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2021 年 4月

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2021.04.30() 蛙の鳴き声・・・「騒音」 か 「のどかな風物詩」か

ちょっとびっくり。というのは「隣家の庭のカエルがうるさい」とカエル駆除を求める訴訟。東京地裁はカエルの鳴き声は自然音で騒音には当たらないとして訴えを退けた由。当然だと思います
この程度のことが辛抱できない、裁判に訴える・・・日本人も「寛容」さがなくなってきたのか?

提訴した方は、理由があってカエルの鳴き声が大嫌い? 農村で育った平爺には、理解できない感覚。

我が家の庭に居ついた蛙
( 昨秋の写真)

◆故郷では、桜の花が終わるといよいよ田植えの準備。田んぼの土を起こし、水が張られるのを待って冬眠から覚めたカエルが、産卵の相棒を求めて一斉に鳴きだします。まさに田舎の早春風物詩、寝ていても合唱は途絶えませんがうるさいと思った記憶はありません。むしろ「ようやく春が来てくれたな~暖かくなるな~」そんな嬉しさです。

我が家の庭に居ついたアマガエルは、残念ながら鳴いてくれません()
良し悪しの問題ではないと思いますが、カエルの鳴く音を楽しめるような余裕のある世であってくれればと願います。

  ♪ カエルの歌が 聞こえてくるよ
 クヮクヮ・・・



2021.04.29(
) それでもヤルの?

快適ウォーキング・夜明けの千曲川

やりぬく根性も大切だが、「やめる勇気」も大切・・・東京オリンピック開催まで100日を切りました。菅総理は「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」と位置づけているようですが空ぞらしく聞こえます。
日本のワクチン接種率は45日時点で0.76%。大多数の人はいつ接腫してもらえるかわからない・・・・報道を見ていると、感染拡大に加えて変異株感染も緊迫、五輪までの感染抑え込みは楽観過ぎる気もしますが・・?それでも中止はあり得ない?

無観客でやるとか・・・苦し紛れのウワサ?はいろいろあるものの、止める勇気も必要。決断のタイミングはすでに過ぎているのかもしれない・・・。

    *********************************

◆東北大津波で日本中がひっくり返っている真っただ中で、時の安倍総理は東京開催に何の支障もないと大見栄を切ったのはいいが、ここでコロナと言う大敵が待っていたのは確かに想定外。でも中止はできるはず・・・一日延びるごとに中止は難しくなる。 開会式前日に「中止します」というわけにはいかないでしよう。決断のタイムリミットは既に過ぎているのかもしれません。コロナの渦中、未来に希望がつながるような五輪が実施できるとは思えません。

◆史上まれにみる大津波被害の混乱の最中、鬼の首でもとったように誘致を誇っていた時の安倍総理、今どんな心境でしょうか。多分『何があったって決行』と言うでしょうがネ()

2021.04.28(
) 満月

昨朝のウォーキング出発は430分。日の出がいちばん遅かったのは1月の初め、70分。昨朝は539分。1時間21分も早くなっています。

満月  4/27 am4:50頃

気温は冬に逆戻りしたようなブルッとした寒さ。西に向かって歩き始める。山の端に傾きかけた真ん丸お月様。そうだ、今日は満月だった・・・オレンジ色に少し茶色を混ぜたような濃い色合いで、山の端に沈み始める寸前。しばし沈む月に目をこらし、何カットかカメラに収めてからいつものペースでウォーキング開始。
「早起きは三文の得」・・お金になるような得はなくても、それ以上に清々して気分です。

いつもとは少しコースを変えて、新鮮な気分で脚を早める。体が温まって寒さは消えている。山の端に月が沈んだあとは、明るさが少しづつ増して、四周の山々がはっきりしてくる。早起きのリンゴ農家のおじさんが朝飯前の農作業にとりかかる姿も見える。長閑な果樹園の農道を気持ちよく歩いて2時間5分。毎日似たようなパターンですが、飽きることもなくすがすがしい一日の始まりです。
追記・・・午後はサイクリング1時間20分

2021.04.27(
) クマガイソウ・・今年もみごとに

10余年前、友人からいただいた稀少植物のクマガイソウ」、一つだけ注意事項がありました。直射日光を避けて、陽のあたらない木影に植えること。一般の草花とは逆の扱い、半信半疑ながらそれを守った甲斐があって、毎年一輪か二輪づつ花が増えてきました今年は何と28輪。

 

クマガイソウの育成は、素人にとって難しい植物と云われますが、10余年前に二株ほど分けてもらって以降、少しづつ増えてここまできました。気象などの環境もよかったのかもしれません。

栽培のノウハウは持ち合わせていませんが、株分けして下さった友人のアドバイスを守り、直射日光が当たり過ぎないヤセた土。その条件に叶う場所としてモミジの陰になる場所を選んで植えたのがよかったようです。
毎年、晩秋の頃に山の落ち葉を拾ってきて、布団がわりにたっぷりと敷いてあげるのが手入れらしい手入れ。消毒の必要もなく、ふだんは水やりを忘れないことと、毎日一回は「今日も元気でネ」と声をかけるだけ(笑)

◆株分けしたものを購入すると、そこそこの値段とか。ちなみにネット通販を検索すると
一株3850円。
28株×3850円=107800円・・・平爺家最高の財産、これからも大事大事に育てなくては (笑)

追記・・・日本では絶滅危惧II類に指定されている植物とのこと。野生で目にすることは難しくなっているようです。

2021.04.26(
) 春・・ウォーキング絶好調?

暑くもなし、寒くもなし・・・最適な季節。日課の早朝ウォーキングもルンルン気分です。

  残雪の北アルプス
       ウォーキングおまけの景色

判で押したように4時半前後に目が覚めます。真冬は真っ暗ですが、今は薄明が兆しています。体温、脈拍、血圧を計ってから、前夜準備しておいたよもやま日記をアップ、飴玉を一つ口に放り込んでスタート。

昨日のウォーキングは、あまり使わない千曲川右岸(須坂市)のリンゴ・桃・アンズなどの果樹園の広がる農作地。すでにおじさんが畑の手入れに余念がありません。車の音もなく、別世界を歩いている心地。贅沢な田舎の朝、胸いっぱいにきれいな空気を吸い込みながら、雑念を払い、ひちすら前へ前へと足を運ぶ。平爺にとっては至福の時間です。

ちなみに昨日は薄明兆す420分スタート。帰宅630分。2時間10分でした。ウォーキング記録は毎日欠かさずつけていますが今年の月間ウォーキング実績は
  1月・44時間50分 2月・46時間35分 3月・53時間25

早朝の寒さも去り、夜明けも早くなったことで、目標は2時間以上。平爺にとっては、歩いていることが生きている証にほかならない? あと23,年はつづけられそうです。

2021.04.25(
) 7ケ月ぶりの再会

拙宅の庭で初めてお目見えしたのは昨年53日。最後に目にしたのは同年96日でした。・・・アマガエルのカップルのこと。

身長? 3~4cm 

4日ほど前、庭の草取りをしていたおカミさんの大声
   カエルちゃんがいるわよっ・・・!

触ることもできないカミさん、少し距離を保って指さす先にはサツキ木の下にうずくまっている小さなカエル。無事に冬を越せたようですが、もう一匹の緑色の方は、その後も姿を見ません。冬を越せなかったのかもしれません。
可愛がっているペットに再会したような嬉しい懐かしい気分。また冬眠に入るまでゆっくりしてネ・・・。何だか気持ちが通じているような気がします。

心配は、ときどきカラスが庭に飛んでくること。見つかったら間髪を入れずにパクリと食べらてしまいます。防御の手だてはありまん。何とか冬眠に入るまで気をつけるんだよ・・・。

◆相棒のもう一匹は庭のどこかに潜んでいてくれたらいいのですが。

2021.04.24(
) 「♪リンゴの唄」・・・リンゴ園のウォーキング 

ほぼ毎朝、リンゴ畑の中を歩いています。もちろん健康目的のウォーキングです。

◆変わりばえのしない話しばかり、しつっこくてすません。 でもほんとうに洗われるような心地よさを毎朝感じています。早朝ウォーキングに縁のない方には、この心地よさを味わってほしい・・・ついそんな思いにかられます。昨朝も正味2時間ほど。

 昨秋の写真です

東京、大阪勤務の時も早朝ウォーキングは欠かしませんでしたが、信州の長閑な環境はまた格別、一味も二味もちがうのです。            

清潔感の漂うリンゴの白い花はまた格別。
赤いリンゴにくちびるよせて・・・ついハミングで歩いています。

◆太平洋戦争無条件降伏、日本は国家存亡の危機。飢えをこらえ、辛うじて日々の糊口をしのいでいたとき、ラジオから流れてきたのが並木路子の「リンゴの歌」 落ち込んだ国民の背中を押すように、たちまち人々の心をつかみ、絶望の淵からすくいあげ、復興へのエネルギーとして国民の背中を押してくれた戦後最初の大ヒット曲として全国津々浦々に大流行した応援歌でもありました。





★リンごの唄
・・・歌ー並木路子  作詩ーサトウハチロー  作曲ー万城目正

   ♪ 赤いリンゴに口びるよせて だまってみている 青い空
      リンゴはなんにもいわないけれど リンゴの気持はよくわかる
       リンゴ可愛(かわ)いや可愛いやリンゴ

   ♪ あの娘(こ)よい子だ気立てのよい娘 リンゴによく似たかわいい娘
      どなたが言ったかうれしいうわさ かるいクシャミもとんで出る
       リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ

   ♪ 朝のあいさつ夕べの別れ いとしいリンゴにささやけば
      言葉は出さずに小くびをまげて あすもまたネと夢見顔
       リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ

   ♪ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えばなおたのし
      みんなで歌えば なおなおうれし リンゴの気持を伝えよか
       リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ

介護施設のボラで、いちばん多く歌ってきたのは「リンゴの唄」  この歌を歌うとあの当時の記憶が甦ります。元気が出ます。でも、当時は手の届かない果物でした。

2021.04.23() 3ケ月に迫った東京五輪は?

東京五輪開会式予定は723日、あと3ケ月。率直なところ盛り上がりはまったく感じません。コロナの終息にはほど遠く、盛り上がりに期待する方がおかしい・・・。それでも関係者・関係機関から「中止」の声は聞こえてこない。すでにその時期は失っしてしまったとうことか? とにかく進むより仕方がない?

野の花は
 その環境に合せて咲く

テレビ、新聞などの報道を見ていて目を覆いたくなるのは、無意味にしか見えない聖火リレーあまりにも茶番過ぎて目を覆いたくなる。そもそも聖火リレーと称し、国内を隅から隅までつなぐイベントそのものに疑問を感じてきました。
◆東京五輪の聖火リレーを見ていると「ここに極まれり」という茶番、「恒例にに倣ってやりました」というアリバイ作りにしか映らない。何とおさびしいことか。

◆聖火リレーと言うには茶番過ぎ、五輪の雰囲気作りとはうらはらに、水をさしているようにさえ見える。中止した方がまだまし・・・平爺の目にはそう映ります。

◆東京五輪誘致で胸を張り、鬼の首をとったようにふん反り返ったのは時の安倍総理。東北地方大津波と原発事故、打ちのめされている真っ只中での日本誘致、非常識論も多かったのを思い出します。




2021.04.22(
) 春って いいですね~

千曲川畔の夜明け・・・
この風景を目にしながらのウォーキング

まさにぜいたく 止められません―(笑)―

目を覚まし、ウォーキングに出かけるのが楽しくて仕方ない、春はいですね~

◆「北信」というのは「北信濃」の略、つまり長野県北部の別称。果樹栽培が盛んで、善光寺平を除くと稲作などに適した平地が少ないせいかも知れません?
 

ひまつぶしに長野県の果物生産全国順位を調べてみると    一位・・・プルーン・ネクタリン・マルメロ
  二位・・・リンゴ・ブドウ・アンズ
  三位・・・モモ・スモモ・ブルーベリー
以下、ナシ・スイカ・ウメなどがあります。

リンゴは長野県が一位と思っていましたが、種類によっていろいろ。果物好きには良い県かもしれません。 今の季節はリンゴの花が盛り、桜が散ったあと、清楚な白い花がいとおしく感じます。昨朝も澄み切った青い空と相まって、えも言われぬ爽やかな気分でリンゴ園の広がる中を歩きました
リンゴ畠や千曲川畔の道など、早朝2時間のウォーキング、北信濃のいちばん良い季節。終の棲家を北信濃に決めてよかったな~


2021.04.21() 「穀雨」  

昨日(420)は二十四節季の「穀雨=こくう」 

 ♪白い花が咲いてた~ 清楚・リンゴ

平爺はよもやま日記のネタを目的に、ときどきネットで二十四節季をのぞきます。「穀雨」というのは、どちらかというと馴染みが薄い節季のような気がします。???と言う方が多いかもしれません。

念のためにウィキペディアから転記すると
田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ

穀物を育てる雨のことと聞けばなるほどと思います。このところ、ウォーキングをしていると、果樹園におじいちゃん・おばあちゃんの姿が目につきます。 


果樹園は今がリンゴの花が盛り。春たけなわの感があります。寒さに肩をすくめ、凍える手をこすりながらのウォーキングも、今は桃源郷を歩いている気分・・・ちょっとオーバーかな?

田舎住まいの良さをいちばん感じられる春でもあります。ちなみにさ昨朝のウォーキングは早朝445分から650分。2時間強で薄く汗ばむほどの快適さでした。

2021.04.20() 「日本でいちばん長い日」

              ・・・1945815日正午玉音放送 

年初に亡くなられた半藤一利氏の、「日本でいちばん長い日」初版が刊行されてから50数年。読んでみたいと思いつつ時は過ぎ、氏がお亡くなりになったのを機に、ようやく文庫本を購入、就寝前の時間帯に10日以上を費やしてようやく読了しました。伝説ではなくれっきとした史実、鬼気迫る迫力でした。

広島・長崎に原爆投下、敗戦が決定的となった中、「NHKによる天皇陛下の玉音放送」をいかに支障なく国民に伝えるか。一億玉砕まで徹底交戦するか、あるい降伏か・・・天皇制の崩壊の危機とも絡み、軍と民との立場のちがいなどが複雑に絡み合いあう中で時間は容赦なく過ぎて行く。読んでいる平爺も緊張が高まりました。
      ***************************

開戦時には予想もしなかった無条件降伏と言う最悪の結末を迎えることとなって、軍の徹底抗戦と民の降伏が衝突、ぎりぎりの混乱が天皇制保持とも絡んで息づまるような緊迫感。
結果的には「無条件降伏・天皇制存続」とう結末となりましたが、往時の緊張感をたっぷりと味わいました。

◆玉音放送の8月16日、小中学校の大きな柳の木の下、集まった大勢の老若男女の中に混じってその放送を聞きいる光景は今も鮮明に覚えていますが、その内容についてはまったく理解不能。

書はに200人を優に上回る実在の人物が登場(官僚や軍属)。正直に言うと「ああ、やっと読み終えた・・・」とため息が出そうな358ページでした。読み疲れしました。

今の平和を、しみじみとありがたく感じます。


2021.04.19(
) 我が家の庭にも春

気温零下の日もなくなって、ようやく我が家の庭も春本番です。
可愛いらしい花が咲き始めました。花好きの奥方は、冬眠から覚めて生き生きとしてきました。
氷点下10度の寒さや雪の重みにも耐え、よくぞひと冬がんばりました。・・・その芯の強さ・たくましさをほめてあげなくては。花と一緒にかみさんも生き生きしてきました。

ただいま庭に咲いている花をいくつかご覧ください。     

     
 花名?  サクラソウ
純潔・憧れ
 ムスカリ
明るい未来

2021.04.18() 「しつこい」 「ひつこい」 どっちが正しい?

 正解は「しつこい」のようですが、平爺はこどものころから「ひつっこい」、今も変わりません。この歳になっては、間違っていてもなおす気はありません。

ぽつんと一本 枝垂桜・・・4月15日

しつこいとは 色・味・においなどが濃厚すぎて、「後に残ってしまう」感じの表現のようです。執念深さを表しているとも・・・?

しつこいは標準語、ひつこいは主に関西圏らしい。信州育ちの平爺は小さいときから「ひつっこい」です。

この春は、ひつっこく桜の話題ばかり書いてきた気がしますが、あと何回桜の花が見られるか・・・無意識のうちにサクラへの執着が強くなってきているせいかもしれません。

「桜っていいな~ 」ことさらに強く感じた春でした。



2021.04.17(
) 桜の日?
 

桜の季節も過ぎ去り、花冷えというには似合いませんが、昨日は寒々とした一日でした。
歳のせいか、今年はいつになく桜に気持ちが惹かれました。これも八十路半ばにさしかかったせいか?
今は色あせた花ガラが枝に残るのみ。散ったあとの寂しさがひとしおです。

散り敷く花びらを踏んでのウォーキング。ふと頭に浮かんだのは

くすんだ桜
来年また会いましょう

 散る桜 残る桜も 散る桜  (良寛)

散っても風情を残すのはさすが桜。
  ●世の中は三日見ぬ間の桜かな
  ●桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

   ●花より団子 ●花は桜木人は武士

日本桜の会というのがあるとか。327日をさくらの日と定めたらしいが、その由来は
 ・「3×9(さくら)=27」・・・無理過ぎ?
 ・二十四節季七十二候には、桜始開(さくらはじめてひらく)と
  いうのがあるらしい?


2021.04.16(
)  『老人・いろは心得帳―NO.2』・・・「と「は」


菜の花畠

 328日の日記で『老人・いろは心得帳』を随時ご紹介していきます・・・と調子のよいことを言ったのに、その後は停止したままです。
今日はそのつづきで「ろ」
は}です。

   ろ 『老人を 鼻にかけるな らしくせよ』

  は 『走らずに 毎日歩こう 一万歩』

「オレは80年も人生やってるんだ・・・バカにするな・・・・」 偏屈な老いぼれジジイへの警告でしょうか・・・?
ウォーキング実績

    /11  2時間05分 10551    4/12日 1時間35分  9109
   4/13  1時間54 10815歩    4/14日  1時間56分 10651

    4/15  2時間05分  10402歩
(時間・歩数はケータイ電話に自動記録。ただし途中写真を撮ったり、立ち止まって草花や景色などに見入ったりするので記録はあくまで参考です)

2021.04.15() 「行く春や・・・」

縁石に吹き溜まった桜の花びらが、季節の進みを告げています。決まったように頭に浮かぶのは

  行く春や 鳥啼き魚の 目は涙

芭蕉がみちのくへの長旅出立に際し、千住の渡しで詠んだ句? 

◆無知な平爺が云うには似合わないが、頭に残っている奥の細道の冒頭。高校の国語の授業で暗記させられたのを思い出します。

月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人なり
  舟の上に生涯をうかべ 馬の口とらえて老いを迎うるもの
     日々旅にして旅を栖とす 古人も多く旅に死せるあり 
(以下略) ・・・webより転記


4日ほど前、ウォーキングをしていると、年月を感じさせる古い農家の庭に倒れそうな八重桜の古木。一抹の憂いが漂っていました。

昔、年寄りが桜の花を眺めて「来年も見られるかな~」と惜しんだとか。老いを重ねた平爺にはよくわかります


2021.04.14(
)  東京五輪に赤信号?

東京五輪まであと3ケ月。朝日新聞にアンケート結果が掲載。今夏開催すべきは僅か4分の一。
   今夏開催28  再延期 34  中止 35

多くの国民は感情論に流されず、冷静な判断をしているように思います。

宴の後・・・桜吹雪も終りました

延期・中止を合わせると、何と三分の二に達します。それでも予定通り強行するのでしょうか? 『一人の命は地球よりも重い』という言葉を思い出します。オリンピックには代えられません。五輪を目標にして頑張ってきた選手には実に酷な結果ですが、ことは人命にも及ぶ話です。

東京五輪に目標を絞り、血のにじむような鍛錬をかさねてきた選手の気持ちを忖度すれば・・・確かに言葉がありませんが、命に勝るものはありません。無念さは痛いほど分ります。しかし、日本人のみならず、海外から来日する人々のことも考えれば、多くの国民は冷静な判断をしてるように思います。

◆あの年、東北地方を襲った大津波、国民の多くが日本の行く先に不安を抱いたさ中での五輪誘致。東京五輪誘致に疑問を抱いていた国民も多かったと思います。そして間際にせまった今、コロナで大揺れ。何ということでしょうか・・・?   

2012.04.13(火) 家庭菜園

 タンポポ・・・・
  風に乗ってどこへ飛んで行こうか

今が一年中でいちばん過ごし良い季節。明け方は氷点下近くまで下がりますが、日中は少し体を動かすと軽く汗ばむほど。ウォーキングの脚も軽くスイスイと前に出ます。
昨日のウォーキングは朝食前に1時間20分、午後に50分。計2時間10分。以前に比べると歩くペースは少し遅くなっていると思います。 

昨日、カミさんにも手伝ってもらって野菜栽培用のプランター造り。このプリンターはキョウリ・ゴーヤ・パセリなどを予定。庭の片隅の菜園は、ナス・ピーマン・ミニトマト。そのほか青ジソ・パセリなど。ミョウガは勝手に出てきます。
山あいの片田舎の雰囲気を連想するかもしれませんが、れっきとした街中の住宅地域、駅まで徒歩5分です ()
元が田舎育ちですからこの程度の農作業?は何ということもありません。
今年の夏もウサギかヤギのように葉っぱ類をムシャムシャと食べることになりそうです()

2021.04.12(
) お花見

昨日は春たけなわの花見日和、カミさんと隣市・須坂市の桜の名所「臥竜公園」でお花見気分を味わってきました。時あたかも絶好の満開、人出で賑わっていたものの混雑するほどでもなく、ほどよい花見風景でした。

須坂市・臥竜公園

大きな池を取り巻く桜は、時を待ってましたとばかりの満開。透き通った青空に種類も豊富な桜は、時おり吹くそよ風に、家族ずれやアベックで賑わい、風にヒラヒラと舞い散るさまも風情たっぷり。
人ごみを感じるほどのこともなく、のんびりと池畔を一周。
雲一つない紺碧の空。池畔のベンチに腰を下ろし、ひととき優雅な気分に浸ることができました。

時代を感じさせる古木に咲く花景色は、背景に雪をまとった山々。妙高・黒姫・火打・飯縄・戸隠・・・そして北アルプスの連嶺。まさに絵にかいたような優雅な眺めにひとときを過ごしました。

人出に圧倒される上野公園や外堀公園の桜とは一味も二味も違う花見でした。




2021.04.11(
) 「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき・・・

散り急ぐ桜――千曲川畔(4/10早朝)

今年の桜は、例年に比べると少し長めに楽しめた気がします。その桜も散り急ぐ風情。

34日前だったか・・・テレビ?で東北三大桜が見頃とのこと。何年か前、妻とマイカーを飛ばして長野市から長躯花見見物に行ったことを思い出しました。
2泊の日程とはいえ、うんざりするほどの遠路旅、それに見合うみごとな桜に満足したのを思い出します。あのころは平爺も心身に力がみなぎっていました。
●北上展勝地(岩手) ●角館武家屋敷(秋田)●弘前城(青森)

東西南北、さまざまな花見を楽しんできましたが、いちばん印象に残っているのはこの東北三大桜のような気がします。

◆散る桜を目にすると、なぜか林芙美子の「放浪記」が脳裏をかすめます。

   「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」

2021.04.10(
) ぽかんと穴が開いたような・・・

落下盛ん・・・流れに漂う花筏(いかだ)

コロナ感染を危惧して認知症介護施設へのボラを一時休業?にしてからほぼ1ケ月、その後お年寄りたちは元気にしているだろうか・・・ふと利用者の方々の顔が頭に浮かびます。このままだと平爺の顔は忘れられてしまうかもしれません。
残念ながら復帰の時期は見通せません。日々の生活に大きな穴が空いたような気分です
80歳代も半ばを迎えた平爺、ボラ引退を真剣に考えなくてはいけないときが迫っていることは、つねづね感じていますが何とか満85までは・・・その願いが叶えられるかどうか、だんだん怪しくなってきました。


この歳まで何とか元気に過ごしてこられたのも、このボラのおかげが大。満85歳までの想いも消えかかっているような寂しさを感じるこのごろです。

絢爛と咲きほこった桜も落下盛ん
平爺の好きな和歌

     願わくば 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ (西行法師)


2021.04.09(
) 寺院門前の「今月のことば」

   「救い」とは 答えではなく 問いがみつかることである  

    答えは 一生を決めつける 問いは一生を歩ましめる

◆寺院門前の「今月のことば」です。
     Webから一部を拝借させていただきます。https://fukujyoji.com/2017/09/post-179.html

中学校教師だった星野富弘さん。クラブ活動指導中の大ケガで
手足マヒ、車いすの生活に。(中略)口に筆をくわえて草花の絵
や詩を書き始め、公開された星野さんの心打つ言葉と絵にふれた
人たちは、生きる力と勇気と元気を与えられるようになった。
その詩の中に

  「いのちが 一番大切だと 思っていたころ
      生きるのが苦しかった

         いのちより大切なものが あると知った日
            生きているのが 嬉しかった」

星野さんの考え方や生き方に共感し、励まされ人がどれだけいることか・・・・
●当家では、毎年星野さんのカレンダーを使っています。今月のカレンダーの言葉は
   久しぶりに 青空です 何もない空 何もないって いいですね 
平爺も
人口肛門」というハンディを負って30数年、星野さんの言葉に励まされてきました。
「平爺をはじめ、欲にまみれた世相。星野さんのような心境に至れたら、きっとこの世は天国でしょうね。


●富弘さんはたくさんの著書を世に送っていすが、その当初の書に「鈴の鳴る道」という詩画本がありました。平爺だけで読むのはもったいなくて、あるとき障碍者施設へ寄贈したことを思い出しました。きっとはげまされたと思います。

何十年も前、群馬県みどり市の「富弘美術館」を訪れ、感動したことを今も覚えています。「鈴の鳴る道」はそのときに購入した本です。

2021.04.08(
)―2― 花まつり

今日は仏教の開祖・お釈迦様の生まれた日で「花まつり」と呼ばれます。
イエトキリストの生誕は1225日・・・こちらはほとんどの方が答えられますが、お釈迦様の生誕日を知る人は少ないと推測します。
子度の頃、48日に尼寺へ行って「甘茶」を飲ませてもらうのが嬉しかったのを思い出します。

●日本は  仏教―77.5% キリスト教―1.4% 神道―2.4%・・・ネットから引用

お葬式などは仏式が圧倒的なのに、その開祖の誕生日を知る人は少ない。花まつりの風習も風前の灯。日本では、Xmasにしても、花まつりにしても、すでに宗教とはかけ離れた単なる歴史に過ぎないのかもしれませんネ。


2021.04.08() 人間ドッグ 無事?終了

ドッグは指摘や生活習慣改造などの指摘もなく無事に終了しました。あと何年かはこのままもちそう?

これまでも気にかかることがあってのドックでありませんでした。八十路も中半ともなると「何か引っかかるような兆候があってあたりまえ・・・」はとり越し苦労でした?
予想通り急を要するような初見はなし、盛大に乾杯したい気分?詳しいことは後日郵送されてきます。

●ヤレヤレ ひと仕事終えた・・・という気分で、日課のウォーキングもカミさんに気兼ねなく続けられそうです。

桜が散り始めました
。散る桜も風情です。

  ひさかたの 光のどけき 春の日に
           静心なく 花の散るらむ
  (小倉百人一首)

2021.04.07(
) 今日は人間ドッグ

今日は人間ドッグの予約日です。

毎年欠かさない年中行事とは云え、数万円の負担は年金暮らしの身にはこたえますが仕方なし。
ドッグを卒業できるのは、余命いくばくの宣告が出たとき・・でしょうか 
行ってきま~す・・(笑)


2021.04.06(
) 隣組(町内会)

 今年は町内会隣組の当番が回ってきました。

我が家の庭にも春が・・・

我が家の隣組は8軒です。たいした仕事はありませんが、回覧板を回したり、町内会費の集金、広報の配布などです。一

決まりきった役割を、そつなく消化すれば1年でお役御免となりますが、それでも多少は負担感がつきまといます。
一戸あたり3800円の年会費集金が初仕事です。 

◆各地で町内会不要論が後をたたないようです。平爺のような昔気質がさらに少なくなっていけば、やがて隣組組織も消滅するような気がします。一年間、無難に役目を果たすつもりです。

そもそも隣組の発端は、第二次世界大戦下、各集落に結成された官主導の銃後組織だそうです。(反政府的な動き=反戦の動きを住民同士、相互に監視させる狙いもあったと聴いた覚えがあります?)

2021.04.05(
) 栴檀(せんだん)は双葉より芳し
 

栴檀(センダン)は「白檀(ビャクンダン)」の異名とのこと。栴檀にしろ白檀にしろ、どことなく高貴なにおいが感じられる? 日本にもある花木でしょうか? 

白檀の花は不明
代わりに紅梅を

◆よもやま日記用のメモの中からこの言葉が出てきました。以前にも日記で触れたことがあるような気がします。「広辞苑」で「ビャクダン」を牽くと・・・漢字で「栴檀」・・・「梅」と間違えそうな漢字です。

栴檀は双葉より芳し・・・せんだんは ふたばより かんばし 

白壇は発芽の頃から早くも香気があるように、大成する人は、子供のときから人並みはずれて優れたところがあることのたとえ。  「栴檀」は白檀の異称 

対する言葉として「大器晩成」があるとか。どっちにしても平爺には縁のない話で、「大成する者は小さい頃から優れているものだ」 
ちらっと見ると、ありきたりの「梅」の字と間違えそう。



2021.04.04(
)  さくら

 花のない時期は、桜の木が並んでいることさえ気づかぬほどに地味な木。ところが花の季節は特別・・・遠く近く、あっちにもこっちにも・・・桜・桜・桜・・・その存在感は抜群です。

◆明日ありと 思う心の仇桜         

        夜半に嵐の 吹かぬものかは   親鸞
    
   ◆東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花

          
          あるじなしとて 春な忘れそ  菅原道真
  

日本人はほんとうに桜が好きなんですね。かく云う平爺も大好きです。ただいま満開、爛漫の春はたけなわです。
かなり遠くても「あそこにも、こっちにも・・」とにかく桜の花は目を惹きつけます。

年寄りの常套句 「来年もこの花が見られるかな~」 平爺の心境もかな近いものがあります。
桜にはさまざまな記憶が張りついています。昨朝も桜の木が目立つ病院内の敷地を、のんびりと散策してきました。
              **********************************************

 という字を分析すれば、二階(二貝)の女が気(木)にかかる

202104.03(
) 「桜」の記憶
 

以前この日記に書いたことがあります。満開の桜を見ると、つい思い出すこと。

平爺の生まれ育った片田舎の天竜川の流れる岸辺近くに、桜の古木が並ぶ通りがあり、花期には通る人々の目を惹きつけます。平爺が子供の頃はまだ幼木でしたが・・・。 

太平洋戦争の最中、労働力として強制的に日本に連れてこられた朝鮮の人たちが住んでいました。戦争が終わり、朝鮮の人々が故国に帰るとき、恨みも忘れて、記念にと植樹していった桜が、今やみごとな桜並木になっています。 

◆その昔、大陸の文化が朝鮮半島を経由して日本に伝わってきた歴史と文化を残す親密な国。親しき仲であるはずの日朝関係は、今もギクシャクしたまま。残念です。
今年もきれいに咲いていることでしょう。

  ♪
さくら さくら やよいの空は 見わたす限り
    かすみか雲か 匂いぞ出ずるざ いざや いざや見にゆかん


2021.04.02(
) 春爛漫

長野市内も桜が満開です。ここ2日ほど黄砂の影響で空はくすみ、四囲の山々も薄ボンヤリとしか見えませ名でしたが、昨日は雲一つなく、見通しも良い絶好の花見日和。

昨日は絶好の花見日和、弁当と花見酒を携え、老夫婦で花見を楽しんできました。
一ケ所は千曲川河川敷の桜、川辺のお稲荷さんのある平地です。一重、八重、色も赤系統や淡いピンクなどの古木が10数本。雲一つない青空に映えていました。 

そこから徒歩10数分の下流堰堤上、寺院境内に構えた老木は文句なしの満開、威風堂々・・・地元でも存在を知られる古木です。
この寺院は毎月『今月のことば』で使わせてもらっている掲示板のある寺院です。桜花の隙間から遠く見えるのは白銀の妙高山だろうか。
人影もなく平爺老夫婦の貸し切りでした。

桜下に座し、カミさんが用意した弁当を広げ、屠蘇を舐めながらのひと時は、身も心も清められる贅沢気分でした。

2021.04.01(
) エイプリルフール
 


昨日の夜明けどき、ウォーキングの途中・・・驚きました!!!
だって梅の木の枝先に月がなっているんだもの・・・びっくりしますよね (笑)

◆今日は41日、エイプリルフールですね。平爺の頭には「嘘をついても許される日」という程度の理解しかありません。Webを検索すると謂れなどがいろいろあるようです。読むのが面倒になって途中でやめてしまいました。

41日」という日、脳裏に浮かぶのは・・・頭が丸坊主のウブな少年が、信州の田舎からたった一人蒸気機関車が引く列車に乗り、一人不安を抱えて勤務地東京へ。信州以外はほとんど知らない田舎者、西も東もわからぬ大東京の真ん中へ放り出される不安と緊張感・・・まさに体が震えるような緊張感だったのを思い出します。振りかえると「あのころが何とも懐かし~」 
出発駅の少し先の線路脇で、母と妹が大きく手を振って見送ってくれたっけな~。その母と妹は、今はあの世の人です。
        

平爺の孫娘が、今日から社会人として親元を離れ、勤務地に向かうとのこと。平爺も歳をとるはず。

 ◆エイプリルフールの今日だけは「罪のない嘘やいたずらで喜ばせたり、驚かせたりしても許される・・・」という習慣らしいが、「嘘は泥棒の始まり・・・」で育った人間、この歳になって今さらウソを捏造する力も残っていません。平爺には無用な「エイプリルフール」です―(笑)―。

《追記》日本では「嘘をついてもいい日」と言われるが、「海外ではエイプリルフールの「嘘」は、ジョーク(joke=冗談)、トリック(trick=いたずら)、プランク(prank=悪ふざけ)という単語で表現される」とのこと。ウソとはどお違う?

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