◆◆第32話◆◆

 

 本日のキーワード「妖しい」で決まり。
 すらいだーもーどで呆気なくアンノウンを倒すあぎとはまぁいいとして。克彦臨終の場面に忍び寄る沢木。真魚に誰何されて「おまえたちを救う者だ」なんて、すました顔で答える。なんて、妖しい。こんな妖しい男にのこのこついてっちゃう真魚の良識もまた妖しい。知らない人についてっちゃ駄目だって、君のお父さんは教えてくれなかったのか?
 でもって、真魚が涼の死体に手をかざしてる間、何時の間にか沢木がいなくなってる。思わず立ち位置を確認したんだけど、どう見てもいない。涼は、真魚の力でどうやら生き返った模様。いったい、どの一部が死んでなかったんでしょうね?
 眼鏡の家では、相良さんが死んだならこんなお子様といてもしょうがないとか言って、眼鏡が出ていく。で、残ったのは真島くんと、真魚。真魚の両手は涼みたいに老化してる。で、痛みに耐え兼ねて倒れる。
 氷川は、警視庁のg3チームで女子高生の心理についてなんて話をしてる。小沢さんが「私にも覚えがあるわ」と言ったとたんの二人の反応。やたらと意外そう。実際、彼女の高校時代を想像するのは、結構難しい。というか、高校生でもやはり今のままだったように思えてしまう。ガラス細工を扱うようになんて言われても、いまひとつ説得力がないんですが、氷川はすっかり鵜呑み。
 沢木は涼をベッドに寝かせて、見下ろしながら沈痛な面持ち。「あのまま死の眠りについていた方が、おまえにとっては幸せだっただろう。許してくれ」だって。謝るなら聴こえるときに言えば? でも、謝られても涼にはそれよりも「あんた誰?」って感じだったんじゃないかと思うけど。
 美杉家の三人と、マンション下で出会った氷川の四人が眼鏡宅に真魚を訪ねてくる。美杉教授は、理性がとんじゃってますね。かなり、発言が妖しいです。氷川もまた別の意味で妖しい。「ささいなことで」なんて言っちゃってるけど、自分の父を殺したのかも知れないなんて悩みは、全然ささいじゃないと思うんですけど、小沢さんの言葉のまんまを繰り返してます。津上は津上で、普通に話しかけようとしてるけど、一番まともな喋りだったのは、太一だったかも知れない。「真魚姉、早く帰ってきて」これが一番ストレートで、いい響きでした。
 しかし、どちらにしても老化した両手では皆に会えないと、いったんは拒む真魚。
 眼鏡の姉ちゃんは、あかつき号の仲間のところを渡り歩いている。橘純ってひとは、めずらしく見映えもよくて喋り方も気持悪くないな〜って思って見てたら、呆気なく殺されてしまいました。それから次に訪ねてった高島とかっておじさん。鍵が開いたままだったので、入ってみると、彼もまた死んでいるんでした。涼よりもずっと、この眼鏡のが死神みたいなんですけど。
 眼鏡の家で、真魚と真島の会話。ジュース飲んでる真魚と、カップラーメン食べてる真島がリビングで向かい合ってる。彼は家が医者なんだそうな。でもって、超能力を得て家人を見返すのを楽しみにしている。なかなか、お気楽で無邪気。今まで、同じ境遇のひとたちが殺されまくってることに関しては、なんの危機感もないんでしょうか。で、そうこう喋ってるうちに真魚の腕が治る。
 そうしてまた、真魚に会いにくる四人。氷川ってば、またいるんだよな。この辺の時間経過がいまいち解らないんですが、真魚ってばプチ家出して、その間ずっと同じ服着てる?
 なんてことはさておき、こんどは四人に会って、それからどういうわけか、津上と二人で観覧車に乗ってる。空に近いところに行きたくなったとか。それはいいけど、氷川ったらそういうわがままにつきあってアッシー君してていいのでしょうか?
 その氷川は、教授と太一と三人でボートに乗ってる。で、またしても真魚のことで空回りしまくる教授。びしっとしつけるとか息巻くのに対して、暴力はいけない、女性はガラス細工を扱うように・・・とまだ受け売りを引きずっている氷川。教授はそのガラス細工はいくらだなどと言い出し、氷川は考えた末に「5万円くらい」などと答える。唐突に「真魚がたった5万だというのか!」とか怒ってみたりして、とにかく妖しい。
 そんなやりとりをしている間、真魚と津上は居場所がどうのって話をしてる。誰だってみんな自分の居場所を探してる。裸の自分から始めてみればいい。なんてことで、どうやら話はまとまってるみたいなんですけど。そもそも家出したのって、居場所がどうのってことよりも、自分の超能力に不審を抱き、父を殺したのも自分かも知れないと疑ったせいだったはずで、でも超能力が暴走しているように見えたのは全部相良がやったことだったというのはもう解ってたんだから、既に問題は解決していたわけで・・・。よく解らないまま、話をまるくおさめられてしまったなぁ、という印象は拭えません。
 そして、ボートから降りた三人と、真魚と津上が合流する場面。びんたのひとつもと気合いの入ってた教授は「真魚!」と呼んで・・・結局は「すまなかった」と謝って、真魚のほうも謝って、「帰ってきてくれるか?」「うん」でめでたしめでたし。なんだか、よく解らないけど、とにかくめでたしなんで、いいってことにしておきましょうか。
 さて、真魚は家に帰るにあたって、眼鏡宅にお礼を言うってことで寄る。(まだ運転手さんしてる氷川。助手席にはしっかり津上が座ってて、いい眺めのツーショットににんまり)そこには、眼鏡が帰ってきていて「こんなときにどこに行ってたの?」と責める。あんた、仲間にする気はなかったんじゃないのか? 真魚がどこに行ってようが、お子様なんか知らないんじゃ?
 そして、真島が他の仲間がまた殺されたなんて言ってる間に、眼鏡豹変。いきなり、顔色が青くなって声が男になってます。その不気味さが、とっても似合い過ぎて、超妖しい。
 逃げる二人、それを追う眼鏡。そして、アンノウン出現。津上もその気配に気がついて車から降り、真魚を助けに行く。
 けど、なんか今回の化け物は強くて、あぎと苦戦。跳ね飛ばされたまま動かない。
 そのすきに、真魚と真島に迫る化け物。
 そこに、涼が走ってくる。涼、バイクはどこへやったんでしょう? とにかく、走ってくる涼は、颯爽としてて恰好いいっす。
 ぎるすに変身して化け物に立ち向かう。で、以下次週。
 

 

◆◆第33話◆◆

 予告からは、何がなんだか解らなかったんですが、公式頁の予告から推すと、どうやらあかつき号を襲ったアンノウンが現れるってことみたいですね。それで、津上がとっても怯えているとか。
 

 

第31話第33話


 今回のあぶり出しは・・・眼鏡女のFANは(いる?)読まないでね。


 橘純って子が死んじゃう場面。はっきり言って、OPをすみから隅までCheckしてなきゃ、彼女の名前がそれって解らない。ので、いきなり眼鏡が「ジュン?」と声をあげたときには、私の頭でそれは「潤」という漢字に変換されてしまったんでした。そして次に思ったことは「どっちの?」だったりして。本編で役者の名前なんか呼ぶはずないんで単に混乱してただけなんですけど、それにしてもこの女に名前でなんか呼ばせてたら、それはもう、相手がどっちでもなんだかむかつく!などと、全然関係ないことを色々考えてしまったとさ。ちゃんちゃん。