◆◇第30話◇◆

 

 この回ではっきりしたことは、色々あるんですが、何より「おお」と思ったのは、北岡ったら不治の病のせいで世を拗ねてああいう性格になったんじゃなくて、子供の頃からあだ名つけてくれる友達もいなかったんだ、ということでした。頭はいいけど、ヤな奴だったということでしょうか。でも、根っからものすごいヤな奴だったら、吾郎ちゃんの存在が謎になってしまうので、誤解されやすい性格ということ? それとも、単に吾郎ちゃんがマニアックな趣味だということ? あ、そうなるとめぐみもマニアックか。見映えがいいから、友達は出来なくてもモテてはいたとかいうオチ?
 その、めぐみは、これから準レギュラーらしいんですね。今回の話の流れからしても、公式HPの扱いからしても。というか、公式HPにそう書いてあるんです。何故今ごろ? と、不思議な感じですが、悪くないかな、足が綺麗だから、と思ってしまいました。足が綺麗な人が好きです。演技は、すごそうでしたが、ギャグキャラだからそれほど気になりません。優衣みたいに、ドシリアスのときにかましてくれると萎えるんで、レベルは似たようなものでも、得してるかも知れませんね。無茶苦茶そそっかしいというので「お茶」と言われて缶ごと出すとか、スパゲッティを頭からぶちまけておいて、自分の膝を先に心配してるとか、いくらなんでもそんなに頭の弱い奴はいないだろうよ、と思ってしまいましたが、子供にはこういう単純で解りやすいもののほうが笑えるんだろうなぁ、なんて想像しながら見ました。これ見て、北岡の好感度があがっちゃったりして。だいたい、普通だったらスパゲッティかけられるまえに、お茶の缶を出されたところでクビでしょう。最初からボディーガードと割り切って、秘書がオマケのつもりだったら、それでもいいかも知れませんが、兼務のつもりで雇ったとしたら、話になりません。弁護士という仕事柄、依頼人が来ることもあるはずで、そんななかで客にお茶をこぼされたりとか、そそっかしいぶりを発揮されたら、客が逃げるかも知れないし。
 婚約というのはめぐみの狂言だったのに、彼女は雇用主を名前で呼び捨てにしてるんですよね。最初は、その嘘を本当らしくするために名前で呼んでみせたりしてるのかと思ったんですが、本人相手にもしっかり「秀一」って呼びかけてたのが、違和感ありまくりでした。三年前の秘書って設定ですが、三年前から何年前までどれだけの期間働いていたかははっきり出てこないんですよ。でも、彼女の年齢設定が25歳らしいので、短大卒だとしてもせいぜい2年くらいの話になりますよね。たった2年、しかも弁護士とその秘書として仕事をしていただけで、世間一般から「先生」と呼ばれる職業の雇用主相手に名前呼び捨てって、ナニモノ? もしかして、婚約まではしてなかったけど、恋人同士のような雰囲気はあった、ということなんでしょうか? としたら、ちょっと北岡のうんざりした態度が腑に落ちない感じですが。
 なーんて、今回みたいなはっちゃけた内容に、真面目にそこまで細かいこと考えても無駄な労力かしら?
 だいたい、お金ないからってゆでたまご…考えつく彼女もすごいけど、そんなことでいちいち感動している真司も、恐い。
 蓮は、先週に引き続きレギュラーだから仕方なく巻き込まれて出てきてるって役回りで、いなくてもいいような内容でした。出番も少なくて、蓮ファンとしては、ものすごーく不満。でも、ご祝儀は大笑いでしたね。真司、いったいいくら持ってたんでしょう? あんな仰々しい祝儀袋で、中味が500円とかだったら…と考えて、余計におかしくなりました。蓮なら、それでもすまし顔で渡しそうだし。
 その分、借金は減ったのか。それとも、結婚はないことになったから、祝儀も返してもらったのか。もしかして、返してもらったとしたら、それは借金返済にあてたのか、真司に戻ったのか、とても気になるところです。
 冒頭で、真司が持ってった饅頭、捨ててと渡された吾郎ちゃんが、ひとつだけこそっとポケットに入れる場面が可愛かったです。どうせ、後で捨てるのが吾郎ちゃんの役目なら、先生のいないところで箱だけ捨てることも出来るのに、わざわざあそこで、ポケットにしまったのは「俺は、食べますからね」と、先生に内緒で真司に意思表示して見せたのかと…吾郎ちゃん意地汚いんじゃなくて優しいんだよね、と思ってしまった私は考え過ぎですか?
 新旧、秘書対決。北岡自身のことをどれだけ知ってるかというよりは、秘書としてどちらが有能かというのが問題だったりしないのか? と、思いつつ。面白かったです。弁護士の好きな言葉。「濡れ手で粟」妙に納得しちゃいましたが、両手に百万ずつ持ってて、子供はあの格言の意味を誤解しないだろうかと、ちょっと心配。それこそ、余計な心配? ちなみに、私の手許にある辞典には「濡れた手で粟をつかむと、触っただけで手に粟がたくさんついてくることから『なんの苦労もしないで、楽々と大もうけをすることのたとえ』とあります。北岡氏は、イメージアップのために浅倉の呼び出しに答えて人質の代わりになりに出向いて行ったり、お得意さんの息子だからと芝浦を引き取りに行ったり、それなりに努力も仕事もしているし、そもそも弁護士って楽して取れる資格じゃないんですけどね。あ、物凄い頭が良くて、楽して取れたってことなのかも。
 チンピラをあっという間にのしてしまうめぐみ。強いのって恰好いいです。でも、オレジャーナルでその特技は発揮出来るのかしら?
 ラーメンかぶって、身動き取れなくなってるもんすたー。だーくさいどかと思ってしまいました。北岡がまたかぶっちゃうのかと思ったら、もんすたーだった、というオチはおかしかったけど。
 と、ギャグ満載だったんですけど、一番笑ったというか、面白いと思った場面は、ボートのうえで北岡がやった「ちっちゃい変身」まるで、小さく前へならえ、みたいで可愛い。でも、めぐみは何分目をつぶったまま待ってたんだろう? そそっかしくても、ああいう素直でバカなところが可愛くて、なかなかクビに出来なかったのか? と、思ってしまいました。口にするのかと思ったら、おでこなんですね。女性ファンに気を使ったんでしょうか? 黒岩とエリの(ご存知ない方のが多いかもしれませんが、しゃんぜりおんです)ディープキスみたいなのはちょっと、朝から子供相手にまずいんじゃ? と思うけど、口に触れる程度だったら別にかまわなかったような…弁護士、それくらい平気そうなキャラだと思ってたので意外でした。本当に好きなわけじゃなくて、不治の病だと思って同情して一日デートしてるだけって設定だから、おでこのがいい人っぽく見えるんですよね。
 ただの低血圧で、不治の病と思い込むってのもすごい話です。無理矢理だなぁ。でも、それを赤の他人お吾郎ちゃんに話す医者ってどうなんだろう? 重い病気のことは喋れないけど、軽い病気のことなら、他人にぺらぺら喋っていいのか? 死ぬとまで誤解してるわけだから、その誤解をとくためなら、許容範囲?
 どっちにしても、病気はめぐみの誤解だったとしても、彼女が北岡を好きだったというのは本当らしい。吾郎ちゃん、医者に彼女の病気のこと確認して速攻電話入れてたのって、やっぱり先生と元秘書のデートは不本意だったということかしら? 病気に同情したからデートを勧めたものの、それが勘違いなら早く帰ってきて、先生、って?
 龍騎はギャグの片手間でモンスターを倒してました、ナイトなんか出番なしだよ。出番なしと言ったら、先週も今週も浅倉出番なしで淋しいです。
 予告で言ってた蓮の台詞がカットになってたみたいです。あーあ、なんかカード燃やしてる蓮もちょっと前にカットされてたし。蓮の出演場面て、カットが多いのかしら? カットしたところは、全部DVDの特典映像で見せてもらいたいです。
 井上氏脚本のギャグ炸裂回は、ギャグ自体は大変面白いのですが、蓮と真司があんまり恰好良くなかったりするところが、残念です。
 

 

◆第31話◆◆

 淋しいと思ってたら、ようやく浅倉登場ですね。しかも、あの船の話って松田ラボに書いてあったやつ。すっごい楽しみです。浅倉があまりいい人になっちゃうのは嫌なんですけど、チャーミーなところを活かしつつっていう展開だったら嬉しいです。

 

第29話第31話



↓サービスショット?


 

 その1。北岡と真司、キス寸前? 目を見ろって言われても、だからってあそこまで顔を近づけなくてもいいよね。どうせなら、蓮の…以下自粛。
 その2。蓮と真司、上半身裸。外で暑かったってことかも知れませんが、なんだか唐突な感じでしたね。どうせ、サービスしてくれるっていうなら、もう少しカメラ寄せてくれ、と思ってしまった。遠くてよく見えなかったし。