病院のベッドのうえで片平嬢が泣きながら涼に父の死を告げる場面。綺麗に泣くのって難しいんだなぁ、と思う。そして、あの甘えたような声が気色悪かった。
アギトに対する小沢さんの態度一変。「いつまで過去のことを根に持ってるのよ、男らしくないわね」と、今日も暴言はきまくり。しかし、その小沢さんも北條についてはなにかを根に持っていそうな雰囲気だ。そして、アギトの正体に興味津々なようすを見せられた尾室くんは「名刺交換でもしたらどうですか?」技の数まで印刷した名刺を持ち歩いてた某冒険野郎とは違い、紹介すべき自分自身が解らない津上には交換すべき名刺なんかないだろうな。とは言え、某冒険野郎も、交換してたわけじゃなくて、一方的に押し付けてまわってただけのような気もするけど。
そうして片平嬢に対し、津上の事情を語る際の真魚「この男、海で事故にあったらしくて・・・」君づけはさておき、この男、とはまたすごい言葉遣い。所有するオモチャに対する説明のしかただと思えば、妥当かも。
りんごのお見舞いを持参して片平嬢宅を訪ねる氷川。どうでもいいけど、このひともずっと単独行動なんだ。普通、女性一人で住んでる家にいくら刑事でも単独で訪ねていったりしないと思うけど。
それにしても、嬉しそうにりんごをむく津上。りんごが単に好物だったのか、それとも氷川の持ってきたものだからそれが嬉しかったのか、どっちなんだろう? 実は居候の身だから、遠慮して好物でも言い出せず、毎日自作の大根で我慢してたから、その反動が出た・・・というのは考えすぎだろうな。
ところで、今日の被害者。あのマフラーした男がアンノウンにやられるときに、津上はどうして反応しなかったんでしょう? と、思ったら、片平父のときもそうだったんだよ。いきなり助けに走り出すのと、無反応なのとのケースの違いというのは、どこに基準があるんでしょう?
そして、片平嬢宅から出てくる氷川を待ち伏せしている北條。実は、北條ってば氷川の待ち伏せが得意技?
本日も嬉しそうに過去を調べてきたことを報告しています。もしかしたら、彼の厭味攻撃のシーンというのは毎週の必須項目なんでしょうか? 6話まで見てきて、北條が氷川に厭味もしくはそれに類する意地の悪い発言をする場面がなかった回はない気がする。すごい、氷川いじめ専属キャラなんだろうか。恰好いいvv
ところで、氷川の過去。予想は大外れ。そりゃあ、そうだよね。はは。なんてことはさておき、フェリーボートのあかつき号。なんだか、今のタイミングでは痛いエピソードだったけど、変えさせられなくて良かったです。そして、それが半年前のことで、その事件で一人だけ行方不明だとか。それって津上のこと? でも、半年前? 半年で大根はあれだけ立派に育つんでしょうか? それとも引き取られたときにはもう植えてあって、世話の続きをしたのか? と、かなりどうでもいいところに引っ掛かるのだった。そして、そんな大層な事件で遭難したのだったら、その直後に海岸に打ち上げられた記憶喪失の人物について、すぐに警察に照会して身元が解ったはずです。それが、いまだに解らないまま放置されているということは、実は美杉教授はすべて把握したうえで黙って引き取ったのか、警察側の隠匿したいなにかのために、探してもらえなかったということか。
でもって、その口止め料がわりの賄賂としてG3の装着員になったと北條は指摘したけど、それほどの英雄がもらって嬉しいものでもなさそうな気がする。装着員。今のところ踏んだり蹴ったりで、痛い思いもかなりしてそうだし・・・。
片平嬢は「私もあなたの支えになりたい」などという台詞をはいた下の根も乾かぬうちに、前言を翻す。何故だか逃げたはずなのに目のまえに落ちてきて、ギルスの姿に変わった涼を見て、父の死や自分が狙われたことすべてを涼のせいだと断定し、彼の事情はなにひとつ問い質すこともないままに、巻き込まないでと懇願する。この彼女の言動には首を傾げる。弱虫でわがままな男が好きだと断言したなら、その好きな男がどういう経緯であんな姿になったものやら、そうして本当にそれが原因で自分の父が殺されたり我が身に危険が降りかかってきたのやら、しかるべき確証を得てから判断するのが妥当だろう。ずっと放っておかれても、それでも好きだった男のことなら、悪く思いたくない、あんな姿なにかの間違いだろう、信じたくない、というのが自然な気持ちの動きだと思うんだが、あまりにあっさり全部好きだった男のせいに出来るというのは、ある意味単純で悩まなくてすんで羨ましい頭の構造かも知れない。ただ、そんなのがゼミで優秀だから真魚の家庭教師にと連れてこられたってことは、美杉ゼミのレベルも知れたということか。すぐに田舎に帰る脇役だと思えば、多少言動に破綻を感じても、いなくなってくれてラッキーかも知れない。
ところでその彼女が田舎に帰るというので真魚は「淋しくなるね」と言うが、津上はけろっとしている。「会いたくなったら、会いに行けばいいんじゃない?」と。しかし、その軽い口調では、あんまり会いたくなることもなさそうな印象。だいたい、会いたいときに気軽に会える距離じゃなくなるから淋しいという主張だったようにも思うのだが・・・。
さて、カラスを背負って登場のギルス涼。彼はケモノなんだそうで、戦い方もワイルドだったり、口がぱっかり開いたりするんでした。
でも、コーチに裏切られ、恋人にも逆恨みされ、人間不信で世を拗ねてもおかしくない状況で、彼女のために戦うギルスは、当初のイメージから大幅に外れているのだった。もっと、悪い奴になるんだと思ってたんだけど、どうなんでしょう?
三雲女史のまわりに出没する少年。やっぱり、なんとなく彼女を守ってる感じなんだけど、お母さんだと思ってるの?
少年に命令されただけで、アンノウン自殺。やはり、彼がアンノウンの支配者なのか?
◆◆第7話◆◆
氷川はG3の装着員を外されてしまうのか? 「陰謀の仕掛人はもちろん透だ」by公式サイト。やはり、陰謀だの仕掛人だのと、なんか北條ってば悪者っぽい。
津上はどうしてか記憶が戻るかも。で、倒れた津上を助け起こそうとして、その手から記憶を読み取ってしまう、という展開らしい。真魚ってば、接触テレパスだったのか。