ミラーワールドでの制限時間を過ぎたらどうなるのか、ずっと疑問に思ってましたが、どうやら無茶苦茶疲弊してしまう、ということらしいですね。それでも、まだ居座ったら死ぬんでしょうか? 自分からまだ遊んでいけとまで言った浅倉自身、ばったり倒れてしまうオチ。自分の身体だって、辛そうだったのに、そもそも登場場面からこの人、壁に額を打ち付けてたりしたし、自傷癖でもあるってことかしら?
結局、なんだかんだ言っても、協力して戦い、手に手を取って(いや、手はとってなかったか、取ってたように見えたのは私の妄想ですね。すみみません)花鶏に帰るんですね。
「おまえに借りが出来たかも」「じゃあ、借金と帳消しにしろよ」とかなんとか、もう、すっかり仲良しさんな二人の会話が微笑ましいのでした。さっきまで、戦うの戦わないのって真剣な顔をして話していた二人とは思えないほど、幸せそうです。(幸せなのは、私ですか? う、そうかも)
それにしても蓮ったら、何時の間に借金の金額を5倍に引き上げてたんでしょうか。ふと思い出してしまいました。うちの会社の田舎のほうの取引先のおじさんは、売掛金を綺麗さっぱり精算するというのは、会社との取引を終了するという意味だと解釈してるそうです。「おたくはそうやって、うちとの付き合いはやめる気なのか?」などと、開き直って支払いをしぶっているとか。売掛金というのは、ひらたく言えば、会社がしてる借金のことです。ということは、蓮ってば真司に対する借金をこっそり増やして、繋がりを太いもんにしようと企んでいるんじゃ?
「返せよ、15万」と言われた後の真司ってば「15万な…って、3万だろう!」って、しっかり乗り突っ込みやってました。大笑い。
謎の邸では、海之VS神崎兄! 相変わらず、言いたいことだけ言っていなくなる神崎兄。海之は、神崎兄の消えた部屋で、スケッチブックを拾い上げるが、中味は空っぽだった。ますます、あの子供たちの絵がモンスター化か? って可能性が濃厚になってきました。
花鶏では、その海之と真司、蓮の場面。すっかりふっきれた様子の蓮に対し「憑き物が落ちたようだな」と相変わらず鋭い海之。「おまえに見透かされるのも慣れた」と、今まではいちいち図星をつかれてむっとしてた蓮が、笑ってました。なんとなく余裕の笑み。その笑みの意味をまた、色々と想像してみたり。いや、まぁ、ほら、二人で仲良く帰ってきたわけだし。ねぇ。
蓮は倒れたという優衣の様子を見に行き、部屋には真司と海之が残る。真司は、蓮のために今は戦うって答えを出したことを海之に話す。
そして、海之のほうは例の邸の話。先週、あの写真を見たときには、ちゃんと昔の丸の内線の赤い車体が映っているものと、勘違いしてしまいました。どうやら、あの写真に写っていた赤は、銀色に赤い線の今の車両の赤だったらしいです。で、窓にいる二人の兄妹は、近所の子供かも知れない、という。けど、どう考えても普通の人間じゃないあの兄妹。あれが、本人たちだったとしても、全然不思議じゃない感じがしてしまいます。
何故かコインではなく、マッチをすって、次に死ぬライダーを占う海之。死ぬのは海之自身だというのが、その占いの結果だったようです。なんとも言えないあの微妙な表情や、淡々とした口調が良かったです。
翌日は、普通に出社してオレジャーナルにいる真司。浅倉の生存の可能性があると書いている記事についての、クレーム電話。なんで、可能性を否定しないってだけで、クレームになるのか解らないけど、世の中、なんでもかんでもケチつけたい輩がいるようなので、そういうのもありかも。で、令子、島田、編集長が代わる代わる電話に出て反論するも、処置なし。切れた編集長は坊主になるとまで宣言。この手のクレーム相手にいちいち坊主になっては、髪がいくらあっても足りないって。ん?
島田さん、いつにも増して変な髪形だよって思って見てました。令子さんに真剣な顔をして、浅倉の取材は一人で行かないと約束してくれと迫る真司。いやぁ、男だねぇ、恰好いいねぇ。と、思ったら、島田さんの今までの「淋しい」心が爆発したのか「おまえは誰だ?」と、真司に詰め寄る。どう見ても、別人の言動としか思えなかったようです。もしかして「真司君って、おばかさんで頼りなくて、仕事も出来ないけど、そこがほっとけなくて好きv」とか思ってたんでしょうか? いやぁ、思ってそうな心当たりがないこともないですが、島田さんだったとは。ははは。
それにしても、詰め寄られて逃げる真司の捨て台詞「ちょんまげ」にも、笑った。
優雅な空気漂う弁護士の事務所では、浅倉の生存について話している二人。ライダーがそう簡単に死なないと断言する弁護士に、何か思うところある様子の吾郎ちゃん。めずらしく、この人の台詞がいっぱいある。買出しに行ってきますとかも言ってました。いや、普通の台詞なんですけど、この人が「先生」以外の台詞をはくと、なんだかとっても新鮮です。
そして、買出しのはずの吾郎ちゃんは、花鶏に来て蓮に浅倉のことを聴く。「あいつは先生を狙ってる」「あいつは誰でも狙う」「やっぱり生きてるんだな」と、相変わらずシンプルな台詞でしたが、吾郎ちゃんが先生以外と喋ってる場面も、なんだか貴重。
花鶏でもずっと一緒に住んでるようなのに、わざわざ外で待ち合わせの海之と真司。いったい、何のためだったのか、よく解らないけど、なんでライダーになったのかという真司の質問に対し、本当は親友がなるはずだったと答えた海之。回想場面にちらちら映った親友さんは、そのちらっとしか見えない長髪茶髪見て真司かと思ってしまった。話の流れから別人だというのは解るんですけど、何せほんの一瞬ずつしか映らないし、ほとんど顔は見えないもんだから、あの横顔だけじゃ、子供には真司と見分けがつかないんじゃないでしょうか? 今時の子供は、私よりお利口さんだから、大丈夫か。
吾郎ちゃんの帰ったあとの花鶏で、モンスターの気配を感じた蓮は、外に出て吾郎ちゃんを追ってみようとするんだけど、もう既に跡形も無い。吾郎ちゃんは、浅倉と体面して、また変身ポーズで構えたんだけど、あっさり蛇に捕まっちゃったようです。
浅倉は、当然のように弁護士のところに電話。吾郎ちゃんを捕まえたから、他のライダーも一緒に連れてこいって。無茶苦茶言ってます。だいたい、蓮に真司も連れて来いって言うならまだ解るけど、弁護士に他のライダー呼んでこられると思ってるところが、すごい。この傲慢ぶりが徹底してるところがまた、素敵v
浅倉からの電話の直後に、弁護士の事務所を訪ねていく蓮。しっかり、吾郎ちゃんを心配してるんだろうか。優しいなぁ。でも、助けには行かないと言い張る弁護士。自分のためだけに戦う。でないと、おまえらみたいに弱くなる。というのが、その理由だそうな。自分を心配して出てきて、それで捕まったという話を聴いても「吾郎ちゃんならそうだろうね」とか、こっちもまたなかなかな傲慢ぶりを発揮してます。浅倉は誰彼構わず傲慢。でも、弁護士は吾郎ちゃん限定で傲慢、ってところでしょうか。
男優倶楽部のりょーへいさんの記事読んだら、でも北岡って女性陣には指一本触れてないんですよね、とか言ってます。触れてないんですよね、よりも「女性陣には」ってほうが、妙にひっかかってしまう私だった。そうだよね、女性陣「には」だよね、と。
で、本当に助けには行かずに、蓮に戦いを挑むしまつ。いいんですかねー放置して。まぁ、吾郎ちゃんは強いから、戦うことばっかりしか考えてない浅倉の単細胞さをついて、自力でなんとか出来ちゃうってこともアリかも知れないっすけどね。今のところ、ライダーとしか戦う意志がないみたいだし、浅倉のほうは。
一方、モンスターに捕まった海之。助けに駆けつける真司。そして、二人ともミラーワールド突入。このモンスターに親友殺されたって話なのか。てっきり浅倉なのかと思ったんですが、それにしては、よく考えてみたら浅倉に会ったときのリアクションが軽めだったかも。で、負けそうになってるのに、むきになってるライア。らしくないと龍騎が止める。なんか、萌えるじゃなくて、燃える場面でした。
弁護士事務所では、戦うために変身した弁護士と蓮。ゾルダの顔のアップが映ったところで、以下次週! あ、でも、蓮に助けないのかって聴かれて、ちょっと声を荒げたりして、弁護士かなり動揺してましたよね。クールに悪い奴ぶってても、めっきがはがれるのは、簡単だったりして。そこがまた、このキャラの面白いところかも、と思いました。
囚われの吾郎ちゃんの運命やいかに! ですね。
◆第23話◆◆
当初から、出演予定がここまでだったし、占いは当たるそうなんで、これでお別れです、多分、海之ちゃん…残念すぎ。美形が減るのは、すごい損した気分ですよ。それにしても、とうえい予告によると、親友はピアニストだったらしいですね。そして、キャストはじゅのんボーイだとか。回想場面のみの出演とは勿体無い。どうせなら、二人セットで、今後もことあるごとに回想されて出てきてもらいたいもんですね。そして、待ちぼうけくらった浅倉は、来週もまた苛々しどうしか?
↓今日もまた妄想は千里を走る。
浅倉が、吾郎ちゃんを誘拐した理由は何かな? 彼には野生の勘でもって、二人のただならぬ関係を、誰に教えられずとも察知した結果ですか? すごいっすよ。読みが鋭い。そして、自分の手で捕まえるのではなく、蛇に頼る卑怯モノなところも、彼らしいっす。もっと、暴れて欲しいですね、浅倉には。そして、共通の敵を前に、絆を深めまくっちゃう主役二人! ああ、なんて美味しい展開でしょう。これこそ、ヒーローモノの王道!←とか言いながら、考えてることが腐りすぎ。