◆◇第24話◇◆

 

 浅倉の隠れ家って、生家があったところで、神奈川だったか。令子さん、随分フットワーク軽く行き来出来るもんですね。
 手塚の死のショックでキレ気味の真司。どう見ても八つ当たりなんですが、つき合って話してやってる蓮は大人の優しさだ。「手塚は自分の意志で死を選んだ」というのも、真司に対する蓮なりの精一杯の慰めの言葉だったんだろうに、そんな言葉で片づけられないだなんて、真司ったら蓮に甘えてるようにしか見えない。そして、その脇で「わたしのせいかも知れない」とか言ってる悲劇のヒロイン。困ったもんです。いや、もしかしたらヒロインの見せ場だったかも知れないのに、どうしてこんなに回を重ねても演技がコレなのかと思って。上達に個人差があるとしても、進歩がなさすぎ。こいつ真面目にやってんのか? と聴きたくなる。
 ジャケット脱いでシャツになってもやっぱり蛇柄だった浅倉。ただ痛がっているだけの場面が、何故にこんなにエロいんだ? エロいし、やっぱりどことなく可愛い。チャーミー浅倉バンザイ!(でも、今時チャーミーって、小林さん、それ死語とちゃうんかい? /byとーえい公式頁)
 110番して結局無言で切る令子。この状況って、バレたら社会的にかなりまずいのでは? かくまったことにされたりしないのか?
 そして、浅倉がすっかり役にはいってる分だけ、棒立ちで棒読みの令子さんもかなりきっつい。どうして龍騎は女性役者のメインがこんなんなのか。島田さんがメインなら、まだ良かったように思う。
 そして、公園のベンチで落ち込み続ける真司。そこにやってくる蓮。近所だからすぐに見つかるのか、それともお互いのそばには絶えずモンスターの気配がしてるからすぐ見つかるのか、やっぱり愛の力か、どれでしょう? この人たちってお互いに、連絡取り合ってるとは思えない状況でも、簡単に合流するよね。
 で、真司にほっといてくれって言われたあとの蓮の笑ったようすがまた、いい感じでした。もう、ビデオ巻き戻して何度も見てしまった。あんまり、笑う場面がないから、貴重なショットv で、同じようなことを俺が言ったときはおまえはまとわりついてきたけど、俺は違う。とか言いながらも、モンスターの気配を察知し、自分だけ戦いに行くのでした。
 浅倉の隠れ家から編集長に電話を入れる令子。ここでも、浅倉発見の報告はしないんですね。で、真司のことだけ気にしてる。真司なら、内緒で手伝ってくれると確信してるのか。自分のパシリと決めているのか。なんか、ちょっと不自然な気もしました。
 で、浅倉のところに戻ると、浅倉は殴れなんて言っている。壊れてるとは思ってたし、自傷癖があるのかと思ったけど、なんかもっとヤバイPTSDとかいうやつだったのか、この人。だったら、病気ってことで、スーパー弁護士もっと減刑出来たんじゃない? 嫌いだから、故意に手を抜く、のもありかも知れないけど。報酬の範囲内とか言ってたから、報酬安かったとか。
 で、あっさりミラーワールドから帰還した蓮は、突入前に幼児をかばって体当たりかましたときに腕を怪我してた。真司が心配して、ハンカチで止血。冷血漢とか言ったことを謝ってます。何故か、ちょっと歩いただけでいつの間にか向こう側には海が見える。で、ライダーより先に人間が変われば戦いも止められる。そうしたら手塚も喜んでくれる。と、いきなりドリーマー入ってるみたいな真司は主張する。蓮には無理だと言うと、ライダーは他にもいる、と。しかし、北岡や浅倉はもっと無理な気が、蓮じゃなくてもしますよね。
 旧神崎邸。ふと思ったんですけど、ここって丸の内線沿線なわけで、それは多分都内のわりといい場所に建ってるってことで、そうなると無人だったりした場合、税金はいかほどなんでしょうか? 多分、固定資産税とかすごい金額だと思うんですよね。誰が維持してるのかしら? 花鶏は、そんなにすんごい儲かってるようには見えないし、でも、誰か持ち主がいるなら、建て替えもされずに放置したまま税金だけ払い続けてるってことになって変だと思う。優衣は恐いなんて言ってる場合じゃない、とか言いながら中に入ってったけど、そんなことこそしてる場合じゃなくて、登記簿調べて本来の持ち主をみつけて、そいつにこの状況の説明をさせるのが先なんじゃないんでしょうか? 手塚もあれだけ論理的っぽい推理したわりには、つめが甘かったような…。なーんてことを、子供番組で言っちゃダメですか?
 守秘義務無視しまくりの弁護士。令子さんの気を引くためなら、なんでもアリなのか、こいつ。浅倉の過去をぺらぺら喋っちゃってます。13歳で火事にあって、両親と死別。それから野良犬のような生活だった。だそうです。けど、13歳で両親死んで引き取り手がなかったら孤児院とかに入るのじゃないのかしら? 何もドロ食べなくてもな。そして私の腐った頭が考えたことは、13歳の頃はまたさぞや可愛らしかったことだろうから、稼ごうと思えばいくらでも稼げてパトロンでもパトロネスでも見つけ放題で、優雅に暮らせてそうなのにな、なんてことだったりして。
 令子さんに「浅倉にしか興味がないの」と言われた後の弁護士の言動は、大袈裟過ぎてふざけてるのか、本気でショックだったのか判然としません。本気ですか? どうしても、だってアンタには吾郎ちゃんいるじゃん。という目で見てしまうので、ちっとも可哀想に見えなくて、ギャグなんだよね、これ、と思ってしまいます。それとも、吾郎ちゃんに甘える口実とか?
 弁護士から、浅倉本人は死んだと思ってるが、弟の暁は生きていると聞き出した令子は、何故かまた浅倉の隠れ家に戻ってそこから真司に電話してます。で、真司との会話をばっちり浅倉に聞かれている。まえに編集長に電話したときには外だったのに、今回はわざわざ浅倉に聞こえる場所で電話してるのって、どういうこと?
 令子の電話ですっかりやる気になった真司は、蓮に「まずは俺が浅倉を変えてみせる」とか宣言してます。蓮は「おまえは浅倉という男が解ってない。人間のことも解ってない」とか言ってました。蓮は浅倉をどう解っているのかが、聴いてみたいところでした。「単なるキチガイ」って認識だったりして。それとも「チャーミー浅倉」か?
 それにしても、今日は蓮と真司のツーショット満載で、すごい目の保養になりました。二人の場面になるたびに、頬がゆるみっぱなしでだらしない顔で見てしまいました。うちに、誰もいなくて一人で見てて本当に良かったです。
 で、そんなこと言ってるとまたモンスターの気配がして、今度は二人で並んで変身。これがまたいい眺めです。そして、ミラーワールドにはゾルダもいた。けど、あっという間に時間切れになって、こっち側に戻って来る。と、カードが真っ黒になってしまって、神崎兄登場。「終わりだ。ライダーの戦いは中止する」だそうです。真司だけ、嬉しいかしら? でも、変身出来なくてもモンスターの存在がなくならないなら、歓迎出来る事態じゃないですね。結局は龍騎って、神崎兄に大の男(女もか)13人が振り回されまくる話ってことだったか。今更ですか?
 中止宣言の理由は、旧神崎邸に入ってった優衣に関わってるんだろうなー。窓に貼ってあった海と船の絵はなんでしょう?
 で、黒いカードのアップで以下次週!

 

◆第25話◆◆

 北岡が、ばったり倒れてました。病気が悪化したせい? 吾郎ちゃん、どうする? 戦い中止だとか言ったら、一番暴れそうなのが浅倉だと思うんだけど、来週はその浅倉の弟が出てくるんですね。弟、名前が暁だし、すっげー期待しちゃったんですけど、なんか普通の兄ちゃんだった。ちょい、残念。6年前に戻ってあの暁に弟やってもらいたいよ。勿論、無理だけどさ。

 

第23話第25話



↓写真集『仮面ライダー龍騎 公式アルバム NAKED SEVEN』超ネタバレ感想。


 

 無茶苦茶サービス精神旺盛な内容でした。公式頁にある対談のほかにも、脚本家二人とプロデューサー二人の四人での対談も面白かった。なんだか、リレー小説みたいにいいところで相手にふって、続きはどうする? みたいなやり取りがあって、楽しそう。対談で大笑いだったのは、涼平さんと萩野さん。萩野さんに涼平さんが言われてる「まだカミングアウトしてなかったの?」というのとか、あの中途半端な敬語とか。爆笑だった。役者同士の萌えはしようとは思ってないんだけど、松田君がよそで須賀君と話出来ないんじゃないかとか言われて、でも実は…ってのをなんだか自慢げ(というところが既に妄想かも知れない)に言ってるのが嬉しかった。やっぱり、本当は仲良しだよねぇ、とか思ったり。いや、私ならテレビ見てても仲良しにしか見えないけど、と思ってみたり。で、萩野さんがインタビューで松田君可愛い可愛い言ってるのも、なんか嬉しかった。写真は勿論、どれも恰好いいし、期待した通りだったけど、テキスト部分が期待以上で大満足。みんな役者として、役にのめりこんで、役作りとか演技とかすごく考えて頑張ってるのが伝わってくる。ちょっとだけ欲を言えば、カニ刑事にあれだけ頁さくなら、も少し吾郎ちゃんも載せて欲しかった。対談は楽しかったけどね。あと、高野君の身長誤植。188cmは、誰が見てもないって。と、文句も多少ありつつもこの内容で1,500円は、安いです!