本日のキーポイント『殴る』
アンノウン被害者の配偶者。姓名判断の本から子供の存在を予想したのが、見事な推理だとか。うう、自称ミステリ系としては、あんなバレバレな状況じゃあ、気がつかないほうが間抜けなように見えてしまう。北條あの場にいたのに、なんで一緒に気がつかないの? エリートなんでしょ? 頭いいんでしょ? とか、思ってしまったぐらいなので、上層部の反応には今ひとつ納得出来ない。だいたいね、そういうことに気がついてたんなら単独で護衛してたことを責められるべき立場でしょう? 状況を説明して、護衛人員の増員を申請しなかったのは、明らかに氷川のミス。G3の武器を勝手に使ったことよりずっと問題あると思うのよ。ね、北條も攻撃するならそっちでしょうに・・・と、相変わらず妙なところで応援している私だった。
警察も無駄なことばかりしますよね。これでまた装着員を変更するために、G3補修? もう、面倒だから二人分作ったほうがかえって低コストじゃないの? 労力だって原価に入れなきゃいけないって知ってる? 今は材料費よりも人件費のが高い時代なんだから。ああ、また職業病的な発想かも。
そうしてG3復帰決定の氷川。自分より北條のほうがG3への情熱があると悩んでいます。小沢さんにボロクソ言われて、なんとか考えを新たに前向きになったようですが・・・なんとも掴みにくいキャラですね。やっぱり、どんな時でも北條の信条を慮ってしまうってことなんでしょうか? 北條さん、あんなに頑張ったのに、自分が復帰してしまっていいんだろうか? って、査問会であんな言いがかりとしか思えないようなことを言われても、なお、そんな風に彼のことを考えてしまうのは、よほどお人好しだということなのか、それともやっぱり愛ですか? それと小沢さん。北條君のは情熱じゃなくて妄執、と決めつける根拠はどこに? やっぱり、可愛くないからでしょうか?
自室のパソコンに「私は何も知らない」と連打(?)する彼女。いちいちタイプするよりコピペのほうが早いよ、と教えてあげたくなったり・・・ていうか、これって、シャイニングじゃん。他の小説でも似たようなパクリ読んだけど、やってみたくなるシチュエーションなんでしょうかね。狂気を現すのには丁度いいのか? それとも、狂った人間はシャイニング以前からこういう行動をとる習性でもあるんでしょうか?
そして、その彼女は幻想の中に生きているそうです。幻想の中に生きてる奴に自動車運転させて、海に潜ったりさせて、兄貴は心配じゃないんだろうか? 私なら、自分の身内にそんなことを許せないな。心が壊れてるのもきついけど、生きててくれなきゃ、治療も出来ない。ほかの方法を探すぞ。とか、関係ない怒りを覚えてみたり。
そうしてその事情を聞いて、世界はこんなに美しいのに幻想の中で生きるなんて勿体無いと言い切る津上。記憶喪失で、現状把握が足りない自覚があるはずなのに、それでもそこまですっぱり言い切れるって、羨ましい話。つーことはこれ、羨ましい病気なのか? しかし、この反応は津上の性格ゆえなんでしょうね。人徳? とは、言葉が違うか。
涼の反応は正反対。現実に耐えられない人もいる。自分も正視しかねるギルスの姿に、耐えられない想いでいるのだと言いたかったのか。それでも、父親の死の真相を前向きに探してるんだから、ちゃんと耐えてるとも言えるかな。
で、何かを彼女に言いに行こうとした津上を止めて、涼は殴ってしまいました。殴られた津上がなにを思ったのか、そんな表情を観察するヒマもなくアンノウン登場に反応してバイクで走り去られてしまいました。うう、美味しい場面だったのに、残念。
かたや、警視庁チーム。またくだんの妊婦を護衛していて、アンノウン出現。妊婦を部屋から連れ出した氷川が、「北條さん」と呼ぶと、北條はパトカーのドアを開ける。ナイスコンビネーション。なんだかんだ言っても、プロはこういう場面ではしっかり自分の役割を果たすわけですね。へへ。
でも、そのあとアンノウンに追いつかれ、車の屋根にのっかられてのカーチェイス。うわー、痛そう。
で、かけつけたアギトに助けられる・・・のに、よりにもよってまだアンノウンがぴんぴんしてるうちにアギトを捕獲するとか言って銃を抜く北條。この無茶な行動は、手柄立ててG3を取り返したいという焦りからなんでしょうか? 当然ですが、止める氷川。氷川ったら、とうとう北條を殴ってしまいました。わーい。なんでか、喜んで見ている自分。今までずっと厭味の嵐を受け止めて、それでも手なんか一度もあげなかったけど、アギトのためなら拳を使うことも厭わないのね。恰好いいわ、氷川。そして殴られた北條の表情がねー・・・結構これで、氷川を見直してたりしないでしょうか? それも単純過ぎて駄目かなぁ。
運転手つきリムジンから降り立った小川さんvv いや、彼の名前って津上翔一? 書きかけて沢木哲也に変えてましたね。これって、やはりあのユリカの・・・じゃなくて、このまえ亡くなった彼女の電話の相手が彼だったということでしょうか? だから、津上翔一って名乗ってる彼のことを知っているから別の名前を?
謎が謎を呼びつつ、湖では彼女死んでしまったのかぁ? などという疑問も残したまま以下次号!
◆◆第13話◆◆
真魚ちゃんのお父さんの事件の再捜査。刑事モノテイストだそうです。すごい楽しみ♪ どうなることやらと、友人約一名が私の鼓膜を破る勢いで心配している北條も、ちゃんと予告に声だけでも出てきてましたね。めでたし、めでたし。
そしてあの謎の青年に面会に来た沢木の行動やいかに? 黒岩の頃より老けた感じなのは、歳とったせいでしょうか? それとも、役者さんなりの役作り? またまた楽しみで長い一週間になってしまいそうです。