1996年度のモニターのその後1

  1. Aさん(重度の脳性麻痺。20代男性。書字困難。発話困難。港区在住)
  2. Bさん(頭部外傷後遺症。30代男性。発声障害。体幹機能障害。岐阜養老郡在住)
  3. 明正第二作業所(精神障害者小規模作業所。中川区。)

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●Aさん(名古屋市総合リハビリテーションセンター在籍中)

図1.1997年5月 リハセンター職能開発課にて(MAC)

図1.1997年5月 リハセンター職能開発課にて(MAC) 個人ホームページへ

当面の目標となる生活イメージ(98年7月現在)

  1. 就労…印章専門店(港区)の下請け業務(名刺版下データ作成、MOで納品)
  2. 趣味…作曲活動
  3. 非営利社会貢献…インターネット伝道師として、その意義を伝えたい

社会復帰への最終段階(7月現在の短期テーマ)

  1. 業務用パソコンの選定(Win95マシン)
  2. 業務試行
  3. 電子メールのトラブル解決…引っ越し後、自宅においてインターネットが不通に

図2.原稿を読む(98年7月14日、リハセンター職能開発課にて)

図2.原稿を読む 機器構成
・DOS/Vノートパソコン
・外部モニター
・外付けキーボード
・トラックボール
※最適な作業環境(配置)を見つける為に、本体は、取り回しの楽な「ノートパソコン」を選択。

図3.入力作業

図3.入力作業   図3.入力作業

図4.作業姿勢 & 作業環境の構築

図4.作業姿勢 & 作業環境の構築   図4.作業姿勢 & 作業環境の構築
・固定椅子がよい。キャスター付き、リクライニングはダメ。
・膝を90度曲げて、足の裏全体が床にしっかりつくような座面の高さが安定する。
・不随意運動を拘束し過ぎないよう、ゆとりのある自由な空間を確保する。(しかない)
  デスクの上に置いてある、キーボードや資料等がどんどん前に押し出され、対面するデスクの領域を浸食するので、それを防ぐ為に、ブックエンドをストッパーにしている。

図5.機器の配置

図5.機器の配置

図6.トーキングエイドかパソコンか

図6.トーキングエイドかパソコンか
・トーキングエイドのキーボード操作が可能なら、パソコンの操作ができる。
・パソコンなら、インターネットもできて、汎用性が高い。
・対してトーキングエイドは閉鎖系である。携帯しやすさだけが、メリット?
・結局、本人は、試用の結果、トーキングエイドは不要と判断。

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●パソコン購入計画(98年6月30日版)

1.OSは、Windows95(Windows98対応のものなら、なおよい)

2.ノートパソコン+キーボード+トラックボール+プリンタ、という構成を考える。
トラックボールはKensington ExpertMouse 5.0
・設定は、
 左上[未定] 右上[ドラッグ]
 左下[右クリック] 右下[左クリック]

3.外部モニターは、不要。
・必要があれば、現有のMacのモニターにも接続できる。
・ケーブルをMacからはずして、DOS/Vパソコンにつなぎかえるのを誰かにやって
   もらう必要がある。切替が頻繁ならCRT切替器を導入を検討する。
・変換コネクタが必要。Mac用CRTに付属している

4.本体のチェックポイントは、電源スイッチ、FDD、CD-ROMドライブ等の操作性
  ・位置、形状、堅牢さ?など

5.モデム
(1)本体内蔵モデム
(2)56Kflex規格で

6.外付けキーボードは、PS/2インタフェースで、スペースキーが小さいもの
・職能で使用中のキーボードの選択基準は、
・109キーボード
・文字キーと機能キーが色分けされていて認識が容易なもの
・キーのモードの表示がわかりやすいもの

7.プリンタ
・A4カラープリンタ
・給紙、インク交換が自分で出来れば、なおよい。
・細かい所は、要検討。店頭で物を見てから。

●パソコン購入後は、
1.Windows95のユーザー補助機能で、シフトキーロック等の設定が必要。
・6/30現在、ユーザー補助については、本人が不要と判断している。

2.マックは、音楽ソフト系。WindowsPCは、業務用+インターネット用と、
  完全に使い分けた方がよいだろう。


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