懲役10年。というのが、弁護士がギャラの範囲で全力を尽くした結果だそうな。しかし、判決って裁判官から直接言い渡されるもんじゃないのかしら? そして、初犯で懲役10年で、あの弁護士が一応全力ってことは、2.3人は殺してるんだろうな。「苛々したから」ね。シャンゼの暁とは大違いの役だったけど、見場の良さは相変わらず、というよりも歳とってあの頃より色気が出てきた感じで、いい眺めでした。
皿洗いしている占い師。そして、おばさんとの対決(?)は、やっぱりおばさんに軍配があがるんでした。「私の勘に間違いはないわ」ってのは、やはり最強なのか。海之は「俺の占いは」までしか喋らせてもらえなかったもんなぁ。あの、直後のひきつった顔も素敵でしたわ。
そして、真司との会話を回想している。「秋山をライダーと戦わせるのだけは避けろ。奴を殺したくなければな」なんて、まるで宣戦布告?(どうして、そうなる? てへ)それに対する真司は、誰であってもライダー同士の戦いは止めると答えていましたが。蓮を死なせたくないという気持ちでは、一致をみているんでしょうね、この二人。海之自身は、やはり戦いを避ければ生き残れるのだという自覚があるのかどうか。
そして、仕事中に会社のパソコンに「蓮の戦う理由」なんて打ち込んでいる真司。もう、頭の中は彼のことでいっぱい、というところでしょうか? むかしはよく少女マンガなんかで、好きな人の名前を授業中にノートにどっさり書いたりしている女の子が出てきたりしましたが、今だとパソコンなんですかねー。(いまいち、感心する場所が間違ってる?)
純と弁護士のツーショットは、まるっきり大人と子供っすね。この身長差はすごい。純は最初の印象より、どんどんいい感じになってきていて、もうすぐ死んでしまうのかと思うと残念でなりません。「もともとたいした犯罪じゃなかったし」なんて弁護士は言ってたけど、ハッキング(クラッキング?)して、企業の商売道具であるデータをごっそり盗む、そして、その企業を恐喝する、というのは「たいした」犯罪のような気もするんですが、私の認識がずれているのでしょうか? 大学のサークル仲間を怪我させたゲームもなぁ、はまった仲間たちにとってはたまらん話だったんだろうが、殺人ってわけでもないし、直接手を下してもいないし、ということなのかしら?
そして、純もライダーだと気づき、自分もライダーだと明かす弁護士。すぐに戦おうかと弁護士は胸ポケットに手をやるんだけど、純がパスして、その場は戦いにならない。「もっとマシな奴はいなかったのかねぇ」なんて言ってましたが、彼自身もあんまり「マシ」な存在とは思えないのでした。いやぁ、吾郎ちゃんとセットで目の保養なのは間違いないんで、私自身は文句ないっすけど、一般論としては、ってことです。はい。
ところで、拘置所にも自由自在に出入り出来る兄ちゃん。そして、懲役十年の犯罪者をいとも容易く脱獄させてしまう兄ちゃん。彼の中では、優衣を守ることが最優先事項の正義だったとしても、守られる妹はたまったもんじゃないっすね。
オレジャーナルではまた食事の場面か、と思ったら、令子さんから電話で犯罪者の脱獄が知らされる。浅倉威、懲役十年。ああ、ここんとこも間抜けな台詞でしたね。普通だったら「強盗殺人で三人殺して、懲役十年が確定した犯罪者です」とか「下着泥棒の常習犯で余罪の万引きも三百件ほどある浅倉という……(だったら、嫌過ぎる。だいたい、下着泥棒や万引きじゃいくら常習でも懲役十年は無理だわ)」とか、具体的な台詞がきてよさそうなもんなのに。でも、子供番組だからあんまり生々しいことを言うわけにはいかんのでしょうな。残念なこってす。
で、連絡を受けた編集長は期待で目を輝かせる真司に「そこの丼かたづけといて」言われた真司は、片づけかけて…すっかりノリツッコミ状態でした。オレジャーナルと浅倉の纏う空気の落差の激しさがいい感じです。
そして、初めてジャーナリストらしい仕事をしているとはりきる真司だったけど、バイクで現場に向かう途中で、モンスターの気配を感じて、Uターンしてしまう。「一生ジャーナリストになれないかも」なんて言ってましたが、一生仮面ライダーってのも、かなり辛い話だわ。そのうち競馬のCMとかにも駆り出されたりとか、映画では警視総監させられたりとか…すみません、虚実入り混じりすぎっす。
さて、ここもまた微妙に空気の色が違う北岡弁護士事務所。弁護士の食事中に、吾郎ちゃんは何してるんでしょう? 作って食べさせるだけ? 吾郎ちゃんはいつ食べるの? なんて疑問に思いつつ見ていると、浅倉のことで取材にと令子さんがやってくる。そして、時間差で令子さんのあとから浅倉本人も。間一髪殴られそうになった弁護士を、吾郎ちゃんが守る。この場面、悲鳴をあげてた令子さんは三人とも放置なんですね。
浅倉は弁護士を逆恨みして殴る目的でやってきたわけだけど、警察がきたのでその場は立ち去る。追いかけようとした吾郎ちゃんを弁護士が止める。でも、令子さんはインタビューより浅倉優先で行ってしまう。弁護士、まるで止める気もなく見送る。美人に嫌われたくないとか、口では言うけど、実際には吾郎ちゃんさえいればいいんだろう、君は。と聴いてみたいところですね。本日の吾郎ちゃんの台詞「…先生」×2で終了。台詞が極端に少ないけど、存在感はばっちりですね。
その場面を何故か見ている純。彼は、この展開が嬉しいらしいです。ゲームに夢中になった奴らをバカにしながら、彼もまたお子ちゃまなノリ。
わざわざ犯罪者のところまで出向いていって、弁護士もライダーだと戦いをけしかける純。「ライダー同士は戦うんだったな?」という浅倉に「そうだけど、この頃そのルール守んない奴がいてさー」と言ってましたが、今週の放送見る限りでは、彼自身が全然守ってなかったりしますね。弁護士とも戦わないし、浅倉もけしかけるだけだったし、そのうえ龍騎を助けにいったりしてます。まぁ、彼にとってはライダーでいることも退屈退治の一環で、ゲームと大差ないことなんでしょうけれど。
ミラーワールドでは、ドラグレッダーが久し振りにお食事してました。で、戦いすんで戻ってみたら、ファミレスの中は、警察に追い詰められて、子供と数人の客を人質に篭城している浅倉、って場面になっていた。壁の向こうからこっそり覗き込む真司はまるで明子姉さん。(←意味が解って、思わず頷いてしまったあなたはきっと同世代v)
そしてまだ苛ついている浅倉が拳銃を構えて恰好つけてた(?)ところで以下次週!
今週は、蓮がワンカットしか映りませんでした、かなり残念。でも、浅倉はいっぱい見られたから、よしとしよう。(偉そう?)
◆第19話◆◆
「オガワエリのことは諦めろ!」思わず「そーだ、そーだ!」と援護したくなる手塚の台詞なのでした。で、変身六連発? まぁこれが、予告用の編集だったりすると、本編にこの場面はなくなっちゃうんだろうけど。見たいですね、是非。「神崎士郎も人が悪いよ」という弁護士の台詞も、どんなシチュエーションで言われるのかとても気になります。そして、浅倉は弁護士をよべって警察に要求するんですね。まだ、全然諦めてないってわけですね。
↓妄想ばっかりなあぶりだし。
浅倉の弁護士への執着は、ある意味、愛? そして、蓮を気遣う二人の男。もしかして、三角関係の二乗っすか?
そして、予告の海之の台詞のあとには「俺がいるじゃないか」でしょうか? それとも「城戸がいるだろう」でもあり?