エジプト徒然草
 
其の15


1998.04.27(月)
ウアス杖、アテフ冠等


 昨日のデカンの表の中で、アテフ冠だのウアス杖だのどんどん書いてしまったのですが名前と物が一致するとは限らない・・・という訳で突貫作業で、ちょっと図と説明を作ってみました。
 図を見れば、なんだあれかと思われるのではないでしょうか(^^;)


アテフ冠 ウアス杖 ヘカ ネケク
アテフ冠
 
白冠、あるいは、パピルスを束ねて作った帽子に、ダチョウの羽根と山羊(雄牛?)の角、太陽円盤をつけた冠 主に、神前での儀式で用いられた様である。
ウアス杖
 
神や王がしばしば手にしている杖、この杖の頭の部分にはセト神の顔があらわされることがあり、神権を象徴する道具のひとつであった。 特徴的なのは、下の部分が二股になっていることで、これは、古くからある蛇避けの杖の名残と考えられています。
ヘカ(笏杖、牧民の杖)
 
上エジプトの王権を象徴しているといわれる先端が丸まった王笏杖(曲笏)。 ネケクとともに、公の場や、儀式の際に王が手にした姿が多く見られる。
ネケク(農民の杖)
 
下エジプトの王権を象徴しているといわれる穀竿(連伽)。 ヘカとともに、公の場や、儀式の際に王が手にした姿が多く見られる。

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