記憶が戻った間もいつもと変わりがなかったと聞いて、やたらと嬉しそうな津上。そんなに、今の自分が好き? それとも、本気で、すごい凶悪犯罪者かなんかかもって心配でもしてるんでしょうか? 日頃の彼からは、あまり想像がつきませんけど。
美杉家の食卓。テニス部の話題の間、ひとりでラケットと戯れる津上。その必死さの割に、無駄な動きなところが可愛い。
当のラケットはお小遣いの二か月分だそうですが、今時の高校生っていったいいくらお小遣いをもらってるんでしょうね。ラケットってピンきりだから、初心者がちょろっとひまつぶしに遊ぶならディスカウントショップで売ってる5,000円くらいのでも充分だと思うけど、部活動として本腰入れてやっていこうと考えているなら、初心者とは言ってもやはり20,000円くらいのは使いたいところかって気もします。となると、一ヶ月のお小遣いって10,000円かぁ。相場はやはり、そこいらへんでしょうか。なんて、推察は本編とはまったく無関係ですが、ついつい気になってしまうのでした。
そしてまた、記憶をなくした津上は、出来るかどうかも解らないのにコーチを申し出たりしています。インターハイで準優勝くらいしているかも知れない、などと、根拠のない台詞までつけ加えて。
そうして、本当にテニスコートに出ていき、フライパンをかまえてみる津上。ここで素朴な疑問。新入部員がいきなり自分の家の居候を連れてきて、テニスコート1面占領しても許されるんでしょうか? しかもその連れてきた居候が長身で美形だった場合、注目されやっかまれるのは必至とみた。それとも、あれは学校とは別に借りた? にしては、高校生が隣で練習してたような・・・。次週では真魚が先輩にいじめられたりするらしいので、その伏線だったんでしょうか?
そこへやってくる氷川。真魚にまたサイコメトリーしてもらおうというつもりで来たものの、津上の耳には入れたくないという態度に、真魚はすかさずジュースを買いに行かせるのだった。ああ、津上ったら嬉しそうにパシリしちゃうのね。
で、事件の相談だけして帰ろうとする氷川に、津上はテニスをしたことがあるかと引き止める。毎度、毎度、どうしても構わずにはいられないらしい。
そして、テニスならインターハイで準優勝したことがあると、無茶苦茶自慢そうな氷川。
しかし、そのサーブは津上のフライパンに呆気なく打ち返され、リターンエースをとられてしまう。フライパンではボールの重力を吸収できないから、本当にインターハイ準優勝出来るようなひとのサーブをあんなもんで受け止めたら肩壊しそうですが、さすがあぎとってことでしょうか。へへ。
そんなことよりも、驚いたのは氷川がサウスポーだったこと。しっかり左手でサーブ打ってます。津上のファンだからって津上ばっかり見ていて気がつかなかったんでしょうか? 司の事件のときに左利きだから腕時計を右にしていたとかなんとかって話をしたときにも、氷川の利き手も左だなんて、全然誰も触れてませんでしたが。と、今、確認しました。ラーメンや冷やし中華は右手で食べてます。ものを書いたり食べたりは右だけど、肝心なことは左ってひと、たまにいますよね。アレかも知れないです。と、なるとG3−Xの銃を右手で撃ってるのが気になるところですけど。やはり氷川にとっては、アンノウン倒すよりも、テニスで津上に勝つことのほうがずっとずっと肝心なことだったということですねv←勝手に決めてみる。
さて、警視庁の事件説明(?)場面。唐突に女性刑事(でも、小沢さんじゃない)が出てきて、今回の事件の経緯などを説明してます。どういうことなんでしょう。この台詞、北條でも良かったんじゃないかと思うんですが。
そして、再び真魚に協力要請をしに行って、それを津上に反対される氷川。
「氷川さん頼りないし」とまで言われて、すっかりむきになってます。テニスで勝ったら、真魚さんに協力してもらってもいいですか? なんて、真魚を賭けにつかったりして。
で、なんとテニスウェアにマイシューズ、マイラケット持参です。ということは、津上に反対されてもされなくても、リベンジする気合いで行ったんでしょうね。氷川ったら、可愛い。
そして、この長身、細身。やっぱり、テニスウェアもラケットを持って立つ姿も、決まりますね。
あんな高いところから、鋭い角度でサーブを打ち下ろされたら、なかなかとれないでしょう。津上は今回「フライパンは反則です。真魚さんのラケットを使ってください」と言われ、ラケットで見事に空振りしちゃってます。
テニスやってる人間として言わせてもらうと・・・いや、やってなくてもきっと想像がつくとは思いますが、ラケットというのは女性用と男性用、男女兼用がありまして、高校生の女子が持ってるのは、恐らく女性用の軽くてグリップの細いものでしょう。としたら、インターハイ準優勝者の氷川のマイラケットは当然手に馴染んだ男性用のそれでしょうから、かなり津上には不利な状況だったわけですね。と、津上ファンとしては、一応、フォローをいれておいたりしておきます。
それにしても、初心者相手にサーブ決めてあんなに得意そうにしてる氷川は、やっぱり可愛いですね。
そして、アンノウン被害者の弟かも知れない人物もまた、テニスをしている。ということで、真魚のいるところで話を聞き、被害者が残した謎のメモを見せたりしている。けど、真魚の能力にもムラがあるらしく、何も感じ取れない。
そこへ、津上が容疑者二人に向かって、ダブルスの試合をもちかける。自分は氷川とコンビを組むと・・・抗議しかけた氷川には、内緒話で黙らせる。うわっ、内緒話してるよ。内緒話だよ。ね、あんな近くで何を囁いたのよ!!! あ、失礼。どうせ、親しくなれば何かボロを出すかも知れませんから、やってみましょうよ、とかなんとか言ったんでしょうね。解ってますって。はい。でも私の考えた台詞は・・・今日のあぶり出し決定!
そして、ダブルスを堪能出来るのかと期待したんですけど、津上がサーブをいきなり氷川の後頭部にヒットして、次の場面ではもう、食事してました。
で、それはいくらなんでも多過ぎ。おなか壊すでしょう。という分量の冷やし中華とラーメン(多分)を食べ終わった氷川は、「見損ないましたよ。あんなカタチで仕返しをするとは」なんて、まるで北條のような口調で言うのでした。けど、津上にあの距離からわざと当てられるほどの技量はないでしょう。結局のところ、真魚のまえで、二人でじゃれあってただけという場面に見えたんですけど、それは私の目が腐ってるせい? あ、今更ですね。
で、喋ってるうちに、被害者の残したメモ「0-15-30-×」の×がテニスのスコアで40に当たると唐突に気がつく氷川。
被害者の店のドリンクメニューには番号がふってあり40は、マッカラン。
三人は被害者の店に急ぐ。けど、店のまえまで来たところで、アンノウンの気配を察知した津上は、方向転換。真魚と氷川だけが店に入り、マッカランのボトルを取り除けると、そこには何もない空間。真魚は手をあてて、そこからバッグを持ち出したのが、テニスの相手をしたうちの一人だったことを知る。
一方、津上はバッグを持って逃げようとしている犯人を「逃げてください」と追い立ててアンノウンと戦おうとするが途中で気配を見失う。あぎとなのに、正義のヒーローなのに(多分)窃盗犯に「逃げてください!」だもんなぁ。いいのか? まぁ、窃盗犯ならアンノウンに殺されてもいいってことにはならないから、いいのか。
そして、氷川は真魚の力で被害者の血縁者だと知った男に、自白を迫り、そうしたら護衛をつけられるとまで話すが、しらをきられる。
しかし、夜になって、また化け物の気配がすると、即座に氷川の脅し文句を思い出し、怯えて逃げようとする被害者の弟。そこへ、氷川が現れると、簡単に自白して、助けをもとめる。
氷川は男を窃盗容疑で逮捕したあとで、アンノウンのフリをして、緑のライトを振り回し足ひれつけてぺたぺた歩いていた津上を呼ぶ。
冗談みたいな作戦で、ナイスなコンビネーション。相手は殺人犯ではなく窃盗犯で、年配のおっさん。そんなに危険はないとの判断だったのかも知れないけど、それでもアンノウンのターゲットになりうる立場であることは明確。そういう意味では大変危険な人物を逮捕するのに、またしても民間人である津上を頼るあたり、氷川ったら懲りない。というか、やっぱり、なんだかんだ言っても仲良しじゃん、このひとたち。
力を合わせて犯人逮捕したあとで、変身してまた共闘する二人。まぁ、変身後には氷川のほうにその自覚はないんでしょうけど、それにしても、最後までなんだか仲良しさんな雰囲気で、いい感じでした。
でも、たった3桁の暗証番号を二回も間違える氷川は絶対問題あり! 津上と二人で犯人逮捕して、嬉しくて舞い上がってたら、忘れたんでしょうか? 忘れたのもひどいけど、たった三桁じゃあ、適当に入力しても27通りしかないからそのうち当たってしまうと思うんですけど、そんなもんに意味があるんでしょうか? すべてにおいて完璧だとうたわれた小沢さん作のG3−Xとしては、お粗末すぎませんかね。虹彩の色とか、指紋とか、氷川にしかない特徴でもって、装着する以前に解除されてるほうが、実践向きだと思うんですけど・・・玩具に虹彩の色の区別なんか表現させられないから仕方ないんですかね。
まえにも思ったけど、アンノウンを爆破して、それからあの二人はどうしたんでしょう?
あぎとは片手をあげて、「じゃ」ってな具合に合図して、バイクで走り去った、とか。そんなもんかな、やっぱり。けど、それならそれで、さっきまで一緒にいたはずの津上を探しても良さそうなもんですが・・・氷川だからな。
そして、OPに名前があったのに出てこないな、って思ってた涼と沢木がラストシーン。
浮いてる涼を見てる沢木の図。眺めてないで、早く引き上げて欲しいです。
というか、涼ってばいったい、いつから浮いてるんでしょうか? こんなところに浮きっぱなしじゃ、浮かばれません。って、寒い? ほら、まだまだ残暑厳しいおりですから、たまには寒いのもいいかと。
◆◆第30話◆◆
花火です。そして、浴衣だ、浴衣v そしてまた、仲良しさんな津上と氷川が見られるのか。
本日のあぶりだしは、上記で断っているように、内緒話の内容。捏造編。
「氷川さん。俺たちの華麗なプレイを見せつけてやりましょうよv」
プレイって・・・。もちろん、テニスのですよ、テニス。何か別のコトを想像しましたか? へへ。