◆◆第25話◆◆

 

 本日はキーワードというより、ナイスな台詞満載!
 のっけからきました!「やりましたよ氷川さん!」すっげー、無邪気に嬉しそうな津上。しかし、何も言えない氷川。心中複雑で、労う余裕もないという状況は、予想の範疇だったんですが、それでも可愛い津上のファンとしては「おい、氷川。なんとか言え!」と思ってしまったのでした。
 また、どっかの狭い会議室。勝手に民間人に装着したかどで、激しく叱責される氷川。処分は覚悟のうえで、これでG3Xの優秀性が証明されたと言うが、小沢さんは小沢さんで、津上は自分が目をつけていた能力の持ち主なので、氷川に責任はないと主張。二人して「私の責任です」と繰り返し、責任を取り合う。この台詞も、この場面だからこそだけど、ナイスです。そして、そんな二人を見ながら、なんの根拠もなく混ざる尾室の「私の責任です」なんかもう、大笑い。その言い合いを止めたのが北條で、結局は自分が装着すれば解るとぬかす。
 そうしてまた、階段での会話。「お互いにかばい合う姿に、胸が熱くなりましたよ」って、これもな。もう、北條語録でも作るしかないんじゃないですかね。「何故なら私がいい人間だからです」とか「心の広い人間ですから」とか笑わせてくれてばっかりで素敵。
 そんな北條が、津上に興味を示すと、平然とした顔で小沢さんは「身長2m、体重150g、岩をも砕く肉体とコンピューターの頭脳を持つ男」などと言ってくれる。こんな台詞がすらすら出るところが、恰好いい。でも、いくらオートフィット機能がついてても、そんなでっかい奴のサイズには合わないような気がするんですけど、おい、信じるなよ北條。
 津上の例の夢を醒ます、太一の下手くそな笛の音。太一、そんな笛を誕生会で披露したら、嫌がらせだと思われるぞ!
 真魚は、何気に津上が女の夢を見てることが気に入らないのね。真魚の玩具だもんね。
 出てはきたけど「あぎと」しか台詞のない涼。手が戻ってて良かったね。
 お礼を言いに(?)美杉家を訪ねる氷川。「なんか簡単だったし、サルでも出来ますよ」と、津上。君にはホントに他意はないんでしょうか? それとも氷川を挑発して遊んでますか? やっぱり。で、傷ついてる氷川を置き去りにして、手品を見せる津上。それは、いつ仕入れたネタなんでしょうか? 記憶喪失でも、寝たり食べたりクソしたり(失礼)するのを忘れなかったように、身についた手品は忘れないとかあるの? 折り紙くらいだったら、手にとっただけでなんとなく思い出したりしそうなもんですけど。
 で、なかなか鮮やかな手さばきで手品をこなし「すごい」と氷川を感心させる。けど、氷川としてはまださっきの台詞が気になっている。気になるのは解るけど、それを津上に確認するのはどうよ? 「僕はサル以下ですか?」って、「そうです」と言われたら取り返しつかないのに・・・。
 そこに訪ねてくる北條。まだ目の前に座ってる津上が津上だとは思ってない。それはある意味当たってるんだけど・・・まぁ、その話はまた別の機会にですね。小沢さんの話をまったく疑わず、この家にそんな巨漢が住んでると思い込んでる北條のお馬鹿さんぶりが、笑える。
 そして、ほぼ初対面のはずの北條にも、手品を見せる津上。やってみてくださいと言うと、すかさず氷川がコップを空にして北條のまえに臥せる。これって、なんか津上にバカにされたけど北條が出来ればそれで刑事の面目は保てるとでも思ったかのようで・・・他力本願にしても、北條に頼るか、氷川! あんた、これで北條がやってのけたら、ますます立場ないとは全然思わないのね。「僕には出来なくても、うちの北條さんには出来ますからね。ふふん!」って、感じですか? まるで、子供のけんかです。「俺は出来ないけど、うちの姉ちゃんなら得意だもん」とか、よく言ってる奴いなかったか? あ、脱線しまくりだ。
 再び捜査一課に転属になって、河野さんと一緒にラーメン屋の屋台にいる氷川。民間人をあんな危険な目に遭わせて、処分の結果が単なる転属ですか? まぁ、敵前逃亡しても、使用許可のない特殊ガス弾を使ってもおとがめなしの身内に甘い警視庁としては、これが精一杯ですか。
 なんてことはさておき、ラーメンうまそう。でもって、河野さんてば北條をかばってばっかりいます。許してやってって、河野さんとしては、仲良くしてやってくれよな、ってところでしょうか。「河野さん、好きなんですね、北條さんのことが」って、とっても嬉しそうに見える氷川。同志を見つけて嬉しいのでしょうか? というわけで、これもなんとなくナイスな台詞。対する河野さん「一人くらいいないと」って、一人ですか? そうですか。嫌われ者だけど、バカなところが可愛いって親心でしょうか。というか、悪い奴じゃないんだと言い訳しながら、それが理解されないだろうことはしっかり把握しているわけですね。ところでV6について。氷川が、アイドルのユニットだと知っていたことが、ちょっと意外。六気筒エンジンのことで、とか言ってくれたほうが、納得だったんだけどな。まさか、ひとりひとりの名前まで知らないよね。「みやけっていうのが、ちょっと津上さんと似た雰囲気で、おかだはどことなくこのまえ僕を殴ったひとと似てるんですよ」なんてな。
 今日の高村教授はなかなか美味しいとこどりですね。レベルダウン用のAI制御チップまで用意してて。相手が嫌いでも、割り切って助力してるじゃん。
 そして、装着するのは無理だと小沢からも高村からも断言されちゃった北條は、津上宅にまた訪問。超個人的な話だが、苺食べられないから、私はこっちのケーキのほうが美味そうに見えたな。小さくて高そうな感じが、いかにも北條らしいんじゃないでしょうか。絶対こいつは、量より質で、ブランドにこだわるタイプとみた。
 そして、あっさり話をそらして、また新しい手品を見せる津上。これのネタに関しては、あっちこっちで見た覚えがあるんで、簡単なもんだとは思うんだけど、手さばきが綺麗だとそれなりに感心する。相手が津上だという贔屓目もあるだろうけど。
 でも、ここで手品を見にきたのではなくと言ったところに「がっかりだなぁ。北條さん、氷川さんより頭がいいと思ったのに」という台詞が、またナイス! これを言われたらむきにもなるよ北條は。何につけても、氷川よりも自分が優れていることを対外的に示したいとずっと思ってるわけなんだし。ほぼ初対面で、(厳密にはパン屋入れて三度目)そういう自尊心をしっかり見抜く狡猾さというか野生の勘というか・・・が、さすが津上だよね。
 すっかり上着脱いでやる気の北條。しかし、あんのうんに襲われた若かりし日の小手川某みたいな女の子にシンクロして津上は現場へ。それも目に入らない北條は、精神集中のしすぎ。で、尾室からの電話も、太一がスイッチオフ。気が利くよね、太一ってば。
 で、連絡の取れない北條のことはさっさと無視して、氷川を呼び出す小沢。理由も聞かされずただ「私も信じて」と言われただけで、再び装着員に復帰する氷川。美しい上司と部下・・・かなぁ? うう、よく解らない。
 で、G3Xの見せ場のためにか、簡単に投げ飛ばされるあぎと。そこに出てきたぎるすがまた、強い・・・つーか、相変わらずあぎとはぎるすと戦う意志があんまりなさそうなので、やられ放題。海に投げ飛ばされて戦闘終了。涼は、泳ぎが得意なはずなのに、なんでそこで終わりなのかしら? 海に落ちたからあぎとは死んだと思ったんでしょうか? あんなに恨んで「あぎとぅ〜」とか唸ってたわりには、淡白ですね。トドメ刺さないなんて。
 水中で人間に戻ってまた例の夢を見ている津上。寝てる場合じゃないよ。いや、それより「姉さん」だったんですね。姉さん。姉さんとしては、なんか釈然としない。弟を呼ぶのに「こっちへ来てぇ」なんて、鼻にかかった声を出すかい。私なら「ちょっとこっちに来てみ」くらいだろうな。ガラ悪すぎですか?
 そして「思い出した、すべてを」と言った津上は、なんだかちょっと怖い雰囲気で笑ってたような・・・地獄を見るんじゃなかったのか? 笑ってられるなら、ラッキーってことかしら? そんなに悲惨な過去でもなかったってこと? ぐるぐる。
 ようやく、津上もいないのに手品を成功させ「繋がった」って言ってる北條と、過去の記憶が繋がったのをかけてるわけですね。かけてる? 韻を踏んでる? なんか、とにかく、そういうこと。
 ちなみに、ラストのその台詞のあたりは、なんとなくこのまえ見た賀集君のひとり芝居のハムレットっぽかったです。
 

 

◆◆第26話◆◆

 とーえいのサイトが見られない。サーバーが貧乏くさいせい? うちが、ISDNでもADSLでもないからなのか? つまんない。どうやら、記憶が戻っても、あまりそういうそぶりを見せないので美杉家の人たちは気がつかないとか、そんな展開のようですが。毎週言ってるけど、来週もまた待ち遠しいですわ。あのめがね嬢は、涼のこんごを左右するらしいですが・・・左右って、どういう風にかな?
 映画の予告。地味でしたね。氷川が可愛かったけど、出たいって、嫌でも出番あるだろうにさ。

 

 

第24話第26話


 本日のあぶりだしは、同人屋の告白。解らないひとには、全然ぴんとこない話。解るひとは、笑ってやってください。





 ProjectG4の台本。あの表紙はレザック66という特殊紙だ! と、ひと目で解ってしまう自分がちょっと嫌。!