◆◆第45話◆◆

 

 炎に包まれるあぎとを助けるために、生身のまま炎に突入していく涼が、恰好ええ! この人は、どんどん恰好良くなっていきますね。なんか、最初の頃の暗いストーカーもどきな行動が今となっては、嘘のように。
 で、謎の青年の隙をついて、なんとか逃げ出す二人。でも、バイクで走っている途中で具合が悪くなって、腹を押さえて止まった涼。驚いて自分も止まった津上。心配して、バイクから降りて駆け寄ったところに、思い切りナイスタイミングで沢木が車で登場。二人は、沢木邸へ。しかし、あの車に涼のバイクは乗せられたのかしら? と、妙なことを心配してしまいました。放置してあったら、私なら盗むかも知れんよ。無免許・・・じゃなくて、限定違反だけどさ。
 そして、どうにか落ち着いたらしい沢木邸。あの人は誰だったのかと問う津上に対し、涼ではなく沢木が答える「人ではない」と。そして、自分はその存在にあぎとを倒すものとして選ばれたが、裏切った。みたいなことを言ってる。津上は、それを姉のせいだろうと言う。姉が真魚パパを殺したのだろうと。でも、沢木はまだ否定してる。お姉さんも被害者だったと。津上は、すぐに出ていっちゃうんだけど、私としては、どうして沢木の言葉の根拠を追及しないのかが、不思議です。
 G3チームは、氷川の退院祝いで、また焼肉です。肉を取り合う攻防で、とうとう尾室が、小沢さんに勝利しているところが、笑えました。何気なく、この焼肉屋の場面というのも、4コママンガ的繋がりがあったような、なかったような。
 氷川は、焼肉食べてる途中で目が霞んでます。肉を焼く煙で、私もたまに霞むことがありますけど、そういう意味じゃなく。
 氷川って、こういう場面でこんな表情だったりすると、結構恰好いいなぁ、と思ったりしました。
 津上は、こんどは木野を訪ねる。あぎとの力について聞きたいって。自分や涼を殺そうとしたのは、あぎとの力のせいだったんじゃないか、なんて言ってる。状況を考えれば、力を得たせいというよりは、弟に対する妄執がそうさせたってところだと思えるけど、津上ってそこいらの事情を知らされてなかったんだったかなぁ?
 しかも、もしもそれがあぎとの力を得たせいだったと解ったとしても、姉が真魚パパを殺したかどうかってことの決定的な証拠が得られるわけでもなく。いまひとつ、無意味な行動に見える。違うと全面否定してもらえたら、姉の件も違う可能性が大きくなるって思いたかったんでしょうか? まわりくどいことしてるようにしか、見えないんすけどね。ただ、私としては木野のところに行くと、真島君がいて、彼の場面が増えるので、嬉しいですが。
 木野は津上に対しては、自分は一番救わなければならない人間を救うことが出来なかったから、助けてやることは出来ないとか、言ってました。けど、津上が帰ったあとで、真島は、木野さんみたいになりたかった。尊敬してた。なんて、告白を・・・。ああ、真島君が最近の心のオアシスかも。
 津上は、結局帰ることも出来ずに、外で・・・こんな寒いのに外で黄昏てたりして。戻ったのは、朝になってからでした。真魚の部屋をノックすると、真魚は飛び出してきて、そのまま自転車で逃走。そんな状況を見ていた美杉教授が、真魚パパについて語ってました。
 兄の研究は、超能力を持った教え子を実験台にして、超人を作る、ってことだったとか。反対したけど、止められなかった。そして、真魚にも超能力があるって知っていた。ただ、父親がその研究のせいで死んだと解れば、同じ超能力を持つ真魚が傷つくので、最後に喫茶店で会ったことも言わなかった。なんとなく、辻褄合ってるような話でした。でも、なんとなくなんですよね。
 と、言うのは、津上が真魚を探しに家を飛び出してから、美杉教授は写真を見ながら「彼も後をおって自殺してしまうとは」と、沢木を見てました。沢木が自殺したんだったとしたら、津上翔一って名前に聞き覚えあっても良さそう。もっとありふれた名前だったら、1年半のうちに記憶から消えててもアリかも知れないけど、津上翔一なんて名前をそう簡単に忘れるかしら? しかも、津上とはずっと一緒に暮らしてきたわけだから、その間一度も思い出さなかったってことになる。最初から、名前までは知らなかった。ただ、実験台になった学生の恋人も後追い自殺したって事実だけを知ってた。というのは、考えられなくもないけど、ちょっと苦しいでしょう。死んだりしたら、名前とか聞く機会がありそうだし。どうやって、自殺したことを知ったか、という状況にもよりますけど、通りかかったら丁度ビルから落ちてきたところだった、なんてギャグになっちゃう。あ、あれか。彼はあだ名がついてた。みんなそのあだ名でばかり呼んでたから、本名を知っていたのは、ごくわずかな人たちだけだった。で、あだ名が「都知事」とか? ほら、某特撮番組に出てきた都知事にそっくりだったからそのあだ名がついて、自殺を知らされたときにも、「義兄さんの研究室にいた都知事が自殺したって」というように情報がきたとか。本名を知らなかったという理由として、愛称だとか通称で呼ばれてたせいってのは、推理小説的常套手段なんですけどね。いくらなんでも、こっちのがもっとギャグかぁ。
 ところで、真魚に追いついた津上。でも、真魚には「近寄らないで!」なんて拒絶されてしまいます。歩道橋を駆け下りていく真魚を、それ以上追いかける根性は、なかったみたいです。
 今日のあんのうんの被害者は、なんだかフジイタカシみたいでした。水になって跡形もなくなっちゃうのは、結構グロいかも。
 で、事件現場での北條、氷川、河野さんの会話。北條は、津上の前のあぎとが真魚パパを殺したとしたら? なんて話してました。そんな話の最中にも、氷川は目が霞むらしい。北條は「どうしました?」とか聴きながら、気がついてるようなようすでしたね。チャンス!って、感じでしょうか。いやぁ、色んな意味で。
 沢木邸のソファで寝てた涼。ああ、この邸ってば、こんなに豪華で広いのに、なんで具合悪い人間をソファに寝かしておくかな。ベッドくらい、いくらでも用意出来そうなもんなのに。なんてことはさておき、目を醒まして出ていこうとすると、沢木が呼び止める。で、津上のところへ行くという涼に、わざわざ「待て」なんて言ってから「彼を頼む」だそうな、沢木。義弟になるはずだった津上のことだからなのか? それとも・・・もっと、美味しい解釈が成り立つのか? でもって、その美味しい解釈のほうでむっとして涼は返事をしなかったのか? って、考えは、腐りすぎ?
 木野も結局、真島君に津上の居場所を知っているか? とか聴いて、出かけるようです。会ってどうするか解らないけど、会おうということらしい。
 そして、真魚に拒絶された後の津上は、何故かまたあんのうんに襲われて、埠頭へ。
 そこで、戦ってると、どこにでもいる(当たり前だけど)一般市民からの通報でg3xも出動。途中まで優勢に戦っていた津上は、途中でいきなり真魚の「近寄らないで!」って台詞が頭に浮かんできて、動きを止める。氷川が「戦ってください」とか言っても、微動だにせず。
 変身能力を奪われても、あんのうん察知能力は健在ってことなのか、何故だかそこに駆けつける、涼と、木野と真島。「よせ! 津上!」って、涼の叫びも虚しく、津上の変身能力も、謎の青年に奪われてしまう。
 必死で応戦するも、目が見えなくて的外れな攻撃を繰り出している氷川。それを、車の中から傍観している北條。変身がとけて、苦しむ津上。
 で、以下次週!
 今週はまた、りかさんが活躍してくれそうな場面いっぱいっすv

 

 

◆◆第46話◆◆

 結局、変身能力はみんなのとこに戻ってくるような・・・。真魚ってば、それはないんじゃないの? って、台詞が聴こえました。いいんか、美少女はちょっとわがままで身勝手なほうが、可愛いのか?

 

第44話第46話


 今回のあぶり出しは・・・身も蓋もないかも。

だって、仮面ライダーじゃん。結局のところ。ねぇ、このまま変身出来ないままあと6話も続くはずないし。けど、あの可愛い白い少年が木野じゃなくて、真島君のところに戻ってきちゃったりしてくれたら、真島君もあぎとの会に入れて、最終回まで出番あったりしないのかしら? と、勝手な妄想をしてみている。どうせ、一週間の命な妄想ですけどね〜。