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2017.01.31 () アニメ映画二つ

 「この世界の片隅で」主人公すず

最近話題になった映画と言えば「君の名は」と「この世界の片隅で」の2本でしょうか。

1月6日に「君の名は」、そして昨日は「この世界の・・・」を観てきました。映画を見たのは何年ぶりだろうか。テレビのニュースでも取り上げられるほどの評判につられてその気になりました。テレビドラマを見ていれば十分と思っていましたが、大スクリーンの映画にはそれなりの良さがありました。昔、娯楽の王様と言えば映画館へ行くこと、時代は変わりました。

◍「君の名は」・・・数寄屋橋の春樹と真知子のすれ違い映画のアニメ版と勘違いしそうですが、全く別物。アニメに乗り遅れた平爺にはイマイチどうという感想もなく、途中で少し居眠りしてしまいました。言ってみれば、いかにもアニメ娯楽映画という感想。

◍「この世界の片隅で」・・・悲惨な戦争の中でもたんたんと営まれる一般市民の生活が描かれ、アニメにありがちな大げさな描写もないのが、かえって胸に響くものがありました。良い映画でした。

ネットで調べると
   「
君の名は」・・・キネマ旬報 日本映画ベストテン外
             興行収入ランキング1位 1月22日現在 235億円
    「この世界」・・・キネマ旬報 日本映画第一位
             興行収入  10億円
(ちなみに興行収入史上一位の記録は「千と千尋」の308億円、それを越える可能性もささやかれているとのこと)

「この世界・・・」の製作費は、篤志家など多くの人々の協力で作成費を賄ったということです。あからさまに反戦を押し付けるような描写はありませんくが、戦争という時流に否応なく流されてながらも、片隅で生き続ける家族の姿が、かえって反戦へのインパクトとして伝わってきました。


2017.01.30(
) 指先外交

連日のように、相手をいっさい忖度しない一方的な発言を続けるトランプ大統領。

「指先外交」の造語まであらわれる始末?、何のことかと思ったら、ツイッターでのつぶやき発言。指でキーをたたき、独断と偏見で言いたい放題、大切な外交事項までも・・・世界はアメリカのためにあるのだ!!???。
な~るほど、指先外交とはよく名付けたもの、今年の流行語はこれで決まり(笑)
独裁者の面目?躍如、相手が束になってかかって来て分が悪いとなると、今度は「2国間交渉」ときた。相手が一国なら赤子も同じ?
「姑息」という言葉が浮かびます。

俺は偉いんだ、俺が正義だ、俺が法律だ、異を唱えるやつは敵だ、徹底的にやっつけてやる・・・・議会制民主主義の発生はアメリカだというのに。

トランプにどれほどの力があるかは知りませんが、この調子で世界中を引っ掻き回されたらたまったものではない。築き上げてきた世界秩序が横暴トランプによって崩壊する危惧さえ抱かないわけにはいきません。新しき良き時代の幕開きどころか、暗黒の時代への回帰でなければいいのですが。
本当のところ、アメリカの多くの国民は、本音ではどう思っているのでしょうかネ。ふとヒトラーによるナチスドイツが脳裏に浮かびます。

2016.01.29() さぼり

 

  午後から「この世界の片隅で」を観に行ってきます。

  本日の日記はお休み・・・サボりです。

   昨夕は春を思わせる陽気、雪がだいぶ解けました。

  そして久しぶりに夕焼けが見られました。










2017.01.28(
) 擬音語

どっちでもいいことが、ふと気になったりすることがあります。

◆音もなく雪が降り続いている。こんなときには「霏々」として雪が降る・・・見たか聞いたかして何となく頭の隅に『霏々』が残っている。調べてみるとこうしたものを擬音語というそだ。「♪雪やこんこ・・・」というのもありますね。
気温の低いときのパウダーのような雪は「サラサラ」で、同じ雪でも擬音語は使い分けていて微妙です。

風がヒューヒュー吹いている。雨がザアザア降っている。シトシト降っている。遠くでゴロゴロと雷の音がする。小川がサラサラと流れている。サヤサヤと草原を風が渡って行く。水滴がボタンボタンと落ちている。

音もなく降っている雪に擬音というのも変な気がしますが、霏々という音感からはその降り方が目に浮かびます。
こうした擬音語は確かにその様子をうまく伝えてくれます。擬音語を最初に使った人の感性に敬服です。

2017.01.27(
) 国家公務員法違反と役人天国

◆「役人天国」とは昔から言われてきた言葉で羨望・非難などが入り混じったことば、今はイメージも変わってきていると思っていたが、文科省の高等教育局長が早稲田大学教授に天下りしたニュースが大きく報道されるのを目の当たりにすると、まだまだのようです。

ニュースを見た瞬間、脳裏をよぎったのは民主党政権時代の“事業仕分け”、その実況放送を固唾を飲んで見守ったことを思い出しました。
事業仕分けの中で大きく取り上げられたのが、官僚の天下り先確保のためにしか存在意義のないような政府系独立法人や公益法人。

軒先のツララ 長いのは60㎝ほど

◆独立行政法人をWebで検索してみると、20164月現在、その数は88。国庫支出額は合計28020億円と出ていました。以下は文科省関係のごく一部、金額は国庫支出額です。

日本スポーツ振興センター  166億円
   日本芸術文化振興会     148億円
   日本学生支援機構      1247億円
   大学改革支援・学位授与機構  21億円
   日本原子力研究開発機構   1432億円



◆事業仕分により役人天国に風穴が空くことを期待しましたが、「隠れ天下り」が横行しているとしたら、やはり何も変わっていないのかな~と失望は禁じえません。「聖域なき構造改革」のフレーズが空しく耳に残ります。

◆今回の官庁と受け入れ側との巧みな「隠れ天下り」を知ると『役人天国』は死語になってはいないということを痛感します。

2017.01.26()  「ああモンテンルパの夜は更けて」

今朝7時、気温-10℃。寒い~・・・ぶるぶる・・・・

◆カラオケ・・・一時のブームに比べると下火になっているのでしょうか。車でよく通る道沿いのカラオケボックスもいつの間にか閉店していました。
「自慢じゃないが、いまたかつてカラオケ屋へ行ったことが無い」まさに時代に取り残された化石人間。何であんなものが楽しいのだろうという素朴な疑問を抱いていた平爺。。

そんな平爺が認知症介護施設のボラで、調子っぱずれのでかい声で、おじいちゃんおぱあたちと声張り上げています。我ながら不思議な光景です。
Webで昭和の懐メロを拾い出し、プリントして訪問、一緒に歌っています。振り返ってみると、人前で歌うことなどありえないはずなのに、我ながら信じられません。
施設の皆さん歌が大好きなんです。そして歌詞さえあれば平爺の知っている歌はちゃんと歌ってくれます。たまには「先生、うまいネー」なんて言われてテレることテレること(笑)

こうしてみると若いころ、平爺も結構歌謡曲を歌っていたようです。

昔ばなし絵を見せて、何のお話でしょう?「一寸法師」という答えがかえってきたところで、ハイ、みんなで歌ましょう「♪指に足りない一寸法師・・・」というぐうに進めたり、みなさん集中してくれます。昨日は「ああモンテンルパの夜は更けて」などの歌詞をコピーして持参、平爺かもたもたしていても、皆さんちゃんと歌うのにはびっくり。音痴の平爺が気兼ねなく歌える唯一の場所、けっこう一緒に楽しませてもらっています。

追記・・・「ああモンテンルパ・・・」歌のエピソードを思い出し、途中から涙がにじんできました。

2017.01.25(
) スタッドレスと四駆

 凍てついたガラス戸

今朝7時の気温は-9℃、新雪はないがさすがに寒い。ガラス戸がガリガリに凍っている。雪とは縁の薄い地方でも今年は寒波・降雪に見舞われ、車の渋滞報道が目につきます。
当地(長野県北部)は、冬に雪が降るのは当たり前の話。とは言いながら今冬のように量が多いのは大迷惑ですが。

30
数年前、長野市勤務のころは車の滑り止めといえば鉄製のチェーン、装着にはコツと手数がかかり大変でした。その上雪道と雪のない道ではチェーンを着けたり外したり。雪の無い道を長く走るとチェーンが切れてしまうのです。
次に現れたのがタイヤに金属の鋲を打ち込んだもの、これは脱着の必要はなく、シーズン通してつけっぱなし。ただし鋲が舗装の表面を削って町は砂ぼこりの煙幕に覆われるという環境問題が発生。

そしてついに開発されたのがスタッドレスタイヤ。問題を一挙に解決してくれました。
スタッドレスによって雪国のドライバーはどれほど助かっていることか。
スタッドレスタイヤを装置しているのにスリップ事故や大渋滞、「冬用タイヤ(スタッドレス)だから大丈夫かと思った」・・・これは運転している人の言。ところが勾配が強かったりするとダメなこともあります。それは二輪駆動車だから。雪国の車は軽自動車も普通車もほぼ100%が四輪駆動車です。四駆+スタッドレスは冬の強い味方、昔を思うと隔世の感があります。


2017.01.24(火) 雪

雪に埋もれた庭の石灯籠

◆雪のあたり年、各地で事故や交通障害頻発の報。うれしくないですネ。
コルセットを付けたケガの身では、雪かきも妻任せ、慣れぬ重労働に、ふ~ふ~言いながら一日に何回も悪戦苦闘の様子をみると自分でやった方がどれほど気が楽か・・・そんな心境で妻の雪かきを見ています。
かいた雪は塀際に寄せて積み上げる。だんだん高くなっていくと積み上げ作業の負担も増していく。

気温が高めの雪は水分が多く重さは倍以上になる。一方寒気の厳しい雪は軽い粉雪、掻くだけなら楽ですが積み上げようとしてもサラサラと崩れてしまう。どっちにしても雪は厄介。
老後の地をなぜ北信濃に選んだのか・・・いまさら愚痴っても詮無いこと。(理由は登山です)

◆明日は整形外科通院の日、X線で様子を診ることになっています。当初のような寝起のたびに感じた痛みは消えています。
焦点の定まらないどよ~んとした鈍い痛みを感じる程度になっています。しかし山登りができるまでには、まだまだ時間が必要な感じ。この冬は静岡県方面の山を登るつもりだったのに・・・ちょっとした登山禁断症状(笑)

◆俗にいう「背骨」というのは家で言うなら大黒柱のようなもの、これが体を支え、大切なものであることを実感し、損傷することのダメージの大きさを身をもって味わっています。

2017.01.23(
) 終活

日本人の平均寿命は、男性が81歳。平爺は来月で満80。

以前は「老い支度」とか「断捨離」という言葉をよく目にしましたが、今は「終活」に変わっているような気がします。「終活」はH21年週刊朝日に載った造語のようですが、人生の終盤をどう生きるかという意味も含んでいるとか。

山行記録の一部 A4サイズ 自身での製本です

人は必ず老い、そして死んで行く。身辺整理とか、葬儀・墓など、生前にすべきことはいろいろある。わかっていてもなかなか・・・というのが現実。

2年ほど前に断捨離を実施、思い切りよく整理したつもりが、2年たってみるとまだまだ中途半端。
特に気になるのは登山記録70冊。10年ほど前からの記録はPC保存に切り替えたものの、厚さ13.5㎝ほど、積み上げると計250㎝。これはそっくり残っています。いまだ処分の踏ん切りがつきません。言ってみれば平爺の分身?いやささやかな誇りの記録かなあ。

目下読み進めている山岳小説。ヒマラヤやマッキンリーに挑み踏破した斯界屈指の登山家が主役という設定。次のような会話が気を惹きました。

  「記録へのこだわりはあるんだろう」
  「それはあまくで自分を確認するためだ」と答えたあと。「自分が何を成し遂げたかを客観的な事実として魂に刻   み込む。まあ棺桶に入るときの勲章のようなものだ。結局俺と一緒に灰になる」 

平爺ごときのちっぽけな登山記録を、死ぬまで残しておいところで何になる。灰になるだけ。そう思えばもっと大胆な断捨離ができそうな気もします。

2017.01.22() 離婚

庭の通路

テレビのニュースを見てびっくり。びっくりするのは平爺のような年寄りだけ、いまさらニュースになるようなことではないよ・・・と言う時代かもしれません。それは離婚の話。
結婚したカップルのうち、どちらかが再婚というのが26%とのこと。4組に一組という勘定です。ちなみに1971年は10.8%だったとか。

結婚披露パーティーでの祝辞によく使われる言葉
  ◍いちばん大切なものは忍耐である・・・(これはチェーホフの言らしい)
   ◍ともに白髪になるまで・・・
今やそんなスピーチをしたら笑われそうです。

◆離婚しようがしまいが勝手でしょう・・・・。
気になるのは子供のある夫婦、それもまだ幼少の場合。子供の成育にさまざまな影響がありそうな気がします。でも離婚が当たり前になり、周りに似たような親や子供がうじゃうじゃという環境になったら気にもならないかもね。

世の中すごいスピードで変わっている、人それぞれの価値観も様変わりしつつあることを実証しているようです。
主要国の離婚率の高い順は以下の通り(webから)
   ・ロシア  ・アメリカ  ・ドイツ  ・イギリス  ・フランス  ・日本  ・イタリア


2017.01.21(
) 退位・元号


夜明けから、雪が霏々して降り続いています。かなり積もりそうです。平爺は目下雪かきご法度の身で妻に任せっぱなし。慣れぬ重労働に苦労していますが、冬が終わったら慰労会をしてやらなくては。

天皇の生前退位発言は昨年の夏だったでしょうか。その後政治家をはじめとして各界からさまざまな意見などがとびかったあげく、どうやら方向性が定まってきたようです。次はいつ退位するか・・・これでまた喧々諤々。率直に言えば「どうしてこんなに大騒ぎするのだろう・・・」というのが感想。かつて天皇は“現人神=あらひとがみ”と言われ、まさに犯すべからざる存在でした。しかし戦後人間宣言して以来、天皇といえども一人の人間、それが鋳型にはめられたような80有余年だったのではないでしょうか。普通の人間らしい時間が持てても当たり前、一日も早く実現をと思います。

◆新聞の声欄にもありましたが、これを機に古来続いてきた明治・大正・昭和・・という「元号」をやめたらどうかと思います。今でも元号を使っているのは多分お役所関係だけでしょう。日々の暮らしの中で元号は極めて面倒な存在です。どうしてもというなら、それは文化として残せば良し。そうすれば退位を元旦にするかどうかなどは関係なくなると思うのですが。この日記の日付も西暦ですよ(笑)

◆戦後、尺貫が便利なメートル法に変わったのと同じです。

    以前の長さ表示    6尺=1間  60=1町  36町=1里 (3.9)

長さ・距離・面積・重さ・体積など、メートル法に変わってどれほど便利になったことか。国際化が急激に進み、年号も西暦で統一されている世の中で元号も拘る必要はないと思います。たとえば1里はどのくらいの距離かわかるのは平爺より上の人だと思います。
追記・・・学もないおふくろが、元号の全部か一部かわかりませんが、すらすらと暗誦していたのを思い出します。多分小学校で苦労して暗記させられたのでしょう。


2017.01.20() 寒中お見舞い申し上げます

今日は二十四節気の「大寒」。未明6時の気温-8℃、中空には凍りついたような下弦の月が浮かんでいました。

◆「来年のことを言えば鬼が笑う」はよく言うことば。
 「のことを言うと鬼が笑う」というのもあるようです。これは昔のことを持ち出して自慢たらしく言うこと。

今から30数年前、40才のころ長野市に勤務していました。マラソンにのめりこんでいたころです。一日も休むことなく1000日間ランニングをしたのもこのころのこと。雪が積もろうが氷点下10度の寒さだろうが、出勤前に510㎞ほどを毎日走っていました。それを思うとこれしきの雪や寒さで愚痴をこぼしていたら申し訳ない。
最近感じるんですよね。体にみなぎるような力を感じない。運動機能全般、特に反射神経が鈍くなっている。歳相応と言えばそのとおりですが。
そして寒さにも弱くなってきた。寒気の中でのウォーキングも二の足をふむことが珍しくない。
(1000日達成の記録は・http://www.roy.hi-ho.ne.jp/h-nebashi/sub304.htm)

◆今日はアメリカ新大統領の就任式。この先世界は良くなるのか悪くなるのか。世界の秩序や枠組みが変わっていくことは間違いなさそう。人差し指を相手の胸に突き刺すようなしぐさで、口角泡を飛ばさんばかりにけんか腰。ふと「異端児」の言葉が脳裏に浮かびました。日本の異端児と言えば織田信長でしょうか。
何はともあれ平和でみんなが仲良く暮らせる世であってほしい。

2017.01.19(
) ありがたい

笹山登山 テント泊営

◆HP「山岳巡礼」にアクセスして下さったZさんからメールを頂戴しました。内容は《静岡百山リストに笹山(=黒河内岳)2733mが未踏となっているが、これは山梨百名山と共通の山(山梨・静岡県境)で、すでにその山梨百名山は完登しているのだから当然静岡百山のリストも登頂済み扱いで良いのではないか》というご指摘でした。

早速調べてみると2003728日、確かに登頂済みです。平爺の頭には国土地理院地図に記載されている「笹山」でインプットされていたのですが、静岡県では黒河内岳という呼び名が一般的ということだと思います。ご指摘を受けるまでまったく気がつきませんでした。

◆「かなりいい加減な❝山岳巡礼❞と開き直ってはいても、ここまでしっかりと見ていて下さる方がいるとなれば、あだやおろそか、いい加減な気持ちで向き合うわけにはいきません。完璧は無理としても、もう少し細かい気遣いが必要だと認識、反省しました。

笹山=黒河内岳の記録 http://www.paw.hi-ho.ne.jp/h-nebashi/kai-082.htm

笹山登山の高低差は約2000m、上高地から槍ケ岳へ登るより大変です。山小屋はなく、テント・水・食料・寝袋などの重荷を背負い、頑張っても丸2日はかかるしんどい山。これまでに登った約2200座の中でも印象深い山の一つです。

2017.01.18(
) 大雪

◆昨朝、目を覚まして軽くウォーキングでも・・・外へ出てびっくり。一晩で30㎝ほど新しい雪が積もっていた。前日の雪と合わせると50㎝は超えているかもしれない。ウォーキングどころの騒ぎではない。

目下安静を指示されている身、早速雪かきというわけにはいかない。妻の起きるのを待ってちょこちょこと手を出す程度。妻にしても2日続きの雪かきとは想定外の大事件だったに違いない。

◆かいた雪は自宅の塀ぎわに寄せるだけ。道の両側の家が同じように積み上げるので有効道幅は半分ほどになってしまう。車のすれ違いも不可能で、生活にも支障をきたす迷惑な雪。一方この雪でほっとひと息ついているのはスキー場。万民ことごとく幸せとはいかないものです。
そして我が家のすぐ近くを通る長野電鉄は朝から電車は運転中止、再開は夕方だったかもしれません。

◆ショッキングなニュース
「世界の富裕層上位8人の資産が、下位50(36億人)の資産と同額」
資本主義の行き詰まりが話題にあがる昨今、この先世界はどうなっていくのでしょうかね。ISやアルカイダの根っこもこのあたりにあるのでは・・・素人考えですが。

2017.01.17(
) 1カ月経過

降りしきる雪、人間も苦労しますが、野鳥も餌さがしに苦労しています。 昨夜半に降った雪は新たに30㎝、雪かきのできないわが身が情けない。今朝もカミさんは苦労するだろうな~。雪の捨て場がないことも問題です。

◆胸椎圧迫骨折から1カ月が経過。まだコルセット装着状態ですが、当初の痛みはほとんど消えて、ときどき軽い痛みを感じる程度、気持ちの上では何でもできそうな気がします。経過は『一応順調』とご報告しておきます。

それにしても、落とし穴というのは思わぬところにあるものです。マラソンをやったり登山をしたり、どちらかというとアウトドア派の人間。そりなりにリスクが伴うのは仕方ないことと割り切り。しかしこれでもう山登りはやめた・・・とはとても言えません。ただし、これまで以上に注意はすると思います。

年が明けてから登山日数ゼロ、いつ再開が叶うか。1日も早く登山に復帰したいこの気持ちは、暖かくなってくると一層拍車がかかりそう。

◆めったに医者にはかからない平爺、医者とは実に時間がかかるものと身に染みています。「3時間待ちの3分診療」よく耳にする言葉。実感します。手のかかる診察、治療があるわけではないのに、整形クリニックへ行く日は午前中はつぶれてしまいます。3つも4つも病気を持ち、医者掛け持ちの人は、そのために生きているようなもの(言い過ぎ?失礼)さぞかし大変でしょう。

妻には「今日行くところがあってよかったわネ」なんてからかわれながらの通院。まずはコルセットが外せるのが第一関門?

2017.01.16(
) 寒波―雪かき

雪無しで迎えた新年。良い年明けだ、幸先よし、今年はいいことがあるゾ・・・
そこへ襲ったのが全国的な一級寒波。ここ長野も容赦はなく最高気温も0度以下。

土曜日から降り始めた雪は日曜日も一日中降り続き、借りを返すようなドカ雪。そこで困ったのが雪かき。長野へ越してきてから15回目の冬、だれに言われなくても雪かきは当然平爺の仕事だったのに困った事態。というのは胸椎圧迫骨折の完治未了。

妻「とんでもない、ぜったい雪かきなんかしなで」
目を盗んで雪かき道具を持つと「やめて、私がやるから。悪くなったらどうするのよ」とても手を出せるすきはない。
ほとんどやったことのない妻が、雪かき→積る→雪かき→積で日曜日一日4回?の雪かき。平「やればできるじゃん」

雪かきのしんどさを十分味わったようです。夕食前のビールを美味そうに飲んでいました。高齢化が進む豪雪地帯の人々の苦労がしのばれます。


2017.01.15(
) 昨日の日記の追記

(アメリカ新大統領)
――日記用のメモに殴り書きしてあることをそのまま転記・見た眼だけの独断と偏見――

今朝の玄関前・まだ降り続いています

 ・独裁か自信過剰か、聞く耳なし、ケンカ腰
 ・悪人面(つら)
 ・上に立つものの品性品格教養やは?
  ・矜持というより三文役者?個別企業を名指しで恫喝
 ・傍若無人、オレが正義 
 ・考えの違う輩はすべて敵
 ・無能な鷹ほど爪をあらわに見せつける
 ・米国民はヒトラーの再現を待ち望んでいた?
 ・横に立つ妻だか娘。ファッションショー?見世物?イヤーな感じ

世界をリードしてきた超大国アメリカ凋落の始まりか? 
 

先日ご紹介したA氏のメールにもありましたが「世界秩序が変わるかもしれない」と憂えていた気持ちに同感。
もしかして「偉大な政治家」として歴史に名を残したりして・・・まさかネー。


2017.01.14(
) 男は顔じゃないというけれど―(1)

男は顔や身なりではない・・・と言われたのは昔のことか~
水前寺清子の唄に「ボロは着てても心の錦・・・」という一節があります。ぼろをまとっていても心は気高く品格がある。人は外見ではない。

一方美醜には関係なく、顔には生きてきた年輪が刻み込まれているとも言います。見た目で正直そう、怖そう、裏がありそう、優しそう、信頼できそう・・・などの印象を感じるものです。端的に言えば感じの良い人と、そうでない人がいるのは確かかもしれません。

AM8.00 どんどん積もりそう

◆顔や見た目でも落第生の平爺が話題にするようなことではありませんが、次期アメリカ大統領となる巨富を築いたトランプ氏。テレビを通して見ただけの印象ですが、失礼ながら言わせてもらえば、オーバーアクション気味の身振りやゼスチャー、スピーチに(英語はわかりませんが)驕り・独善が強すぎるせいか、品性・品格が感じらません。親しみのようなものがまったく感じられないのです。一国のトップなら、もう少し品格というものが備わっていて欲しいいという気がします。

そのトランプを大統領選で勝利させたアメリカ国民とは・・?疑問符がついてしまいます。

かつてドイツが経済的困難に陥り、閉塞感にとらわれていた中で過激なナチス・ヒトラーが出現したように、貧富の格差拡大・失業などによるアメリカ国民の鬱積した気持ちのはけ口がトランプという異質な存在に賭ける気になったのでしょうか。

◆大統領選勝利の氏に、真っ先かけて会談したことを自信満々に喧伝した安部総理、点数稼ぎの卑しい追随姿勢でなければいいのですが。

そういえば安部総理の真珠湾訪問、その際の総理のスピーチを評論家・日本近現代史研究家の保坂正康氏が「安倍総理の歴史観を露呈したものだ」と批評したと伝えられています。
NHKラジオ深夜便4時台、保坂正康氏の「昭和史を味わう」をここ何年か興味深く聴いてきました。

もう少し書きたいのですがまた明日。

2017.01.13(
) 癒し
 

妻が100円ショップで写真のようなものを買ってきました。
陽の射す廊下からコトコトと音がする。何だこの音は・・・見ると丈が数センチ余のパンダとカエル、ことことこと・・・軽快な拍子音をリズムにして、気持ちよさそうに首とお尻を左右に振っています。

ネット検索すると「首振り人形」のキーワードでヒットしました。今ごろ話題にするほどのこともなく、ほとんどの方はご存知だと思いますが平爺には新鮮。
朝から夕方まで、陽のあたっている間は、いっときも休むことなく振りつづけています。そのしぐさが実に可愛いのです。もういじらしいほど。80の爺が飽きもせずにそれをじっと見ている姿の方が、もっといじらしいかもしれません(笑)イヤー癒されます。
コルセットで胴体を固めて動くのも不便な今、暇つぶしに数えてみると陽の光が強いときは1分150回、朝夕や曇りの日は100回前後。

小さな鏡のようなものがあって、それが動力源となっているらしい。たった100円というところがみそ。よくぞ考案したものと感心しきり。かかっている整形クリニックの受付にも、パンダなど56個が首を振っていました。

2016.01.12(
) 仮名 「お」を「う」と表記するわけ

久しぶりに見る満月

ベッドに入った時、脈絡もなくどっちでも良いことが気になることがあります。

先夜、発音は「お」なにの、仮名で書くときは「う」というのはなぜ?考えているうちに寝入ってしまう。「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えると一晩中眠られないの・・・」これは春日三球・照代の漫才ネタ。

◆さて「お」と「う」・・・気になってしかたない、眠られなくなったら大変。そこで調べてみました。
昭和6171日内閣告示第一号・現代仮名遣いというので決まっているんですね。学校で習った覚えはありませんが、一応そのとりに使っています。自然におぼえたのかな~。

決まりは《オ列の仮名に「う」を添える》というもの
     お父さん→3通りの仮名が浮かびます。おとーさん  おとおさん おとうさん
    「とー」の発音はオ列の長音だから「と」に「う」を添えるというわけ。
     おはよう  おうぎ(扇)  とう(塔) きょう(今日) ちょうちょう(蝶々)・・・

◆ややこしいのですが特例がありました。
次のよな語はオ列の仮名に「お」を添えて書くとなっています。
    おおかみ() おおせ(仰) おおやけ(公) こおり(氷) こおろぎ ほお(朴)
   ほおずき とお(十)) こおる(凍) おおい(多) おおきい(大) とおい(遠)

う~ん、日ごろどのよに使っているのか自信がなくなってきた。
日々の暮らしに特別な支障はありませんから、まあいいか・・・。今夜はぐっすり寝よう!!


2017.01.11(
水) Aさんからのメール

菅平高原-12月31日

私のお知り合いの中で、諸事見識の深いAさんからメールをいただきました。私一人が拝読するだけでは勿体ないと思い、ご当人の承諾を得て転載させていただきます。ぜひお読みになってみてください。


あと10日余りでトランプが大統領に就任します。世界秩序が変わることになるかも知れません。常人とは思えない発言を繰り返している人物が世界をリードする立場に立ったらどんなことが起きるのか、どんなことをやらかすのか空恐ろしくなります。
ヨーロッパ各国では極右政党が勢力を伸ばしています。世界の流れが連合・融合から分断・孤立に変わって行くのでしょうか。世界の主要国が自国の国益ばかり追求し始めたら経済・安全保障・地球環境など世界的な混乱が生じます。議会制民主主義の限界が言われいる昨今ですが世界各国の指導者の冷静な対応が望まれます。

翻って日本の政治ですが安倍独裁体制は揺るぎそうにありません。言いたい放題、やりたい放題でブレーキ役がいません。しかも支持率が高位安定していることが理解出来ません。トランプバブルの一時的な円安で株価は上がっていますが一般庶民には全く恩恵はありませんし、むしろその反動が来た時にもろに影響を受けます。所得格差はますます拡大して貧困層の増加は確実に予想されます。おとなしい日本国民も近い将来爆発することでしょう。そうなる前に何とかしなければなりません。経済成長一本槍の政策の見直しを避け続ければ暴動も現実のものになります。八方塞で解決策が見つからない時、ポピュリストが出現し問題を外に転嫁して国民を煽り立てる。そんな恐ろしいことが起こらないことを祈るばかりです。


2017.01.10() 寒中

◆二十四節気では15日小寒、20日大寒、24日が立春。

目下「寒中」の真っ最中。生まれ育った信州の小さな町(以前は村)は海抜700m、日本一ハイカーの多い高尾山(599m)より100mも標高が高いところです。冬の寒さもまた厳しい。当時暖房と言えば木炭で暖める炬燵(こたつ)だけ。吹雪模様の夜は隙間から吹き込んできた雪が冷たく顔にかかる。枕元に置いた飲み残しの水が、一晩で完全に氷の塊に。

◆広い教室は薪を燃やすダルマストーブ一つだけ。しんしんと冷え込む教室。防寒に効果のある衣類もなく、寒さに震えての授業。1週間ほど「寒中休み」というのがありましたが、暖房設備も整った今は廃止になったようです。

◆朝、着替えをするとき。新しい下着を身につけると氷を肌につけられたようでした。着替えにも勇気が要ったのを思いす出します。
つくづく「今は恵まれているな~」と思わずにはいられません。朝起きるとストーブを点火、夜寝るまでつけっぱなし。何枚も重ね着する必要もない。

しかし便利さ快適さの代償はあまりにも大きいようです。
温室ガス効果で地球環境は激変、2000万種と言われる生物のうち、毎年5万~15万種(毎日 100300種)の生物が今も絶滅を続けているとのこと。絶滅は過去の数万倍の速度で進んでいるそうです。便利さ快適さの陰で失うものも数知れない。


2017.01.09(
) よいことば 「お互いさま」

♪ どこかで春が・・・

何日も前の話ですが「お互い様」という言葉を耳にしました。近ごろはあまり聞かなくなった感じがします。困っているときにちょっと手を貸してもらう。「助かりました、ありがとあうございしまた。何にもお礼ができなくて・・・」と言うと「いいえ、困ったときはお互いさまですら」

言ったこともあるし言われたこともあります。気持ちがほんわかとする良い言葉だと思います。角(つの)突き合わせてツンツン生きるより格段に気持ちいいですよね。

お客様は王様と言って客を甘やかしてしまったために、サービス業を始めとして客の横柄、横暴が絶えないとか。たとえば駅で些細なことに腹をたて、駅員にくってかかる。土下座して謝れ・・・なんて平気でいう。商店では客の扱いが悪いと言ってネチネチと文句を言い続ける。

客は神様でもないし、駅員は天子でもない、みんな未完成な人間たち。お互い譲り合わなくては生きていけませんよね。困ったときは助け合う、迷惑をかけたり失敗をしたら謝り許しあう、しくじっても欠陥のある者同士、「お互い様」と思えば気持ちよく暮らすことができる。

「ありがとうは魔法のことば」をこの日記に書いた記憶があります。「お互い様」もそれを口にできることが大切、自省を含めて書きました。

2017.01.08(
) マグロ

菅平高原

刺身の話ではありません。

いつも何かやっていないといられない・・・じっとしていることが苦手。平爺の隠れた?一面。イヤ、隠してはいません。いつもこせこせとつまらないことをやっている、手持ちぶさたが大の苦手。

眠らないマグロのことはご存知かと思います。マグロは寝ても覚めても泳ぎ続けないと生きといけない魚だそうです。口を開けて泳ぎ、エラを通る水から酸素を取り入れているので、泳げなくなれば酸素が取れなくなって死んでしまう。泳ぐことが宿命づけられた魚。
じっとしていられないところは似ているかもしれません。止まると倒れてしまう独楽(コマ)かも。

たかが圧迫骨折くらいで体を動かすなとはあんまり、生きている甲斐さえ失いそう(大げさな・・・)寝たきりになったらどうなるのだろう。その瞬間にハイ、さようならといけば万々歳ですが、世の中そう甘くはないと思いますし。マグロが羨ましい(笑)

昨日からコルセットが擦れて痛くて・・・早く解放されて自由に動きまわりたい!!!

2017.01.07(土) 反省

菅平高原・光

◆3日前、胴体を窮屈なコルセットで締め付けた生活がスタート。昔、ヨーロッパの貴族令嬢や夫人が、胴体をぎゅっと締め上げて、きらびやかな舞踏ホールでワルツを踊っていたあのコルセット、同じようなものでしょうか?何しろきつくてかなわない、助けて~~(笑)

医師の言うには寝るときと入浴のときは外してもいい。期間は1~2ケ月くらいだというがガマンできるだろうか。骨が固まるまでは安静が第一・・・。

◆10何年も前のこと、足元も見えない暗い道、ランニング中に小さなでっぱりにつまずいて転倒、左胸を強打。そのときは肋骨にひびか入って安静。寝たり起きたりも大変だったことを思い出しています。

反省ボーズの日光猿具団の次郎、、テレビから姿を消して久しい、その後どうしているのだろう。

◆ケガの発生日は1217日、最初の受診は1226日。そのときに医師からは「なるべく安静にしているように」と言われてはいました。

◆ところが年末に孫娘が来たとき、待ってましたとばかりにスキーに同行。ちょっとだけ面倒を見てやるつもりで同行。ところが平爺は自分でスキーブーツか履けずにパパに手伝ってもらう始末。
転倒でもしたら一大事・・・これほど緊張して滑ったことはない。結局緩斜面を3回滑っただけで大腿筋がカチカチに固まってしまい、おまけに腰まで痛くなってギブアップ。スキーというのは、全身の筋肉・関節を総動員して滑っていることを改めて感じました。
ケガの発生から2週間、痛みも和らいできていたのに逆戻り。医師のアドバイスを無視したトガです。

◆コルセット装着の際、先生の最初の一言「静かにしていましたか・・・」さて何と答える「え~ まあ・・・」、言うことを聞かずに動き回っていたなと察した様子でニヤニヤ、こいつじっとしていられないヤツと見抜いていたかも。
ケガから2週間、骨が固まるときでいちばん大事な期間ですよ・・・「次回来院時にレントゲンで様子を診ます、うまく固まっていけばいいが・・・」とのご宣託。まったく参ったな~

確かにこのスキーは失敗でした。反省

2017.01.06(
) みんな同じ人間

平爺が子供のころ、外国人を目にすることはまったくありませんでした。ただし朝鮮人は別として・・・というか、同胞のようなものだと思います。

子供のころ、朝鮮の人々は信州の片田舎にも大勢住んでいたのを覚えています。強制的に連れてこられたのか、それとも自主的に働きに来ていたのかは知りません。彼らを見る日本人の目は“蔑視”、それも覚えていまいます。

2016年、日本における在留外国人は230万人とのこと、この数は宮城県(232)や新潟県(228万人)の人口に匹敵します。用事があって東京などへ行くと外国人だらけで、敗戦から70年、日本も変わりました。日本は国境が陸続きの国とちがって密入国や移民などが極めて少ないということはありますが、避難民をもっと受け入れるべきだという要請もあるようです。
トランプ新大統領は移民や違法入国には厳しい姿勢とか。ヨーロッパの国々も避難民の受け入れに難色を示すようになっているらしい。

100年先か、200年先か、国境などというものはなくなって、誰でも世界好きなところに住めるなんていう時代がくるのかもしれません。そうなれば、人と人とが殺しあう戦争も無くなるような気もします。

2016.01.05(
) 恥をしのんで白状?


日の出がいちばん遅いとき。このあと2、3日ごとに1分ほどづつ早くなっていきます。今朝は7時ちょうどでした。

木漏れ日の道

3が日も終わったことだし・・・正直に恥をさらしてしまおう。

◆先月、伊豆半島の山々を巡っていた17日、それは起きました。往復1時間半もかからない猫越岳(1035m)から下山中、あと10分もかからずに駐車場へ降りられるというとき、足を滑らせて尻から勢いよくドスン、したたかに打ってしまった。骨がどうかなったようなイヤな音がした(感じ)。起き上がれるかな・・・痛みはあったが何とか立つことができて下山。翌日も小さな山を登ってから帰宅。

◆さて話はそこから。腰か背中か分からないような痛み・・・例によってそのうち良くなるさの楽観主義。ところが寝返りのたびに痛みで目を覚ます。体位によっては激痛に近い痛み。さすがにのん気爺さんも事件発生10日後、市内の整形外科へ。念のためMRI検査、結果は胸椎圧迫骨折(脊骨の真ん中あたり)の診断。診断画像を見ると素人目にも異変(つぶれた状態)が認知できました。

患部を固定するためのコルセットが出来あがり、昨日は着装のために行ってきました。安静がいちばん、山登りなんか論外・・・何といってもこれがいちばんのショック。

激痛ではありませんが痛みは今も相変わらず。皆様から「最近山の話がないが、どうかしたのかな-」と思われても困るので、恥を忍んでお知らせしておきます。
妻の一言「自信過剰よ、歳を考えなさい。もう80よ、転んだ翌日も登るなんて・・・も~気ちがいだわ」
すぐに死ぬとかいう話ではありませんのでご案じ下さいませんように。

このときの山行記録  http://www.joy.hi-ho.ne.jp/h-nebashi/hkk-1562.htm

2016.01.04(
) 正月や 冥途の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし

 読めませんね・・・

昨朝のウォーキング、例の寺院門前にある掲示板、年が明けて正月にふさわしいような言葉が書かれているか・・・凍ったガラスに額を押し付けるようにして見ると、それは誰しもよく知る一茶の歌。何となく茶化された気もしますが、平爺の年代にはぴったりという感じ。

奥の細道の「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」が頭に浮かびます。「人生は羅針盤のない船で航海をするようなもの」という言葉を聞いたような気もします。

一里塚は、昔旅人が道案内になくてはならない大事な目印。一茶の歌も、じっくりかみしめると実に味わいが深い。
門松を見て、ひとつ年を取ったことを知り、来し方を振り返るだけでなく、この旅がまた少し終わりに近づいたということでもあるわけです。

今どき「一里塚」なんて知らないよ・・・という若者もいるかもしれません。江戸時代、主要な街道には、一里(約4キロ)ごとに土を盛った塚を作り、松や杉などを植えて旅人に距離や場所を知らせるための道案内役。一茶はうまいこと一里塚を読み込んだものだと感心。

2017.01.03() 三が日

初詣は、高三の孫娘のために地元天満宮へ願掛けをしてきました。

◆今日で三が日もおしまい。明日から仕事という方も多いと思います。若かったころ、元旦の超満員の汽車で帰省、二晩故郷で過ごしてまた超満員の汽車で帰京。大晦日まで働き、3が日しか休めなかった当時のパターンでした。


ところで三が日とは11日から3日までのこと。2日でもないし4日でも5日でもない、どのようにきまったものでしょうか。ネットで調べても納得的な解説は見当りません。まあ、どっちでもいい話ですがネ。

不確かな記憶ですが、正月三が日はお掃除をしてはいけない、お金を使ってはいけない・・・とおふくろが言っていたような気がします。だから暮れのうちに掃除は念入りにすませ、必要な買い物は済ませておく。理由はわかりませんが、正月くらい掃除もせずに楽をしようということだったのだと推測します。おせち料理もたぶんそれと同様、暮れに日持ちするものをたくさん作っておいて、台所仕事に追われないようにという知恵だったのでしょう。

今やおせちは注文しておけば暮れに届けてもらえるという時代。重箱風の容器に入ったおせちは30種類ほど、これは家庭では到底無理な品数です。
そして子供は凧揚げよりスマホ漬け。子供同士が外で遊んでいる姿を見なくなって久しい。来宅していた中一の孫娘も同様。そして平爺の朝酒は今日で終わりです。


2067.01.02(
) 漢字・頭の体操

ナンテン

ナンテンの赤い実は縁起が良いと言われて正月飾りなどにも用いられます。我が家の庭にも一株あります。なぜ縁起が良いのか・・・・「難(ナン)を転(テン)じる」からとのこと。

◆いきなり突飛な話ですみません。
当用漢字と常用漢字。この違いご存知ですか?習ったと思いますが忘れていました。Webで調べると以下の通り。

   当用漢字→敗戦後、いずれ漢字を廃止して表音文字へ移行することを前提に、使用頻度が高いものを限定的に「当面は使用してもいい漢字」と定めたもの。・・・漢字がなくなっていたら世の中どうなっていたでしょうネ。

   常用漢字→漢字の全廃が無理なこと、漢字のメリットなどを考慮して「日常生活の中で使用する漢字の目安」として、当用漢字に約100文字が追加され 発表されたもの」で、1981年公布の常用漢字数は1945だそうです。

◍ところで常用漢字の画数の問題

いちばん画数の少ない字は二つあります。・・これはすぐにわかりますね。「一」ともう一字。次にいちばん画数の多い字は?これは一字しかありません。 お屠蘇でも召し上がりながら考えてみてください。2番目に画数が多いのは23画の「鑑」ですからそれより多いということになります。
頭の悪い平爺ですが、その字は昔から書くことができました。  《答え》


2017.01.01(
)  元旦

良き新年をお迎えのこととお喜び申しあげます。
独断と偏見、つたないこのよもやま日記へ足をお運び下さいます皆まさには、
あらためまして厚くお礼申し上げます。

本年も変わりなく足をお運び下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。 


月もなく、美しい星空で元旦の朝を迎えました。

  
《 門松や おもへば一夜 三十年 》  芭蕉
一夜明ければ新年、振り返ればこの30年は一夜の夢のようだとの意味とか。平爺にとっては「この80年」です。
よく生きたなあ・・・めでたいめでたい(^^)/

◆残念ながら初夢は見ませんでしたが、《一富士・二鷹・三茄子》がどうして縁起が良いの?
    富士は日本一の山、鷹は賢くて強い鳥、茄子は事を「成す」からだという説。
    富士→無事、鷹→高い、茄子→成すの意味もあるとか。

◆ふだんはひっそりと暮らしている老夫婦。年末年始は小さい方の孫娘(中一)がパパと来宅。高3の孫娘の方は受験勉強の追い込み真っ最中、今頃はねじり鉢巻きでやっていることでしょう。

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