真魚に否定されてしまったことで、自分もあぎとの力を否定したくなったのか、あっさりとあぎとの力を謎の青年に差し出してしまった津上。しかしなぁ。こんなに、簡単にあげたり出来るもんだったんなら、前半の涼の苦悩はいったいなんだったんだろう? と、くどいようですがしみじみ思うわ。
実際、渡す気がなかったのに、取り上げられた恰好になった涼は、津上を攻める・・・じゃなくて、責める。どうして、自分から手放すようなことをしたのか、と。でも、津上はもう自分たちはあぎとじゃなくなったんだから、これからは勝手に生きていけばいいとそっけない。別にね、最初から地球の平和を守るために戦ってたってわけじゃないし。津上にとっては、真魚を守るってことが存在理由みたいなとこあったから、その真魚から避けられるような存在になっちゃうなんて、本末転倒もいいとこなんでしょうけど。でも、色々な状況証拠から推して、津上の姉があぎと化したらしいというのと、恐らくはそれを苦にして自殺したんだろうということは、解るんだけど、それで姉が真魚パパを殺したという証拠はどこにもまだ見つかってないわけでしょう。結論、急ぎすぎじゃないんでしょうか?
一方、目が見えないことを北條に気づかれた氷川。なんでか二人で病院に行ってます。そればかりか、診察室のなかまで、北條が同行してる。いつのまに、こんなに仲良しになったんでしょうね、この人たちは。
そして、氷川の目には異常がないという医師の診察を確認してもまだ、病院の廊下で氷川を心配している北條。何かを企んでいるなら楽しみだけど、単なるいい人だったら、つまらないなぁ。氷川は、しばらく装着しないほうがいいと言う北條に対し、津上たちが変身出来なくなってるから、自分がg3x装着をやめるわけにはいかないって訴えている。自分が頑張っていれば、津上もまた一緒に戦ってくれるようになると思っているらしい。なんというか、健気で可愛い発想。
公式サイトによると、やはり真澄(めがねちゃんね)のらしいマンションに、木野と涼と真島が帰ってきている。で、これから誰があんのうんと戦えばいいんだよ。なんて、どうやっても戦えない真島が聞いてる。真島君の出番があるのは、どんな場合でも大歓迎っすけどね。
自分たちにはもう、どうしようもないと答える木野。でも、涼は意外に情の厚いところをみせてくれました。津上を放っておけない、んだそうです。へへ、絆とかも言ってましたよね。絆って、確かサブタイトルにもなってたような・・・。戦士の絆。恰好いいっすね。
もう、あぎとじゃなくなったからと、わざわざ真魚に報せてる津上。同居してるわがままなガキの顔色伺ってる情けないヒーローに見えてしまったんですけど、言い過ぎ?
真魚は、それでも津上を赦せない。美杉教授に真魚という名前の由来を聞かされ、泣きながら家を飛び出して、チャリで走る。と、それをあんのうんが狙っている。津上を放っておけないと、美杉家に来る途中だった涼が通りかかって、真魚を救出。とは言っても、戦えるわけじゃないから、ただバイクで一緒に逃げただけ。
そして、逃げる途中で、涼は真魚に説教してる。説教ってほどのことじゃないのかも知れないけど。あんのうんは、あぎとになる可能性のある人間を襲っている。あんたも、なるかも知れない。津上の姉も恐かったんだろうな。だそうです。
あぎと化することへの恐怖と、真魚パパ殺害容疑というのは、直接関係ないような気がします。今日の話って、どうにも、言葉足らずというか、展開早すぎるような気がしました。
そんな話をしているところで、またあんのうんに追いつかれた二人は、再びバイクで逃げる。
そこに、何故か木野と真島もバイクで合流する。あんのうんに攻撃されそうになる真魚と涼をかばって、木野はなんとかロードの攻撃をくらう。そして、津上も合流。とにかく真魚を逃がそうとして、あんのうんの棘を胸に受けてしまう。それでも、とにかく涼と真魚には逃げろと叫び、二人が去ってから、その場に倒れる津上。見ていた木野は、その場で棘の摘出手術。麻酔もなしで、やっているらしく、津上の叫び声がかなり痛そう。真島は、そんな津上を押さえてました。木野は木野で、さっきの後遺症か右手があんまりきかなさそうなのに、無理矢理手術して、見事に棘を抜き取りました。
でも、取り出した棘ってかなり長くて、それを取るにはかなり出血とかもしたんじゃないかと思えるのに、津上はその直後にバイクで真魚たちの後を追いかけるのでした。あぎとの力がなくなっても、超人的な身体能力だけ残ってたってことなんでしょうか?
また、あんのうんに追いつかれてピンチの涼と真魚。そこに、登場したのが氷川g3x。でも、目が見えないんですね、やっぱり。目に異常がないのに、それでも見えない。これって、何かの伏線ですかねぇ?
なんてことはさておき、どこから現れたのやら、北條さん。Gトレーラーに乗り込んで、氷川の目の代わりをしてました。見事な誘導です。氷川ってば、見えなくても、一匹始末しました。北條は、嫌な奴じゃなくても、美味しいとこもっていきますね。
けど、氷川の見えない目では、そろそろ限界か? ってところで、ぴんぴんしてる津上がバイクでやってくる。それから、また木野と真島も。
そこに、謎の青年登場。追い詰められた恰好になった、人間組(?)。真魚は、そこで「翔一君、アギトとして戦って!」
津上はその言葉を聴いて、謎の青年に殴りかかる。でも、見えないバリアに跳ね返されてしまう。目が見えるようになった氷川は、謎の青年を銃撃する。それ、当たるんじゃないの? という、危険な状況で、津上は再び謎の青年に立ち向かう。こんどは、しっかり殴れて青年が驚きの声をあげる。で、倒れた勢い(?)で、あぎとの力はあの白い少年の形をとって、津上と涼と木野にそれぞれ戻っていく。
また、変身×3で、残りのあんのうんをライダーが3人がかりで倒す。謎の青年は逃走。
予告でも驚いたけど、本編通して見ても、やっぱり真魚の台詞にはのけぞった。ここまで、身勝手なキャラじゃなかった筈なんじゃないかな。なんか、すごい嫌な子になってますよね。叔父さんから言われた名前の由来のこととか、涼の話とか、色々あって、それであぎととしての津上を受け入れるって流れだったのかも知れないけど、だからってあの場面で「戦って」というのは、いかがなものかと。
で、無事に美杉家に帰りついた真魚と津上は、すっかり和解。これ以上、こじれたのを見るのもたるいので、まぁ、いっか、って感じでした。
当然のように、真澄のマンションにいる木野、涼、真島。真島は、木野の手術を目の当たりにして、医者になることを決意したようです。
木野は、そんな真島を励まして、それから「コーヒーを」とか言って、カップを差し出す。素直に頷いて、真島はカップを持ってキッチンへ。
室内でまで、なんでサングラスかけてるの? と思って見てたんですが、涼が木野の異変に気づき、名前を呼びながらゆすぶると、サングラスがソファに落ちて、革張りのソファに当たっても絶対しないような効果音が鳴って(なんてことは、どうでもいいんですけど)木野は、ご臨終だったらしいです。これ、最初からメルマガで解ってたので、どういうシチュエーションで逝ってしまうのだろうかと、なんか今日はその場面の想像ばかりしながら見てしまったんですが、呆気ないおしまいでした。まぁ、こてこてされるよりも、木野のイメージ通りで良かったような気もしますが。
色々あったけど、最後には随分と無害なキャラに落ち着いてしまった木野っち。ご冥福をお祈りします。ってことで、今日の背景は黒だったりして。
呆気ない和解とか、呆気ないご臨終とかは、いいとしても、ま、いっかで済まされないことが、まだ残ったままですね。
真魚パパ殺害の犯人は、誰だったのか? とか、沢木ってホントは死んでるの? とか。そういうの、棚上げにしたまま、来週は――↓
◆◆第47話◆◆
予告映像見ても、いまいちなんだろう? って感じだったんですが、公式サイトの予告見たら、一ヵ月後らしいですね。一ヵ月後。その間、あんのうんは現れず、津上はとうとう美杉家を出たらしいです。しかし、津上にも涼にも新しい出会いがあってとか・・・いらないよ。もう、こんな切羽詰ったところで、女の新キャラなんか、全然見たくないよ。それより、真島君出してよ! あ、これって、あぶり出しの場所じゃなかったわ。へへ。
今回のあぶり出しは・・・多分当たってないだろうけど、ちょっと公式サイト読んで推理してみました。
双子使ってるというのは、あんのうんの特殊能力で、同じ人間を作るって話かな? あぎと化する可能性のある原本を消去して、ただの人間として作ったコピーと入れ替えるとか。もし、真島君のコピーが作れるなら、一体欲しいかも。