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2021.08.31() 秋の気配・・・・

暑さを厳しく感じた夏でした。8月ももう終わりです。暦は進んで明日から9月、旧暦の異名は「長月」、昼間の時間が短くなり、その分夜が長くなるから「長月」?

野辺に咲くアサガオ

一日たりとも欠かすことがない早朝ウォーキング、平爺は夜明けの時間は格別気になりません。景色も、そして足元もよく見えるに越したことはありませんが、暗くても気にしません。なれています。
日の出のいちばん早かった時と比べると、明るくなるのは1時間あまり遅くなりました。
勝手知った通いなれた道、多少気を使いますが、目をつむっても歩けるほど?
4時ころだったウォーキングのスタートが、今は4時半前後、それでもまだ足元はか薄暗く、つまずかないよう気をつけて足を運びます。

◆果樹園の道、田畑の農道、静まり返った民家の並ぶ細道・・・コウロギの鳴き声に耳を澄ませ、なるべく足音を立てないように・・・それでもピタッと鳴き声が止むのは・・・地面に伝わるかすかな振動・・・

ススキが穂を出しました。アキノキリソウの黄色い花も咲き始めました。足音もなく秋は始まりました。


2021.08.30()  「名言


世に「名言」と称するものは、洋の東西を問わず数えきれないほどあると思います。

たとえば最近目にした寺田寅彦のことば

「健康な人は病気になる心配があるが  病人は回復する楽しみがある」

平爺流に解釈すると「人間にとって病も大切なもの、それをどう生かすかということ」ということでしょうか・・・

夜明け時変な爺さんがトボトボ
そんな目つきで睨んでいました

パラリンピックが盛り上がっているようです。障害にめげず頑張る姿には感動しかありません。平爺も直腸ガンで人口肛門になってから、フルマラソン・登山など、健常者と同様に取り組んできました。言い換えれば、それを出来ない理由にしたくなかった・・・ちょっときざ過ぎるかな。

告知を受けたときの、うちのめされた記憶も年々遠くなり、今は身障者であることを意識することはほとんどありません。困難があっても、人間というのは何とか乗り切っていけるもの・・・・思っている以上にしぶといもののようです。
八十路も半ば、静かに坂道を歩いて行けたらそれに過ぎたたるはなし。
誰しも頭に浮かぶのは
「継続は力なりでしょうか。





2021.08.29(
) 山関連クイズ

「登山ブーム」ということばが流行したのは昔の話。時は過ぎ、人々の考え方・生き方も多種多様化の道をたどり、求めるものは人それぞれ。まさに「多様化」の時代になりました。平爺の時代は、さしずめ「登山ブーム」の時代だったと云えるかも・・・?若者たちが憑かれたように山に向かいました。

初めての登山らしい登山・白馬岳

マイカーも普及していないその時代、週末の新宿・上野駅のホームは、信州・上越方面へ向かう夜行列車は登山客でいっぱい。若者たちは大混雑の中、ようやく乗り込んだ車内も睡眠をとることもままならない。それでも憑かれたように山へ向かいました。今となっては懐かしくもありバイタリティもありました。

◆ところで、あなたの住んでいる都道府県で、標高がいちばん高い山の名前を言えますか?ちなみに日本一高い富士山は、山梨・静岡両県の最高峰。平爺の地元信州は「穂高岳3190m」、東京都は雲取山2017mです。自慢するつもりはありませんが、全都道府県の最高峰はすべて登頂済みです。

平爺が初めて登山らしい登山をしたのは53年前の白馬岳。格別の思い入れがあって、10回近く登っていると思います。
(日本全県の各最高峰を後日この日記でお知らせします)

2021.08.28(
) ウォーキングに生きる84才?

秋の気配はどこに・・・・この季節としては蒸し暑い。例年ならルンルン気分でウォーキングに出るところ。真昼よりましですが手放しで快適と言うにはほど遠い。それでも、一日たりとして休まないウォーキングは年寄りの一徹の意地?

  最近1週間(8/2127)のウォーキング
    2:10 2:10 2:10   1:40   1:55  1:55  2:40

辛うじて2時間の線を維持していますが、加齢を意識せざるを得ないことも事実です。たかが2時間ほどのウォーキング、何ごとかあらん?そんな強気もそろそろ返上の時を向かえているようです。

舗装を突き破る雑草の力

◆同じ2時間でも、以前のようなランニングと今のウォーキングでは、その質が月とスッポンほどの違い。遊びの延長のようなものだと云うことはよくわかっています・・・が、劣化の急落は止めようがありません。 2時間ウォーキングがいつまで持つか、心もとない昨今。
ただいま4時5分、これから2時間の予定でウォーキングに出ます。気力だけが身を奮い立たせてくれます。

◆舗装された路面に星状のヒビ割れ。地下から舗装を突き破って草が抜け出ようとするたくましさを感じます。芯もないような草の葉、何という強い生命力?


2021.08.27() 残暑

収穫間近のリンゴ

広辞苑で「残暑」を牽くと、「立秋後の暑さ」「秋になってなお残る暑さ」   立秋は87日、処暑は8月23日でしたが、このところの厳しい暑さ・・・残暑・処々どろか夏真盛りの感があります。

◆目が覚めるのは判で押したように3時半。自然に目が覚めます。前夜準備しておいた「よもやま日記」にざっと目を通した上でアップロード。

4時過ぎに365日無休のウォーキングスタート。早朝はほとんど暑さは感じませんが、2時間ほど歩いて帰宅するころには、背中から汗が流れています。帰宅してストレッチ体操を約10分、カミさんが丹精している鉢植えの花と家庭菜園の水やり、可愛い?スズメへのエサやり・・・・火・金・土の週3回のゴミ出し。そのあとシャワーで汗を流して一息つきます。ほとんど変わることのない朝の光景です。

ウォーキングコースはいろいろ、その日の気分次第ですが、今は思うところがあって、欠かさずある神社に参詣しています。願いごとは政権交代ではありませんよ(笑)。


2021.08.2
6() 身辺整理・・・小さなことから

よもやま日記のネタを探しに苦労することがしばしば。

ふと目についたのは放置状態の小箱。中味は古銭ということは承知していましたが、何年振りかでフタを開けてみると昔の紙幣や硬貨。今は廃止されて通貨としての値打ちはゼロ。その中の一つに「百円紙幣=板垣退助」・・・(1974826日に廃止され、今は貨幣としての価値はゼロ)
数えてみたら79枚=7900円。当時としてはそれなりに価値があったはず。ネットで「古銭」を検索すると最低1100円で引き取ってくれるらしい。いよいよ家計が逼迫したとき、持ち込めば7900円にはなりそう?

◆なぜ使えなくなる百円紙幣を79枚も持っていたのか?
無効になることが決まったとき、金融機関勤務ということで、多分結束した100枚=1万円を記念として所蔵したのだと思います。
このほかにも五百円紙幣=岩倉具視千円紙幣=伊藤博文が若干保管されています。

◆さわればボロボロになりそうな5Cm×9cmほどの小型の五銭紙幣や拾銭紙幣、・・・平爺が幼児のころ、まだ「銭」の単位が生きていたころの紙幣です。たとえばサンマ一尾145銭とか・・・。
捨てるわけにもいきません。爺の形見に孫娘に引き継ぐことにしようかな?

◆追記・・・このほかに記念硬貨もいくつか・・・
札幌五輪記念100円硬貨など22種類58枚保管されています。天皇陛下在位60年記念の純金10万円金貨と1万円銀貨もありましたが、孫娘の何かの記念に私てしまい、今はもう手もとにありません。

2021.08.25(
) 断末魔

このところ。晴れた夜がほとんどないような気がします。お月様とも長のご無沙汰・・・

稔りの秋・・コウベを垂れる稲穂

22日は真ん丸お月様だったはず。月の出は1946分、入りは632分。早朝ウォーキングの時刻には、西の山へ落ちていく月を見られたはず、残念ながら曇り空でした。平爺にとって、これから冬にかけてが月が格別美しく感じる季節、月はウォーキングの友です。

たかがウォーキング、されどウォーキング・・・・。寒中もさることながら、早朝とは言え夏のウォーキングも暑さには閉口。それでも一日たりとも休まにないのは単なる年寄りの意地?今年も3分の二が過ぎてしまいまたが休んだ日はなし。あと4ケ月頑張らなくては。平爺が目下チャレンジできるのはウォーキングだけ。

座右の銘は「継続=つづける」 年甲斐もない強がりと言われないように、90才まであと5年、休日なしのウォーキングを続けたい・・・目指すものが無くなってきた平爺の断末魔の声?

«陰の声»
 ほんとうに90まで生きるつもり・・・人世、奇跡と言うこともありますよネ(笑)

2021.08.24(
) 五輪とパラリンピック

深刻度がさらに進むコロナ、パラ大会はほんとうに大丈夫でしょうか。

水辺に咲く朝顔

「オリンピック」の語源は、五輪発祥の地であるギリシャのオリンピアというのは知っていますが、「パラリンピック」は?Webで検索すると「英語で下半身麻痺を意味するパラプレジアと、オリンピックを合成した造語」とのこと。同憂の士でもある平爺はそれなりに努力し、仕事はもちろん、登山・フルマラソンなどにも取りくんできました。身障者への理解もあるつもりです。

◆五輪とパラの運営母体は別? 先日、目にした新聞記事で疑問が。
JOCバッハ会長がパラで来日、国賓待遇で何百万円と言う超高級ホテルの代金は日本の負担(朝日新聞)―国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)は組織は別。五輪会長の費用をなぜ負担しなくてはならないのか?実に不思議。まさに五輪貴族?


実は、平爺も身体障碍者として「身体障害者手帳」の交付を受けています。49(34年前)のときガンで直腸を全摘、人工肛門となったためです。それなりに障碍者への理解は深いと自負しています。これから始まる東京パラにもそれなりの理解はしています・・・が、さらなるコロナ蔓延が危惧される今、どうしてもやらなくてはいけないのか・・・1年でも延ばすことは出来なかったのか?障害者への応援をしながら、一方拭えない不信も断ち切れないのが心情です。

2021.08.23(
) ウォーキング

今年も3分の二ほど過ぎました。雨が降っても、雪が降っても、風が吹いても、一日も休まないウォーキング。80 才台の中ばを迎えたこの歳でも、夜明けを待ちこがれるように身も軽くルンルン気分でスタート・・・・でも時には多少の抵抗を感じることもなきにしもあらず?

早 暁

お月様を仰ぎながらのウォーキングもいいもの。夜が開けて風景や野の花に癒され、眠気も吹き飛びます。
草むらからはコウロギの軽やかな鳴き声、そういえば1週間ほど前からわが家の庭でもコウロギが鳴き始めました。カレンダーもないのに季節がわかるのですね。

コウロギの鳴き声を聞きながらのウォーキングなんて、この上ないぜいたくなのかもしれません。
そして東方の山の稜線には赤茶色の朝焼け・・・秋を感じるこの時期は、汗が流れることもなく、まさにウォーキングの季節。こんな毎日が、あとどのくらい續けられるか・・・ふと、そんな思いが脳裏をかすめます。


2021/08.22(
) 今月の「いろは心得帳―ちー」

   「ちりぎわは あとをけがさず いさぎよく」

イチゴに似てるが名前は不詳

日本人の男子平均寿命が81.64才という数字を見せられると、あと半年で85才の誕生日を迎える平爺には、何となく身につまされます(笑)

ちなみに女性は87.74才で世界一の長寿。平爺とは4才しか違わない我が家のカミさんは、たくさんの友達を有し、毎日忙しそうに生き生きと人生を楽しんでいます。ひまを持て余している平爺とは月とスッポンほどの大差、あと20年も30年も軽くもちそうに見えます。ウォーキングしか能がなく、線香の火がかろうじて灯っている平爺とは大違い。


一世を風靡?したさだまさしの「関白宣言」が頭に浮かびました。
    子供が育って年をとったら 俺より先に死んではいけない
  
 例えわずか一日でもいい 俺より早く逝ってはいけない
  ♪ 何もいらない 俺の手を握り 涙のしずくふたつ以上こぼせ
  ♪ お前のお陰でいい人生だったと 俺が言うから必ず言うから
  ♪ 忘れてくれるな 俺の愛する女は 愛する女は生涯お前ひとり
    忘れてくれるな 俺の愛する女は 愛する女は生涯お前ただ一人

  ****************************

人世の定年を控えた爺さんには泣けてきます・・・終着駅を前に何がいちばんかと云えば「亭主よりカミさんの方が元気なこと」 当然のことながら「男は勝手すぎる」と非難されるでしょうネ。
歌詞全文はこちら・・・https://music.douban.com/review/1353586/


2021.08.21() 寺院門前「今月の言葉」
 

今月のことば

遅ればせながら、お盆にちなんだ話題。

◆毎月更新を楽しみにしている寺院門前のことば。遅ればせながら先日ウォーキングの折りに立ちよりました。

 

  重い墓石の下へはゆかぬ

    縁ある人々の こころの中が

                   私のすみか


死んだら墓に入る・・誰しも疑問を持つことはないと思います。見るからにお金のかかった立派な墓石の墓地。考えて見たら、あんな重たいものを載せられたら仏さまもさぞや疲れちゃいそう・・・()

先祖代々の墓のある人は別として、昨今はマンション型の小さな仏壇アパート?・・・あるいは仕切りのない共同墓、樹木葬・・・etd. 多種多様化しているようです。

◆先だって、善光寺のマンション型納骨堂を見学、妻ともどもすっかり気に入りました。大小ありますが、小は30Cm×40cmほど。それぞれ扉がつき、墓参の時は扉を開いて焼香もできます。

◆19年前、ここ長野を終の棲家として選び、骨を埋めるつもりで引っ越して来ました。残された最後の仕事は夫婦の納骨場所探し、選んだのが善光寺が管理する大きな納骨堂で、重苦しい墓石もありません。近々正式に申し込むつもりです。

納骨堂の眼下に広がるのは善光寺平。北信濃の山並みも見渡せます。平爺が生前にやるべき最後の仕事。妻も気にいっています。

2021.08.20(
) 奇妙な物体?

 これは何 鎧=よろいかな?

夜が明け始めたばかりの時刻、いつもと少し違うリンゴ園の中を歩いていると、ふと目に留まった奇妙な物体。うす暗くて遠目には分かりにくかったが、近づいてみると赤錆びた鉄の造作物は「井戸」でした。地下水をくみ上げるときに使う井戸、「柄」はなくなり、地中から立ち上った鉄パイプの上に井戸の本体が乗っている・・・奇妙なオブジェの芸術作品のような感じでした。

もちろん使用不能の廃品?だと思いますが、往時、日照りのときに汗を流し、手こぎで地下から水を汲み上げ散水、リンゴの木を守っていた様子が目に浮かびます。

何となく惰性で歩いているだけですが、ちょっとだけルートを変えみると、また新しい出会いがあるもの、気ままなウォーキングですが、たまには得をしたような出会いもあります

◆大雨で水に浸かっていたリンゴ園も、昨朝はに水は引いていつもの長閑なリンゴ園風景に変わっていました。


2021.08.19(
) コロナ感染拡大  勢い止まず?

テレビ・新聞などを見ているとコロナ感染の深刻化ばかりが伝わってきて気持ちも暗くなる昨今です。テレビや新聞から「コロナ」が消えるのはいつのことか・・?

東京五輪を控えた6月か7月ころ、「8月半ばにはコロナの感染拡大はさらに深刻化、山場を迎える可能性がある・・・」そんな報道があった記憶があります。まさに的中、この先どうなるのか・・・不安はさらに深刻化への様相・・・そんな気がしてきます。五輪を賛美するだけでなく、コロナ下の中での五輪強行が本当によかったのかどうか、時間を置いた今、改めて検証してみる必要があるような気がします。

秋の気配 
♪赤いリンゴに唇よせて・・・

形の上では五輪は成功したかに見えても、実は大きな問題・課題を残したのでないか。平空爺はそんな気がします。報道で知る限り、胸を張って「大成功の東京五輪」とは到底言う気にはなれません。五輪はコロナの恐怖から目を逸らしただけ・・・と言ったら国賊呼ばわりされるかもしれませんが、偽らざる平爺の心情です。とは云え、アスリートの清々しい健闘を称賛することにやぶさかではありません。

コロナ感染拡大にストップどころか、政府の取り組みに対し、真剣度が私たち国民には伝わって来ませせん。「この政権でコロナから国民は救われるのだろうか」そんな疑念が頭をよぎります。

◆率直な印象は、コロナに取り組む政治の姿勢か感じられない・・・そんな不安です。


2021.08.18(
) からっきりダメな英語

平爺がよく見るテレビはワイドショー、政治に関連した切れ味鋭い番組が特に好きです。
その中で頻繁に飛び出すのが外国語、就中英語です。英語にはからっきり弱い平爺、前後の文脈から想像できるときもありますか゛、まるっきり見当かつかないこともしばしば。もう少し真面目に英語の勉強をしておけばはよかった・・・あとの祭りです。
自信をもってわかる英語は「サンキュー」と「ノー」と「アイラブユー」くらいのもの、何とも情けない爺さん(笑)。

◆逆に、テレビなどで外国人が日本語ペラペラ、就中漢字の読み書きまでしているのを見ると、たたただスゴイの一言。
日本に生まれ育って80有余年、漢字ならそこそこ読み書きできますが、これは勉強したというより、必要にさらされ、生活の中でいやおうなくごく自然に身についたもの。

アメリカでは幼児でも英語でペラペラしゃべっているとか・・・すごいな~逆立ちしても日本がアメリカには追いつけないはずだ()

2021.08.17(火) 休刊

休刊無しの「よもやま日記」ですが、本日はお盆休みとさせていただきます
明日からまたガンバリます・・・・(笑)


2021.08.16() 「♪手の平を太陽に」

♪ ぼくらはみんな 生きている

♪ 生きているから歌うんだ
♪ ぼくらはみんな 生きている
♪ 生きているから かなしいんだ

 ♪手のひらを太陽に すかしてみれば
 ♪まっかに流れる ぼくの血潮
 ♪ミミズだって オケラだって アメンボだって
 ♪みんなみんな 生きているんだ 友だちなんだ

ニョロニョロ、ヌルヌル「見るだけで気持ち悪い」と冷たい目で見られ、嫌われ者のミミズ。漢字で書くと「蚯蚓」・・・到底読めませんネ。

◆早暁、ウォーキングコースの一つに、ミミズ街道と呼びたいほどミミズがゾロゾロ・・・というところがあります。平爺は小さいころから手に取って遊んだりしていたためか、触ったりすることに何の抵抗もありません。

◆左右青草の茂る幅4メートルほどの舗装された道。農耕車や軽トラがたまに通るだけ。足の踏み場に困るほどミミズがニョロニョロ・・・大きいのは20cm以上、丸々と太ったスローモーションの動きを立ち止まって観察? 
車に轢かれたヤツも多く、半分乾燥している死骸もいっぱい・・・何とも奇怪な光景。死骸もふくめたら何百という数。

◆日が昇れば遮るもののない炎天下、たちまち干上がって乾燥?どうしてノココノ草むらから這い出し、灼熱の炎天下に身を晒すのか? 簡単にカラスなどの餌食になってしまうだろうに・・・。ミミズの気持ちはわかりません。人にはイヤがられミミズでも何だか可哀そう。

2021.08.15(
) 老いた二人だけの盆

コロナのドハッチリを受け、孫たちの顔を見る楽しみを奪われたおじいちゃん・おばあちゃちんはさぞや多かろうと思います。我が家も同じです。

仏壇もなく、年寄り夫婦二人だけのお盆、出かけるあてなく昨日とまったく同じ時間が過ぎていきます。ふと頭に浮かんだのは

生まれるときも一人、死ぬときも一人

 水中の千曲川
河岸の河原はすっかり水に覆われ、赤茶けた水に倒木が船の
ように流れていました

このことばは『一遍上人語録』に収められている言葉とのこと。
瀬戸内寂聴さんは「人は生まれた時から独りであり、死ぬ時も独りです。たとえ家族と共に暮らしていても、所詮、人は孤独なのです」言っているそうです。救われたような 救われない・・・」ことば。

歳をとり、終着駅が一歩づつ近づいてくるとこんなことばに関心がわくものです。

コロナの関係もありますし、暗転免許証がくなったこともあって、今年の盆も、両親先祖の眠る墓に詣でることもせず、孫たちの顔を見ることもなく、老妻と二人、テレビを共にただ静かに時を送っています。

2021.08.14(
) 漢字の不思議

九州地方から始まった猛烈な豪雨は居座り、事態はさらに厳ししくなっているとのこと。ただいま3時49分、ラジオが現地(九州地方)の容易ならざる様子を放送中です。予報ではここ信州も線状降水帯による大雨警報が出ています。被害の小さいことを願うばかりです。
これから雨中のウォーキングに出ますが、短縮して1時間以内には帰宅するつもりです。


◆ふだん考えもせず、ごくあたり前に使っている漢字。ふと考えるとどうして?と言いたいよう

かすかに感じる秋の気配

な不思議な漢字だらけ。たとえば次の漢字の読み方は・・・
頭の体操と思って読んでみてください。

 小豆  明日  海女  硫黄  田舎  息吹  乳母
 大人  河岸
  風邪  固唾  蚊帳  玄人  雑魚
 桟敷  尻尾  時雨  竹刀
  老舗  数珠  素人
 師走  凡例  破綻  進捗  逼迫  辟易
  所謂

理屈で覚えるのは無理、それでもちゃんと記憶している。不思議に思いませんか。

2021.08.13(
) ルールを守る大切さを再認識

  人も動物の気配もない
  早暁の道をウォーキング

今日からお盆、墓参りなどをかねて帰省を計画していた方も多いと思いますが、今年はコロナの関係で諦めざるをえなかった方もまた多いと想像します。混んだ夜行列車に乗りこみ、数時間ほどかけて親元へ帰った日が思い出されます。

◆朝日新聞の「声欄」にこんな投稿が載っていました。無断転載はいけないことと知りながら、朝日を購読していない方にも読んでほしいと願い、その全文を転載させていたただきます。 (2021.8.12朝刊)

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 楽しみだった帰省 諦めた理由は
この夏、小3の長女と年長組の次女の二人だけで、愛知の祖父母の家へ帰省させる予定でした。新幹線のホームで祖父母が二人を待ち構えているという段取りで、二人にとっては初挑戦。うまくいけば大きな自信につながると思い、とても楽しみにしていました。
そんな矢先、もはや何度目なのかすらわからない緊急事態宣言が出された。帰省中止・延期の要請。ずっと我慢してきましたが、今回は迷いました。新幹線の予約率は低いようで、車内の感染リスクも低そう。祖父母と一緒にお墓掃除や仏壇磨き、そして畑仕事のお手伝い。帰省するからこそ体験できることです。ワクチン接種を終えた祖父母も久しぶりの再開会を心待ちにしています。何事もなく行って帰って来られるのでは----
ただ、ここで帰省の計画を実行したら、子供たちに「国や県の要請を無視していいよ」「ルールは守らなくていいよ」と教えることになるのでは、という思い。とても悔しいけれど、新幹線の切符はキャンセルしました。   (神奈川県 主婦 42才)

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この短文の中に、複雑な心情とともに、みんなが忘れかけている良心・ルールを守る大切さを再認識させられる力を感じました。

2021.08.12(
) 山男の歌

昨日の日記で、山の思い出を書きはじめると、元気だったころの登山のあれこれが走馬灯のように脳裏を去来、よく歌った山の歌を思い出しました。中でも懐かしいのは「山男の歌」
 
 ♪アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを 踊りましょ
                    ラララ ラララ   ララララ・・・・
 ♪お花畑で 昼寝をすれば 蝶々が飛んできて キスをする
              ラララ ラララ   ララララ・・・・

 ♪一万尺に テントを張れば 星のランプに 手が届く
              ラララ ラララ   ララララ・・以下略

記憶能力の劣る平爺が、何十年たっても何とか最初のところだけは忘れていませんでした。不思議ですネ? それだけ登山にのめりこんでいたということ?
今はもう登れませんが、良い思い出を残すことが出来たことに感謝しています。

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石垣島・於茂登岳

平爺が山登りにのめりこんでいくきっかけは、直腸がんの手術後、絶望のどん底?に突き落とされ、悶々としていたとき、ふと思いついて妻と大菩薩嶺へ登ったのがきっかけ。登山へのめりこんでいくのはあっと言う間でした。黙々と根性で歩く登山が性に合っていたのかもしれません

これまでに登った山の数は、北端は北海道利尻山、南端は沖縄県石垣島の於茂登岳。約2400座。ほとんど単独行です。「平爺の人生は山とあった」と言っても過言ではありません。

今は山の思い出にしがみついて生きています()




2021.08.11(
) 山は呼んでる・・・?邂逅の山

老いた平爺には最近の«国民の祭日»がいつだったか戸惑うこともしばじしば。

右手前が鷲羽岳、奥遠方が槍・穂高

今年は88日が山の日、昔はありませんでした。交代で夏休みをとり、夏のレジャーや帰省を楽しんでいたものです。

登った山なら、資料がなくてもアプローチからルートまで、歩いた記憶はかなり明瞭に記憶しているはずが、近頃は自分の脚で登った山が正確に思い出せません。

先日のウォーキング中「長いこと登山とも遠ざかっているな~・・・」 北方に連なる北アルプス連峰を眺めながら歩いていると、脈絡もなく頭に浮かんだのが「鷲羽岳(2924m)」・・・ところが名前は記憶していてもどこの山だったのか思い出せない・・・こんなことはなかった・・・???

◆登山記録を紐解いてみると、
折立―薬師岳-太郎平小屋(泊)―北の俣岳-黒部五郎岳―三俣山荘-鷲羽岳-水晶小屋--水晶岳―水晶小屋(泊)-真砂岳-野口五郎岳-三ツ岳-烏帽子小屋-烏帽子岳-烏帽子小屋-高瀬ダム-七倉

かなりの強行軍ルーと、あのころは若かったな~ついに昔の思い出だけに支えられる歳になってしまったか・・・。

2021.08.10(
) 五輪に浮かれ コロナは大爆発?

猛威拡大の最中、東京五輪は何とか終了。延期または中止を支持し、冷めた目で見ていた平爺。

 今日もナス明日もナス
   消化するのが大変

テレビで五輪を見たのは北海道で行われた男子マラソンのみ。開会式も閉会式も無視?してきてきましたが、ローカルのフルマラソン大会を何回も走った経験のある平爺、それだけは見てしまいました。料簡の狭いひねくれ者と云われても甘んじて受けます。

◆五輪という隙をつくようなコロナ感染の急拡大、それは国のコロナ対応にも不満が噴出しているかに見えました。
五輪は延期、または中止したとしたらコロナ感染拡大はもう少し良い方向にいったのでは・・・結果は誰に分からない。でも「二兎を追うものは一兎も得ず」という俚諺があります。もしかすると五輪を延期してコロナ対策にそのエネルギーを傾注していたら・・・と思わざるをえません。

素人なりにさらなるコロナの大爆発を憂慮。「想定外」と言う逃げは許されないと思いますが・・。。
(アスリートの皆さんにケチをつけるつもりは毛頭ありません。激動の中よく頑張ったと思います)

2021.08.09(
) 夜明けが遅くなりました


広島の陰になりがちですが、今日は長崎被爆の日。午前11時2分、西の空に向かい犠牲者へのご冥福と核の廃絶を願って手を合わせるつもりです。

◆一昨日(7)は立秋、秋の気配を感じられるようになるころ・・・そんな話が空々しいほどの厳しい暑さが続いています。それでも夜明けはだいぶ遅くなってきました。

  当地の日の出  6/19 420  8/ 08 459

珍しい雲・・・称して沸き立つ雲?

早朝ウォーキングは一日も休まず続けていますが、つい先日まではスタートする4時には明るくなっていたのに、今は同じ時刻でもまだ夜の帳は下りたまま、スタートも30分ほど遅くしています。
酷暑とは言え早暁の暑さは知れたもの。2時間ほど歩いても軽く汗ばむ程度、ダラダラ流れるほどではありません。

ウォーキングから帰宅するとストレッチ体操、次はカミさんが大事にしている花植えや、家庭菜園(ナス・キュウリ、ミニトマト、ゴーヤ)の水やり、それが終わるとシャワー・朝食と言うのが毎朝の決まったスケジュール。 そうそう、ズスメちゃんのエサやりも忘れないように・・・。
間もなく85才、気力だけで続けられるかどうか・・・?
  体力はまだしもノーミソの方がネ、記憶力の劣化は目を覆いたいような猛スピードです。

2021.08.08(日) 安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから

標題の言葉は広島平和記念公園の碑のことば

   「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」

妻と訪れたときのの記憶は、今も鮮明に残っています。長崎は新婚旅行で訪れた折りに拝礼させてもらいました。まだこころ残りなのは沖縄県の平和記念公園。平爺は残り時間が少なくなるばかり、加えてコロナ禍・・・80才も中半となった今、願いを果たすことができるかどうか?

連日の酷暑も かすかに秋の気配が・・・

◆罪もない一般市民が、原子爆弾と言う悪魔の凶器をもって一瞬に命を絶たれた悪夢の記憶。
二度と起きてはならないと承知しながら、
いまだ核兵器禁止条約は機能されていない・・・貯蔵されている酷兵器は、世界人類を跡形もなく消してしまうほどり量と聞いた記憶があります。愚かにも、日本はその条約に加入批准さえしていない・・・これ以上の不可解さはありません。

◆戦争ではありませんが、操業中の漁船=第二福竜丸が水爆実験による放射能被害に遭い、乗組員が被爆した悲惨な記憶が脳裏によみがえります。日本こそ世界に先駆けて核兵器廃絶に立たなくてはならない国の筈。
第五福竜丸は、東京都江東区夢の島公園内に展示されているとのことです。

2021.08.07(
) 胸を張って
「12千万国民の長」と言えますか?

コロナ禍が収まる気配はなさそうに見える中、菅首相のコロナ患者の自宅療養発言が物議をかもしています。ベッド数が足りない、重篤患者以外は自宅療養しろ・・・ともとれるメディアの一斉報道? 総理本人はもちろん、その家族・身内も、国会議員も関係官僚の身内も、すべて同等に扱う・・・その覚悟あっての方針・発言でしょうか。

 
 昨日、早暁4時20分頃の月

コロナにおびえ、外出をひかえ、ひたすらガマンを強いられている国民には度重なる追い撃ち。いったい、これから市民の生活はどうなっていくのでしょうか。そもそも国は、国民の命を守り不安を解消するのが最重要任務では・・・。テレビでもいい、総理自らがカメラの前に立って、国民が「それならわかる、協力しよう」と云わせるような血の通った説明をしたらどうでしょうか・・・・。

何を考え、どうしようとしているのか・・・アナウンスが我々にはさっぱり届きません。あの自信なさそうなオドオドした様子を目にしていると、「何という総理をいただいてしまったものか・・・」そんな思いが拭えません。「国民のレベル以上の政治は育たない」…この言葉をあらためて反芻・反省せざるをえません。

追記・・・思い付きではなく、検討に検討を重ね、考え得る施策をすべて熟慮した上でのことなら、国民が納得できるように説明してほしい。

2021.08.06(
) 五輪の違和感

コロナ感染の急増状況に鑑み、東京五輪を予定通り開始するかどうか・・・その民意を問う東京商工リサーチ(615)のアンケート結果・・・「予定通り実施すべき」という意見は4割弱しかありませんでした。

   予定通り実施・・35.8%  中止すべき・・34.7%   延期すべき・・28.3

「予定通り実施を」というのはわずか3分の一しかありませんでした。民意の動向など我知らず、とにかく始めてしまえばこっちのもの・・・そんな受け止め方だったようにも見えました。

◆平爺はテレビ中継されている五輪観戦はゼロ、新聞やニュースで結果を見るだけ。日本チームの活躍が嬉しくないはずはありませんが「夢中」とはほど遠い心境、単なるニュースとして結果を見るのみです。

片やコロナ感染はますます猛り狂い、終息の「終」の字も感じられないまま、知らぬうちに五輪は終わっていた・・・・そんなことになりそうです。

ふと、誰しもご存知の金子みすずの詩が頭に浮かびました。

  【大漁】 
    朝焼け小焼けだ

    大漁だ
    大羽鰯(イワシ)
    大漁だ

    浜は祭の 
       ようだけど
        海のなかでは
        何万の
        鰯のとむらい
        するだろう

2021.08.05(
) もう少しの辛抱

何と暑い夏か・・当地の観光関連業者は『さわか信州へ』というキャッフレーズを使いますが、今年の暑さはこのフレーズも空しい。連日33度とか34度、時には35度と言う日も。救いは、夜間の気温はそれなりに下がって、息苦しくて寝られないということは滅多にありません。

夜明け

早朝ウォーキングのスタートは4時、足元が見える程度に明るくなっています。気温も一日のうち一番低い日の出前、汗をダラダラ流し、暑さに閉口しながらということはありません。早暁の涼しさを楽しみながらのウォーキングと言えそうです。

寒さの厳しい冬とはちがい、大気の透明度は良いとは言えませんが昨朝は北アルプスの連嶺がクリアに見えました。脚を止め、しばし山名を思い起こしながら至極のひとときを楽しめました。白馬岳から五龍、鹿島槍・・・槍ヶ岳、穂高岳・・・

加齢にともない、登山と言えるほどの山からは遠ざかって3年。曙光に輝く山々を眺めながら、「よく登ったな~」とあらためて感心しながら遠くの山稜を眺めたひと時でした。

号外・・・
号外

深刻なコロナ現況・・・テレビ・新聞などのメディアでご承知の通り、事態に明るさは見えず、深刻さが深まるばかり。それに対する政治の何と形式的で他人事な対応か?
政治家、就中政権は天下・国家の泰平平穏と、民衆の生活の安定・幸せを図ることこそ最高の任務・・・その発想が少しでもあれば、この切羽詰まったコロナの最中にオリンピックをやれるはずはない・・・・平爺はそのように思うのです。
こんな為政者に日本を任せていてほんとうに国民は幸せになれるのでしょうか・・・?アスリートには何の落ち度もありません。でも平爺は手放しで東京五輪を見ている気になれないのです。

2021.08.04(
)  待宵草(マツヨイグサ)とツキミソウ?


真夏のこの時期、暑さにめげず野に咲く黄色い花・・・花に詳しくいありませんがマチヨイグサ(待宵草)だと思います。「マツヨイグサ」も「ヨイマチグサ」も「ツキミソウ」も同じでしょうか。平爺の頭の中は混乱しています。竹久夢二の 「宵待ち草」は? 

太宰治の「富嶽百景」に出てくる一節「富士には月見草が良く似合う」。
夕方に花を開き、朝には萎んでしまう「マツヨイグサ類」は月見草として定着してしまったとも・・・?

野の花の少ないこの時期、千曲川堰堤をウォーキングしていて目につくのは、長く伸びた茎の先に目立つ黄色花は待宵草(マツヨイグサ)でしょうか・・・よく目立ちます。

追記・・・ツキミソウは一度は姿を消してしまい、その後は待宵草を月見草と呼ぶ人が増えた・・・云々。花の少ない真夏、暑さにめげず野に咲く姿は目を惹きつけます。

『宵待ち草』・・・作詞:竹久夢二

♪待てど暮らせど 来ぬ人を
    ♪宵待草の やるせなさ
    ♪今宵は月も 出ぬそうな

太宰治の富嶽百景・・・「富士には月見草がよく似合ふ」

千曲川堰堤のウォーキングで目につく黄色の花・・・はたしてマツヨイグサ属の植物か?月見草は一度は姿を消してしまい、その後待宵草を月見草と呼ぶ人が増えたのだとか。ややこしい話をすみません。

2021.08.03() 葉月

8月の異称は「葉月」・・・このことば、平爺にはビンときません。
読み方は「はづき」でも「はつき」でもいいようです。葉っぱが美しい月という意味や、広葉樹が色付き始め次第に美しくなるなどがあるそうです。
稲穂の成長には大切な時期とか。 それで「穂月」が変化して「葉月」になったという説もあるとか。「葉月」は「八月」に通じる・・・この方が説得力があるかな~()

爽やかな早暁
昨朝 ウォーキング 2時間15分

◆「葉」に関係した言葉として頭に浮かぶのは『新緑・若葉・紅葉・枯葉・双葉・(ワクラ)葉』まだほかにもあるかな~?

◆「夏落葉」という言葉もあるらしい・・・「初夏に新葉が出てから古い葉を落とすのを常磐木(ときわぎ)落葉とも呼ばれる? 冬にかけての落葉との違いは新しい葉に押し出されるように落ちる葉なので、どれほど散ろうと決して裸木にならない・・・???
栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳(かんば)し・・・
こんな俚言もありましたネ。「大成する人は幼いころからすぐれているというたとえ」・・・どっちでもよいことをすませんm(__)m


2021.08.02(
) これでよかったのだろうか・・・

 
 いいな~カエルは涼しい水の中

コロナ蔓延、メディアなどが「爆発的」と表現するようになりました。まさにただごとではない・・これは戦争。そして一方では五輪と言うお祭りは真っ只中。
「国家存亡の危機」とまでは云いませんが、重大事態であることは誰しも肌身に感じていると思います。この非常事態のさ中、平爺はテレビにしがみついている気分には到底なれません。むしろ呑気にオリンピックなんかやっていていいの・・・と問いたい。

◆確か「8月にコロナの山がくる」と予告したメディアや医療関係者の報道があったような気がします。それがズバリあたってしまった。政府のおえら方などの談話は、どことなく白々しくて「どこの国の話をしているの・・・」そう言いたくなるようなじれったさを感じるときもあります。
オリンピックを辞退・延期するか、予定通り決行するか・・・2ケ月ほど前のアンケートでも「決行」という意見は半数にも満たなかったような記憶があります。国民は直感的に今の事態を感じ取っていたのだと思います。後世「愚かな東京五輪」との評価を受けないことを祈ります。

◆「人一人の命は 地球より重い」この言葉はさまざまな場面で引用されます。平爺は「人一人の命はオリンピックより重い」と言いたい。政治の最も大切なことは「国民の生命・財産を守ること」政府はその言葉をもう一度噛みしめて対応してもらいたかった。

2021.08.01()  八朔や 犬の椀にも 小豆一茶

81日というと一茶のこの句が頭に浮かびます。

オキナグサ

八朔―はっさく」とは陰暦八月一日のこと。この日、農家は収穫した作物をお世話になった親戚知人などに贈り、祝った日とのこと。飼い犬の椀にも赤飯を盛ったというほほえましい光景が目に浮かびます。いかにも一茶らしい句。

平爺の生まれ育った村の隣村に、天然記念物?に指定されている鬱蒼とした森に囲まれた神社(諏訪大社の末社)があり、境内の一隅に一茶のこの句碑があります。句碑を知ったのは登山をするようになってからで、神社背後にある里山=霧訪山=きりとうやま(1305m)へ登ったときのことです。 この山の山頂には、今では貴重な野生のオキナグサの花を見ることができましたが、今も残されているかな~?

その後、句碑は傷んで判読も難しくなってしまいました。

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