水彩画・・・70の手ならい 【2年と3ヶ月目】・・・2008年6月

2008年
  6月 3日
  6月10日
  6月17日
  6月24日
 

カルチャー教室の第41回目
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私にとっては大ニュース!!

私の作品が、何としたことか北信美術展の『奨励賞』になってしまったのです。絵を習い始めてまだ2年、水彩教室の仲間もびっくりしたと思いますが、一番びっくり仰天したのはこの当の本人でした。該当の作品は先々月のページにも載せましたが、そのときより少し手を加えた上で出品したものを再度ここに載せます。

      
(クリックすると拡大します)

北信美術展というのは長野県下では県展につぐ大きな公募展だそうです。洋画(水彩・油絵等)、日本画、彫刻、工芸の4部門に分かれています。
カルチャー教室の仲間が『100号の油絵が圧倒的な迫力で並んでいる中で、水彩はどうしても影が薄くなって不利。よほどしっかりと描きこまないと入選できない、つまり展示してもらえない』と話していました。40号をはじめて描いた私の絵など、まさにお呼びじゃないということです。

はじめて描いた40号を先生と相談「何ごとも経験です。勉強と思って出してみたらどうですか」ということで出品を決めました。
入選はまずありえないと思っていました。暴挙、恥さらしそのものです。画材店で額装を依頼、99.9パーセント予選落ちですが・・・と言い訳がましいことを言うと、「いや、この絵は大丈夫。何十年もこの仕事をやっているからひと目見ればわかる」というのです。まさかと思いながらほんのちょっぴりだけ入選の望みを抱きました。

土曜日搬入、翌日から美術展が始まります。搬入日の夜に美術展事務局から電話がかかってきました。「おめでとうごいます。入賞しました。明日の授賞式に出席をお願いします。夜の懇親会にもぜひ出てください」との内容でした。何が何だかわからないうちに電話が切れてしまいました。信じられないことが突然降って湧いたように出現、夢ではないか、信じられません。

翌日、半信半疑で受賞式出席かたがた展覧会場へ出向きました。私の絵の下にはまぎれもなく『奨励賞』と表示されているのを目にして、夢ではなかったことを確認しました。
このような大きな美術展で入賞するなどということは、多分これが最初にして最後の出来ごと、まさに椿事というべき大事件でした。夜は当地美術界のお歴々がたが多数居並ぶ懇親会場で、場違いのところへ迷い込んだように小さくなって座っていました。隣に座った方が「始めての出品で入賞ですか、そんな人は滅多にいませんよ」というのを聞いて、さらにびっくりでした。

展示作品の主流は油彩画で100号サイズの作品が圧倒する中、透明水彩の40号という小品(私にとっては大作ですが)が入賞できたことが、いまだに不思議な気がしています。

今月は北信美術展の出品準備と、新たに40号作品にとりかかったために2点しか完成できませんでした。

今月完成した2作品
(絵をクリックすると拡大します)


                                    
   
             
F10号                  この絵は40号サイズとしては私の2作目になります
    

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