印象的な台詞が目白押しの14話でした。なので、今回は台詞を中心に感想を書いていこうかと思います。
「せん・・・せい・・・」という最期の言葉を遺して死んだフリの吾郎ちゃん。わざとらしくしっかりカードデッキを握り締めていました。それ、何につかうもんだか、この人はどこまで事情を知っているのか、謎です。で、号泣する弁護士。この状況でホンモノの涙が出るとはさすがです。しかし、普通変死だったら、警察呼ぶでしょう。自分の車で帰ろうとしてる北岡見ても真司は不自然に思わなかったのか? そんなおバカさんなところも、可愛いですが。
「いくら俺がスーパー弁護士でも、あの状況でおまえを犯人に仕立て上げるのは無理だ!」これはもう、とにかく頭の中で「スーパー弁護士」って言葉が、たまに「スーパー課長」と混ざりながらぐるぐる回って、大笑いでした。平然と、当たり前のようにこういう台詞を言ってのける弁護士が素敵v
「奇麗事で戦ってるやつは、自分の手が汚れるともろいよ。あいつもう、終わりかもね」という、弁護士の陰険な目がまた素敵。しかし、こいつだってまだ人間殺したことはないんじゃなかったっけ? 実際、目的が不死だったとしても、だからって他人を殺して罪悪感を感じないですむのかどうかは、別問題。誘拐犯の奥さんの手術費を出してしまうほど結構お人好しな彼も、結局はもろかったりするんじゃないでしょうか?
さて、見映えのいい男が並んでいる姿というのは、素晴らしいもので。蓮と海之。
「おまえに迷いが見える。本当に誰かを殺せるつもりか?」蓮は、殺してましたけどね、かに刑事のこと。でも、アレは優衣を誘拐したり、殺した男を壁に埋めてたり、悪人なところしか知らない相手だったから、出来たことかも知れないですね。
写真撮影している、弁護士と吾郎ちゃん。
「最近、この角度も発見したんだけど、どうよ?」「それ、もらいます」
弁護士、どこまでも笑わせてもらいます。口笛の場面といい、この角度の件といい、最初からこうなる予定で井上さんと話し合ってたんでしょうか、小林さん。うまい具合に笑いをもってきてくれてます。ナイス♪
一人、シリアスドラマになってる真司。雑踏のなかで頭に響くのは、後悔し自分を責める言葉ばかり。なんか、恰好いい場面でした。
「俺が、モンスターじゃないかよ」
と、これもまた、キましたね。綺麗な顔に憂いを浮かべて・・・美味しい場面ですvv
花鶏の二階(多分)でぼんやりしている真司に、もう少しで襲いかかりそうだったドラグレッダー。でも、優衣がかばったら、どっかに行ったみたいです。優衣って、何かモンスター避けでも憑いてるのか?
「ライダーなんかやめる」と、部屋を出ていく真司。やめると言って簡単にやめられるんでしたっけ? そっか、別にあかつき号に乗ってたわけじゃないし、腹に石も入ってないし、悪の組織に改造されたわけでもないしな。
優衣に頼まれ、真司を探す蓮。なんだかんだ言っても、真司を放っておけないんですね。で、外でまたドラグレッダーに襲われそうになっているところを、ダークウィングが邪魔して助ける。北岡が泣いてたって真司の台詞で、からくりに気がつく蓮。でも、すぐには教えてあげないのね。自分が説明しただけでは納得しないと思ったのかしら?
ギター弾いてる北岡。エレキをアンプなしで弾いてるんで、音がしょぼい。なんてことはさておき、死んだフリしてたわりには普通に電話に出ている吾郎ちゃん。声だけでは、判別つかないと思ってるのか? 相手は玲子さんで、一緒に食事でも、と言われ嬉々として承諾する弁護士。弁護士って、暇なのか?
例のエレベーター前にくると、モンスターの気配がして、変身しようとする弁護士。丁度タイミング良くエレベーターのドアが開いて、乗ってたのは真司だった。ここのエレベーターって最上階までノンストップだったと思うんだけど、真司上から降りてきたのか? その直後、向い側のエレベーターが開くと、乗ってたのは吾郎ちゃん。弁護士、吾郎ちゃんもデートに同席させる気だったか? とにかく、気まずい雰囲気。で、そこに現れる蓮。
「おまえほど腐ってる奴はめずらしいな北岡」蓮がすごむと、またこれが恰好よくて、巻き戻して何度も見ちゃうのだった。
「あんた、生きてたんだ、良かった」と、吾郎ちゃんの手を握り締めて喜ぶ真司。まるで、騙されても「可哀想な人はいなかったんだ」と喜ぶ、ちょっとまえのCMのような反応です。純真で優しい正義の味方。ヒーローの王道です。さすが、真司です。
「確かにこいつはバカだが、俺やおまえよりマシな人間かもな」という蓮の台詞もいい感じです〜。
そして、なかなか手を放さない真司の両手を逆に握ってあげてから、ぽんぽんと宥めるように叩いて去っていく吾郎ちゃん。吾郎ちゃんは、無口だけど、ちょっとした仕草で優しいって解る人なんですね〜。見た目と中味のギャップがいい感じですv
我に返った真司は、そこで始めて弁護士への怒りをあらわにするけど、もう帰った後。しかし、モンスターの気配を感じ、かすかにカードデッキを見詰めて迷うそぶりを見せながらも、意を決して変身する真司。それを、見詰める蓮の眼差しが、とっても優しくて・・・ふっきれたようすの真司のことを喜んであげているのですね。
駐車場では、玲子さんに送りつけた弁護士のパネルが落書きされて、車のフロントグラスに貼り付けられていました。それを、不愉快なようすで殴る弁護士。彼は彼なりに、蓮の言葉を重く受け止めていたということでしょうか。笑って何も感じないそぶり、っていうほうが今までの弁護士らしかったかも知れませんが、吾郎ちゃんの前でだけは、恰好つけないで本音を見せられる、ということかなと解釈しました。へへへ。
モンスターとの戦いは、龍騎とナイトの連携で、見事に勝利。変身後でも、二人の会話の場面というのは、しっかり真司と蓮に見えるところが、すごいです。今回は、ちゃんとドラグレッダーにエサをやれました。めでたし、めでたし。こうなってくると、前にナイトがエサとっちゃったのも、これの伏線だったんでしょうね。計算されつくした、素晴らしい脚本だわvvv
戦いすんで、一家団欒。こんどは、しっかり乾杯にも参加する蓮。ワインを一気飲みするのはちょっと勿体無い飲み方かも。でも、彼もまた何かをふっきれたということでしょうか。こいつらと馴れ合うのはもう、仕方がない、という運命を受け入れたのか?
あんまり出番がなくて残念だった占い師。最後の最後で、不穏な雰囲気をかもし出してくれてます。ナイトの危機か? で、以下次週!
◆◆第15話◆◆
また新しいライダーが出てくるんですね。それと、占い師と真司が会う場面もあるのかな? どんな会話になるのか、とっても楽しみです。
↓毎度腐ったあぶりだし。
突き放した態度をとりながらも、真司を放っておけない蓮。兄のような優しい視線で見守って・・・ではなくて、やっぱり勘繰るところは、しっかり勘繰ってしまうのだった。いやぁ、吾郎ちゃんへのあの真司の素直な反応に、惚れ直したに違いない。私の勘に間違いはない!