよー! 染さま・天海さんはさすがの風格だった。(やや天海さんの勝ち?) 伊原さんの演技がストイックすぎて、せっかく脚本に盛り込まれているセクシャルな部分が生かされていないと思った。たぶん、本来的には私が見てきたものよりも格段にセクシーな内容であるはずだ。 思えばタッパがあってセクシーで、粗野で、上手い役者ってあんまりいない。 もったいないなあ伊原さん。 主演二人の間の「愛」にしても、死してなお残るほどのものには感じられなかったのだ。v ちと残念。でも鬼のアンサンブルには楽しんだ。細かいとこまで懲りますねえ毎度。 高田聖子さんと橋本じゅんさんはやっぱりオイシイ。 | |||
| スペース☆ファイト | '03.8.8 | 劇団神馬 | 阿佐ヶ谷アルシェ | |
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![]() | 準備期間が十分ではなかったのでしょうか。それにしてはやたらとオープニング影像だけは凝ってたみたいだけど。 小劇場の芝居の定説として、「演出家が出てくるとすぐにバレる」というのがあるが、今回もそれ。私は演出家様の顔を存じ上げていたのだけども、初見の友人も「あの人が演出家だなと思った」とのことなので、この定説はあながち間違いでもないようだ。 設定は、奇抜だ。 しかしキャラクターは全てよそからの寄せ集めだ。 セリフもあちこちがいろんなところからの借り物だ。 それらを役者たちも、そして演出家も消化しきれていない感がある。役者たちは消化しきれないので仕方が無いのでステレオタイプ+演出家の言葉で語っている。 とりあえず、オマージュの対象はどうせやりすぎてワケわかんなくなるなら一つに絞った方がいいかも。 脚本に突き放した感があったように感じたのは私だけだろうか。「わかる奴だけわかればいい」「わかんなければ笑わなくても構わない」そんな、客を斜めに見たセリフが多かったように思う。そんな姿勢自体はつかこうへいさんもよくやるところである気がするけど、この場合そのセリフにイマイチ品が無い。笑わせたいならば自分の言葉で笑わせてほしい。泣かせるなら(泣きどころ全くなかったけど)自分の言葉で泣かせてほしい。今回、脚本へのツッコミは自分の中でものすごく多い。 本編で盛り込めなかった設定をパンフで補足するのは私の嫌いな手法の一つです…。 ご本人が読まれること大前提で、それでもオブラートに包んで感想を書いてみました。 出ていた友人への感想は、また改めて、直接ね。 衣装がかわいかった。よくできてた。明りもうまくいろんなことをやっていた。(逆光は自分が嫌いなのでパス)ロボがよくできてた(笑)。いや、ロボは最高。 | |||
| 弟よ〜姉、乙女から坂本龍馬への伝言〜 | '03.8.8 | パフォーミング・アート・センター | パフォーミング・アート・センター | |
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![]() | 私は基本的に、歴史上の人物の礼賛モノが大っキライである(笑)。「●●はすばらしい男だった」「とんでもないやつだった」という噂話に終始するのを好まない。しかし、この話は坂本乙女という姉(近親者)の立場が主軸になっているので、決して一般的な龍馬礼賛というわけでもなく、それなりに楽しめた。 養成所の上演実習であるので、致し方無いのであるが、上手い役者とそうでもない役者のレベル差が著しい。そうでもない人たちは、「ああ、こうやって養成所で教わったんだな」という通りの喋りと動きをする。 それはそれで一つの学習の成果だと思う。それを自分の物にして、内でこなす作業は教わるものじゃなくて自分でやることだ。 それにしても衣装はもうちょっとどうにかならなかったのか。袴の着方が悪い奴続出。浴衣がだらしない人もおり(ただ崩して着るのは色っぽいとは言わない)、和装についてはこんこんと説きたいところである。 照明は、養成所付きのプロがついているのか、よくぞあの舞台であれだけの光りを、と思った。 全体的には、発表会としてはそこそこであるが、ひとつの芝居としてみるとセンスの欠如が否めない、という感想か。あの風鈴の色は無いよ…。蛍光ってオイ…。 友人への感想はまた直接、あらためて。 | |||
| 阿国 | '03.7.12 | 木の実ナナ、池畑慎之介ほか | ル・テアトル銀座 | |
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![]() | まずはごめんなさい、観にいった動機が不純でした(笑)。(いや、某S本M行サンのルーツを探りに行こうかと…) でもって、いつも観る芝居には無い、舞台の側から「オラオラ、楽しまんかい!」といわんばかりのパワーにまんまと乗せられてきました。楽しかった、というよりは楽しまされた、というカンジ。こりゃ出てたらハマるわな。演じることに。 ミュージカルで時代劇、というと自然5年前の秋の疲弊した大阪(笑)が蘇るわけですが、これは意外と違和感を感じなかった。そりゃまあ、衣装などのデザインに若干の古臭さというか世代のズレは感じるワケなんですが。世代といえば、客席の年齢層が高い高い。さすが木の実ナナさんと池畑慎之介サマのなせる技です。一蔵・二蔵観に来てるのなんて一部の若者(他に比べて)くらいなのだろうか。 とりあえずチケット代が高いだけのことはあって、美術・衣装への金のかけ方がハンパじゃなかった。無闇やたらと電飾煌く大八車(笑)。 演出的にはあそこまで舞台と客席の境目を曖昧にした(ぼかしているけど、とっぱらってはいない)演出は久々に観た気がしたので楽しかった。そうするには演出だけじゃなくて客席に働きかける役者のパワーも必要なんだよな。素人いじりって大変そうです。芝居ならなおさら。 えーと、目当ての一蔵・二蔵ですが、予想していたよりも出番が多くて意味のある役でした。直前のTV放送を見られなかったのが心から悔やまれる…(涙)。10年前の坂本の蜘蛛舞、カッコよかっただろうなぁ。 あ、普通のファンモードに入ってきたのでこのへんにしときます。楽しかったです。 | |||
| ハムレット | '03.6.26 | 野村万斎、篠井英介ほか | 世田谷パブリックシアター | |
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![]() | なんていうか、もう、してやられたというか、久々に演劇の妙に酔ったというか、お芝居サイコー!と思える舞台だった。 私の好きな演劇的要素として役者(の表現力)、演出、美術が三大要素なんだけど、どれもすばらしい。特に美術!あぁ、この要素だけでチケット代の値段でおつりが来るほどの満足度。首が痛くなるくらい(3列目だったんでまさに見上げるカンジ)高さを使用したセット。箱が開かれるとそこには雛壇のように王侯貴族たちが鎮座して手鏡で自らの顔を照らす。英国のあの首を強調した襟をつけつつ和をとりいれた衣装。長髪&編みこみを巧みに使った特に男性のヘアスタイル。もう、目がハートになってどうしようどうしようったら。特に万斎サマのロン毛は、よい!!装置も衣装も素材が好み。レザーありスエードありシンプルなシャツあり、オフィーリア衣装ののシースルーといい、ガートルードのドレスの裾の巧みなドレープといい。 ちなみに万斎サマはロン毛もよいがその躁鬱っぷりがすばらしい。 「生きるべきか死ぬべきか」も「尼寺へ行け」も「弱きもの、汝の名は女」もちゃんとセリフの裏付けがある。 舞台全体としては、空気の質感というか湿感がすばらしい。ハムレットというのは何しろ主役は躁鬱だし近親相姦だし狂って死ぬし、乾いた話では決してないのだ。あのじめじめ具合がたまらない。 墓堀のシーンで掻きだされる骨を食い入るように見ていた私。その腕の骨の先には指の骨が6本あった(笑)。…何の骨? いつも思うんだけど、オフィーリアが死ぬシーン、どうしてセリフだけなんでしょうね。(いや、シェイクスピアがそもそもそう書いてあるのだが)オフィーリア的には意地悪な柳の枝(だっけ)が折れて水に浮かびながら唄いつつ沈んでゆくシーンはめちゃめちゃクライマックスだと思うんだけども。 オフィーリアをメインにしたサブストーリーなんかも面白いかも。(とかまた考えてみる私) | |||
| いつか水無月の雫の底で | '03.6.14 | 劇団はなまる大作戦 | シアター・バビロン | |
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![]() | まず、時間が足りなくて&場所がわかんなくて数分遅刻しました…ごめんなさい…そして、もっと申し訳ないこともしました…ごめんなさい…(さて何でしょう。携帯じゃないよ)。 公演を観る前に劇団の皆さんを先に存じ上げていたので、予想していた雰囲気と全然違ってびっくりした(笑)。 主演の役者さんがすごくいい。脇を固める主要メンバーもそれぞれにしっかりとした演技をしているのだが、それが統一感を持っているかといわれると微妙?ダンスもアクションも入れて、ちょっととっ散らかった印象になっていた、というのが正直なところだろうか。 (どれも上手いんだけど、できることとその作品でやるべきことは違うというのが私の意見) 少し語り部が語りすぎな感あり。「余計なセリフは削るに限る」が個人的にはモットーなので、過剰な部分がちょっと気になった。大事なとこは見ててみんな気づいてるのにどうしてまだひっぱる、みたいな。 あと、あの劇場では面の方で座る演技をされると全く見えない…いいシーンで全部表情が見えなくてすごく残念!!しかし声だけでも十分に気持ちが伝わったのは役者の技量だろう。 照明がすごくいい。あと、個人的に赤てるてる青てるてるは好み(^^)。 すごくパワーとか活気とかポジティブなものがたくさんある劇団です。次回も期待! もっとハッピーな話だと嬉しいんだけどな(笑)。 | |||
| 白鳥の湖 | '03.6.7 | 牧阿佐美バレエ団 | 五反田ゆうぽうと | |
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![]() | んー、いい!!実に8ヶ月以上ぶりのバレエはやっぱりよかった。 オデット/オディールが草刈民代サマだということを除いても贔屓目無しによかった。牧阿佐美バレエ団の群舞は本当にすばらしい。 民代サマはテクニックというか、筋力というか、体力的なものから来る「ん?」と思うところはあるにせよ、あの情感の出し方は素晴らしいと思う。でもって、やっぱりオデットもよかったがオディールの方が似合っていた。 ジークフリード王子役のミハイル・シヴァコフは外国人ダンサーとしては珍しく日本人好みのすっきりとしたスタイルをしている。しかしその身体能力は外国人のそれなので、見ていてとても気持ちがいい。(着地の音はどーにかしてほしかったけど) ロットバルトはオディールと共に登場した時だけマントが延びたが(笑)、私的にはラストまで長いマントを翻してほしい。その方がラスボスっぽくてカッコいい。 オケはとても良かったが、テンポがかなり早め。チャルダーシュとか、ダンサーさんたちの必死さ加減がつらかった。ていうか、シンバルもついて行ってなかったし。 でもクライマックスの盛り上がりは生オケならではだと思う。ティンパニいいなぁ。 とりあえず4幕で携帯鳴らした奴は死刑。1幕・2幕で上演中にバンバン席を立っていた親子も個人的には終身刑並みの罪だ。3,000円の席でも観る権利はあるのだよ。 白鳥とジゼルは日本人に向いていると思う。あー、観に行ってよかった。 | |||
| ドント・トラスト・オーバー30 | '03.5.27 | ユースケ・サンタマリア、奥菜恵、他 | 青山劇場 | |
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![]() | 予想していたよりもずーっと面白かった!
最前列という席の良さだけではない…よね、たぶん。 頭で考えずにとにかく見て聞いて脊髄反応で楽しんだ。峯村さんが面白すぎて苦しくて死ぬかと思った(笑)。奥菜恵ちゃんかわいかった。だんだんユースケサンタマリアがカッコよく見えてきてフシギだった。秋山さんとか村岡さんとか私のドツボにハマる骨々したスタイルのいい女性もいっぱい出ていて眼福(こら)。たまの皆さんは普通に出てると普通におじさんで妙にツボった。 欲を言うならば”空爆”にもう少しリアリティが欲しかった。ワケわかんない、で済ませるのもいいんだけどさ。2013年じゃいけなかったのかな? あと席が前すぎてスクリーンに投影した映像や字幕が見づらかった。 内容的に青山は広すぎる気が…。希望としてはシアタートラムくらいなんだけど、Nさんに「アプルくらいじゃない?」といわれて妙に納得。とりあえずライヴ感が不足な気がした。奥菜恵ちゃんはもうちっとダンスをやった方がいいと思った。 あと、これを言ったら終わりだが、このテーマはそもそもズルい(笑)。これやったら泣けるだろ!そりゃ盛り上がるだろ!みたいな。 でもSFならではの仕掛けを客に「気づかせる」のがホントに上手いな。これは役者さんたちの力?最近もう何がどう作用してるのかよくわかんないや。 そして犬山犬子さんのぼうりょくざるの唄だけが耳の奥で回りつづけるのであった。 | |||
| 青ひげ公の城 | '03.4.12 | 三上博史、荻野目慶子、他 | PARCO劇場 | |
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![]() | 雨のせいで?15分ほど遅れて入ってしまいました…。ごめんなさいごめんなさい(泣)。 始めから観られなかったハンデを除いてもすばらしかった。というか、物凄く好きな世界観。やっぱり寺山は好きだと再認識。男が演じる第2の妻、第1の妻とその夫による「毛皮のマリー」のオマージュと言えるシーン。可愛くてちょっと頭の足りなそうな双子の少女(しかも名前がアリスとテレス)。初舞台を踏む少女がはじめて理解する演劇世界。現実と隣り合わせの非現実。演劇と関係無い顔して生活してたって、みんな俳優である瞬間を持っている(でも必ずしもいつもそうであるわけではない)。 目で見、聞いたことからどんどん連想が膨らんでゆく。嗚呼、好きだ好きだ。 三上さんや荻野目さんをはじめ、FLIP FLAPの二人や元宝塚の三咲(蘭香)レアさん、現役パリコレモデルなどなど、色んなところから色んな人たちを贅沢に使っている。だって主役は初舞台の女の子なんだもん(^^;。そして万有の方々は完全に脇。しかしそのガッチリ加減で芝居全体が引き締まる。 そして何をおいても、ひびのさんの衣装が素晴らしく世界にマッチしていた。先日、NODA・MAPの公演のTV放送を録画したものを見た時にひびのさんのインタビューがあって、それ以来個別認識していたんだけど、舞台世界を『そのまま』でなくあくまで抽象的に具現化しつつ、なおかつプラスアルファの効果を(使いようによっては)もたらすひびのさんの衣装は本当に凄いと思う。 音響、照明、演出、小道具、舞台を引き立たせるファクターは沢山あるけど、今回は衣装が特に際立っていたように、私には見えた。 帰りに「犬神」のチケットを申し込んでもらった。よく考えたら万有名義の公演はそれが初めてになる。今から夏が楽しみだ。 | |||
| 奇跡の人 | '03.4.5 | 大竹しのぶ、鈴木杏、他 | Bunkamuraシアターコクーン | |
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![]() | やっぱり前回の席がよすぎたのかな…。全体的にインパクト小。 というより、隣のおばちゃん達や前のご夫婦とか後ろのオジサンたちが立てるノイズが気になって気になって…(すすり泣きとかではなく)。 大竹さんの演技は3年前とさほど変わらないとして、前回観た時よりも笑いシーンを増やしていた。ラストのシーンの効果音が無くなった気がする。鈴木杏ちゃんはとてもよいが、やっぱり現代っ子っぽい動きをする。ヘレンとの年齢格差からすれば巧拙はともかく、長塚圭史くんのヒネたカンジは良かった。照明をかなり絞り気味にしていたので時々影が気になった。(それで部屋の違いとかも出してたみたいなので、効果といえばそうなのかもしれないが、少し狭めすぎだったかも…と思うところも。) 気がついたとことしてはそんなカンジか。 東京楽のせいか、立見いっぱいの超満員。スタオベをしたくなる気持ちも初見時の自分を省みればわかるが、私は正直早く帰りたかった(笑)。ごめんなさい。 鈴木杏ちゃん、次はセリフのある役でぜひ見たいものです。 | |||
| slapsticks | '03.2.7 | オダギリジョー、ともさかりえ、古田新太、他 | PARCO劇場 | |
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![]() | slapsticksというタイトルでもっと笑えるものを想像していた私はケラワールドを全然理解していなかったようだ。 確かに笑えるところもあるけれど、その内容は一貫して無声映画草創期を支えた実在の監督や役者、その裏を支える人々のちょっと悲しくもある人間模様。シャーシャー出てくる布はイマイチ好きなセットではなかったのですが、冒頭のシンプルさはかなり好き。 映画(とくにこの時期のもの)を見る機会が無かったので、世界が広がった気がしたのが得したところだろうか。 とりあえず「身軽に動けるデブ」役な古田さんサイコー。 | |||
| シェルブールの雨傘 | '03.1.23 | 坂本昌行、藤谷美紀、他 | 東京グローブ座 | |
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![]() | 再演だったのと、ちょっとそれどころでない状況の中行ったのでその感想は非常に複雑。 とにかく目についたのはグローブ座の舞台のデコボコ。場転のたびにがらごろがらごろ音がするのはいかがなものか…。その際の大道具もあの広さのわりには大きすぎた感もあり。前回はあった正面奥のハケ口が無かったのも残念だった。別れのシーンは奥に去った方が切ない…。(あと、絶対駅員のカンテラは黄色にしてほしかった(個人的に)) あとはジュヌビエーヴチームのバラバラさ加減にちょっとイライラ。なんて仲の悪そうな恋人&母親&岡惚れダンナ…。ギイチームの仲よさそうなところが自然だっただけに残念だった。 マドレーヌ最高。初演から星奈さんに出て頂けたなら…と思わずにはいられない夫婦っぷり。 その他でよかったところは、衣装がちょっと可愛くなったところくらいだろうか。ギイの三つ揃えスーツはちょっと初々しくてよかった。そもそもここでやる話ではなかったというのが最終的感想。 | |||
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