水彩画・・・70の手ならい 【3年2ヶ月】・・・2009年5月

2009年

   5月
≪日本水彩展に入選≫

私には絶対に手の届かない高嶺の花と思って、応募などさらさら考えていなかったのに、無謀にも応募してみる気になってしまいました。
入選などはなから諦めていて、力もないのに東大入試を受けて「記念受験」などと言っているのと同様、『記念応募』のつもりだったはずが、これがまさかの入選です。その通知が届いたときには正直言って腰が抜けるほどびっくりしました。ほんとうにそんなん評価を受けていいのだろうか、嬉しいのと後ろめたさの入り混じった複雑な感激でした。(写真は未完成状態、このあとかなり手を入れてから出品しました)

趣味として水彩画を始めた人にとって、この水彩展入選は一つの夢の実現だと思います。
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≪病院ギャラリーで個展≫

長野市民病院の“がんすまいるサロン”で傾聴ボランティアをしています。病院祭にちなんでがん患者関係の作品展という企画があり、私もがん体験者として参加しました。
ギャラリーとして使える大きな壁面があって、そこに水彩画を始めてから3年間の作品15点を展示しました。水彩画入門教室へ入って1ヶ月目の作品、5ヶ月目、7ヶ月目など初期のものから、3年後のものまでを選びました。
個展というより『個展まがい』というべきかと思いますが、それにしてもこのように展示することは後にも先にもこれ1回だけだと思います。                                  
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     根橋平良(長野市在住)

70歳で水彩画を習い始めて3年、中学校以来の絵筆です。
病を得ても、歳をとっても、何かを始めるのに遅すぎるということはないといいます。未熟ですが、この3年間に描いた作品の一部を展示させていだきます。

   昭和12年生まれ(72歳)
   47歳 直腸がん、人工肛門
   67歳 前立腺がん全摘手術

           ≪趣 味≫
趣味の大切さを知ったのは直腸がんのあとからです。
■マラソン フルマラソン自己ベスト 3時間15分
■登  山 日本百名山、日本300名山、信州百名山、東北百名山など、全国の山1624座登頂
■水彩画  水彩画入門教室へ入って満3年 


 

  

この月は、日本水彩展と北信美術展への応募作品最後の手直しのために、新しい作品はほとんどありま
せんでした。5月はじめに合掌集落相倉で撮ってきた写真から1枚だけ気分転換に描いただけです。


合掌集落相倉の水車小屋 F6号
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