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今月の壁紙は明るい桜にしました
17年04月

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2017.04.30(日)の日記は休ませていだきます。

2017.04.29(土) ケガにもめげず

庭の花(8) モクレン

◆胸椎圧迫骨折から4カ月。コルセット装着時間を徐々に少なくしてきましたが、いよいよコルセットよサヨウナラ!!

振り返ってみると、この間も週1回の認知症介護施設へのボラは欠かさずに続けることができました。よく通ったな~(笑)家を出るときは、何となく気乗りしないこともありましたが、施設の玄関へ入ると気持ちが180度転換、ビシッとするから不思議。大げさに言えば使命感のようなものでしょうか・・・カッコいい。

平爺の座右の銘の一つか「つづける」。♪や~ると思えばどこま~で~やるさ~・・・そこまで立派ではありませんが、恰好つければ自分に負けるのがイヤなのかな~。施設の長には事情を話しましたが、その他の職員やお年寄りたちは知らぬままです。
座ったり立ったりの動作がつらいので、ボラは立ったままの姿勢、その方が楽でしたが、最近は座ったり立ったりの繰り返しが出来るようになりました。

◆棺桶に片足突っ込んだようなジジイですが、お年寄りたちもすっかり気を許してくれています。訪問すると皆さんニコニコ顔で歓迎。前回訪問したのが昨日か、1週間前か、1カ月前かもわからない方々ですが、「久しぶりだねー」なんて言われます。すっかりお友達感覚です。ケガにもめげず、1回も休むことなくよく続けたな~、これは自分への褒美のことば(誰も言ってくれないから―笑―)

いよいよGW、遅ればせながら平爺はこれから孫娘の入学祝いや、親戚の病気見舞いなどでお出かけです。


2017.04.28(金) 汚いことば「ムカツク」

庭の花(7)

言葉にはふたとおり。美しい言葉と汚い言葉。
面白おかしく、ただドタバタふざけた番組を「バラエティ番組」というのだろうか?実はよく知らない。辞書には、バラエティー【variety】の和訳は変化・多様性・・・など。

「バラエティ番組」をネット検索すると《トーク・コント・コメディ・歌・クイズ・ゲーム・ものまね・ドッキリ・恋愛・マジック・心霊・お色気・視聴者参加型の企画などのいくつかの種類の娯楽を組み合わせたテレビ・ラジオ番組のことである》と。

平爺は、昔からただドタバタ騒いでギャグを飛ばしたりふざけたりと言う番組は大嫌いの変わり者です。だからバラエティで流行っているような言葉や表現などはほとんど無知状態。多分死ぬまでバラエティは見ないと思います。

◆先だって、たまたま目にしたテレビ、耳にしたのは出演者の「ムカツク」ということば。平爺にはとてつもなく汚い言葉に聞こえました。少なくても公共のテレビで使うような言葉ではない・・・それが平爺の感覚。いまどきは普通に使われているとしても平爺には絶対に使えない。

◆「むかつく」とは我慢できない腹立たしさ・抑えようのない怒り表現のようですが、本来は、「食べた物が体に合わなくて胸や胃がむかつく」というようなときに使っていたのだと思いますが、いつの間にか「ムカツク」の意味が変わってしまった。自分に向けられたらたのでなくても、ムカツクという言葉を耳にしただけでムカツキます。平爺はやはり融通の利かない化石人間のようです。

2017.04.27
(木) 何とひまな平爺さん

 
 庭の花(6)

この時期(20~30日)は二十四節気の『穀雨』、そして25日は七十二候の『霜止出苗=しもやみとなえいずる』とのこと。昨日は肌寒さを感じる春の雨、散り落ちた桜の花びらを濡らしていました。

◆NHK
ラジオ深夜便、早いときは3時ころ目が覚めて聞いています。
放送時間は夜11時過ぎから朝5時まで。かつてはテレビで活躍したアナたち10数人が交代で担当しています。進行役のアナウンサーを「アンカー」と言うそうです。アンカーとは英語のanchorで「錨《いかり》」のこと、「どっしりと安定した頼り綱」という意味と、「リレーの最終走者」という意味。ここから「放送や新聞社などでの最後のまとめ役」を「アンカー」と呼んでいる云々。

◆好きな顔とか雰囲気は人それぞれの好み。しかしラジオは声だけです。平爺のお気に入りアンカーは柔らかな語り口の某女子アナ。声を聞いているだけで癒される感じがします。媚びた甘ったるさを感じる某女子アナは疲れる。声の質や語り口は身体的な見かけ同様、ときにはそれ以上に大切なものだと気づかされます。

そのアナたちが放送終了時にしめくくる挨拶はそれぞれ決まっています。
   Aアナ・今日もおだやかな一日でありますように
   Bアナ・二度と来ない今日と言う日を大切にお過ごしください
   Cアナ・今日もひときわ良い日でありますように
   Dアナ・今日一日、何か楽しいことがあるといいですね
   Ēアナ・それではごめんください
   Fアナ・長い時間お付き合いくださいましてありがとうございました
   Gアナ・素敵な出会いの一日でありますように
   Hアナ・昨日よりほんの少しでも良いことのある一日でありますように
         そしてイヤなことが少ない一日でありますように
   Iアナ・次回〇日〇曜日 またお目にかかります
   Jアナ・昨夜11時からお送りしてきました。そろそろお別れです
   Kアナ・みなさんに何か良いことのある一日でありますように 
   Lアナ・今日一日、何か楽しいことがあるといいですね
   Мアナ・今日も笑顔の瞬間が訪れる一日でありますように

2017.04.26
 ぺんぺん草

 
ぺんぺん草  庭の花(5) 沈丁花

◆「ぺんぺん草も生えない・・」近ごろはほとんど耳にしませんし、自分でも使いませんが、昔は慣用句としてよく使われていた言葉だったような気がします。

ペンペン草というのは雑草の「なずな」のこと、荒地でもどこでもはびこるように生えている逞しい植物。そんな生命力旺盛な植物でさえ生えることができない土壌・環境を言い表しているのだと思います。
ウォーキングをしていると、土手や畦道、線路際の荒れ地など、小さな白い花をつけたナズナ=ペンペン草が悠々と生きている姿を見ます。

◆社内でも腕利きの営業マンが回ったあとは、誰がセールスに歩いても目ぼしいところはすべて刈り取られていて成果はあがらない。「Aさんが歩いたあとはペンペングサも生えないよ・・・・」というように使います。
営業の仕事をしていた若いころ、ある先輩から言われた「Aさんの歩いた後を回ってもペンペン草も生えてないよ」と言われたことを思い出しました。
そういえば、昔、茅葺き屋根の上にペンペンクザが生えていた田舎の光景が何となく懐かしい。


2017.04.25
(火) 桜散る

散り敷く花びら

さくら、桜、サクラと待ち焦がれていたのに、開花から旬日もおかずに花吹雪。今は落花が地面をピンクに覆っています。林芙美子の《花の命は短くて苦しきことのみ多かりき》が脳裏をかすめます。

恵まれたとは言えない苦しい生活の中でも、奔放に人生を生き抜いたと言われる林芙美子。散り敷いた桜の花びらを踏みながら歩いていると、あの「放浪記」をもう一度読んでみたくなりました。

 この名句に関連してwebに次のような掲載がありました。林芙美子のイメージが変わる気がします。

   風も吹くなり 雲も光るなり
   生きてゐる幸福は 波間の鴎のごとく漂渺とたゞよひ
   生きてゐる幸福は あなたも知ってゐる 私もよく知ってゐる
   花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど
   風も吹くなり 雲も光るなり。

2017.04
24(月) 胸椎圧迫骨折の経過(2)

糸のような月と明けの明星 今朝4時35分

◆胸椎圧迫骨折、このケガは骨粗鬆の人に多く見られとケガとのこと。平爺も整形外科の勧めで、週1回「テリボン」という骨粗鬆症治療薬の注射を4カ月近く続けてきました。投与期間は18カ月でゴールはまだまだ。実はこの薬、副作用が大きいのです。注射の後は悪心や気力減衰、吐き気・・・など。食欲も落ちて何もやる気がしない。その上毎週1回の通院も大変、あと1年以上続ける気がしないと医師に訴えました。

その結果、他の薬品=「フォルテオ」に変更。この薬も注射、投与は毎日で期間は2年。たただし自宅での自己注射で通院は不要、副作用もほとんどありません。腹部か太腿への皮下注射、針も細くて刺すときの痛みもわずか。

◆30余年前直腸がんにかかった時、丸山ワクチンという注射を一日おきに4年ほど続けました。完治したのはその効果かもしれません。
このワクチンも自己注射(違法?)でした。普通の注射器を使って太腿に刺します。針を自分の体に刺すのはけっこう勇気がいります。骨粗鬆症の注射をしながら、20年前の昔を思い出しています。

◆寝るときと風呂に入るとき以外は着装していたコルセットは、今月に入ってから着けたり外したりの慣らし中。そして今月末には外す予定ですが、自由自在に動くにはまだ時間はかかると思います。

2017.04.23
(日) 胸椎圧迫骨折(1

庭の花(4) アミガサソウ

圧迫骨折のケガから4カ月が経過しました。「胸椎圧迫骨折・・・それって何?」という方も多いかもしれません。平爺も知りませんでした。
頚椎・胸椎・腰椎の圧迫骨折はほとんどが中高齢者で、一年に90万人近くが発症しているとのことで、中には本人が気づかぬうちに発症と言うケースもあるとか。

 
 概念図―左側が前です。グレーの部分が、
強い力が加わったことで破壊された部分です







◆「胸椎圧迫骨折」というと、肋骨の骨折と勘違いされる方がけっこう多いですが、実は脊椎(背骨)の骨折なんです。

背骨は「頚椎・胸椎・腰椎」の総称で脊椎とも呼ばれます。

頚椎は上から1番~7番まで、胸椎は1番~12番まで、腰椎は1番から5番まで、計24あってそれぞれ上から番号がついています。平爺が骨折したのは胸椎の一番下の12番です。MRIの画像を見ると、つぶれているのが素人目にも明瞭です。
圧迫骨折(骨折というよりつぶれです)はもう元には戻らないそうです。平爺もつぶれた状態で固まるのを待つのが治療でした。つぶれた分だけ身長も短くなります。平爺は1センチほどだと思います。

図の斜線の部分が圧迫によりつぶれたケ所です。姿勢も猫背状の前かがみになるらしい。ヤダナー
身長が急に1cm以上も低くなったいう老人は、念のため検査を受けた方がいいかもしれません。

2017.04.22
(日) 半藤一利さん

庭の花(3)―ボケ?

半藤一利という有名な著述家がいます。これまでに同氏による太平洋戦争や昭和史などの著作をいくつか読んでいます。共鳴するというのか、私の力では思いを著わせないところを、半藤さんが代弁してくれているような気持ちで読ませてもらっています。

先日の朝日新聞に掲載された記事の一部分だけですが、ご紹介させていただきます。

  「戦争をする国家は、必ず反戦を訴える人物を押さえつけよう
   とする~昔は治安維持法が使われたが、今は共謀罪がそれにとって   代わろうとしている」

共謀罪について国会論議が始まりました。国民の賛否は分かれると思いますが、もしこの法律が成立してしまったら、もう元には戻れないと思います。うっかり冗談も口に出来なくなるような窮屈な日本、昔の監視社会に戻るのだけはご免、国会論議を、関心を持って見守りたいと思います。

ご参考――http://www.asahi.com/articles/ASK4K5K7FK4KUTIL043.html



2017.04.21
(金) TOSHIBA破綻?

庭の花(2)―ユキヤナギ

◆世界的なブランド企業東芝の経営危機ニュース。まさか・・・ですよね。半世紀前、経営難に陥った東芝を辣腕をふるって再建した土光社長も、草葉の陰で嘆いていることでしょう。見込みでは営業赤字が数千億円とか。数字がでかすぎて見当もつきませんが、中堅規模県の年間財政支出に匹敵する額とか。いかに巨額かがわかります。
原発と大きくかかわってきた企業ということは周知のとおり。福島原発事故以来、世界は原発から手を引こうという流れ、なのになぜ東芝は原発に拘わりつづけてきたのか。国策に操られたのではないか・・・。

◆片や事故原発を抱える東電。国の支援、後ろ盾がなければ倒産。結局事故処理費用は電気料金に上乗せして国民負担、まさに殿様商売。世界を震撼させた福島原発事故のあと、安倍総理は東南アジア歴訪で原発の売り込みに力を入れたというニュースが報道された記憶があります。よくもそんなことを・・・・あらためてあきれ返ります。
大企業中の大企業2社が、そろって『原発』に足をすくわれる羽目に陥っている。身から出たさびですが、その根源は原発の旗振りをしてきた政府の科(とが)、悪いのは結局「原子力政策」。そして今、原発再稼働当然の流れ、その陰には国家政府・・・ああむべなるかな。

◆気の毒なのは先の見えない社員たち。天下の東芝で働き、人も羨むような職場で安定した生涯を送るはずだっただろうに、一瞬にして崩壊、不安にかられていることでしょう。


埼玉で5才、4才、そして8カ月の幼い子供が、母親が仕事に出ていて留守の間の火災で死亡・重体というニュース。こうした幼い子供の死亡事故はほんとうに胸が痛みます。
幼い子を残して、生活のために夜も働かなくてはならない事情があったのでしょう。貧富の格差拡大など、社会の中には見えないひずみ構造に苦しんでいる人たちがたくさんいるのだと思います。
テレビでグルメや高級ショッピングにうつつを抜かしている様子を目にすると心が痛みます


2017.04
.20(木)  「一位」がいちばん

庭の花(1)―サンシュユ

ひと昔も前のこと、政権交代が実現して民主党主体の内閣が誕生したとき、これで新しい日本が始まるかもしれない・・・そんな期待が広がりました。それに先だちアメリカでは「change―変化」をスローガンにして民主党オバマ政権が誕生しました。日本の政権交代も劇的なインパクトでした。新しい時代の幕開け・・・・

残念ながら党分裂や離反などで短命に終わってしまいましたが、記憶に残ったのは逼迫した国家財政状況下、行政改革としてテレビ中継した事業仕分けを、釘付で見ていました。再び政権が自民党に変わっても、この事業仕分けは残しておいてほしかった。
蓮舫氏がスーパーコンピューターの開発に関して、「2位ではだめなんでしょうか」との指摘が今も記憶に残っています。

◆前置きが長くなりましたが、何日か前の朝日新聞長野版に「長野県が全国一位」の見出し。何が一位かというと、一人当たりの一般ゴミ排出量か全都道府県中一番少ないのが長野県、こうした一位は気持ちいいです。
◆かなり知れ渡っているかもしれませんが、松本市の「3010=さんまる・いちまる運動」。これは宴会等で「開宴から30分は席を離れずに食べることに専念する。終了の10分前の合図で席に戻って再び食事をする」という決まりを作った。これで宴会の食べ残しが大幅に減少したそうです。
確かに飲み会等でお開きになっても、卓上には手づかずの料理がいっぱい・・・・見なれた光景ですよね。モッタイナイ。

2017.04.19(水) 三春

ウォーキングがてら、花見もできる良い季節です。

◆北信濃では梅と桜がほぼ重なり、それにアンズが加わります。次に控えているのがリンゴ。
日本三大桜の一つ、滝桜で知られる福島県三春(みはる)の桜。「梅・桃・桜」が同時に咲くことから三春と名づけられたと聞いた記憶があります。三春の桜は10何年か前に見に行きました。

「三春」をwebで調べると、読みは「さんしゅん」で、①初春・仲春・晩春の総称  ②春を三度過ごすことという解説がありました。

桜は絢爛豪華。梅は風情・風流。ぱっと明るく咲いた桜もいいですが、どちらかというと控えめに咲く梅に心を惹かれます。とりわけ登山に出掛けた折、ひっそりとたたずむ山村の家屋敷や畑の隅に植えられた梅が良い。自己主張もなく咲いている風景、平爺の好きな風景です。

◆我が家の梅は、3年ほど前に老衰と虫の寄生がひどくて伐採してしまいました。

2017.04.
18(火) 国連・拒否権

日の出の瞬間―5時49分

IS、中東、北朝鮮・・・きな臭いにおいに不安がつのります。
世界の隅々まで平和が実現して、人類すべてが仲良く暮らせる日はおとずれるのでしょうか。

◆中東シリアで、使用禁止の化学兵器(サリン?)使用疑惑。国連安全保障理事会の調査実施提案についてロシアが拒否権を行使、廃案になったというニュースがありました。

「拒否権」をもう一度おさらいしてみました。
国連安全保障理事会は、常任理事国5ヶ国、非常任理事国10ケ国で構成。

・常任理事国――アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国・・・固定していて変わることはない
・非常任理事国―10ヶ国の任期は2年で、1年ごとにその半数が改選される

常任理事5ケ国のうち1ケ国でも反対すれば、他の全理事国が賛成しても否決となる。これが国連安全保障理事会での拒否権というもの。何ともおかしな制度です。国連をいったん解体でもしない限り、この先も常任理事国5ヶ国が入れ変わることはないのでしょう。

ネット検索すると、常任理事5ケ国は第二次世界大戦で「日本・ドイツ・イタリアを相手に戦った主な国々」と記述されていました。

◆ネットに国連分担金の数字がありました(上位10ヶ国)数字はドル  赤字は常任理事国
米国―――59400万  2 日本―――23700万 3 中国19390  4 ドイツ―15640
5 フランス―11900万 6 イギリス1930
  7 ブラジル― 9360万  8 イタリア―9180
9 ロシア――――7560万  10 カナダ-――7150

日本の負担は第2位。ところが常任理事国のロシアは日本の3分の一。何でだろう?

2017.04.17
(月) ウォーキングと野草

ケガ(胸骨圧迫骨折)から4カ月、じっとしていると体が腐ってしまいそうな気がして、控えめなウォーキングをしています。早朝30分前後、午後30分前後、春の草花を見ながらゆっくり歩くのも良いものです。

と根性タンポポ

◆かなり前ですが「ど根性大根」が話題となったことがありました。先日目にしたのはど根性タンポポ、車路の舗装を突き破って芽を出し、花を咲かせている。この生命力のすごさ、感動ものです。

◆冬期はこの日記に貼る被写体を探すのも苦労ですが、この季節はふんだんにあります。田畑の道を歩けば、われ先にと咲く花々が満ち溢れています。やわらかい陽ざしのもと、花々を愛でながらのひと時です。自分で言うのもどうかと思いますが、80才の大台に乗って、心の方にも少し余裕も出てきたかもしれません。

しかし癒しの春が過ぎるのはあっという間、今のうちに味わっておかないと。昔の年寄りの常套句「来年もこのを見ることができるかな~」その気持ちが分かるような気がします。 

今目にする野草の花 スミレ・ヒメオドリコソウ・タンポポ・カラスノエンドウ・ホトケノザ・ツクシ・オオイヌフグリ・菜の花・フキノトウ(花)・ナズナ  ほかに名も知らぬ花が何種類も。

2017.04.16
(日) 「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」

◆1カ月ほど前、新聞広告が目にとまり「歎異抄をひらく」というハードカバーの本を購入しました。動機は表題の親鸞のことばについての関心から。

「善人より悪人の方が救われる・・・」と思い込みそうですがそんなはずはない。もっと奥深い意味があるのだろう。それをちょっぴり知りという気持が前々からありました。平易に書かれていても、やはり難しい。「読んでみた」というだけで終わりそう。

◆親鸞と言えば蓮如上人。こちらの有名なことば
「朝には(あした)には紅顔ありて 夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり」

世の無常のようなものを言っているのだと思いますが、やはり平爺にとってはこれも難しい。
宗教・信仰に関することとは縁が薄いとは言え、死んだら人並みにお経をあげてもらうのかな~


●一昨日、北信濃でも桜が開花、梅の花との競演です。


2017.04.15
(土) 真央ちゃん

◆今週、テレビか惹きつけたビックニュースは何と言ってもアイススケートの真央ちゃん。

テレビ各社、真央ちゃんに席巻された感ありでした。どの局を選んでも真央ちゃん真央ちゃん。いかに人気者だったかが良く分かります。新聞もテレビに負けず劣らずの扱い。

可愛らしくて、ソフトな雰囲気。見るからに人に好かれるアイドルタイプですね。引退と聞いてフアンの目が集中するのも分かる気がします。政治家はこの人気がさぞや羨ましいことでしょうが、あの曲者たちには無理無理。

◆トリプルターンで名声を博した真央ちゃんの前は、オリンピック優勝の荒川静香さんの背中を反らした何とも美しいイナバウアー、こちらも負けず劣らず一世を風靡しました。2、3才の孫娘まで背中を反らせて「イナバウアー」と得意げにやっていたのを思い出します。

◆スケートと言えば、平爺の子供のころ、冬の遊びはアイススケート。田んぼに水を引いて凍れば即席のスケートリンク。学校の校庭に土を盛りあげて大きな池を作ればたちまちスケートリンクに早変わり。まともな防寒具もなく、寒風の中で滑ったものです。気のきいた靴スケートなんかない。歯のない下駄の下に鍛冶屋が手作りしたエッジを付けた玩具のようなもの。これで結構なスピードで滑れました。下駄スケートと言います(写真参照) 


2017.04.15
(土) PCダウン
 悪戦苦闘

一昨日、突然インターネット接続が不能となり、何とか自力で直そうと悪戦苦闘。メールチェックもできないし、よもやま日記の更新もアウト。13日の午後から深夜まで試行錯誤、わずかな仮眠で作業再開、14日の明け方にようやく復旧することができました。腐りかけた脳みそを目いっぱい使い、頭の運動になりました。

2017.04.14(金) 今月の言葉

 夜明け・志賀高原笠岳

久しぶりに寺院門前にある掲示板を見てきました。
今月の言葉は「一番あてにならぬは わが心です」

さて、これをどう解釈するのか・・・簡単には答えが出そうにない。哲学の世界のようなものでしょうかね。
webを検索するとつぎのように書かれていました。

価値観がたような時代、次々と新しい価値観が生み出され、刺激し合いながら価値観が゛競い合う。自分に都合がよければ受入れるし、悪ければ切り捨てる。そしてまた都合のよい新たな価値観を選び、求める。その繰り返しで右往左往するだけの人生ならば、それほど空しいものはない。一番あてにならぬものをあてにして、偽物を追い求めている限り、流転に終わりはない。
(平爺の頭では、半分わかって半分わからない)

◆ふと頭に浮かんだのは、芭蕉の「不易流行」
「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れて行くこと。また、新味を求めて変化を重ねて行く流行性こそが不易の本質であること。(
不易はいつまでも変わらないこと。。流行は時代時代に応じて変化すること

ああ、頭がどうかなりそう・・・・・・やめておこう


2017.04.13(木)久しぶりの長距離運転

ヒメオドリコソウ

4カ月ぶりの長距離運転でした。と言っても230km程度ですが。

出かけた先では、2時間ほど同じ姿勢で椅子に座ったまま。そのせいで圧迫骨折の痛みが少しぶり返しています。今月末にはコルセットを外せると思っていましたが、どうなりますか。完治と言えるにはまだ時間が必要かもしれません。

出かけた要件は、中学同級会(今はクラス会と言うのかな?)を今後どうするかと言う相談のため。卒業後65年、80才の仲間です。昨秋は私が幹事でしたが、参加は90才の恩師と仲間11人、年ごとに参加者も漸減傾向にあります。

同級生51名のうち故人15名、所在不明2名、そして恩師は90才。この会もそろそろ限界と言う感は否めません。「こういう歳になったんだな~」とあらためて実感しています。

2017.04.12
(水) 閑話

蒲公英(タンポポ)

NHKラジオ深夜便で耳にしたこと。同じ物でも東日本と西日本では呼び方が違うという話。
  東日本・・・チャーハン    西日本・・・焼き飯

両者は油で炒めたもので中身はまったく同じ。そして「チャーハン」は中華料理屋以外では使わないらしい。食にまったく興味を示さない平爺が、食のことを話題にするなんて、明日は西から陽が昇るかもしれません(笑)

◆ところで、昔大阪勤務で融資に関する仕事をしていたときのこと。客から融資の相談がありました。話を聞いて「考えさせていただきます」と答えました。
あとで上司に報告すると、大阪では「考えさせてもらう」というのは「断り」のときの用語。不用意に口にすると大変なことになる・・・竿にかかった大魚を逸することになるかもしれないと上司から注意されました。(もしかすると意味は逆だったかな?40数年前のことですから記憶も曖昧。同じ言葉でも土地土地で意味が違うケースはたくさんあるということを言いたかっただけです)

大阪勤務は通算7年ほど、しかし関西弁はほとんど使えないうちに大阪から転出してしまいました。

2017.04.11(
) パワ―ハラスメント

暁光とカワウ?

WEBを見ると「パワーハラスメントとは、職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう」とあります。
過日、電通の女子社員が過酷な勤務態様に耐えられず自殺したという報道があり、経営側への非難が集中、マスコミも大きく報じました。

今度はヤマト運輸長野県内の営業所で、ひどいパワハラが原因で精神障害を発症、自殺した従業員遺族が慰謝料なのど損害賠償を求めて提訴したというニュース。労災認定を受け、遺族補償年金は支給されていたという。その方は働きぶりが評価され、かつては表彰されたこともあった社員とのこと。

◆所長が変わってから、新所長による暴言や暴行が始まったと言います。2時間にわたり罵声や机を蹴飛ばすなどの威嚇行為が繰り返されたようです。
「俺、マジいらねぇコイツ、殺してぇなホントに」「クソみてぇなヤツ」「本当に役に立たねぇ」「バカなんだよコイツ!むかつく」「明日から来るな」そして殴る、蹴るの暴行。家族の助言もあってその様子を録音していたとのことです。
パワハラの現場に同席していた主管支店長は制止もしなかったという。

20年ほど前、私が定年退職により社宅からの引っ越しをヤマト運輸に頼みましました。そのときのチーフらしい中年の男。数人のチーム仲間にバカでかい声でのべつまくなしに罵声・ののしり・怒鳴りつけている。それを耳にしている依頼主の私の方がいたたまれない不快感に襲われてしまったこと思い出します。ヤマトには昔からそんな体質があったのかもしれません。

現在、ときどき我が家へ宅配に来るヤマトの若者はいたって感じがよく、そのことをほめてやることもあります。感じいい青年も、帰社すると地獄が待っているのでしようか。

●私がサラリーマン現役のときのある職場。いじめのターゲットとなった人がいました。職場はワンフロア、だからその様子が全員の耳目に入ります。指導でも何でもないただの「いじめ」です。気の毒で見ていられませんでした。あの上司には二度と顔を合わせたくありません。この上司は「畳の上では絶対死ねない」密かにそう思って見ていました。

部下をいじめる心理ってなんでしょうか・・・私には到底理解できません。

2017.04.10(月)漢字の使い方・・・難しいな~

 

布団に入り、例によって寝ながら読書。挟んだ栞から読み始める。ストーリーを忘れていて、2、3ページ戻らないと話がつながらない。これも認知症の兆候~、80だもの仕方ないか。


◆眠気がさしてくるころ、脈絡もなく「かける」と言う字が気になりだす。
生き残りをかける
 のときの「かける」はどの漢字だろうか?「掛」、「架」、「懸」
・・・
イマイチはっきりしない。「賭」はばくちなどだから除外。そのうちに眠ってしまった。

翌朝web検索するとかなりの数がヒット、はやり疑問を持つ人が多いようです。

  掛(ける・かる)─ 迷惑を掛ける。腰掛ける。世話を掛ける。掛け売り。
   (かる・ける)─ 月が中天に懸かる。優勝が懸かる。賞金を懸ける。命懸け。
   (かる・ける)─ 橋が架かる。電線を架ける。 
   (ける)    ―金を賭ける。人生を賭(懸)けた勝負

法則のようなものが見えてこない。すると次のような解説が

  「掛ける」は∧型に引っかかる。
  「懸ける」は宙づりに糸でぶら下げて置くこと。
  「架ける」は上に乗っけること。
  「賭ける」は金品を出して勝った者が手に入れる。

さて「生き残りをかけて・・・」はどの字? わかりません。 やはり平爺には正確に使える自信はまったくありません。つまらないお話ですみませんでした  m(__)m



2017.04.09
(日) 蜜蜂

ここ北信濃も、すっかり春めいてきました。今年の啓蟄は3月5日、もう1カ月も過ぎていますが、ようやく虫たちも姿を見せるようになりました。

ここ何日かは、咲きそろったサンシュユの黄色い花に、蜂のような虫が何十匹も集まって蜜を吸っています。ミツバチにしてはやや小さいいような気もしますが、区別がつきません。
子供のころ、蜜蜂の集まるレンゲソウの花の中で遊んだり、カボチャの大きな花に潜りこんで蜜を吸っている蜜蜂を、花弁の上部を指でつまんでフタにして閉じ込めてしまう・・・そんないたずらをして何回も針に刺された記憶があります。かなりの痛さです。ミツバチは刺した針はそのままにして逃走?懐かしい思い出です。

写真の蜂がミツバチかどうかは不明ですが、写真におさめるべく間近で観察していると、羽の高速さにその羽の存在が目に入りません。
暇つぶしに調べてみると、《ミツバチの羽ばたきは1秒間250回往復》とのこと。ちなみにチョウ8〜10回、バッタ18〜20回、トンボ20〜30回、ハエ200回、蚊350〜600回ぐらいと載っていました。
自然界って凄いな~・・・

2017.04.08
(土) 花まつり・お釈迦様生誕の日

般若心経掛け軸

今日は花まつり、毎年同じようなことを書いています。日本人の多くは、死んだときだけにお世話になる仏教開祖のお釈迦様の生ま間れたという日です。

◆信仰関係なし、猫も杓子もX'masにバカ騒ぎという不思議な国日本、老若男女Xmasを知らない人はいない。ホテルには結婚式用のチャペルもどきの備えも万全、クリスチャンでもないのに牧師がBibleを持ち、新郎新婦はキリストに永遠の愛を誓う日本珍風景。まあ・・幸せに水を差すようなことは言うまい。

◆5年前の今ごろ、四国八十八ケ所巡礼の真っ最中でした。距離1200km・35日間、思い返しても「よく歩きとおしたな~」と思います。あのときやっておかなかったら、二度とチャンスはなかったかもしれません。ましてや今は圧迫骨折で静養中の身。出来るときにやっておカないと後悔するぞ・・・は先人の教え
四国巡礼をしたから仏教に帰依するとか、そんな気持ちはありませんが、心のどこかで仏教に親しみを感じるようになっていることは自分でも感じています。

巡礼のときに覚えた般若心経は今も暗誦できますし、書くこともできます。布団に入って寝つきの悪いときには、指で般若心経を書いていると、書き終わらないうちに寝入ることがしばしばあります。お釈迦様とは細い細い糸でつながっているのかもしれません。今日は書道家の友からいただいた般若心経の掛け軸の前で唱えるとにしましょう。


わからないこと・・・・

▼国際的なコンセンサスもないまま、アメリカ独断でシリアへ軍事介入。それが事態解決の決定打になるという確信があるのだろうか。私はアメリカと言う国が嫌いではない。が、イラク・湾岸戦争と同様、どのような大義名分に基づくものかわからない。そして、なお疑問は検討の時間もなく間髪をおかずにアメリカの軍事行動を支持発言する安倍総理の追随外交姿勢。これでいいのか?アメリカは自国が戦場になったことのない国。戦争の悲惨さの本当のところは分かっていない国。

▼国会で疑惑追及されながら、のらりくらりと身を交してきた森友・総理夫人関連のあれこれ。シリアや北朝鮮のミサイル・核兵器などのビッグニュースで誤魔化されてしまうのではないかと心配。

▼復興相の「自己責任発言」、こんな低レベルの人物が大臣とは、日本も政治家就中大臣の値打ちが下がったもの。

▼今朝新聞記事。義家文科副大臣「幼稚園で教育勅語を朗読することは問題ない」発言。えっ?こいつ何寝ぼけてるのか・・・。落ちこぼれ、問題児などをかかえる学校での独特な教育法で話題になったあの人ですよね。安倍とは相性がいいのでしょう。稲田防衛相など、まさに似た者をかき集めた安倍一家内閣。


2017.04.07
(金) 泣いた女がバカなのか 騙した男が悪いのか・・・

超格安海外旅行社「てるみくらぶ」の破産、騙された多くの被害者が出たとの報道。とんでもない格安費用をうたって旅行者を集めていたとのことです。騙された方はお気の毒です。

 梅は咲いたか 桜はまだかいな

◆認知症介護施設でやっている遊びの一つ。いろはカルタの下の句を見て上の句を思い出すというもの。「棒にあたる」を見て「犬も歩けば」を思い出してもらうというものです。
数人の人を相手に一人づつ進めます。半分ほどは思い出してくれます。「当たりっ~」というと、とても嬉しそうです。
中には「昔の人は良いことを言ったよね~」・・・と感心する人も。

◆『安物買いの 銭失い』 てるみくらぶのニュースを見て頭に浮かんだのいろはカルタのこの句。あまりにも格安だちと普通は不審を抱きますよね。電話で儲け話の勧誘に乗って、金を振り込んだら詐欺だった。これと一緒。
一つ不思議なのは、ありえないディスカウントに同業他者なら首を傾げたのではないかということ。そこで問題提起をしていたら、もっと早く事実が露見し、被害者を少なくすることができたかも・・・・。だけど振り込め詐欺に気をつけろと、口を酸っぱくして言っても後を絶たないのと同じことか・・・。


2017.04.06(木) 昭和の漢字 ―「食」―

昨年度の「今年の漢字」は≪金≫でしたね。リオ五輪の金メダルや、舛添要一のセコイ金問題、ピコタローPPAPの金色の衣装などが理由とか。

妙高山― 2454m

◆ラジオ深夜便「昭和史を語る」と題してノンフィクション作家・評論家・日本近現代史研究者の保坂正展さんがよく登場します。先日は昭和の漢字を上げるなら≪食≫だと語っていました。

◆今どきの方々には想像もつかないでしょうが、国民の大半はいかにして飢えをしのぐか・・・美味いまずい、栄養がどうのこうのは問題外。いかに腹を満たすかで精一杯でした。平爺が小学生のころのことです。腹いっぱい食べたと言う記憶はほとんどありません。

米などの食料品や日用品の多くが配給制。その配給もわずかな上に遅配や欠配続き。すると生ずるのが闇の売買です。戦後数年は特にひどく、配給制度もマヒ状態でした。法律違反とわかっていても、闇で食料などを手に入れるため、母親がタンスから着物を質屋へ持っていく姿を覚えています。そしていつかタンスの中はからっぽ。。

◆当時の食糧難を象徴する出来事がありました。裁判所の判事か栄養失調で死亡。法を守る立場の自分が、法を犯して闇市で食料を買うことはできない、配給の食料だけで生きようとした結果の栄養失調でした。この時代を生きられた人はすべて法に違反するヤミ米などを手に入れ、命をつないだのです。
餓死した判事は、「法がある以上、裁判官の自分は違反することはできない」という趣旨のメモを残していたそうです。

◆昭和の漢字「食」がピンとくるのは、たぶん平爺(80才)より上の人だと思います。テレビに氾濫するグルメ番組にどうしても違和感を感じてしまうのは、そのような時代を生き抜いたトラウマのようなものを、今もって引きづっているからかもしれません。

2017.04.05
(水) 春来たり・・・・

水ぬるむ千曲川

少しづつウォーキングをやっています。未明、寒くてもせいぜいマイナス23度、軽い運動には最適です。千曲の流れからも、水ぬるむ感じが伝わってきます。オレンジに明けそめた川面すれれすれに飛ぶ水鳥にも勢いがあります。

◆森友事件の幕引きに躍起の安倍内閣。
メディアでこれだけ報道され、国民の疑惑にさらされても、なお総理夫人や官僚の証人喚問には頑として応じようとしない。身に一点の曇りもないのなら、出る所へ出てすっきりしたほうが良いだろうに・・・と普通の人は思う。明かせない事情があるのだろうと勘ぐるのは致し方ない。。


◆韓国では一国のトップが刑事訴追されています。他山の石として少し見習ったらどうか。
古い話ですか、日本でも1976年ロッキード疑獄で元首相の田中角栄、元運輸大臣の橋本登美三郎などが逮捕されたし、戦後最大の汚職事件と言われた1988年のリクルート事件では中曽根康弘、竹下登、宮澤喜一、安倍晋太郎、渡辺美智雄など大物政治家が疑惑を持たれ、現役首相竹下登の秘書青木伊平自殺ということもあり、政治不信を残して竹下登内閣は総辞職に追いこまれて幕引きということもありました。

森友事件・・というより森友学園と政治との疑惑が解明されないままにうやむやに終わらせてはならない、それが国民多くの声だと思います。

2017.04.
04(火) 不安の大きい政治の行方・・・日本丸はどこへ向かう

戦後70余年、今ほど過激で露骨な政治の動きに不安を感じたことはありません。露骨とは戦前の大日本帝国・神の国への先祖帰りを予感する動きのことです。閣僚の大半が日本会議に所属しているということとも関連していると思います。

土筆―ツクシ

  ・同盟国にいったん急あれば、地球の裏側でも自衛隊派遣
    ・・・多くの学者が憲法違反を指摘する中、危惧する
            世論を無視して強行採決しした安保改正法。
、  ・戦闘危険地域(スーダン)の実態を過小評価して自衛隊を派遣。
  ・天皇制の下、「国民は天皇の臣下」をベースとした軍国国家の
   遺物「教育勅語」を肯定し、学校の教材として使用を認める時代錯誤。

  ・中学生に銃剣道を導入。銃に模した道具を使う武術。戦前の竹槍
     訓練を連想する。今なぜそのような陳腐なものを取り上げるのか
     その目的がわからない。帝国
軍隊への憧れ?
   ・一貫して核兵器廃止を訴えてきた被爆国日本が、
     核兵器禁止条約不参加を表明する怪。


そして共謀罪・憲法改正へとのめりこんで行く姿。

◆数の力に驕る安部内閣と「平和」の看板を外した自民党腰巾着公明党。軍国日本への憧れのようにしか見えない。

◆以前の自民党内にはリベラルと言われる一定の牽制勢力があり、行き過ぎた右傾化にブレーキがかかっていました。今や自民党代議士は安倍総理の前では借りてきた猫同然、思考停止、親分の言いなりと言うように映ります。

 『驕(おご)る平家は久しからず』・・・この言葉に希望を託します。


追記  この背景には、右派団体日本会議があるといわれます。
現内閣では19人中15人が日本会議の構成員、国会議員定数422のうち、20159月時点定で281が構成員(大半は自民党)となっているとのことです。(日本会議については数多くのブログがありますから参照してみてください)

2017.04.02
(日) 「死語」となり

2、3日前の朝日新聞「川柳」 
  ◍ 唯一の 被爆国まで 死語になり
  ◍ 過ちを 繰り返させる 国となり
世界核兵器禁止条約不参加を表明した日本を風刺―
反対、棄権は核兵器保有国の米・ロシア・中国・インドなど。
◆福井県高浜原発3・4号機の運転停止訴訟。大阪高裁の判決は「安全性が欠如しているとは言えない」として、大津地裁の運転停止を命じた仮処分決定を取り消し、再稼働を認めた」

いつ終わるとも知れない福島過酷事故処理の教訓も役には立たなかった。
東芝が原発建設にかかわった結果、会社の存続さえ危ぶまれる状況に立ち至っている。世界的に原発離れの傾向にあるとき、日本はなぜ原発に拘るのか。そことのとろの本当のことを知りたい。
素朴な疑問として「原発」←→と「核兵器保有」への願望があるのだろうか。

◆広島平和公園の碑文
  「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」

若かりし頃、メーデーに参加して歌ったうた      

        ♪ ああ原爆を許すまじ ♪         
  (1)ふるさとの街焼かれ  身よりの骨埋めし焼け土に
     今は白い花咲く
     ああ許すまじ原爆を  三たび許すまじ原爆を
     われらの街に
  (4)はらからの絶え間なき 労働に築きあぐ富と幸
     今はすべてついえ去らん 
     ああ許すまじ原爆を 
三たび許すまじ原爆を
     世界の上に


2017.04.01
(土) カフカ

長野市民の山「飯縄山―1917m

今日から卯月、卯の花が咲くころ。
入学・入社・・・希望に胸を膨らませてスタート。
信州の片田舎から柳行李一つを持って上京。社会人のスターを切ったのは62年前。懐かしいな~

◆webには「ウツギはウノハナ(卯の花)とも呼ばれる」とありました。山歩きの折、沢筋などでよく見かけるタニウツギも同じ仲間だろうか? 

♪「卯の花の、匂う垣根に ほととぎす
   早も来鳴きて
 忍音(しのびね)もらす
                 夏は来ぬ」

◆今日はエイプリルフール。それにふさわしいことでもと考えたが、赤く錆びつ付いた頭にはネタが浮かんでこない。

◆何日か前、NHK「ラジオ深夜便」で『絶望したらカフカを読もう』のアンコール放送がありました。実はカフカという小説家は名前さえ知りませんでした。「カフカ名言」でネット検索すると数えきれないほどヒットしました。
カフカの名言のいくつかをご紹介

◍ぼくはひとりで部屋にいなければならない。床の上に寝ていればベッドから落ちることがないように、ひとりでいれば何事もおこらない。

◍結婚はしてもしなくても後悔するものである

◍将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。将来にむかってつまずくこと、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。

◍「ボトルにまだ半分も酒が残っている」と「ボトルにもう半分しか酒が残っていない」は二つ並べて読むことで、はじめてそれぞれの意味合いが際立ちます。
(最後の言葉がカフカとは知りませんでしたが、平爺の好きな言葉です)


世俗にまみれた、純な心を失った平爺には、優しすぎてかつ難しすぎることばです。
さあ、春も本番。元気出して行くか―――――。今月末にはコルセットを外せるかしれないし。

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