死者の内蔵を守る役目をもつ、ドゥアムテフ、ケベフセヌエフ、イムセティ、ハピの4人の精霊。 カノプス容器(ミイラの内蔵を入れた壷)の栓が、収められる内蔵に従って彼らのそれぞれの頭をしているものが作られた。 また、彼ら自身それぞれ、特定の女神(イシス、ネフティス、ネイト、セルケト)の守護を受けるものとされた。 イムセティは人間の頭部、ハピはヒヒ、ドゥアムテフはジャッカル、ケベフセヌエフはハヤブサの頭を持つ。 古王国時代(前2686-2181)のピラミッド・テキストには『王の友』と記され、王の昇天を助けるとされていた。 またホルス神との繋がりもこの時代にできた様である。 新王国時代(前1550-1069)のころまでには、彼らそれぞれの役割分担が明確になり、ホルスの父であるオシリスの棺を北天で守るとされた一団にも加わっていた様である。 四人の姿と役割は以下の通り。
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