◆◆第19話◆◆

 

 本日のキーワードは『無骨』だと思ったでしょう? でも、『死ぬわけじゃない』のほうがいいかも。
 今回、冒頭部分から非常に謎に思ったのですが、あのクラゲに逃げられた後、いなくなってしまったクラゲを探すようにきょろきょろしたあぎととG3はそれからどうしたんでしょうか? あぎとが「じゃあ、また!」とか手を振って「どうも〜」とG3が手を振りかえし、爽やかに別れた・・・なんてやっぱりまずいでしょう? しかし、どうしたのか出てこないまんまで場面変わってるんですよね。うう、気になる。つーか、氷川だけならそんなノリでもありかもねって思ってしまうんですが、あの場には北條と司もいたわけで。捕獲しろって騒いでたご当人まで一緒に手を振るわけにはいかねーだろうが、と思ったのでした。
「人が人を殺してはならない」とクラゲが喋ったことを報告した氷川に対し、司は今までだって喋ってたのに気がつかなかっただけではないか、なんて指摘する。北條は自分だって気がつかなかったことは棚にあげつつ司のモットーは「あらゆる偏見を排除して、ただ事実を事実として直視する」だなどと教えてあげている。「ありがとう」と言った小沢さんの負けない厭味な口調が素敵でしたv
 ああ、それから司の小沢評、氷川評。「威勢がいいだけ」「図体がでかいだけの無骨漢」
 威勢がいいだけってねー、だけでG3作るのは無理でしょう。氷川に関しては、というか要くんは、なんか図体でかいだけなんて悪口はずっと言われてそうな感じ。いや、見映えもいいし、陸上の選手だったりして、実際には全然そんなことないんですが、男性からはそういう出来過ぎなところが妬まれる理由になりそうだから。それでも悪いとこってあんまりみつからなさそうだから、無理矢理悪く言うとしたらきっとその辺りのことなんだろうな、と。
 しかしこの「無骨」って聞き返したところが、予告だと何故か「ぶっ殺す」に聴こえたわけですねそんな言葉はまずいだろうとは思ったけど、やっぱり違ってました。
 会議では今週はしっかり言い返してくれました小沢さん。「司課長はなにも知らないのです!」はい。よく言ってくれました。
 昼間っから屋台でラーメンを食べるG3チーム。もうチーム解散じゃないかと心配している尾室に対し「死ぬわけじゃないでしょう」と一喝する小沢さん。
 それを聞いてたラーメン屋のおやじは、3人のラーメンをのぞきこむ。なると占いって、当たりそうね。尾室はいったい、どういう結果だったんでしょう? もうすぐ死ぬとか? つまり「死ぬわけじゃ、ある」だったりして。日本語変だけど。しかし、あれだけ影が薄いキャラを殺しても、物語展開的にあんまり美味しくないよねー。ドラマチックにならんというか・・・。
 司の小沢評その2「なかなかおもしろい女だ」どうしてかよく解んないけど「女」って言い方は、なんか差別的。悪いことした奴とかに使うんだよね、普通。そうじゃなくて多少なりとも敬意を払うなら「女性」って言わないといけないんです。なんでか「男」はそうでもないみたいなんですが。なんでだろう?
 なんてことはさておき。「コミック的」という意味ならそう思いますという北條。「興味深い」という意味でも「おもしろい」という言葉を使うけど、そうとは認めたくないということでしょうか?
 人間、死ぬときは死ぬ。兄貴が入院したからって「死ぬわけじゃない」でしょう。たとえ、兄が健在でも捜査中なら妹にはりついてるわけにいかなかっただろうし・・・。だから、それが自分のせいだって北條が思い込むのは、どうなんかな?
 津上がクリームをデコレイションしていたパン。その手前にあったのは、あれはまさしくプリンパンv
 で、またしても「手伝って」と氷川に言ったあとで「無骨そうだから」と前言を撤回する津上。からかって遊んでるとしか思えません。いつもだけど。そして、例によってムキになってクリームの袋を取り上げようとする氷川。1秒後の結果が読めたのは私だけではあるまい。で、読めたとおりに、クリームが氷川のスーツに・・・。顔にどひゃっといかなかったのは、ちょっとだけ予想外かな。
 そんなこんなで、警視庁に帰って津上の作ったサンドイッチを食べる氷川。そこに嬉しそうにやってきて、明日の会議の話題などふる北條。そこまでの扱いを受けていても、驚いたようすでサンドイッチに手をかける北條に対して「どうぞ」などと言ってしまう氷川。なんていい奴なんだろう。無骨だなんて失礼な。きっと、どこまでも心優しい青年なのだ!!!←書いてる本人が、あまりの空々しさに・・・激痒・・・すみません。でも、ここまできたら、この可愛らしい天然ぶりはどこまでも貫いてもらいたいとお姉ちゃんは切望するよ。(おばちゃんと言わないところが厚かましい? ほっといてくれ)
 さて、花村ベーカリーのサンドイッチが司妹作のものと同一だと気がついた北條は、司妹の事件を洗い直し、花村久が当時、容疑者であったことや、妹と婚約し、それを破棄されたことなどを調べ上げる。そこで素朴な疑問がふたつ。今ごろ洗い直ししてないで、最初から調べておけよ、自分のせいだとまで責任感じてたんならさー。というのと、行方をくらましたとか言っても花村って本名だったんなら、そんな名前でパン屋やってる奴を、警察官である司が見つけ出せなかったのって変じゃないの? それとも、こんど顔を見たら絶対に殺してしまう・・・という理性が、探させないようにしてたとか? で、顔を見たらやっぱり理性の箍が外れたってこと?
 Gトレーラーの3人。もうすぐ会議だから行きましょうと急かす尾室に、反応しない小沢と氷川。「別に死ぬわけじゃない」と言ってしまう尾室に「デリカシーがない」と小沢さんがまた一喝。発言の一貫性よりも、その日そのときの気分が最優先される小沢さん。どこまでも自分の気分を大切にするところに、言動の一貫性はあるとみた。
 そうして会議に向かう廊下を歩きながら、北條は司を告発する。
 はさみこむように、クラゲに襲われるジョギング兄ちゃんの場面。パン作ってる最中に飛び出す津上。襲われそうになってるもうひとりに対し「逃げて、早く!」とか言ってから変身。彼は後ろも振り返らずに一目散に逃げ去ったのでしょうか? 一見して普通の人間にしか見えない津上にただ逃げろと言われて、まったく後顧を気にせず逃げられるもんでしょうか? 見られてそうな気がするんですが・・・。
 司の手口。携帯電話による遠隔操作。アリバイ工作のためにやったんだったら、そこいらの携帯電話盗んで使うとか、他人の名前で契約して使うとか、誰か知らない営業マン(適当に四季報でも調べて大きめの会社の営業部に電話して、鈴木さんだの田中さんだのって言えば4.5件でヒットするはず)にでも電話して「夜○時頃、こちらの番号に折り返し電話ください」とでも伝言しちゃえば良かったんだよ。一人じゃ心配なら何人かとか。もし時間前に電話かかってきたって、話が通じないだけで、伝言聴き取ったひとの聞き間違いってことになるだけでしょう)と、なにを私はまた完全犯罪の方法を検討してるんだか・・・。すみません、つい、病気で。
 病気ついでに言ってしまうと、ピクルスサンドには思い入れがあるなんて言って、自分が死んでも作り続けて欲しいなんて遺言しちゃった花村氏は、やっぱり犯人じゃなかったのだろうと思われる。だいたい殺人者が、自分の姓のついた名前の店をやろうとは思わないだろう。あのパン屋、袋にまでばっちり「花村ベーカリー」って書いてあったし。としたら、真犯人はどこにいるんでしょうか? 刑事ドラマじゃないんだし、本題はそんなとこにはないって言われたらそれまでなんですが、なんだか気になります。そんな優しい花村氏との婚約を破棄した理由もどうしてなんでしょう? また、なんか私に変な話を捏造しろと言っているのでしょうか?(言ってないですよね、はは)
 それにしても、本日の北條は美味しかったですね。じゃなくて、恰好良かったですね。この司の犯罪を暴く場面は、お二方の誕生日に撮影されたそうですが・・・。もしかして、誕生日プレゼントか? と思うくらいに、大活躍でした。でも、これを期にただのいい人になりさがったりしないで、来週からはまた新たな気持ちで(?)厭味に磨きをかけてもらいたいものです。
 そして、老人化しつつふらふらと亜紀の部屋に辿り着く涼。いやーん、いきなり押し倒したりしちゃあ。し・・・失礼。こほっこほっ。
 テレ朝のTOP(あぎとではなく、放送局の)に「献身的に涼の介護をする翔一」なんて書いてあるんですよね〜。りかさん、出番よvv
  

 

◆◆第20話◆◆

 本日の予告編を見ても、来週なにがあるのかはさっぱり解りませんでした。が、そこはテレ朝ととーえいの頁でカバー。それによると、ようやく沢木が病院から離れて行動開始!! これは楽しみなんですが、亜紀がまた出てくるらしいので、ちょっとがっかり。あの演技をまた見なければならんのかと思うと・・・。
 涼の看病をしちゃう津上。さて、津上は涼がぎるすだって気がついたりするんでしょうか? それとも、涼があぎとに気がつくなんてことはあるのかな?(と、一応まっとうなような、話をふっておく。一応)

 

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