本日のキーワードは『ピクルスサンド』
脚本家の井上さんて、箸ぶくろだのこんにゃくだのピクルスサンドだの誰も気にとめないようなものを出してきて、それをキーポイントにしつつお話を構築していくのが得意なんでしょうか? なんともマニアックなこだわりが、お素敵ですv
冒頭の場面では出てきているものの、あれって先週のおさらい。というわけなのか、涼君OPで名前がありません。あのあとどうなったのか、気になっていたのになぁ。
亜紀とはグルなんじゃないかという意見もあった教授ですが、留守中の話を聴いて、疑っております。津上が出ていくのも本当は止めたそうなようす。せっかく芽生えた独立心に水をさすことは出来ないという苦渋の選択でしょうか。そうだったらいいなぁ。亜紀さんが一緒に住みたいと言ってたし、と言った津上に対し「過激だなぁ」という教授の発言は、亜紀に対する不信感も手伝っての台詞と思われて、もっと言ってやれ!と、思ってしまいました。
真魚はもう、なにも言えないけど、やっぱり淋しそうなのはひしひしと伝わってくる。太一もお手伝いが増えるなんて口実で、実は津上にいてもらいたいんだね、よしよし、って感じでした。淋しくなると太一に言われたあとの津上の表情が良かったですv
警視庁、自動販売機前。今ごろめげてると嬉しそうに北條の噂をする小沢さん。嫌い嫌いと言いながら、なんやかんやと話題にしています。嫌いなものは、目についてしまうせいでしょうか? 余談ですが、犬が大の苦手な私の友人は、ものすごく離れたところからでも犬の存在を感知する能力を発揮し、おまけに発見と同時に悲鳴をあげて、その悲鳴で周囲の寿命を縮めてしまうというやっかいな体質の持ち主です。小沢さんの場合は苦手というよりも、気に障りすぎて、一挙手一投足細部にわたって、目について目についてしょうがないってところなのかも知れません。
で、とってもいいタイミングで噂の男が登場。すかさず「コーヒーでもいかがですか?」と進める氷川。君はせっかく先週嫌な奴かもと気がついたのに、まだ懲りないのか? それとも、アギト捕獲作戦に失敗した北條に同情でもしたというのだろうか? でも、そんな氷川の言葉はサイフォンしたものしか飲まないという北條に一蹴されてしまう。失礼な反応だが、いかにも北條らしい言い草でもある。こいつ、サイフォンだけだと言うなら、ラビットのコーヒーも飲めないな。あそこは番組でもやってたが、本物の店のほうもドリップだったからな。と、これも余談でした。
そして、小沢さんに「おだまりなさい」と言われて、思わせぶりなことをはいてから、黙りますだなどとまた、厭味な反応を見せる。今日も飛ばしている。いい眺めである。
亜紀の部屋に引越しする津上。一緒についてきた真魚が、津上の荷物の少なさに感慨深げ。記憶喪失で、それ以前の持ち物はないわけだから、逆にこれですっごい衣装もちだったりしたら、パトロネスでもついてるんじゃないかと疑ってしまうところだが・・・。そういう話ではなく、ずっと(でもないかな?)一緒に暮らしてきたのに、こんな小さな荷物で身軽に出てってしまうことが淋しいと感じたんでしょうね。津上にそんな真魚の心情がどこまで理解出来たのかは謎です。
しかし、アルバイトの時給が800円というのはどうでしょう? 暮らしていかれるのかな?
G3ユニットの監査官として派遣されてきた司は、自分の補佐として北條を指名する。
で、司は北條のかつての上司だったというだけではなく、どうやら命の恩人で、北條をかばって怪我をし、入院している間に司の妹がどうかしたらしい。回想シーンは、一応若作りのつもりだったのか、北條の髪型、おでこ丸出しでした。そのスタイルで雨に濡れて・・・なんか心配になりました・・・髪が。いや、余計なお世話でしょうけど。
司はなんか怪しい感じです。普通、そういう因縁のあった部下を、こういう局面でわざわざ指名するでしょうか? 昔のことは忘れろとか言いながら、まだ恨んでいて、北條に復讐でも企んでいたり・・・したら面白いぞ、という私の個人的は希望ですわ、これは。
その司、北條と、G3チーム3人が中華料理屋で円卓を囲む。
司は、優秀なひとが大好きだと言いながら、氷川にアンノウンについての見解を求める。アンノウンが狙っているのは、超能力者とその親族ではないかと話す氷川。こんな真面目に、初対面に近い警察の人間相手に、超能力者という言葉を出せる氷川が、なんかすごいと思ってしまった。存在自体、科学的に実証されたとは言い難いのに、強気です。実際には、アメリカあたりでは超能力者に犯罪捜査の協力を依頼しているケースがあるとかないとか、とは聞いたことがあるけど、日本ではどうだろう?
何故アンノウンが超能力者やその親族を狙うのかについては、まだ何も解らないと答えた小沢に対し司は「まだなにも解ってないのか、呑気だな」などと言う。だが、それについて解明するべき責任は別にG3チームだけにあるとも思えないのだが、北條までが尻馬にのって「同感です」などと言っている。おまえだって、最初から事件に関わって、何ひとつ謎を解けない警官の一人じゃん。と、小沢さんあたりに、ぴしゃりと叱ってやってもらいたかったですね。
そして、アンノウンによって炎上させられた被害者の持ち物で唯一焼け残ったのが花村ベーカリーの袋と中のパン。これが、ピクルスサンド。北條の反応がなんだか微妙。パンに反応したのか、花村の名前に見覚えでもあったのか、単にピクルスが大好物だったのか・・・三番目はないよね、まさか。
で、氷川が花村ベーカリーに行くと、津上がレジをうっている最中だった。
「何してるんですか、こんなところで」って、それは氷川、ちょっと失礼でしょう。「こんなところ」って、単なるパン屋でしょうに。
遺品のピクルスサンドだけで、被害者に思い当たる店長もすごい。毎朝、ピクルスサンドを三つも買うという被害者もなんかすごい。三つも同じパン買わんでも、ほかにいくらでもあるでしょうに。
でもって、何故だか氷川よりも遅れてやってくる司と北條。店長は、この二人のどちらかの顔を見て(それとも両方でしょうか?)、表情をかたまらせていました。さて、どっちなんでしょうか?
で、閉店後、津上にパンのレシピを手渡し、自分にもしものことがあったら、パン屋を継いでもらいたいと言う。雇ったばかりのしかも記憶喪失で身元不明に近い津上にそんなことを言うって、ちょっと不自然。それだけ、あの笑顔を見て信じるに足る相手だと判断したということでしょうか? うん、うん。それだったら、店長、目が高いよv
いや、見てたのは笑顔じゃなくて、仕事ぶりか。うう、やっぱり私の頭、腐ってるな。
でも、そんな店長をだか、店をだかを見張ってたらしい北條。何故でしょう?
その後、店長は黒い覆面の男に襲われ、燃やされてしまう。あの展開だと、まるでやったのが北條みたいな流れなんですが、それは考えられない。いや、今日だけ見たら、その可能性も検討したかも知れませんが、今までのことを考えると北條をそういう方向で悪役に持ってっちゃうのは絶対につまらないと思うので。
ということは、やっぱり怪しいのって司だよね。司を見て驚いたのか店長。そんでもって、司を見たから死ぬかも知れないと覚悟したのか。死ぬかもじゃなくて、殺されるかも、だったか。
ラストのほうでアンノウンに殺された被害者には見張りがついてたようですが、ということは、パンを遺して殺されたひとの親族だったのか? そのアンノウンは「人が人を殺してはならない」などと言ってまして、これはあとから公式サイトでおさらいしたら、どうやら北條と司のほうを見ての言葉だったらしいんですよね。
アンノウンは言葉を理解出来るのか? それとも、あの謎の青年の言葉をなぞっただけだったのか? それから、沢木のわけの解らない反応はいったい誰に同調してたのか?
相変わらず謎満載で、以下次号!
◆◆第19話◆◆
とうとう解散でしょうか、G3チーム? 司は、アンノウンが血縁者を狙うってことを否定したいようすでしたが、今までの実例がその裏づけにあるのに、たった一件だけの例外でそれを覆すというのは、無理があるように思えます。
店長の遺志をついで、店をやっていく津上v 料理は得意だし、なかなか似合いな職業ではあるんでしょうが、主役がこのままパン屋をやりつつアンノウン出現の際には店を放り出して戦ってしまうっていうのはどうなんでしょうね。まさか、ずっとパン屋やってくということもないでしょうが。店長がオーナーなら、贈与税とか営業権とかなんとか、色々大変なはずだし・・・。子供番組に余計なお世話かな。
蛇足だとは思うのですが、私がこんなことにも気がついてなかったのかと思われるのもなんとなく癪なので・・・。(誰にだよ、というツッコミは、おいといてください)でも、来週の予想をあんまり語られたくないかたは、読まないようにしてください。(ちなみにあぶり出しです。読む気があるかたは、下線のしたをマウスでなぞって反転させてみてください。・・・面倒をかけるほどのことが書いてなくても、怒らないかただけお願いします。
アンノウンのフリした人間の殺人。落とした腕時計をわざわざ逆の腕に戻したりするから・・・。いえ、だまりますよ。あなたのおっしゃる通り。