蓮が思い出したのは、優衣の兄貴の大学のことで、そこにバイクを走らせる途中で、車二台に絡まれる。しかし、あの車二台、何がしたかったのかさっぱり解らない。バイクの兄ちゃんをからかおうとしたら、逆に自分らの車をぶつけることになってキレたってことなのか? でも、蓮の運転は別に普通だったし、昔何か問題を起こした相手でもないんだったら、あんな風に絡まれるのは不自然だったんじゃないのかな。なんだか意味不明な展開だったんですけど、とにかく蓮をかばって真司が割って入り、編集長の名前がきくとか言いつつ、蓮は先に大学へ行かせる。でも、編集長の名前を出しても、結局はボコられる真司。名前がきく、って意味が、ニュースのネタにしてサラしてやるって意味なのかと思ったんだけど、そうでもなかったみたいです。
一方、優衣は兄の大学で彼のいた研究室はなくなっていることを確認。メンバーの写真をカラーコピーしていると、そこに映っている一人から話しかけられる。なかなかすごい偶然です。で、話しかけてきた青年は、優衣の顔を見てすぐに神崎の妹だと気がつく。似てないと思うけど、他には心当たりがなかったのか。ここの大学が兄のいたところってのはずっと前から解ってたことで、行方不明になってから探してて、写真眺めては早く会いたいとか思ってた妹が、今までこの大学のことを放置してたってことなのだろうか? 門前払いしようとした大学教授はまた来たのかってな態度だったから、以前にも訪ねてみたけど、収穫ナシで諦めてたってこと? でも、研究室が解散してることも知らなかったというのは、あまりにも諦めが早かったんじゃないでしょうか? そのくらいのことは、すぐにでも調べがついてて良さそうなもんなのになぁ。仰々しく封印された401号室なんかがあったら、そこいらの大学生に聞いてまわってみたって、それくらいの情報は簡単にもらえそうなもんだし。
で、今更ながら出会った研究室の生き残りに事故の件を教えてもらう。実験は、優衣のために行われた。そのせいで、一人殺されたようなものだとまで言われた。けど、何がどういうわけで優衣のためだったのやら、そこまでは説明を求めなかったのか、それとも優衣は聴いたけど、そこの場面ははしょられたということなのか。
蓮の記憶のなかの彼女。すげーブスとは思わなかったけど、動作言動がきしょい。去年の翔一姉の「こっちへきてぇん」に匹敵するくらいの気持ち悪さだった。制作者側は(つーか、監督なのかな、この場合は)もしかすると、駅や電車で見かけるバカップルの女のほうみたいなのばかりが、彼氏に対する彼女の態度だと勘違いしてないだろうか? あんなのは、本当に恥ずかしいごく一部の女だけで、ごく一般的な彼女の彼氏に対する態度ってのは、もう少しさらっとしてると思う。ああいう態度って、どっちかっていうとエンコーしてる高校生が鼻の下のばしたおじさんにおねだりするときのもんじゃないかと思うんだけど、それこそ私の勘違いなのか? だいたい、研究室がヤバげだと解ってるなら、欠席するなり辞めるなりすればいいんで、蓮に早めに迎えに来いと頼む意味が解らない。そういう研究室とかっていうのは「今日は彼氏が迎えに来たのでもう帰ります」とか言ったら、すんなり帰れるところなんですかね? そんな理由じゃ普通なら顰蹙買うんじゃないのかな。歯医者の予約がとか、頭痛がひどくて、とか波風立てないですむ理由なんか、他にいくらでもあると思うんですけど。それとも、研究室が嫌で早く帰りたいというのは口実で、誕生日だから早く迎えに来てもらいたかっただけなのか。それなら、まだ理解出来るような気がする。
喧嘩最低、性格変えろと言ってみたり、そんな蓮が好きだと言ってみたり、そこだけだって矛盾してるし、わけ解らない人なんでした。
ふらふらとホームレスちっくなようすで彷徨ってた江島教授は、封印のカードで一度はモンスターから逃れるものの、結局手に持ってよろよろ歩いてるうちに、川に落っことしてしまう。大事なものなようなのに、拾いにいかなかったのは、川面が太陽を反射してキラキラ光ってたから、鏡と同じ役割しそうで恐かったせいでしょうか? で、神崎兄に助けを求めるべく大学へ。しかしな、この人は事件以来ずっとこんな常態でそこいらをふらふらと歩き回っていたんでしょうか? としたら、今まで無事だったことのほうが奇跡的かも。
惨状もそのままに残る401号室は、何故だか仰々しく封印されてたはずなのに、鍵が外れていて、入り込んだ優衣はそこに立ち尽くす。
蓮は当日のようすを回想しながら、研究室へ。401号室のドアを開けると、神崎兄に「俺を殺すか、戦い続ける道か、どちらかを選べ」と言われている。サングラスを取り落とし、倒れる恋人と、コウモリの姿。これも、また意味不明。神崎兄を殺したらどうなったっていうんだろう? 恋人の仇うちが出来たってこと? で、戦い続けたらどうなると? どうやら生きてはいるらしい恋人が、いずれは目を醒ますということなのか、それとも、意識を戻すかどうかは無関係で、ただ恋人を襲わせないためにコウモリと契約して別のモンスターで食欲を満たさせているってこと? 神崎を殺して戦い続けるとか、神崎を放置して戦いも拒否って選択権がなんでなかったのかも疑問。
さて、そんな回想からさめると、その部屋には優衣が立ってる。で、追いついてきた真司はぼこぼこにされててすごい顔になってる。でも、蓮はただ思い出したことだけを告げ、真司はそれを喜んでいる。
そこに、救いを求めて江島教授がモンスター憑きでやってくる。で、その気配に反応する蓮と真司。二人がかりでなんとか教授からモンスターを引き剥がし、変身してモンスターを追ってミラーワールドへ。2対1の卑怯に見えちゃう戦いの末、モンスター撃破。でも、龍がエサ食べようとしたら、ナイトが槍投げて邪魔して、コウモリにあげちゃいました。そのあと怒ってる龍騎は、真司と同じような仕草でなんか可愛らしかった。
教授はモンスターの攻撃で瀕死の常態。駆け寄った優衣を指差して「神崎優衣。あんたさえいなかったら」と言い残して死亡。ますます、悲劇のヒロイン路線を突っ走る。美味しい展開なんだけど、もう12話なのですよ。30分番組とは言っても12話まできてるんだから、少しは演技がマシになってても良さそうなもんなんだけど、この人少しも進歩しないんですね。せっかくこんな美味しい役回りなのに、いつまでも学芸会で哀しいです。
ところどころに出てくる。オレジャーナルの場面は、車両からの乗客全員消失事件をどう解釈するかの議論に終始。でも、結論は出なかったようです。今回、あってもなくても同じような場面でした。
戦いすんで、優衣を後ろに乗せて真司とともに花鶏に戻った蓮は、行くところがあると単身病院へ。そこには、どうやら意識不明のままらしい恋人がいる。部屋にあった小さな鏡でコウモリが騒ぐのを、拳で殴りつけて鏡を割ったりしてる。契約してるんだったら、そこまでしなくても・・・それとも蓮のいないところで勝手にエサとったりするんでしょうか?
哀しそうに恋人を見下ろす蓮・・・で以下次週。
解ったことも色々あったけど、理解不能なこともますます増えて沢山「?」を書いちゃいました。
◆◆第13話◆◆
噂の彼は占い師らしいっす。そして、前の特撮のときの役とはかなりキャラが違うとか。ぽややんと呑気そうな感じなんでしょうか。真司とキャラかぶってないのか。それから、ごろちゃんもまた出てくるらしいです。真司ってば、あの展開で弁護士がゾルダだって気がついてないとはびっくり。変身ポーズ見せられたせいか、ごろちゃんをライダーだと思い込んでるらしいです。この一週間は、いつもに増して長く感じるかも知れないですね〜。
↓今週も、あぶりだし。
蓮の不機嫌そうな態度をものともせずに笑い飛ばせる傍若無人でやたらと元気よくて可愛いキャラ(例えば誰とか、言わなくても解るかたには、解る。ってことで)か、クールで蓮以上に近寄り難い雰囲気の美人タイプじゃなきゃ、蓮の恋人として納得いかない。あの女は普通過ぎて中途半端。なんであんなのと付き合ってたのか、なんであんな彼女のために命懸けで戦うのか、全然説得力なし。