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2017年05月

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2017.05.31() カラス―(2)

今日もまたカラスの話。よく見かける野鳥のうちカラス、ハト、スズメの歩き方をイメージできますか。もちろん空を飛ぶときに羽を使うのはみんな同じですが、さて地面を歩くときは・・・・

アカツメクサ

鳥によって移動の仕方がちがうのですね。
スズメは2足同時にピョンピョン跳ねて移動。
かわいい。
ハトは首を伸ばしたり縮めたりしながら左右交互に、ヒョコヒョコ。あまりきれいな歩きではありませんね。
カラスは左右交互の悠々歩きと、急ぐときは2足同時の跳びはね歩きの二刀流。

なぜでしょう?webで調べると以下のような解説があ。

 ・ピョンピョンと跳ねる歩きはのは、小型の鳥や樹上生  活をする鳥に多い傾向があるらしい。 

ビョンビョンかヒョコヒョコかの違いには、相応の理由も解説していましたが、そんな細かいことは省略しますが、何事にもそれなりの理由があるということです。

ウォーキング中、ときどき出会う中年女性、その歩き方の美しさにほれぼれ。一度だけ「きれいな歩き方ですねー」と声をかけたことがあります。なれなれしく話しかけるとストーカーと間違われそうな気がして『おはようございます』の挨拶だけにしています。

◆鳥の歩き方とちがい、それなりの理由がさっばり分からないのが近ごろの政治の動きです。

2017.05.30(
) カラス

ただいま田植えの準備どき。耕運機で土を起こし、水を張る。すると地中の虫たちがぞろぞろと這い出して来る。それを狙ってカラスなどが集まり、ついばんでいる光景が目に入ります。

環境への適応力に優れ、大都会の真ん中でも悠々と生きているのが鳩やカラス。公園などで鳩を見かけると、可愛さについエサをやりたくなってしまいます。

一方カラスの方は害鳥・・・と言うよりカタキ役扱い、何とか駆除してしまいたい。ゴミはちらかし放題、時には人に攻撃を仕掛けるヤンチャぶり。カラスは頭が良い鳥だと言います。悪智慧なんでしょうかネ?
ところがカラスの童謡・唱歌がいくつかすぐ頭に浮かびますが、鳩の方は「♪はとぽっぽ・・・」くらい。歌の方では悪役カラスどころか、愛着・親しみをこめての登場。どうしてでしょうかね―。不思議です。いわれなき偏見?可哀そうに。

◍【七つの子】 カラスなぜなくの カラスは山に かわいい七つの子があるからよ
◍【カラスの赤ちゃん】 からすの赤ちゃん なぜなくの こけこっこの おばさんに
◍【夕焼け小焼け】 夕焼け小焼けで日が暮れて ~  カラスといっしょに帰りましょ


2017.05.29() 言い間違いならご愛敬ですが・・・

先生方の失言オンパレード、そのご粗末さ加減に人々も唖然。立場上の言葉の重みがぜんぜん分かっていないのかも。

●山本地方創生担当相―「一番のがんは文化学芸員」
●今村復興相―東電原発事故で自主避難したのは「本人の責任」、さらに「まだ東北でよかった」
◆金田法相―共謀罪絡みで数えきれないほどの醜態。失言というより大臣としての資質の問題では。
◆務台政務官―「長靴業界は(あれで)だいぶ儲かったんじゃないか」
◆稲田朋美防衛大臣―森友学園問題で、同学園が起こした訴訟で「弁護士として裁判所へ出廷したことはない」は虚偽答弁。翌日「記憶違い」?と弁明。
◆大西自民党議員―「ガン患者は働かなければいい」「巫女さんのくせに」「子どもを産まないとダメだぞ」などの侮蔑的で汚い野次。安保関連法案に批判的な報道機関について、「あやまったマスコミ(安保法案に批判的な)に対しては広告は自粛すべきじゃないか」という威圧。

ウォーキングの途中で

●衆議院議員小選挙区制、これで政権交代も可能となり、緊張感も出るはずと期待したが、今や「一強多弱」、加えて自民党内のリベラルと言われる良識派閥も影を潜めてしまい完全な独裁体制。これなら50年体制の方がまだましだった。
弛みきった「したい放題」状況がこのまま続くとしたら、いったいどうなるのか。元をただせば、すべては国民の政治への無関心や利益誘導型政治に目をつむってきた結果か。

●民主主義国家の国民が、自らの権利放棄を恥じることもなく、政治にそっぽを向いていていいのか、それがとても心配です。【追記】森友学園籠池氏が「これが表に出たら内閣二つや三つひっくり返りますよ」という意味の発言をしたのを覚えています。ひっくりかえるどころか何ごともなかったかのように、政府の意のままに政治は動いています。

連発する失言や疑惑解明とは裏腹に隠蔽に必死の森友学園、加計学園問題などを見ていると、国民も甘く見られているものだな~と感じます。

2017.05.28(
) 「行く」は「いく」か「ゆく」か

すわっ 山火事・・・・25日の日暮れです

三球・照代の漫才「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えてると一晩中寝られないの」を覚えている方も多いでしょう。

◆「○○へ行く」というのは「いく」のか「ゆく」のか、どっちの読みが正しいのだろうか。考えていると寝られなくなってしまう。その疑念を抱えたまま80歳まできてしまいました。皆さんはわかります?

そうだ広辞苑を引いてみよう。そのための辞書

◍まず「いく」で引くと「行く」と出ている。―奈良・平安時代から「ゆく」と併存。平安・鎌倉時代の漢文訓読では、ほとんど「ゆく」を使い、「いく」の例はきわめて稀。「いく」は助詞「て」を受ける形が多い。「ゆく」に同じ。
何だか難しいが、どうやら「いく」と「ゆく」は同じらしい?

◍次に「ゆく」で引くと、「行く・逝く・往く」と出ている。奈良・平安時代から「いく」と併存。平安・鎌倉時代の漢文訓読では、ほとんど「ゆく」を使い、「いく」の例はきわめて稀。「いく」は助詞「て」を受ける形が多い。「ゆく」に同じ。

わかったようなわからないような・・・・つまり読みはどっちを使っても間違いではないということだろう・・・と解釈して納得することにしました。80まで悩みつづけずに、早く調べてみればよかった。

2017.05.27() 病院検査終了しました

雨滴でも絵になりますね

◆検査結果は後日お知らせしますが、9時半受付、10時薬剤注入。いったん帰宅してから午後Ⅰ時より検査開始―40分ほどで終了。3時間ほど待って担当医より結果説明あり。帰宅は夕刻になりました。
病院~自宅は自転車で数分、近いので助かります。現在の住まいを購入する時の条件は、老化を基準にして次の二つ。
  ①   駅に近いこと―私鉄、日中の本数は1時間3本で駅まで
   徒歩4分
  
   総合病院が近いこと―徒歩15分、自転車数分

◆新たに加計学園疑惑をメディアが取り上げています。真偽はどこにあるのかわかりませんが、事実をきちんと明らかにしてほしいもの。
それにしても政権中枢の絡む疑惑が次々と出てくるのは、「やっぱり何かがおかしい」と思うのが率直な庶民感覚、フラストレーションが溜まるばかりです。

2017.05.26(
) 「キョウイク」


庭の菖蒲が雨に濡れています。誰かが言ったか言わななったかは知りませんが「菖蒲は雨がよく似あう」

◆先日、四葉のクローバー探しに失敗。今度こそはと2回目のチャレンジ、時間も前より少し多めの20分に増やして探索?しかし結果はダメ。もう少し簡単に見つかると思ったのにな~・・・なかなか見つからないから値打ちがあるの゛たろうな~。

◆本日は精密検査のために一日がかりで病院。
人間ドックで注意報の出た項目の精密検査です。どんな結果がでることやら。この歳で何にも無い方が不思議、そう思えば気も楽、なるようにしかなりませんからね。この辺の割り切りの良さと言うか、諦めの良さのようなところは平爺の得意わざ?。

 今日一日病院で過ごすのはユーウツですが「キョウイク」・・・「今日行く」ところがあってよかった。
これから行ってきます。
「キョウイク」はボケ防止の合言葉。

2017.05.2
() 子供のころのある記憶

 
花はカミさんの趣味(ただし水やりはたいてい平爺の仕事―(このほかにもまだたくさん、水やりも大変))


昨日の日記で、安倍政権の政治運営について平爺の思いを書かせていただきました。正直なところ政治についても時事問題、経済問題につても一般国民の方々以下の見識しか持っていませんが、目には見えなくても一国民として「何かがちがうな~」とか「どうしても理解できない」と感じ取ることはできます。

◆小さかったころこんなことがありました。灯火管制のうす暗い電灯の下で両親と話をしていたときのこと、小さな私が一言口にしたのを聞いた親は「そんなことを外で言ったら大変だぞ。絶対に言っちゃーいけんぞ~」と叱られました。何を口にしたかは記憶にありませんが、治安維持法に引っかかるようなことだったのでしょう。「たとえば早く戦争が終わればいいのに」とか、あるいは「日本が負ければ戦争は終わるのか?」とか、「戦争が終われば腹いっぱい食べられるかな~」というようなことだったかもしれません。兵隊さんはもっと頑張っているのに、このような不平は反国家的思想の家族として官憲の監視下に入る可能性もあった時代。監視国家というとそれを思い出します。

勿論平爺のよもやま日記などは、その当時だったら「反政府的危険分子」として要注意人物のレッテルを張られ監視対象になることは間違いなかったことでしょう。倫理に外れない限り自由な国であってほしい。

2017.05.24() 腹心の友

◆国会におけるテレビニュースでの安倍総理のことば。

疑惑を持たれている加計学園理事長との関係を問われて「腹心の友」と説明、だからゴルフもしますよ、食事もしますよ・・・云々。
とっさに頭に浮かんだのは、ロッキード事件のとき疑念を持たれた時の総大臣理田中角栄の「刎頸の友」という言葉です。平爺と同年配の方なら、「刎頸の友」を覚えていると思います。

◆40年ほど前、全日空航空機導入に関して、業界、政治、フィクサーの絡んだ歴史に残る汚職事件がありました。検察により時の総理田中角栄、国際興業社長小佐野賢治などが取り調べを受けました。国会で田中総理に対して小佐野との関係を糺されると「刎頸(フンケイ)の友」との答弁と記憶しています。刎頸の友(=刎頸の交わり)とは、中国の故事で、「お互いに首を斬られても後悔しないような仲」という意味。

◆安倍総理の「腹心の友」とは。
腹心の部下などと、相手が自分より立場が下だったりするケースで使い、意のままに動いてくれる人、上の立場の人の気持ちを忖度できる人という意味に使うというイメージで、青空文庫でも「腹心」は部下や使用人をさす用例がほとんど(web参照)

つまり安倍総理が使う場合には、安倍の方が立場が優位にあることを示し、ただ仲の良いお友達と言うだけではないように思えます。たまには親分して言うことを聞いてあげようか・・・という解釈があっても不自然ではない。

2017.05.23(
) 戦前の監視社会復帰への危惧 !

5月22日 早暁4時53分

◆安倍政権、またもや得意の強行採決という伝家の宝刀を抜き放つ。「共謀罪法案」です。それなりに関心を持って報道等に目を通してきました。正直に言ってその正体がつまびらかではありませんが、国民に対する監視、規制がきびしくなることは間違いないと思います。言論界をはじめ、多くの識者が憂慮。

連想するのは戦前の暗く息苦しい管理社会就中「治安維持法」や「特別高等警察」のことです。戦前の日本を知らいない方には想像できないことかもしれません。多分学校の歴史や社会科でも習っていないと思います。

何が何だかわらかないうちに数の力で強行採決。日本が間違った道へ入り込みつつあるのではないか・・・そんな危惧を感じています。

◆2年前、国論を二分した「安保関連法案」のことは記憶に新しいと思います。マスコミや多くの学者・識者が憲法違反と指摘する中、国民の不安を残したまま安倍政権は強行採決という非常手段をもって成立させてしまいました。これにより集団的自衛権の行使が可能に。「平和国家」の看板もくすみ、過去の反省から生まれた不戦の誓いも放棄同然となりました。

◆子孫のためにも、世界に冠たる平和国家日本をどうしようというのでしょう。次に待っているのが「憲法改正」。安倍総理は2020年までには改正すると表明。一般国民からは、憲法改正を求める沸々たる声はないどころか、逆に不安を抱く人々の方が多いと思います。

  ≪要は政府が国民を監視、管理しやすい憲法作りが狙いか?

【追記】強行採決の一方、森友学園疑惑も加計疑惑も隠蔽に躍起。火のないところに煙は立たぬ。「やましいことはない」そう思っているのは、関係者以外一人もいないのではなかろうか。政治がおかしい。安倍内閣が続く限り、こうした闇に紛れたような政治手法は変わらないかもしれません。大きな不安を感じます。

2017.05.22() 新聞の使命

アヤメ

◆新聞を読むのは混雑した通勤の電車の中だけ。見出しに目を通すのが精いっぱいでじっくりと読む時間がない。平爺の2030歳代のころのことです。一時読売新聞を購読した時期もありましたが、政府寄りの内容が気になって朝日新聞に変更。以来何十年も朝日で通してきました。

新聞の使命の一つは、ただニュースを流すだけでなく、国民に代わる「政権のチェック機能」が大きいと思っています。

国会における共謀罪関連質疑に対して、安倍総理が「私の考えは読売新聞を熟読すればわかる・・・」と答えました。つまり読売は安倍総理の代弁者?・・・・そう思わざるをえません。つまり権力へのチェック機能を果たせない等しいと平爺は考えます。

◆21日付の朝日新聞記事による指摘。
リオオリンピックが終わってまだ1年もたっていない。レガシー・遺産として活用するという建前とはうらはらに、関連施設の多くは放置されたまま荒れた状態にあるらしい。

20年前、長野県で開催された冬季長野五輪、そのときのボブスレー・ルージュの競技施設も維持費が賄えずに今シーズン以降の運用中止が決まったようです。

   ★★★ 夏草や 兵どもが 夢の跡―芭蕉― ★★★
東京五輪はだいじょうぶでしょうか。

2017.05.21(
) 今日は二十四節気の「小満」

暁光の北アルプス遠望―5月20日

日本の暦には「二十四節気」とか「七十二候」など、今の時代に生きる私たちには意味不明なものがいろいろとあります。

ちなみに5月21日は立夏から十五日目で、二十四節気の「小満」にあたるそうです。小満とは、陽気がよくなり、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから「小満」といわれる・・・・これはwebに載っていた解説です。

昔は向こう3カ月のお天気長期予報などというものはなく、先人の積み重ねた知恵で農作物の管理などを行っていたのでしょう。

ちなみに七十二候カレンダーをみると5月21日~25日は「蚕(かいこ)起きて桑を食む」となっていました。時分単位、いや秒単位で動いている社会にどっぷりと浸かっている私たちにはピンときませんが、そこはかとないロマンのようなものが漂うのを感じます。

2017.05.20(
) 5月病

5月19日 朝5時15分

雲の欠けら一つない晴れやかな空。中空に浮かぶ月。ふと美空ひばりの「越後獅子の唄」の一小節が浮かびました。

 ♪今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと叱られて
  ♪ばちでぶたれて 空見上げれば 泣いているよな昼の月

◆「5月病」、以前はよく目にしたことば。今は死語になっているのか・・・と思ってネット検索すると依然この言葉は生きていました。

平爺の時代は社会人になりたての若者が、慣れない社会へ放り出され、ストレスなどに堪えかねて辞めてしまうというケースが多々あったようです。労働環境も新社会人への配慮が欠けていたことも確かだと思います。今どきは5月病と言わずに「スピード退職」と言うらしい。

ネットにこんな記事が
新卒入社3ヶ月未満退職離職理由ランキング-2016年度版
 大学新卒の1年以内退職は13. 3年以内は32%。
 厳しい就職活動を思えば、退職の決断には相応の理由もあるはず。
ある調査による理由の上位は

  1位  残業が常識、多すぎる時間外労働(62%
   2位  社風・体制への疑問や違和感(36%
  3位  低すぎる給与、残業代もなし(19%

平爺の時代は、「あいつは辛抱がたりない、どこへ行っても勤まりっこない」と冷たく言い放たれたものです。新卒の甘えだけではなく、世の中が厳しくなってきているのだと推測します。 平爺が今の時代なら、5月病で辞めていたかもしれない。いい時代に生きられたと思うことにします。


2017.05.19(
) クローバー

クローバー

手紙の時代なら、この時期書き出しは「風薫る」とか「薫風」の挨拶から始めるのでしょうね

手紙がすたれてメールやスマホの時代、「風薫る」は似合いませんよね。でも何となく気持ちも明るくなる感じ、数多い時候の挨拶の中でもトップクラスの良い言葉だと思います。

昨日は、暑くもなし寒くもなし、薫風を肌に感じながらのウォーキング。田のあぜ道を歩いているとクローバーの花が一面に咲いていました。子供のころ飼い兎のエサにクローバーはよく取にいった思い出があります。ふと足を止め、四葉のクローバーを探し始めました。5分、10分、15分・・・見つかりません。以前、簡単に二つか三つ見たけた記憶がありますが、結局あきらめてしまいました。

四葉のクローバーは「シロツメクサ」とも言います。花言葉は「幸運」で、勇気、愛情、信頼、希望などを指すそうです。

ウォーキングのついでに、また探してみようと思います。見つかったら押し葉にして孫娘に・・・・。

2017.05.18(
) どっちでもいい話

ネギボウズ

先だって、ラジオを聞いていると「北海道の鳥はタンチョウ」という話かありました。
ところで皆さんはご自分の都府県に、それぞれシンボルとしている動植物があることを。

ちなみに平爺の住んでいる信州長野県は
 県鳥―ライチョウ 県花―リカドウ 県木―シラカバ 県獣―カモシカ
 県歌―信濃の国
 
以前から知っていました。こんな小さなことでも「郷土愛」の一つかもしれないな~。
ちなみに以前何年か住んだことのある東京・大阪・奈良県はどうか・・・?全然分からない。調べてみると

   東京―ソメイヨシノ・イチョウ・ユリカモメ
   大阪―イチョウ・サクラソウ・モズ

   奈良―ヤエザクラ・スギ・コマドリ


2017.05.17(水) 東京オリンピック

ホダンの後は、ツツジが我が物顔

◆オリンピック施設費用分担をめぐってのゴタゴタ、どうやら東京都が負担することになったらしい。神奈川、埼玉など、競技会場となる県にも負担させようという目論見は外れた様子。普通に考えれば後先も考えず、誘致の旗を振った東京都が負担するのが・・・・あたりまえと思います。

招致時7000億円と言っていた五輪費用が、増えに増えて3兆円を超えるかもしれない・・・・嘘もいい加減にせよと言いたいところです。3兆円を国民一人当たりにすると23万円。1世帯平均2.5人とすると1世帯のあたり60万円弱、凄い数字です。

◆国富を競うかのように肥大化する一方のオリンピック、今やそれを支えられる都市は世界中探してもごく限られた数しかないのではないでしょか。日本だって大震災復興、原発廃炉処理など莫大な金のかかる大事業に四苦八苦しています。それに比べたら、たかがオリンピックに膨大な金をかけ、ここまで肥大化させてしまったことを、立ち止まって冷静に見直す必要がありそうです。

◆オリンピック憲章の精神とは裏腹に、ドーピングに手を染めてでも「勝つ」ことにのみこだわり、主催国は国威発揚の場と勘違い、華美な演出にうつつを抜かしているように見えてしかたありまもせん。ど派手なオリンピックを目指すより、東京オリンピックを機に「オリンピックはどうあるべきか」を改めて問い直す大会にすることの方が、オリンピック史に残す意味が大きいと思う。

2017.05.16(
) VHS
―後悔あとの祭り

動画のワンカット・・・18年前

VHS」、知らない方が多いかもしれません。30年?ほど前に流行った家庭用ビデオテープです。その前は「8ミリ」と呼ばれたフイルム式のビデオでした。珍しがり屋の平爺(当時はおっさん)はそのカメラで撮りまくりました。撮ると言っても8ミリは子供の成長記録。VHSは孫の成長記録オンリー。

◍フイルム式8ミリは映写機が故障、新しい映写機が手に入らず泣いて馬謖を切る思いでフィルムを処分。大きめの段ボール函いっぱいという量です。その後フイルムからDVDにダビングしてくれる業者があることがわかりましたが処分した後の祭り。

VHSテープもかなりの量を保管していました。手持ちの再生機器で観ることはできても故障したらおしまい、今は再生装置は製造されていないとのこと。テープの大半を廃棄処分。ところが先日ネットで調べるとダビング業者のあることが分かりしました。捨てずに保管していたテープ13本。孫の誕生から3~4年間の記録です。
業者にDVDへのダビングを依頼、2週間ほどで出来上がってきました。少しだけでも残しておいてよかった。

静止画と違って、動きも音声もあり、実に楽しい。捨てずに全部保管しておけばよかった。捨てたりする時の思い切りの良さは人並み以上の平爺、それで失敗したり後悔したりすることもまた多い(笑)

◆webを検索すると今日は「旅の日」…松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った日(1689年)
 
最初の句は「行く春や鳥啼き魚の目は涙」と出ていました 

2017.05.15() 病には勝てない

目に染みる若葉

【若葉】 ♪ 鮮やかな 緑よ 明るい 緑よ
       鳥居を包み 藁屋を隠し
       香る 香る 若葉が 香る


◆去る10日は、53回目の結婚記念日。平爺は忘れていても、女房というのはよく覚えているもの。どこかへ美味いものでも食べに行くか・・・・も、気分が乗らず、いつもの普通の夕食。
2、3日で快復するつもりで「治ったら」と言うことになっていたが、あれからもう5日。わざと反故にしているわけではない。たかが風邪くらいでこんなに日数がかかったのも初めて。
妻からは「薬は飲んだか」、「薄手のセーターを1枚着なさい」、「熱は測ったか」、「水分をとりなさい」・・・子供並みの監視下にある平爺です。先週、ついに認知症ボラを休んでしまいました。

この先まだ55年目:エメラルド婚式 60年目:ダイヤモンド婚式 65年目:ブルースターサファイア婚式 70年目:プラチナ婚式があるというから、まあいいか・・・いったいいくつまで生きるつもり?

寺田寅彦
「健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復するという楽しみがある」・・・これも名言?

2017.05.14() しょぼくれの日々

カルガモ? 何を食べているのでしょう

たぶん風邪だと思います。かれこれ1週間以上。熱はほぼ平熱ですが、痰の絡まった咳が止まらず気分不快。始めての体験。
少しくらい叩いてもびくともしない健康・頑丈が取り柄と自負したていた平爺。5か月前の胸骨圧迫骨折以来流れは変わってしまいました。言うなら「歳にはかなわん耄碌じじい」といったところ。

体と精神は「車の両輪」と言いますが、確かにその通り。何かをやろうとする気力が湧きません。ただ何となく時間が過ぎていく。昨日は五月晴れの下、緑のカーテンとしてゴーヤとキュウリを6本植えただけ。あとは横になって本を読んだり、録画してあるテレビを見たり・・・・。 何かやることがないと落ち着かない貧乏性ですが。それも思ったほど気にはならないが、とにかく早く山登りに行きたい。


2017.05.13
(土) カエル

昨日は、田んぼに水を引く用水路のことを書きましたが、そろそろカエルの合唱が聞こえてくるころです。カエルと言えば高野辰之作詞の『朧ろ月夜』が浮かびます     

昨朝 5時7分


   ♪菜の花畑に入日薄れ 
    ♪見渡す山の端かすみ深し
   ♪春風そよふく 空を見れば
   ♪夕月かかりて匂い淡し

   ♪里わの火影も森の色も
       ♪田中の小路を たどる人も
       ♪蛙のなく音も かねの音も
       ♪さながらかすめる朧月夜

歌詞2番「蛙のなく音も・・・」の「なく」は平仮名。漢字を使うなら「啼く、泣く、鳴く・・・」どれを使うのでしょうか。ひまつぶしに調べてみました。
◍鳴く・・・・・鳥・獣・虫などが声を出すこと。動物が声を上げること。
           遠くで鳥が鳴く。 鈴虫の鳴く声。人間以外に使う。
◍泣く・・・ ・人が悲しみ、苦しみ、喜びなどに声を出し涙を流すこと。 心を傷め悲しむこと。
◍啼く・・・ ・鳥・獣・虫などが声を出すこと。 泣くと同意。人よりも鳥や虫に使うことが多い。
◍哭く・・・ ・人が我を忘れて泣き叫んだり、むせび泣いたりする様子。

とても使い分けは出来そうもありません。蛙(かわず)はど直観的には「鳴く」かな~?

2017.05.12(
)  変わり行く風景

田んぼに水が引かれ、田植えの準備が始まるころとなりました。でも水田地帯には人影もまばら、一家総出の賑わいは遠い昔の話。安曇平から諏訪盆地・伊那谷北部あたりは5月中旬過ぎから。ここ善光寺平を中心とする北信地方は6月10日ころでしょうか。 冬の間、涸れていた用水路も、今は満々とした急な流れに変わっています。子供でも落ちたら、いや大人でも助かるのは難しいかもしれない。
私の育った地域には「西天竜」という農業用水路がありました。本物の天竜川は伊那谷を滔々と流れるが、西天竜は諏訪湖を水源として天竜川河岸段丘に人の手でつくられ人工の農業用水路、深くて流れも急、子供のころはその縁を歩くのも怖かったことを覚えていす。

長野県には「信濃の国」という県歌がありますが、信州人でこの歌を知らない人は一人もいません。6番までありますか一番と二番を紹介します。
       

たった2株、蕾が全部開花して36輪
庭が明るく艶やかになりました

一、信濃の国は十州に 境連ぬる国にして
    聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや通し
    松本伊那佐久善光寺 四つの平は肥沃の地
    海こそなけれ物さわに よろず足らわぬ事ぞなき

二、四方(よも)に聳ゆる山々は 御嶽乗鞍駒ヶ岳
    浅間はことに活火山 いずれも国の鎮めなり
    流れ淀まずゆく水は 北に犀川千曲川
    南に木曽川天竜川 これまた国の固めなり

「犀川」というのは槍ヶ岳を源流として槍沢を流れ下てっ上高地大正池へ。そこから梓川と名前を変えて松本平で奈良井川と合流犀川と名前を変え、さらに善光寺平で千曲川と合流。ここて信濃川となって新潟の海に注ぎます。雄大な歌詞だと思いますがいかがでしょうか。



2017.05.11(
) 鬼の霍乱(かくらん)

一夜で蕾が開きました

「鬼の霍乱」・・・病気とは縁のないような丈夫な人が、病気になることのたとえ。えーっあの鬼課長が熱を出して休みだって、鬼の霍乱か・・・。 霍乱は漢方医学用語で日射病や食中毒のことだそうです。平爺、その鬼の霍乱。

2、3日前からノドが何となく変だ、昨朝軽いウォーキングのあとで熱を計ると39度超。ちょっとまがすいかも。
先だっての人間ドックで異常値があり、精密検査の予約をしてある日だし。


待ち時間が長くてCTスキャンたけで3時間近く、帰宅後気力が萎えて夕食をバスして布団に潜り込む。夜になっても熱は下がらない。症状は風邪のよう・・・と言っても風邪の経験もほとんどない平爺には風邪かどうかもわらからない。


   
こんな熱を出したのは記憶にある限り30数年前のこと。そのときは一晩寝て翌日は日課のランニング(千日連続ランニングの真っ最中)をやり、そしていつも通り出勤。まさに鬼の霍乱だ~。


◆私のランニング回顧録を読み返すと、こんなことが書いてありました。
  『連日最高気温が氷点下という寒さと降雪。しかも一番気温の低い早朝のランニングである。
  このような過酷とも言える厳しい条件は、いくら慣れているとは言ってもさすがに辛かった。
  その上風邪が抜けずに体調も最悪。これ以上風邪が悪化しないのが不思議でさえある。しかし
  私は走った。私とは別の「もう一人の私」がいて、その一人が走っていたのかもしれない』
  このときは40度近い熱だっ記憶があります。それ以来久々の高熱です)
 
 (別サイト
参照) ― 「がん人工肛門からの出発 の 千日走達成 へ 

2017.05.10() 豪華・貧困

♪リンゴ花びらが~風に散ったような~

◆【豪華】

JR東日本豪華寝台列車「四季島」が営業運転開始。テレビ各局が大々的に取り上げています。和室やひのき風呂まであるという豪華さで、東北北海道方面などをめぐるそうです。ラウンジ車両ではピアノの生演奏を聴きながらお酒が楽しめるということです。

3泊4日のツアー料金は1人最低75万円、最高で115万5000円・・・誰が乗るんだろう?心配ご無用、予約が取れないほどの人気らしい。


◆【貧困】
 

子ども6人のうち1人が貧困状況、これが日本の現実で、特にひとり親家庭の貧困率は54.6%という数字。(貧困率とは➡所得が国民の「平均値」の半分に満たない人の割合)
厚労省よると、子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を記録。ひとり親世帯の貧困率は先進国でも最悪の水準となっているようです。とりわけ母子家庭の貧困率が深刻だと言います。
子供の貧困
https://www.kodomo.living-in-peace.org/chilid-poverty?gclid=CJGRjM2x4dMCFZZ-vQodnfoDjg

◆「貧困の連鎖」ということばもあります。貧困家庭ではしっかりとした教育も受けられない→社会に出ても良い仕事につけない→不安定勤務と低賃金→子供の教育費を賄えない。世代が変わっても貧困から抜け出せない負のサイクル。
◆昨年でしたか、センセーショナルなニュースがありました。世界ではわずか62人の富豪が、貧困層35億人分と同じだけの富を所有しているというものです。
◆社会主義が破綻し、資本主義が行き詰まり、人類はつぎにどのような知恵を出せるのでしょうか。

‘(平爺は何にもわかっていないのに、ただ感じたままを書きました。でもこのままではいけない・・・そんな危機感のようなものは感じます)

2017.05.09(
)  5月―今月のことば

レンゲソウ

ウォーキングで通りかかる寺院門前にある掲示板の「今月のことば」

  人間とは 他と自分を比較しないと
        幸せも不幸も 分からない
            まことに厄介な生き物です

私たちは、自分の正しさによって作った「ものさし」によって、損か得か、勝った負けたと、あらゆるものをはかっている。「あの人よりは幸せ」「あの人よりは駄目だ」と、知らず知らずのうちに他と比べてみては、自分の優劣を自分でつけてしまう。
そのような比較から優越感にひたって幸福と感じたり、劣等感から不幸と感じているのではないだろうか。まさに人間の迷いの在り方がそこにあるのだろう。
比べる必要のない、ありのままの私として生きていく道を、仏の教えは照らし示してくださっている。

◆能天気な平爺のことば―聖人君子にはなれない。だから人間なんだ、だから生きていて楽しいのだと思う(笑)

参照 http://www.mori-life.com/self/compare-with-others.htm

2017.05.08() タンポポ(蒲公英)

Web検索すると、「たんぽぽ」という名前の由来は諸説あるが、定説のようなものはないらしい。「蒲公英」中国語らしいが発音はわかりません。つまり「たんぽぽ」は日本語、「蒲公英」は中国名ということでしょうか。

◆春早々、日当りのよい土手や空き地など場所を選ばずに咲きはじめたタンポポ。つい先日まで我が物顔の存在だったのに、今ではいっせいに綿毛に変わる潔さ。そしていずことも知れずに風に乗って飛び去ってしまいました。ふわふわしたあの綿毛、どこへ飛んでいくのか風任せ。注意していると、我が家の庭にもふわふわと浮かんでいるのが目につきます。中には用水路に落ちて流れ去ったり、樹木に引っかかってしまったのもあるかもしれない。
運よく、日当たりも水気もある適地に着地したのもあるでしょう。ふと名言「置かれた場所で咲きなさい」―渡辺和子―が頭に浮かびます。

◆人も同じ、自分が親を選んで生まれてきたわけでもないし、自分で選んだ家庭環境でもない。子にとってはすべて偶然のなせるわざ。その中でよりよく生きていくより仕方がない。
赤ちゃんポスト「こうのとり」のことが新聞に載っていました。昔風に言えば「捨て子」、事情はあるでしょうが人間の赤ちゃんはタンポポの種のようなわけにはいきません。胸が痛みます。

2017.05.07 (日
) 春から初夏へ

暁光に染まる妙高山(2454m)

昨日の気温は25度、季節は初夏へと移りつつあります。

善光寺平を囲繞(いじょう)する山々に残っていた雪も次第に薄くなり、残雪は2500mを超える高山に冬の装いを残すのみ。

ここ善光寺平の里は、まるでリレーのバトンタッチのように、さまざまな花が追いかけるように咲いていきます。ソメイヨシノが散り落ち、今は八重桜・しだれ桜・・・里山の中腹には、淡いピンクが点々と見えている、あれはヤマザクラ。
果樹栽培畑では、赤味のやや強い桃の花も散って、今は楚々と咲くリンゴの花が真っ盛り。その中に混じって咲く純白はプルーンやサクランボ。美しいとは言い難いが、深紅に存在を主張しているのはハナモモでしょうか。

1週間ほど前、千曲川の橋の上から河川敷を見下ろすと、ピンクの霞のように華やかに咲いていたのは桃。美しく爽やかな時期はあっという間、この季節だけは果樹畑の道を好んで歩いています。


2017.05.06(
) 我が家の小さな庭―春は花盛り

◆小さな庭ですが、地植えの花が春を謳歌するように咲いています。今咲いているのは

モミジ(アオシダレ?)

・モクレン・ツバキ(2種類)・ボケ(2種類)・ムシカリ
・サクラソウ・スズラン・クマガイソウ・ドウダンツヅシ
・セイヨウキランソウ

花ではありませんが、モミジ(アオシダレ?)の明るい緑が陽に映えてとてもきれいで癒されます。

◆ボケ防止に有効・・・一日10人と話をする。しかし前にも書きましたが簡単ではありません。家内とチョボチョボっと話をするだけの日が多い(家内は超話好き、よく話すことがそんなにあるな~・・・ちゃんと返事をしてよ―なんて言われています。
ウォーキングコースには春爛漫の草花や民家の庭先など花がいっぱい。でも花は口をきいてくれません。
最近心がけているのは、ウォーキングの途中で畑や果樹作業の人を見かけると、「こんにちは」だけで済まさないで、ちょっと話しかけて見る。「あの白い花が咲いている木は何ですか?」と尋ねる。「ああ、あれはプルーンだよ」と返ってくる。それをきっかけにして2~3分の立ち話。このくらいだと何とか2、3人は声をかけることができます。
正直な話、最近物忘れが多くなっているような気がする。昨日の続きを読むとき、栞より2~3ページ前に戻って読まないとストーリーがつながらない、いよいよMCI(軽度認知障害)の兆候?

2017.05.05
(金) 絶滅危惧種「クマガイソウ」

 

◆ラン科アツモリ草属のクマガイソウ、かつては北海道からか九州まで、全国どこにでも見ることのできた花、今は自生を目にすることは難しくなってきているらしい。

10年ほど前、友人から株分けしてもらい、庭の反日蔭で育ててきました。何とか絶やすことなく、今年は過去最高の13輪の花が開きました。秋になると山からとってきた落ち葉を被せたりして、大事に保護したことに応えてくれたのかもしれません。
地味な花ですが平爺には友とのかかわりのある思い入れの花です。

◆今日の暦を見ると端午の節句・立夏、七十二候は「蛙始鳴=かわずはじめてなく」。当地は田んぼに水が入るのはもう少し先、賑やかなカエルの鳴き声はまだです。
夜明けが早くなりました。4時過ぎ、ウォーキングに出るころには東の空が白んでいます。今日は55分の歩き。

2017.05.04
(木) 八十八夜

庭の花(10)―ムスカリ

一昨日、5月2日は八十八夜(節分から数えて88日目)。当日はボラの日でしたが、都合で一日遅れの訪問でした。

八十八夜と言えば、長野県出身中山晋平作曲の『茶摘み』 ♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか・・・・この歌が頭に浮かびます。施設のお年寄りと一緒に歌ってきました。茶摘みのほかにも、歌詞をコピーしていった中山晋平作曲の童謡・唱歌などをいくつも歌いました。

認知症というと、何もかも忘れてしまうと勘違いする人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。特に昔の記憶は良く残っていて、古い歌でも歌詞まで間違いなく歌うのを見ると、この人が認知症?と疑ってしまうぼどてす。
今年は晋平生誕130年とのことです。

   ♪・証城寺のタヌキばやし ♪・雨降り ♪・雨降りお月さん ♪・ゴンドラの唄
   ♪・あの町この町 ♪・砂山 ♪・こがね虫 ・♪背くらべ ♪東京音頭  
   ♪・まりと殿様 ♪・シャボン玉 ♪・てるてる坊主 ♪・肩たたき ♪・カチューシャの唄

◆作詞の方で知られる高野辰之は、中山晋平と同じ長野市近郊(現中野市)の生まれ。高野辰之の最も愛され知られる歌は『故郷』ですが、♪おぼろ月夜♪春の小川♪春が来た・・・などが今も歌い継がれています。

明治時代に生まれた北信濃出身の二人の作詞作曲家、長野県民にはとりわけ親しみを感じる二人です。

2017.05.03
(水)憲法記念日に思う

曙光―4月28日千曲川

今日は憲法記念日。今から70年前、国民主権の民主主義国家として再スタートトするとともに、二度と戦争の惨禍を起こさないことを誓って新らしい憲法が制定施行された日です。その年に生まれ人でも今や70才。多くの人は、なぜ日本の憲法を「平和憲法」と呼ぶかご存じない方もいるかもしれません。

「国際紛争を解決する手段としての戦争は放棄する」と掲げる国は、日本のほかに・アゼルバイジャン ・エクアドル ・ハンガリー ・イタリアなどがあるそうです。

◆日本憲法9条に以下のように謳われています。

1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

◆世界に例を見ないような「平和の理念に徹した日本国憲法9条をノーベル平和賞に」という運動も行われています。平和を望まない人間は世界中探してもいないと思います。それなのに地球上のどこかで殺し合いが後をたたない。平和憲法を子孫のために何としても残してあげたい。日本だけは戦争をしない国であり続けてほしい。先行きそう長くはない平爺の願いですが、戦争を容認するきっかけになるかもしれない改憲の動きが気がかりです。

◆明治憲法下で行われた太平洋戦争の日本人犠牲者は、軍人230万人、民間人80万人、計310万人と言われます。その犠牲の上に今の憲法があります。
新憲法下での70年、日本は戦争で一人の命も奪わなかったし、一人の命も失わなかった。そのことをこの先も誇りとしていきたい。

先日、こんな言葉を耳にしました。視点を変えれば「原爆を落とした国より落とさせた国の罪は重い」・・・これも戦争の一側面か思います。

2017.05.02
(火) 孫離れ

庭の花(9)アヤメ・背丈20㎝

◆孫娘の入学祝いに行ってきました。入試の猛勉強で?ジジ・ババに会いに来る時間もなく、2年ぶりの顔合わせでした。「娘十八番茶も出花」、まっ正面から顔を見るもちょっとテレくさいような娘になっていました。選挙権もあるし運転免許も取れるし、いつまでも可愛いだけの孫娘ではいてくれません。少し距離ができてしまったような寂しさもありますが、それが自然な姿と割り切らなくては。
も十八番茶も出花)が正しいとも言うらしいが・・・どっちでもいいや)

◆遊びにきたとき、一緒に風呂へ入るのは爺と決まっていたのは小4くらいまで、中学生の最初のうちはハグして別れたのに今はそれもできません。淋しいけれども自然の成りゆき。「子離れ」という言葉がありますが、「孫離れ」というのもあったんだ。

ジジとババに残されたのは、孫の成長と幸せをニコニコしながら見守ること。それでいいのですよね。
子犬のようにジャレついてくれたころを回想しながら今日の日記を書きました。

2017.05.01(月) 皐月-さつき

葉 桜

5月、春の名残りはあるものの季節は初夏。夜明けの道を歩いていてふと浮かんだのは芭蕉の句。

 「行く春や 鳥啼(なき)(うお)の 目は泪(なみだ)」―奥の細道

奥の細道は多分高校の授業で習ったと思いますが、この句以外に覚えているのは「五月雨を・・・、夏草や・・、蚤虱・・・、荒海や・・・・象潟や・・」
などほんのわずか。

「象潟や 雨に西施(せいし)が ねぶの花」は、30年ほど前に東北の名山鳥海山(2141m)へ登ったのが、芭蕉が奥の細道に旅立ってちょうど300年というイベントの年。下山後、芭蕉が訪れた最北の地でもある象潟の柑満寺へ立ち寄りました。境内句碑に刻まれていたのがこの句です。なぜか今も頭に残っています。
記憶では、西施とは昔の中国の美人で、雨に濡れたネムの花を西施にたとえた句・・違っていたらゴメン。

全国津々浦々の山を登ってきたおかげで、普通の観光客が脚を向けないような所にも行くことができました。蛇足ながら、芭蕉の句の中でいちばん気にいっているのは辞世の句と言われる「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」です。

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